神送りの夜

千石杏香

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序章

巻頭引用・平坂町略図

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「我々のおやたちが、此國このくにに渡つて來たのは、現在までも村々で行はれてゐる、ゆいの組織のつよ團結力だんけつりよくによつて、波頭を押分おしわけて來ることができたのだらうと考へられる。我々のおやたちが漂着した海岸は、たぶの木のもりに近いところであつた。其處そこなぎさの砂を踏みしめて先、感じたものは靑海あをうみの大きなひろがりと、ははの國への追慕とであつたらう。」
                  折口信夫『上代日本の文學』

     *

平坂町略図
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