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第八章 勉強会
勉強会(10)
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放課後の食堂は営業時間外だから、人影は見えない。
自動販売機が入り口付近に設置されているので、鍵は開いている。
食堂の中の椅子とテーブルは放課後でも自由に使うことが出来た。
オープンな空間なので秘密の会議には一見向いていない向いていないように思われるのだけれど、実のところ逆に狭い教室とは違って声が反響で漏れ聞こえたりはしないのだ。
それに開放的であるからこそ二人で話しているところを見つかってもこっそり会っている風にはならないのだ。だから誰かに見られても言い逃れはしやすかった。そういう意味では、悪くない場所の選択である。
「ほらよ。悠木はホットコーヒーでいいよな?」
「え? あ、奢ってくれんの?」
「今日は俺が呼び出したからな。とっとけよ」
「――じゃあ、お言葉に甘えて」
水上は爽やかな笑みを浮かべる。僕は赤い色の缶コーヒーを受け取った。
なんとなく遊園地の出来事を思い出す。あの時も缶コーヒーだった。
水上が明莉と連れ立ってトイレに消えて、森さんが不安そうにしていた。
二人の間には何も無かったけれど、否定しきれない猜疑心だけが残った。
奥の席を指差して先を歩く水上。彼はどう申し開きをするのだろうか。
僕は昨日のあのシーンを見てもなお、水上のことは疑いきれずにいた。
だから、今日は何かしらの弁明が聞けることを願っているのだ。
理科実験室で水上の前に跪いていた明莉の行為は、僕の見間違えであって欲しい。
「――ここでいいよな?」
「僕はどこでもいいよ。水上のいいところで」
入口から遠い食堂の端の席を選んだ。放課後の食堂には誰もいなかった。
みんな部活だの委員会だので忙しい。用事のない生徒は下校する。
「――バスケットボール部はいいのか? 練習」
「遅れて行くよ。今日はこれ優先。――やっぱり友人のことは大事だからさ」
そう言うと、水上は出来た人間みたいに白い歯を見せて笑った。
とてもそれは親友の彼女の前に、勃起した肉棒を垂らした男の表情には見えなかった。
「友人って、僕のことかい?」
「――え、他に誰がいる?」
僕が首を傾げると、水上は戸惑ったように目を開いた。
「……えっと、俺たち友達だよな? 悠木」
「もちろん、一応、そのつもりだけど?」
「――一応?」
「まぁ、一応」
男の同士でそういう会話はするもんじゃない。
でもまぁ、僕らが友人であることは事実なのだ。一応。
――今日、水上が適切な釈明をする限りにおいては。
水上は少し不満気に眉を寄せてから「ま、いっか」と流した。
今日、僕が聞きたいのは釈明だ。明莉との不用意な接触の数々。
それは僕に不信感を与えるだけではなくて、森さんさえも傷つけている。
ただ森さんのことに触れると話が混乱するから、今回は触れないつもりだ。
そもそも水上と森さんのことは本人たち二人の間の問題だ。
僕が踏み込む問題ではない。――その程度のデリカシーは持っているのだ。
だからこそ金曜日の下校時のこと、日曜日の喫茶店デートのこと、月曜日のフェラチオ目前だった状況のこと、――それに対してははっきりと説明をもらわなければならない。水上とは男同士。遠慮はいらない。――それに明莉が秘密を話してしまったから、隠し立てする必要もないのだ。
缶コーヒーの栓を開けて一口飲むと、水上が口を開いた。
「――偽装恋愛なんてやめろよ」
「――は?」
話は思わぬところから始まった。
水上のことを問題にしたかったのに、問題にされたのは僕だった。
――なんで水上にそんなことを言われなければならないんだ?
「あのさあ、なんだか悪い気はしたんだけど、――明莉ちゃんから全部聞いたよ」
「――全部?」
水上が頷いた。苦悩するような表情で。
――全部? 全部ってなんだよ。
僕と明莉の関係はそんな簡単に語り尽くせるようなものじゃない。
これまでの出来事も第三者がちょっと聞いたからって理解できるようなものではない。「全部聞いた」だなんて、厚かましいにも程がある。
僕と明莉の物語を、――矮小化するな。
「明莉ちゃん……真白先生と付き合っているんだって?」
そう言って水上は心配そうに眉を潜めた。
僕は頷きもせずに、まだ熱いホットコーヒーを口の中に含んだ。
本当に明莉は、水上に喋っていたのだ。
――軽率にも程がある。――脱力感が身体を襲う。
「……きついよな。それは」
水上は僕から返事の無いことを肯定と捉えて、目を細めた。
――それはどこか同情的な目だった。憐憫の眼差しだった。
友人のことを心配する心ある男子高校生の瞳。
僕と違って人付き合いが上手く、コミュニケーション能力が高く、友達の多い水上洋平。――その純粋な善意が僕に注がれていた。
これほど失笑を禁じえない状況が、他にあるだろうか?
赦しを求めるべき俗物が、赦しを与える聖人のように振る舞っているのだ。
「でもさぁ、悠木――。いくらお前の大切な幼馴染のためだといっても、これは良くないよ。それは――そんな偽装恋愛は、お前の心をすり減らすだけだよ」
「――水上」
それは僕を心底心配し、思いやる水上の言葉だった。
一年生末の事件で、学校の中で孤立して、精神を壊して、通学できなくなった僕。ようやくクラスに復帰できるようになった僕に、変わらずに接してくれた唯一の友人が水上洋平だった。
そんな彼らしい善意に満ちた言葉だった。
良く言えば、慈愛に満ちた眼差し。
悪く言えば、――ただの上から目線。
「明莉と真白先生のこと、他の誰にも絶対に言わないでくれよ?」
「――もちろん言わないさ。俺がそこまで口の軽い男だと思うか?」
そこまでだとは思っていない。でもそこそこ口は軽いので心配している。
「――いいのか? このままで。こんなことを続けていても、ろくなことにはならないぞ?」
「ろくなこと?」
ろくなことって何だよ? 偽装恋愛を止めたら何か良いことが起きる保証でもあるのか? ――あるはずがない。
それでも水上は真剣な表情で頷く。
「明莉ちゃんと話したよ。――彼女、普通に、ちゃんと真白先生のことが好きなんだな」
お前がそれを認めるのか? 頭の中が苛立ちで沸騰した。
何だよその確認作業は? 誰も頼んでいない。
「今は明莉ちゃんの恋の行方を見守るしかないんじゃないかな? ――残念だけど」
誰だよお前は? なんでお前にそんなこと言われなくちゃいけないんだよ?
知ったふうな口をきくな。
明莉は僕の恋人になる存在なんだ。
真白先生はその障害でしかないのだ。
「どうしてそう思うんだい? それに、だからってどうして僕が偽装恋人を辞めないといけないんだい? 偽装は偽装なんだから、――続けてもいいんじゃないか? ――明莉がそれを求めるなら」
明莉が僕を求めるならば。そしてそれが僕を本来の世界線へと少しでも繋ぎ止めてくれるならば。
「――もちろん悠木と明莉ちゃんがドライな関係なら何も言わないさ。……でも、そうじゃないんだろ? 悠木は明莉ちゃんのことが本気で好きなんだろ? だったら――やっぱり良くないよ」
「――なんで?」
水上は真っ直ぐに僕を見つめる。
それは真剣な目だった。仲の良い友人のことを思いやる少年の目。
僕にはないイケメンのリア充らしい目だった。
「俺は悠木のことが心配なんだ。――このままだとお前の心がまた壊れちゃうんじゃないかって、心配なんだ。この前の春先みたいに……」
水上洋平はいいやつだった。でもその善性は、どこか独り善がり。
少なくとも今の僕にはそう思えた。
ご心配はごもっとも。でもそうやって手放して生き抜いた先の世界線に、篠宮明莉はいるのか? 僕の隣に篠宮明莉はいるのか? 僕の腕の中に篠宮明莉はいるのか? その未来に繋がる提案以外、僕にはなんの意味もないのだ。
――それを手放せと口にする善意は、ただんのまがい物に過ぎない。
「――わかったよ」
僕が溜め息をついてそう呟くと、水上は分かりやすいくらいに安堵の表情を浮かべた。
「水上の――言いたいことは分かった」
僕が足した言葉を受けて、水上はまた眉間に皺を寄せた。
彼の示唆を僕が丸呑みするという期待が――叶わないものだと知ったから。
しかしそもそも、その言葉を僕が呑み込むとでも思っていたのだろうか?
もしそうだとしたら水上はまだ友人として、僕のことを知らなさすぎる。
困ったように溜め息をつく水上に、僕は視線を上げた。そして口を開く。
――次はこちらのターンだ。
「それで水上さ。僕も聞きたいことがあるんだ。――一つ聞いてもいいかな?」
「――いいけど、なんだ?」
僕は一つ息を吸った。そして問う。
「昨日の放課後――明莉と理科実験室で何をしていたんだ?」
自動販売機が入り口付近に設置されているので、鍵は開いている。
食堂の中の椅子とテーブルは放課後でも自由に使うことが出来た。
オープンな空間なので秘密の会議には一見向いていない向いていないように思われるのだけれど、実のところ逆に狭い教室とは違って声が反響で漏れ聞こえたりはしないのだ。
それに開放的であるからこそ二人で話しているところを見つかってもこっそり会っている風にはならないのだ。だから誰かに見られても言い逃れはしやすかった。そういう意味では、悪くない場所の選択である。
「ほらよ。悠木はホットコーヒーでいいよな?」
「え? あ、奢ってくれんの?」
「今日は俺が呼び出したからな。とっとけよ」
「――じゃあ、お言葉に甘えて」
水上は爽やかな笑みを浮かべる。僕は赤い色の缶コーヒーを受け取った。
なんとなく遊園地の出来事を思い出す。あの時も缶コーヒーだった。
水上が明莉と連れ立ってトイレに消えて、森さんが不安そうにしていた。
二人の間には何も無かったけれど、否定しきれない猜疑心だけが残った。
奥の席を指差して先を歩く水上。彼はどう申し開きをするのだろうか。
僕は昨日のあのシーンを見てもなお、水上のことは疑いきれずにいた。
だから、今日は何かしらの弁明が聞けることを願っているのだ。
理科実験室で水上の前に跪いていた明莉の行為は、僕の見間違えであって欲しい。
「――ここでいいよな?」
「僕はどこでもいいよ。水上のいいところで」
入口から遠い食堂の端の席を選んだ。放課後の食堂には誰もいなかった。
みんな部活だの委員会だので忙しい。用事のない生徒は下校する。
「――バスケットボール部はいいのか? 練習」
「遅れて行くよ。今日はこれ優先。――やっぱり友人のことは大事だからさ」
そう言うと、水上は出来た人間みたいに白い歯を見せて笑った。
とてもそれは親友の彼女の前に、勃起した肉棒を垂らした男の表情には見えなかった。
「友人って、僕のことかい?」
「――え、他に誰がいる?」
僕が首を傾げると、水上は戸惑ったように目を開いた。
「……えっと、俺たち友達だよな? 悠木」
「もちろん、一応、そのつもりだけど?」
「――一応?」
「まぁ、一応」
男の同士でそういう会話はするもんじゃない。
でもまぁ、僕らが友人であることは事実なのだ。一応。
――今日、水上が適切な釈明をする限りにおいては。
水上は少し不満気に眉を寄せてから「ま、いっか」と流した。
今日、僕が聞きたいのは釈明だ。明莉との不用意な接触の数々。
それは僕に不信感を与えるだけではなくて、森さんさえも傷つけている。
ただ森さんのことに触れると話が混乱するから、今回は触れないつもりだ。
そもそも水上と森さんのことは本人たち二人の間の問題だ。
僕が踏み込む問題ではない。――その程度のデリカシーは持っているのだ。
だからこそ金曜日の下校時のこと、日曜日の喫茶店デートのこと、月曜日のフェラチオ目前だった状況のこと、――それに対してははっきりと説明をもらわなければならない。水上とは男同士。遠慮はいらない。――それに明莉が秘密を話してしまったから、隠し立てする必要もないのだ。
缶コーヒーの栓を開けて一口飲むと、水上が口を開いた。
「――偽装恋愛なんてやめろよ」
「――は?」
話は思わぬところから始まった。
水上のことを問題にしたかったのに、問題にされたのは僕だった。
――なんで水上にそんなことを言われなければならないんだ?
「あのさあ、なんだか悪い気はしたんだけど、――明莉ちゃんから全部聞いたよ」
「――全部?」
水上が頷いた。苦悩するような表情で。
――全部? 全部ってなんだよ。
僕と明莉の関係はそんな簡単に語り尽くせるようなものじゃない。
これまでの出来事も第三者がちょっと聞いたからって理解できるようなものではない。「全部聞いた」だなんて、厚かましいにも程がある。
僕と明莉の物語を、――矮小化するな。
「明莉ちゃん……真白先生と付き合っているんだって?」
そう言って水上は心配そうに眉を潜めた。
僕は頷きもせずに、まだ熱いホットコーヒーを口の中に含んだ。
本当に明莉は、水上に喋っていたのだ。
――軽率にも程がある。――脱力感が身体を襲う。
「……きついよな。それは」
水上は僕から返事の無いことを肯定と捉えて、目を細めた。
――それはどこか同情的な目だった。憐憫の眼差しだった。
友人のことを心配する心ある男子高校生の瞳。
僕と違って人付き合いが上手く、コミュニケーション能力が高く、友達の多い水上洋平。――その純粋な善意が僕に注がれていた。
これほど失笑を禁じえない状況が、他にあるだろうか?
赦しを求めるべき俗物が、赦しを与える聖人のように振る舞っているのだ。
「でもさぁ、悠木――。いくらお前の大切な幼馴染のためだといっても、これは良くないよ。それは――そんな偽装恋愛は、お前の心をすり減らすだけだよ」
「――水上」
それは僕を心底心配し、思いやる水上の言葉だった。
一年生末の事件で、学校の中で孤立して、精神を壊して、通学できなくなった僕。ようやくクラスに復帰できるようになった僕に、変わらずに接してくれた唯一の友人が水上洋平だった。
そんな彼らしい善意に満ちた言葉だった。
良く言えば、慈愛に満ちた眼差し。
悪く言えば、――ただの上から目線。
「明莉と真白先生のこと、他の誰にも絶対に言わないでくれよ?」
「――もちろん言わないさ。俺がそこまで口の軽い男だと思うか?」
そこまでだとは思っていない。でもそこそこ口は軽いので心配している。
「――いいのか? このままで。こんなことを続けていても、ろくなことにはならないぞ?」
「ろくなこと?」
ろくなことって何だよ? 偽装恋愛を止めたら何か良いことが起きる保証でもあるのか? ――あるはずがない。
それでも水上は真剣な表情で頷く。
「明莉ちゃんと話したよ。――彼女、普通に、ちゃんと真白先生のことが好きなんだな」
お前がそれを認めるのか? 頭の中が苛立ちで沸騰した。
何だよその確認作業は? 誰も頼んでいない。
「今は明莉ちゃんの恋の行方を見守るしかないんじゃないかな? ――残念だけど」
誰だよお前は? なんでお前にそんなこと言われなくちゃいけないんだよ?
知ったふうな口をきくな。
明莉は僕の恋人になる存在なんだ。
真白先生はその障害でしかないのだ。
「どうしてそう思うんだい? それに、だからってどうして僕が偽装恋人を辞めないといけないんだい? 偽装は偽装なんだから、――続けてもいいんじゃないか? ――明莉がそれを求めるなら」
明莉が僕を求めるならば。そしてそれが僕を本来の世界線へと少しでも繋ぎ止めてくれるならば。
「――もちろん悠木と明莉ちゃんがドライな関係なら何も言わないさ。……でも、そうじゃないんだろ? 悠木は明莉ちゃんのことが本気で好きなんだろ? だったら――やっぱり良くないよ」
「――なんで?」
水上は真っ直ぐに僕を見つめる。
それは真剣な目だった。仲の良い友人のことを思いやる少年の目。
僕にはないイケメンのリア充らしい目だった。
「俺は悠木のことが心配なんだ。――このままだとお前の心がまた壊れちゃうんじゃないかって、心配なんだ。この前の春先みたいに……」
水上洋平はいいやつだった。でもその善性は、どこか独り善がり。
少なくとも今の僕にはそう思えた。
ご心配はごもっとも。でもそうやって手放して生き抜いた先の世界線に、篠宮明莉はいるのか? 僕の隣に篠宮明莉はいるのか? 僕の腕の中に篠宮明莉はいるのか? その未来に繋がる提案以外、僕にはなんの意味もないのだ。
――それを手放せと口にする善意は、ただんのまがい物に過ぎない。
「――わかったよ」
僕が溜め息をついてそう呟くと、水上は分かりやすいくらいに安堵の表情を浮かべた。
「水上の――言いたいことは分かった」
僕が足した言葉を受けて、水上はまた眉間に皺を寄せた。
彼の示唆を僕が丸呑みするという期待が――叶わないものだと知ったから。
しかしそもそも、その言葉を僕が呑み込むとでも思っていたのだろうか?
もしそうだとしたら水上はまだ友人として、僕のことを知らなさすぎる。
困ったように溜め息をつく水上に、僕は視線を上げた。そして口を開く。
――次はこちらのターンだ。
「それで水上さ。僕も聞きたいことがあるんだ。――一つ聞いてもいいかな?」
「――いいけど、なんだ?」
僕は一つ息を吸った。そして問う。
「昨日の放課後――明莉と理科実験室で何をしていたんだ?」
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