上 下
88 / 127

伝言ゲームと思惑

しおりを挟む
「アリシアは取り敢えずここで待っててくれ!すぐ戻って来るから。俺が戻った時はノックを三回するから開けてくれ。それ以外は絶対に開けるなよ。いいな!」
 
 マサキはそう言いながら外していたガンベルトを腰に巻き、M500のセーフティーを解除した。

「はいです!」

 アリシアの返事を背中で聞いて一階に降りる階段に向かった。

 ったく……スチュアートの奴、勘違いにも程があるぞ!やっていい事と悪い事位解れってんだ!

…………と、ここで疑問が頭に浮かび、階段を降りる足が止まる。

果たして、あのスチュアートがここまでの勘違いをするのだろうか?こんな護衛まで使った大芝居。既に第三者まで巻き込んで居るので冗談では済まされないレベルだ。もしこれが有事の作戦行動なら完全に全滅だ。何かおかしい……

 仮にスチュアートが誤った情報を知らされていたらどうだろうか?知り合ってまだ日は浅いとは云え、冗談やネタでする様な人間では無い。(と思う)
 てことは大元はジェニファーか?あの時呼んだのはジェニファーだった。彼女からその時の俺に関する最もらしい情報を得たからスチュアートはそれを信じた…………。一応コレで筋は通ったな。
 
にしても、ジェニファーが同僚を陥れるような綱渡りをするだろうか?同性で今後も同僚としてやって行かないといけないのにバレた時のリスクが大き過ぎる。そんなリスクを犯してまで得るメリットって…………多分無いよなぁ。

 なら、ティナとの会話の中でエロに繋がるワードが出たと仮定して、ジェニファーが勘違いした、ならどうだ?

 何かそれは有り得そうだぞ……(冷汗)あの時、折角のエ○本探索に水を刺されてかなりイラっとしたからなぁ。もしティナとの会話の事前情報で、やったのやられたのみたいな下ネタ系の話題が上がって会話をしていたら……

 「あっ!何か繋がった……多分間違いない……………そういう事か…………でもまぁ……いいや……みんな理由はどうであれ、俺を思っての事だろうから……」

 自分の中で一つの結論を見出せたマサキは、踵を返してアリシアの居る階に階段を登って行った。

「コンコンコン………」

「カチャッ……」
 内側へ開くドアの隙間から恐る恐るアリシアが覗いた。

「ただいま。」
 そう言って、マサキは部屋に入りながらガンベルトを外してテーブルに置いた。

「遅かったです。何か不都合があったですか?」
と少し心配そうな顔で聞いてくる。 
 
「いや、不都合は無かったけど、護衛にアリシアの服を届けて貰うのも辞めた。だから今日は寝るぞぃ!明日も休みだしな(笑)」

「え?え?ど、どういう事なのですか?私の服持って来ないですか?それだと、さっき言ったみたいに余計拗れる可能性大になるです……」
 アリシアは話を聞くとオロオロして落ち着かなくなってしまった。

「う~ん……多分大丈夫なんじゃないのか?……まぁ一つ問題になるのはスチュアートがティナに嘘を付いたって所だな。」

「クラタナさんはどうやってここへ来たのですか?」

「スチュアートと二人で歩いて来たよ。」

「いえ、そうじゃないです。質問の仕方が悪かったです。ごめんなさいです。私が聞きたかったのは、どういった理由で此処に来れたのかって事を聞きたかったです。」

「あ~……それは、会議の後……みんなと別れた後だな、そのままは帰らずにティナと外食して帰ったんだよ。で、目的地迄行きも帰りも迷って宿泊してるホテルに戻ったのが二十二時頃だったかなぁ……」

「はいです。」
 アリシアは目も逸らさず真剣に耳を傾けていた。

 そんなアリシアを見て、ある事が脳裏を過ぎった。
「アリシア?もしかして晩飯とか食べて無いんじゃ無いのか?」

  「はいです。会話の後直ぐで色々と準備もあったので食べてないです。でも何日か食べなくても大丈夫な様に、いつも訓練してるですから大丈夫です!」と自信満々で言ったが

「いや、それを大丈夫とか云うのは間違ってる。有事の時の為に訓練するのは理解出来るけど、有事では無い時に、有事の基準で物事を判断しちゃ駄目だ。腹が減ってるなら減ってるって言わなきゃ。」

 アリシアはハッとして何かに気付いたようで「えへへっ……」とはにかんだ後「お腹空いてるです!」とハッキリ言った。

「ヨシ来た!なんか頼むけど何にする?どうせ経費持ちだからジャンジャン頼めよ!」と簡素なメニューを渡した。

「ん~……なら、このタマゴとハムとチーズのサンドイッチとこだわりタマゴの焼きプリンで!」

「そんだけで良いのか?もっと頼んでも良いんだぞ?」

「そんなには食べられないです~……」

「解った。ロリ子はちっちゃいからな!(背は)じゃ頼むな!」
と電話……っとフロント直通電話どこだ?

アリシアもキョロキョロ探して、ベッドの脇にあるテーブルに置いてあるのを見付けた。
「あ、クラタナさん電話こっちです!」

「ありがと!」
と言って電話を受け取り、フロントに電話をしようとするがマサキは使い方が解らなかった。

「ロ、ロリ子……これどうやって使うの?使い方が解らん……掛けるだけ掛けてくんない?」
マサキはそう言って電話をアリシアに渡した。

「はいです!任せるです!」
 受け取ったアリシアは事も無げにフロントへの取り次ぎを済ませ、受話器だけマサキに渡した。

「あ、遅くにすみません……あの~今の時間ってルームサービスって出来ますか?…………はい。……はい。」

 心配そうに生暖かい眼で見るアリシア。

「あ、そうですか!助かります!…………はい。」

ジェスチャーでOKサインをアリシアに送ると万遍の笑みになった。

「えっと、タマゴとハムとチーズのサンドイッチを一つ、え―……こだわりタマゴの焼きプリンを一つ、グランベリーとチョコのティラミスを一つ、たっぷりクリーム乗せのアールグレイシフォンケーキを一つ、えーっと、後は大人のガトーミントショコラを一つ。以上で。……はい。……はい。……はい。……はい。……はい。……はい。……はい。大丈夫です。……はい。お手数お掛けします!はい、分かりました。」

マサキが電話を終え、 アリシアを見ると、硬直して眼が驚いており 何も言えない様だ。

「な、な、な、何であんなに頼むですかぁ~!」
 口調は怒ってる感じだが全然怒ってる感じがしない。

「いや、ロリ子食べるかな?って……」
当たり前の様にマサキは言った。

「た、食べ物は、そ、粗末にしちゃダメですから、い、一緒に全部食べるです!」

「いや、別に今直ぐ全部食べなくても良いだろ。また起きた時とかでも……」

「ク、クラタナさん!何を言ってるですか!食べ物は出された時が一番美味しいですよ!なので完食するです!ふん!」
(あれ……ロリ子何かのスイッチ入っちゃった?言ってる事はご最もなんだけど、気合い入りまくりだぞ……)

「は、はい……」

「では、私はルームサービスが来る前にお茶を煎れるです!あ、もうコーヒーが無いので紅茶でも良いですか?」
と、お茶の支度をアリシアは始めた。

「そっか!紅茶でも良いぞ!コーヒー無いならルームサービス持って来た時に補充を頼むか。」

「よろしくです!」

 この時、マサキは小さな違和感を感じて居たが、それが何なのかは解らないでいた。


 ケトルのお湯が沸き、紅茶を蒸らしているとノックが聴こえた。
 アリシアが出ようとしたが引っ張って止めて、風呂場へ行くようにとハンドサインを送り、マサキはガンベルトを付けながらドアに近付きノックに応答した。

 「はい。」

「ルームサービスをお持ちしました。」

 チェーンロックは外さず、メインキーだけを開けて5センチ程の隙間から覗く。
 頼んだ量が多かったのでカートで持ってきており、サンドイッチとケーキにはホコリ避けの蓋が被されてあった。

「ありがとうございます。蓋をそこで開けてもらっても宜しいですか?」

 マサキの右手には、セーフティーの外されたM500が握られて居る。

「畏まりました。」
とボーイは嫌な顔一つせず蓋を開けてくれた。

「こちらで御間違い無いでしょうか?」

 パッと見、武器は隠されて無い、カートは引き出しや棚も無く食べ物が置かれている天板と底板だけであった。

「お手数お掛けしました、入って下さい!」
と一旦ドアを閉じ、チェーンロックを外してドアを開けた。
 (もし、今、武器を出されてたら次の瞬間お陀仏だな……)

 開いたドアから「失礼します。」とボーイが会釈をして、遠慮がちにカラカラと音のするカートを押して入って来た。
 蓋は2枚共底板に置かれていた。

「こちらに置いても宜しいでしょうか?」

「はい。そこにお願いします。」

 ボーイは無駄のない動きで、注文したサンドイッチやケーキ類をテーブルに置いた。

「あの……」と言った瞬間、配膳をしていた手を止め、直ぐ様マサキの方に向き直り聞く姿勢を取った。
(エキスパートじゃん……)

「重ね重ね申し訳無いのですが、コーヒーの補充を頼めますか?美味しくて何杯も飲んでしまって……」

「畏まりました、では後程お持ち致します。もし宜しければ、下のお店でもこちらのコーヒーを取り扱っておりますのでご利用下さい。……ご注文のお品は以上になりますが、宜しかったでしょうか?」
 
「はい。結構です。ありがとうございます。」
とマサキは言ってボーイにチップを渡した。

「ありがとうございます。また何か御座いましたら、遠慮無くお申し付け下さい」
 ボーイも緊張していたようで、チップを渡したら緊張が解けたのか笑顔になって帰って行った。

「ふぅ~……アリシア!もう出ても良いぞ~!」
そう言ってガンベルトを外して席に付いた。

「クラタナさん、どうしたですか?汗凄いです……」
 心配そうに顔を覗き込んで来る。

「緊張してな、武器とか蓋の中に置いて暗殺!とかあるじゃん!もしそうなったら怖いなって警戒してたんだよ!(笑)」
ポリポリと頭を掻きながら言った。

「うふふふ……映画の影響受け過ぎです!もし暗殺とかなら武器よりも魔法の方が効率的です!」
話も他所に、眼をキラキラさせてテーブルのケーキを物色しているアリシアだった。

そんなアリシアを見て、マサキは
「ですよねぇ~。それ、全部アリシアが食べるんだぞ!」
と言い放った。

「はいです!任せるです!全部食べるです!ふん!」
アリシアは力強く、それに返答したのであった。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

側室を用意したら離縁して下さいますか?

ヘロディア
恋愛
育ちがよく、幸せな将来を予想していた主人公。彼女の結婚相手は望んでいた結婚とは大違いであった。 夜中になると貪るように彼女を求めてくる彼と、早く離婚したいと願うようになり…

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~

Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。 辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。 しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。 他作品の詳細はこちら: 『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】 『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】 『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】

【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた

杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。 なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。 婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。 勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。 「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」 その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺! ◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。 婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。 ◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。 ◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。 ◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます! 10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!

【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断

Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。 23歳の公爵家当主ジークヴァルト。 年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。 ただの女友達だと彼は言う。 だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。 彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。 また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。 エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。 覆す事は出来ない。 溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。 そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。 二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。 これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。 エルネスティーネは限界だった。 一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。 初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。 だから愛する男の前で死を選ぶ。 永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。 矛盾した想いを抱え彼女は今――――。 長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。 センシティブな所へ触れるかもしれません。 これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。

【完結】私だけが知らない

綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。 優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。 やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。 記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。 【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ 2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位 2023/12/19……番外編完結 2023/12/11……本編完結(番外編、12/12) 2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位 2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」 2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位 2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位 2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位 2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位 2023/08/14……連載開始

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

美しい姉と痩せこけた妹

サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた

佐藤醤油
ファンタジー
 貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。  僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。  魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。  言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。  この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。  小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。 ------------------------------------------------------------------  お知らせ   「転生者はめぐりあう」 始めました。 ------------------------------------------------------------------ 注意  作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。  感想は受け付けていません。  誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

処理中です...