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主治医
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「初めまして。中村さんのお相手さんですか?」
「はい。」
スピーカーにしてくれた先生が、僕にも聞かせてくれるが、今の”はい”怖かった・・・
なんで?
「ああ、ご心配なく。私は番がおりますし、なによりも私も後天性Ωです。威嚇されなくても大丈夫ですよ。それと、スピーカーにしています。もう先程の声は、中村さんに聞かれてしまいましたが、驚いていらっしゃいますよ。」
「・・・・・失礼しました。」
「いえいえ、番のことですから。ナーバスになるのも仕方のないことです。ただ、中村さんはまだ慣れていらっしゃらないですからね。」
「肝に銘じるよ。ありがとう。」
「さて、自己紹介しましょうかね。私は、粋敬大学付属病院・バース科の医者の斉藤です。専門は後天性バース性です。これからは中村さんの主治医となります。お二人の力になれると思います。」
「そうなのですね。心強いです。でも・・・慧くんは、私とはもう会えないそうなので・・・違う方面でお世話になるかもしれませんが・・・」
「それなんですが、勘違いですよ。ラインをよーく読んでみてください。」
「え?」
「まあまあ。騙されたと思って、もう一度、落ち着いて読んでください。」
「あ、はい・・・」
「「・・・・・・」」
「んっ?あれ??ん?これってどういうことだ???」
「須藤さん、だから勘違いなんです。今は中村さんには、考える時間が必要なんです。詳しくは、今度私のところを受診してくれた際にお話ししたいと思いますが、いかがですか?」
「はい!もちろんです!!明日にでも伺います!!」
「はい。」
スピーカーにしてくれた先生が、僕にも聞かせてくれるが、今の”はい”怖かった・・・
なんで?
「ああ、ご心配なく。私は番がおりますし、なによりも私も後天性Ωです。威嚇されなくても大丈夫ですよ。それと、スピーカーにしています。もう先程の声は、中村さんに聞かれてしまいましたが、驚いていらっしゃいますよ。」
「・・・・・失礼しました。」
「いえいえ、番のことですから。ナーバスになるのも仕方のないことです。ただ、中村さんはまだ慣れていらっしゃらないですからね。」
「肝に銘じるよ。ありがとう。」
「さて、自己紹介しましょうかね。私は、粋敬大学付属病院・バース科の医者の斉藤です。専門は後天性バース性です。これからは中村さんの主治医となります。お二人の力になれると思います。」
「そうなのですね。心強いです。でも・・・慧くんは、私とはもう会えないそうなので・・・違う方面でお世話になるかもしれませんが・・・」
「それなんですが、勘違いですよ。ラインをよーく読んでみてください。」
「え?」
「まあまあ。騙されたと思って、もう一度、落ち着いて読んでください。」
「あ、はい・・・」
「「・・・・・・」」
「んっ?あれ??ん?これってどういうことだ???」
「須藤さん、だから勘違いなんです。今は中村さんには、考える時間が必要なんです。詳しくは、今度私のところを受診してくれた際にお話ししたいと思いますが、いかがですか?」
「はい!もちろんです!!明日にでも伺います!!」
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