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2章
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「「「「「・・・・・・・」」」」」
「・・・うぉ!?噂には聞いていたけど、ほんとに優秀な子なんだな。それに、めちゃくちゃ可愛い。」
「おい、アルト。口調!」
「なに言ってんの、兄貴。兄貴も口調同じだよ?それに、こんな立派に口上述べてるのに、誰も何も言わないからだろう?まぁ、言えなかったんだろうけど。むしろ一番先に正気に戻った俺を褒めてほしいんだけど?」
「うぐっ」
「まあまあ。あなた、しまりがなくなってますわ。」
「あ、ああ。すまない。ゴホンッ。ふう・・・」
「マリア・スティーリアの感謝と決意、しかと受け止めた。教会にて神へ祈りをささげてくるように。」
と少し堅苦しい挨拶をした後、ふっと笑ってくれたレストおじさん。
「ほんと、私の姪っ子は規格外だな。すごいぞ!ぜひ、嫁においで。」
と、私を抱き上げ、私の頭をワシャワシャと撫でた。
「あ!おい!俺の娘だ!兄貴のとこにはやらん!マリアを返せ!」
と私を横からかっさらうのは、私のお父様。
それから、レストおじさまから、奪い返した私を抱き、クルクル回る。
「マリアは、お父様が大好きだもんな。お父様と結婚するんだもんねえ~」
それを見ていた、クロエさんに抱かれたマーシャルが超絶不機嫌になり、威圧がダダ漏れになる。
「うお!!?」
アルトおじさんは、こんな光景が初めてで、マーシャルの威圧にも、ビックリしている。
「はあ、みんなで困りましたね。マーシャル、威圧やめなさい。マリアが怯えちゃうよ?父上、カストおじさんをあおらない。カストおじさん、そんなに周り威嚇してたら、マリアに友達もできなくなるかもしれませんよ?悲しいでしょうねえ。そんな思いをマリアにさせたいので?」
なんて言うデュークが一番大人だ。
「・・・うぉ!?噂には聞いていたけど、ほんとに優秀な子なんだな。それに、めちゃくちゃ可愛い。」
「おい、アルト。口調!」
「なに言ってんの、兄貴。兄貴も口調同じだよ?それに、こんな立派に口上述べてるのに、誰も何も言わないからだろう?まぁ、言えなかったんだろうけど。むしろ一番先に正気に戻った俺を褒めてほしいんだけど?」
「うぐっ」
「まあまあ。あなた、しまりがなくなってますわ。」
「あ、ああ。すまない。ゴホンッ。ふう・・・」
「マリア・スティーリアの感謝と決意、しかと受け止めた。教会にて神へ祈りをささげてくるように。」
と少し堅苦しい挨拶をした後、ふっと笑ってくれたレストおじさん。
「ほんと、私の姪っ子は規格外だな。すごいぞ!ぜひ、嫁においで。」
と、私を抱き上げ、私の頭をワシャワシャと撫でた。
「あ!おい!俺の娘だ!兄貴のとこにはやらん!マリアを返せ!」
と私を横からかっさらうのは、私のお父様。
それから、レストおじさまから、奪い返した私を抱き、クルクル回る。
「マリアは、お父様が大好きだもんな。お父様と結婚するんだもんねえ~」
それを見ていた、クロエさんに抱かれたマーシャルが超絶不機嫌になり、威圧がダダ漏れになる。
「うお!!?」
アルトおじさんは、こんな光景が初めてで、マーシャルの威圧にも、ビックリしている。
「はあ、みんなで困りましたね。マーシャル、威圧やめなさい。マリアが怯えちゃうよ?父上、カストおじさんをあおらない。カストおじさん、そんなに周り威嚇してたら、マリアに友達もできなくなるかもしれませんよ?悲しいでしょうねえ。そんな思いをマリアにさせたいので?」
なんて言うデュークが一番大人だ。
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