【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです

yun.

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2章

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ギルドに着く。
すると、そこにはリートルテをホームギルドにしている、冒険者が勢ぞろいしていた。


「皆さん、お待たせしました。すみません!」


「そんなふうに謝るな。そんなに待っていない。」


「ありがとうございます。」


そんなやりとりを冒険者仲間としていると、人ごみの中から、ギルド長が出てきた。


「ついにスタンピード、きたな。」


「はい。父上がすでに砦に向かいました。前線では戦闘が始まっているでしょう。」


「ああ。みな、気合を入れていくぞ!!」


「「「おおー!!」」」


この1年、マナー講師をしたり、初心者講習をしたり、模擬戦の相手をしたりして、リートルテをホームギルドにしている冒険者たちとは、仲良くなった。

と、言うよりも、慕われてる?
尊敬されてる?崇拝されてる?
みたいな感じだ。

僕の方が年下なのに・・・
前世の記憶がある人間としては、なんとも居心地が悪いんだが・・・


僕が領主の息子だってことは、言ってはいないんだけど、いつの間にかバレていた。
秘密にしていたわけでもないから、いいんだけどね。
リートルテをホームギルドにしている冒険者は、みんないい人たちだから。


ま、最初は僕を”ガキ”と馬鹿にしている人も、中にはいたけどね。
そんな人たちも、僕の実力を見て、態度を改めてくれたようだ。
冒険者って、基本実力主義だからね!


「ほら!手筈通り行くぞ!第1陣は出発だ!」


それぞれ、馬に乗ったり、召喚魔法で飛行魔獣などを出したり、している。

第1陣には、僕とギルド長を含む、冒険者たち。
第2陣には、リートルテをメインギルドにしているS級冒険者1人含む、大蛇メンバー他。
第3陣には、レートルテ領のスタンピードで活躍したS級冒険者含む、冒険者たち。

回復魔法の使える冒険者は、それぞれ、2~3人ずつ配置した。
副ギルド長には、騎士たちとの連携役。要するに、父上の下に配置。


馬や召喚魔法の使えない人は、相乗りする人、走る人さまざまだ。
ちゃんとその分け方も、ギルド長と考えた。
もちろん、戦力も分散してある。


準備は完璧なはず!


「副ギルド長、頼んだよ。」


「第1陣、出発!!!」


「おお!!」

僕の声掛けに、冒険者たちが声を上げ、指揮が高まった。
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