【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです

yun.

文字の大きさ
上 下
74 / 171

64

しおりを挟む
「神様・・・?いったいどうしたのですか?」


「フフッ。僕も大神様も、リルも、ノアが大好きで、心配なんだよ。ある意味僕と大神様は親みたいなもんだからね?リルは兄弟。だから、ね?少し過保護になっちゃうんだ。仕方ないでしょ?」


なんて、ニコニコしているリゲル様に戸惑う。
そんな僕をしり目に、周りの人たちに向けて話しを続ける。


「リルが言ったことは全部本当のことだからね。忠告したことも、本気だからね。ノアを害した者は、誰であろうと赦さないよ。神は殺生ができないから、大丈夫なんて考えないでね?そうだな。加護もちは加護を無くして、他の人は魔力を全部返してもらおうかな。あ、加護もちも、もちろん魔力も全部返してもらうからね?フフフ。この世で魔力が無かったら、生活成り立たないよね。ああ、それと、ノアほどの加護を持ってる者も、魔力を持ってる者もいないだろうけど、他はノアの実力だからね。そこは誤解しないでね~」


「かっ、神様?」

一気に話されては、さすがに5歳児の脳みそでは、処理不能だったみたいで、頭が沸騰しそうだ・・・


「「「ノア!?」」」

目を白黒させる僕に、駆け寄るリゲル様、兄上、姉上、母上。それに、父上。
3Dだけど、動けるんだ・・・じゃあ、4Dが正しいのか・・・
なんて考えながら、僕の意識は闇の中に落ちた。


その後どんな話し合いが行われたかを知るのは、宰相様が帰ったあとに聞いたのだった。
それも、神殿でお祈りをして、大神様に会い、大神様から聞いたのだ。

なんで、父上も兄上も、僕に甘々な姉上も教えてくれなかったのだろうか・・・?
なんて答えも、お祈り中に聞くのだった。

______________________


目覚めると僕は私室のベットに横になっていて、リゲル様はもういなかった。
あーあ、”またね”って言えなかった。
僕は、バイバイって言葉が嫌いなんだ。
もう会えない気がしてしまうから・・・


「ノア?起きた?」

と、僕の頭の近くに、寄り添うようにしていたリルが、すり寄ってきた。


「ゴメンね。心配かけて・・・」


「ううん、神様がごめんねって言ってた。」

と、リルと話をしていたが、ふと足元と見るとそこにはトーマスがいた。
こちらも、心配そうな顔をしていた。


「トーマス、付き添ってくれていたの?」


「はい、倒れる前に受け止めはしましたが、心配で・・・申し訳ございませんでした!ノア様の体調不良を見抜けず、辛い思いを」


「トーマス!」

急に言葉を遮られ、僕の怒ったような声にトーマスは驚いていた。
しおりを挟む
感想 85

あなたにおすすめの小説

転生先ではゆっくりと生きたい

ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。 事故で死んだ明彦が出会ったのは…… 転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた 小説家になろうでも連載中です。 なろうの方が話数が多いです。 https://ncode.syosetu.com/n8964gh/

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。 飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい? 自重して目立たないようにする? 無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ! お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は? 主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。 (実践出来るかどうかは別だけど)

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語

Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。 チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。 その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。 さぁ、どん底から這い上がろうか そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。 少年は英雄への道を歩き始めるのだった。 ※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。

克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

土属性を極めて辺境を開拓します~愛する嫁と超速スローライフ~

にゃーにゃ
ファンタジー
「土属性だから追放だ!」理不尽な理由で追放されるも「はいはい。おっけー」主人公は特にパーティーに恨みも、未練もなく、世界が危機的な状況、というわけでもなかったので、ササッと王都を去り、辺境の地にたどり着く。 「助けなきゃ!」そんな感じで、世界樹の少女を襲っていた四天王の一人を瞬殺。 少女にほれられて、即座に結婚する。「ここを開拓してスローライフでもしてみようか」 主人公は土属性パワーで一瞬で辺境を開拓。ついでに魔王を超える存在を土属性で作ったゴーレムの物量で圧殺。 主人公は、世界樹の少女が生成したタネを、育てたり、のんびりしながら辺境で平和にすごす。そんな主人公のもとに、ドワーフ、魚人、雪女、魔王四天王、魔王、といった亜人のなかでも一際キワモノの種族が次から次へと集まり、彼らがもたらす特産品によってドンドン村は発展し豊かに、にぎやかになっていく。

異世界転生~チート魔法でスローライフ

玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。 43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。 その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」 大型連休を利用して、 穴場スポットへやってきた! テントを建て、BBQコンロに テーブル等用意して……。 近くの川まで散歩しに来たら、 何やら動物か?の気配が…… 木の影からこっそり覗くとそこには…… キラキラと光注ぐように発光した 「え!オオカミ!」 3メートルはありそうな巨大なオオカミが!! 急いでテントまで戻ってくると 「え!ここどこだ??」 都会の生活に疲れた主人公が、 異世界へ転生して 冒険者になって 魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。 恋愛は多分ありません。 基本スローライフを目指してます(笑) ※挿絵有りますが、自作です。 無断転載はしてません。 イラストは、あくまで私のイメージです ※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが 少し趣向を変えて、 若干ですが恋愛有りになります。 ※カクヨム、なろうでも公開しています

幼女と執事が異世界で

天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。 当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった! 謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!? おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。 オレの人生はまだ始まったばかりだ!

処理中です...