オブシディアンの指環 故郷への旅路  第一章 消えた弓矢 

本作品は、2022年12月に文芸社より刊行された「オブシディアンの指環 上巻 記憶の欠片」、「オブシディアンの指環 下巻 時の意思」の続編となります。
日本の古代史を舞台とした歴史ファンタジーです。

17歳の女子高生、藤井夢心が中心になって、記紀に隠された古代史の秘密の紐解きを中心において、何かと世知辛い現代社会において、私たち一人ひとりがどう生きていくのか。かつて日本人が持ち得ていたであろう、生命観や神々に対する祈りや霊性にも触れた作品です。
作中、私たちが知る歴史上の人物名や出来事が現れますが、すべてフィクションです。
この作品のテーマの一つに「生きること」があります。
私たち、一人ひとりの魂の中には、過去に生きた誰かの夢や希望が託されています。
私たちは決して一人で生きているのではありません。
いま、この作品に触れていただいたあなた、一人ひとりに生きる意味と価値があるのです。

第一章は、高校生となった土井穂明里の日常を中心に描いていきます。
そして、章の終盤、物語が動き始めます。

果たして、時の記憶は再び繋がれるのか?
夢心たちは、無事に元の世界に還ることが出来るのか。
この物語は、夢心と心優、それぞれが故郷への帰還を目指して、日本の古代史の闇を暴いていく物語です。

一方で、そんな堅苦しいことまで考えずに、パーッと読み進めて頂けたらと思います。
読み手の皆様に、よりよき未来がありますように。
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