ずっと憧れていた女性教師の秘部を、机の下からスマホで動画に収めれば、きっと彼女を僕の雌奴隷にできるはずだから。

透衣絵ゐ

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「……どうしたんです、奥野先生? 何かありました?」
「な……なんでもないわよ? アハハハハ」

 明らかに挙動不審になる奥野先生。
 でも山崎は、そんな先生に対して、さらなる追求をしたりはしない。
 美帆子先生が両膝に力を入れる。僕の手を押しつぶそうとするみたいに。「だからその手をどけなさい」とでも言うように。
 もちろん僕はそんなことで、この幸せな感触を手放したりなんてしないのだけれど。
 ずっと憧れていた奥野美帆子先生の身体から放たれる香りに包まれながら、その下半身に触れている。そして触れる両膝の向こう側に、彼女の大切な場所がある。――清らかな下着に包まれた、聖なる谷間が。

「――それより、いいの? 山崎くん。その……新見くんのこと追わなくて」

 少し上擦ったような声で、美帆子先生は尋ねる。早く山崎に立ち去って欲しいという、先生の切なる願いが、その声色からも伺われた。
 山崎も気づいてはいるだろうに、でも彼はそれに触れない。

「そういえば、先生。どうして、俺がこんなに必死になって、あいつを探しているかとか……気にならないんですか?」
「……え? 気にならなくは……ないけれど。……私も、先生だから」

 太腿をもぞもぞと擦り合わせながら、落ち着かなさそうに、先生は返す。
 本心では早く出ていって欲しいくせに、本当にいじらしい先生だ。

 彼女の膝の間に差し込んだ両手を、僕は少しずつ奥へと進めていく。
 先生の柔らかな太腿に沿わせて。
 タイトスカートの端を、押し出すみたいにまくりあげた。
 反射的に先生の手が伸びてきて、少しだけずれたスカートの縁を押し下げた。
 先生の手が、僕の手に触れた。そして二度ほど小さくとんとんと叩く。
 「その手を離しなさい」と言わんばかりに。
 ――そんな風に手で妨害したら、山崎に気づかれちゃうんじゃないですか?
 そんな健気な抵抗が可愛らしくて、股間が熱くなってくる。
 机の下で顔を上げて正面を向くと、膝小僧の間にフゥッと息を吹きかけた。
 驚いたように彼女が股を強く閉じる。
 僕の両手はそうやって出来上がったやわらかな太腿の渓谷を前に進む。
 美帆子先生は両手でグレーのスカートの端をギュッと掴んだ。

「――ですよね。気になっちゃいますよね。……じゃあ、先生にはちょっとだけ相談してしまおうかな。先生、……聞いてもらえますか? 俺の悩み」
「えっ? ……え、ええ。す、少しの時間ならいいかな? あ、ほら、私もちょっと残っている仕事とかあるし」

 山崎は真剣な声で、会話を引き伸ばしにかかる。
 生徒から「悩み」の相談を持ちかけられて断れる高校教師なんていないだろう。真面目な美帆子先生ならなおさらだ。
 さっきは「先生は知らなくて良いことですよ」だなんて自分で言っていたくせに、本当に勝手な男である――僕の悪友山崎は。

 侵入する僕の両手と、捲りあげられるスカートを、机の下に隠そうと先生は椅子を少し前へと動かした。艶めかしさを秘めた下半身が、暗闇に収まるよう。
 先生は机の上にあったブランケットを手にとって、膝上に掛ける。山崎の視線から僕の姿と彼女の下半身を守るためだろう。ちょっと必死だ。

「――あ、ちょっと寒かったから。うん、気にしないで。――話してくれていいよ。山崎くん」

 ブランケットに視線を落としたであろう山崎に、先生はまた言い訳を重ねる。
 山崎は「そうですか」と応じると、今回の追走劇の発端について話し始めた。
 その話は、僕も初めて聞く話で、よくもまぁそんな嘘八百を易易と生み出せるものだと感心する。その内容に関して、僕は何の興味関心もないのだけれど。

 僕はただ尺取り虫が青葉の上を進むように、指を肌の先へと進める。
 タイトスカートはブランケットの中で随分と捲りあげられた。
 太腿の半分。もうパンツが露出しそうなところまで上がっている。

 彼女はどこか諦めモードに入ったのだろうか?
 その両手で、僕の手を押し止めることは、もうやめたみたいだ。
 腰から下を覆うブランケットの存在が安心感を与えているのかもしれない。

 机の下で不自然に手を動かして、山崎に不審がられることを避けているのだろう。この状態で彼に見つかることは、信用を失う以上の疑義を生みかねないから、それは懸命な判断だと言えるかもしれない。

 先生はきっと、これを僕のただの悪戯くらいに思っているのだろう。
 だから少し時間が経てば終わるのだと。少し我慢すれば終わるのだと。
 そして全てが終わったら、僕――新見のことをこってり叱ってやろうと。
 そんな、先生にとって都合の良すぎる未来は、来ないのだけれど。

 山崎による口から出任せの作り話が、頭上で進行している。
 僕は押し付けられた両膝の間に、自身の顔を侵入させる。
 両手で閉じられた彼女の両脚を開く。徐々に広がるデニールの渓谷。
 ブランケットのベールの下で、タイトスカートは捲りあげられ、パンストの向こう側に、彼女の可愛らしいパンツが顔を覗かせた。

 机の下、ブランケットの下の暗がりは、僕の視界を不良にする。
 それでも美帆子先生のその神秘に溢れた場所が見えた。
 秘境が探検家としての僕の好奇心を高鳴らせる。股間の肉棒を勃起させる。

 僕は両手をさらに押し上げて、スカート奥まで伸ばすとパンストに手を掛けた。
 左右二本ずつの指先を、肌を覆う黒いパンストと、柔らかな肌の間に差し入れる。

『――ちょっ!』

 彼女は驚いたように小さく声を上げる。
 僕はゆっくりと先生のパンストを下ろしていく。思わず先生は、左手で僕の手をパンパンと叩く。でも、もちろん、僕は止まらない。下ろされていくパンストの縁から、彼女の白い太腿が弾むように溢れ出す。

 そんな彼女の変化に、山崎は気づかぬ振りで、ただ与太話を続けている。
 その柔らかさ、美しさ、ふくよかさに、僕はただ魅了された。
 本当なら舌を出して、その柔肌を舐めあげたい衝動を、――ぐっと堪えた。
 床の方向へ。膝を越えて、脛を抜けて、パンストを足元まで下ろす。
 彼女の足先を覆っていたパンプスを優しく脱がすと、彼女の美しい指先から、僕は黒い抜け殻を剥ぎ取った。
 眼前には、白い柔肌が広がっている。暗闇のなかでも浮かび上がるその美しさは、これから到来するだろう冬の雪景色のようで、僕はその神聖さに打ち震えた。

 ぎゅっと閉じられた膝。
 僕はは再びそれに手を掛けて、そっと押し開く。
 少しだけ開いた隙間から――空色のパンツが見えた。
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