【完結】前世の不幸は神様のミスでした？異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです

3章

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そうして兄上が取り出した紙にはこう書いてあった。

　　　　＿契約内容＿

１．これから話すことは防音、対物、対人の結界内のみでの話しにすること


２．結界内で会話したことは他言してはいけない


３．結界はリートルテ辺境伯家のものが張ることとする


４．陛下と宰相の2人でこれから話す内容を話したいときは、こちらが渡す結界魔道具をしようすること。内容はリートルテ側にも伝わる


５．契約内容が破られた場合、またはこちらが渡した結界を張らずに、これから話すことの内容を話した場合、リートルテ辺境伯家はリートルテ領を国からもらい、一家でただちに独立する


６．５が履行された場合、国との一切の取引を行わない


７．ノアの意思、辺境伯家の意志にそぐわないことを強要しない


８．ノアの噂話はただちに消せ

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んんん！？兄上！？８の言葉！！


「兄上・・・８の言葉、直しましょう？」


「む。」


「いや、怒ってくれるのは嬉しいのですが、一応契約書でしょ？」


「はあ。分かったよ。ノアは優しいなあ。」

そう言って、”消せ”から”消すこと”に変えてくれた。


宰相閣下と陛下は苦笑いしただけだった。


「ノアくんは愛されてるね。」


「はい。嬉しいことに。」


「内容について、同意するよ。」


「私も同意します。」


「では、魔法契約をします。血判をお願いします。」

魔法契約書はこの世界で最上級の契約書だ。
血判を押し、魔力を込めるものだ。

いかなる理由があっても、不履行してはいけないとされる。
なぜなら、神の介入があるとされているからだ。
実際にされているらしいんだけど。
神様から聞いたから、本当の話し。

人間界で血判を押し、魔力を込められると、神界まで内容が伝わる。
神の遣いの天使が、機械のようなものに内容を読み取らせ、タブーな文言があると要チェック。
天使が内容を見て、問題ありのものや、判断できないものは神へ回す。


うん。やってることは、人間と変わらない。
壮大なスケールだけど。
でも、神様は並列思考というものもあって、人間よりも能力が高いらしいから、そんなに苦じゃないと言っていた。