運命の番は後天性Ω

yun.

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幸せな光景

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またまた応援してくれるかた、お読みいただいける方が増えていて、感謝カンゲキ、雨なんちゃら・・・です♪
はい、筆者の年齢がバレますね。笑
引き続き、慧&一慶をあたたかく見守りくださいませ♪

_____________________



翌朝俺は、すっきりとした気分で起きれた。
いつも眠りが浅いわけではないし、疲れていると感じることはなかったのだが、いつにも増して調子がよさそうだ。
運命の番が、同じ屋根の下の、それも隣の部屋にいるだけで、安心して眠れたのか、深い眠りだったのだろうか。


そんな幸せな気分に浸りながら、着替えて、部屋を出ると、ちょうど慧くんもでてきたところだった。


「慧くん、おはよう。」


「おはようございます。いっ、一慶さん・・・」


照れながらも、俺の名前を呼んでくれた。
嬉しくて、顔もニヤけてしまう。
なんとも、しまりのない顔になっていることだろう。


慧くんと共だって、一緒にリビングへ行くと、お母様と中村議員はすでに起きていて、朝食の準備をしてくれていた。


「「おはよう。(ございます。)」」


「「おはよう。」」


「もうすぐご飯できるから、ちょっと待っててねえ~」

パタパタと忙しそうに動きながら、お母様が話しをしてくれる。


「一慶さん、座ってて。僕、ちょっと手伝ってくるね。」


そう言ってキッチンへ行こうとする慧くんを呼びとめた。


「あっ、待って。俺も手伝うから。」


そう言うと、慧くんは嬉しそうにはにかみながら、笑った。
今日もかわいいなあ~と思いながら、歩いていく。


「お手伝いします。」


「手伝うよ。」

「あら、2人ともありがとう。」


「じゃあ、一慶くんはこれ持って行ってくれる?」


そう言って、美味しそうな焼き魚を乗せたお盆を渡される。


「慧は、たまご焼き作ってくれる?久しぶりに慧のたまご焼き食べたいわあ~」


「もう~お母さんはっ!わかったよ。」

そう言いながらも、嬉しそうにたまご焼きを作る慧くんの後ろ姿は、嬉しそうだった。
焼き魚の皿をテーブルに並べているところに、慧くんのお母さんが味噌汁を持ってこちらへ来た。


「ふふっ、慧のたまご焼きは絶品なのよ。私は何度作っても、マネできないのよねえ。不思議なことに。夫も、息子も、娘も、慧のたまご焼きがおいしいって言うのよ?」


「ふふっ、そうなんですか。それは楽しみです!」


「楽しみにしてらっしゃい。」

にこにこと笑うお母様は、慧くんに似ている。
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