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第八章 勉強会
勉強会(7)
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「――落ち着こう」
「悠木くんこそ、落ち着いた方がいーよ?」
ニシシと笑って僕を覗き込む森さんの表情は――ただの強がりだ。
裏側は不安と緊張感で一杯なのだとわかる。
それは確かに明莉と水上だった。南棟三階の廊下から見た二人の姿。――二人の姿は理科実験室へと消えていった。その扉は慎重に閉じられた。まるで人目を忍ぶように。
その一部始終を僕らは図書室へと続く廊下から見ていたのだ。
金曜日の放課後に二人で帰っていった明莉と水上。
日曜日には二人でランチデートをしていた。
――それは何かの特別な用事があったからだろう、と僕は自分に言い聞かせていた。
でもこの放課後、明莉に用事があると言われた。
そして彼女が逢引していたのは水上だった。
――三度目の正直。これはもう詮索するな、疑うな、という方が無理な相談だ。
森さんがどう思っているのかは分からない。
でも僕と同じか――それ以上の疑念と嫉妬をその奥底に渦巻かせているのだろう。
その素朴で純情な表情の裏側で――。
「――さすがに見なかったことには……できないよな?」
僕の呟きに、森さんは頷く。
「あーしは、もう無理。遠くから見て、見ないふりをしているのは……無理。――でも、だからって――本当のことを知るのも……怖いけれど」
「――そうだな」
誰しもが真実に向き合う勇気を持っているわけじゃない。
そして現実を捻じ曲げてでも、本当の未来を引き寄せようとする、絶対的な意思を持っているわけではない。
そんな僕の制服の端を、森さんが引っ張った。
「――悠木くん、一緒に来てくれる?」
不安そうな瞳が見上げる。
「もちろん――友達だからね」
「――う~ん、親友じゃだめ?」
冗談っぽく唇を尖らせる親友の恋人。
僕はその頭を軽く撫でた。
「わかったよ。森美樹は僕の親友に昇格だ。……だから二人でお互いの相方の真相を――暴きに行こうか」
「――うん」
そして僕らは理科実験室に向かった。
もちろん疑惑を晴らすために。
ただ僕らの恋人が無実であることを――自分んたちの目で証明するために。
※
北棟三階の理科実験室に明かりはついていなかった。
ただ屋外の光が室内に乱反射しているだけみたいだ。
少なくとも廊下から、見る範囲では今は使われていない部屋みたいに見える。
二人が電気もつけずに部屋の中で何をやっているのかは知らない。
でも、どうしてもあの日のことを思い出してしまう。
――すべてが始まった先々週のあの日のことを。
雰囲気もなんだか、あの日のこの場所に酷似している気がする。
何度も何度も何度も何度も動画で見直した、あの瞬間に。
――ずっと好きだった幼馴染が部活顧問の肉棒を咥えていた、あの放課後に。
「――まっすぐ踏み込むの?」
隣で怯えているみたいな森さんに尋ねる。彼女は小さく首を振った。
目は緊張気味に見開かれている。手のひらを胸に当てている。
――動悸を抑えようとしているのだろうか。
「まずはちょっと覗いて――みよっか? ゆ……悠木くんはどーおもう?」
「僕もそれでいいと思うよ」
森さんはいきなり踏み込むのが怖いから、という意味で言っているのかもしれない。
僕の考え方はちょっと違う。
踏み込む時に気づかれて誤魔化されてしまうと、もしもの時、証拠を隠蔽されてしまうかもしれないからだ。
水上がもし明莉に手を出しているなら、僕はその証拠をもってあいつを――潰さなければならない。
僕はスマホの画面をアンロックすると、いつものカメラアプリを立ち上げた。そして動画の撮影を開始する。
「――撮るんだ?」
「こういう瞬間だって青春のポートレートだろ?」
僕の皮肉めいた笑いに、森さんは苦々しそうな表情を浮かべる。
――でも特に否定はされなかった。
悪いこともあれば、良いこともある。
僕らはそうやって青春の中で浮き沈みを繰り返していくのだ。
この時の僕はまだ、自分たちの不安が誤解によるものだと、どこかで信じていたのだ。
現実はその誤った信念を、霧散させてくれるのだと。
「――じゃあ、前の扉から行く?」
「そうだな」
教室の前方扉の前に僕らはひざまずく。
僕がカメラを扉の前に構えて、森さんがそっとその引き戸に手を掛けた。
覗ける隙間を作るために、取っ手をゆっくりと引く。
「――あれ、開かない」
囁くような小さな声で、森さんが僕に知らせる。
二人が中に入っていった前方扉には、ご丁寧にも鍵が掛けられていた。
胸の奥で――疑念が膨らむ。
拍動が――高鳴る。
「――何か、秘密のことを――しているのかな?」
「――さあな」
息が触れそうな距離。森さんの声は震えていた。
「――どうしよう? 窓とか、後ろの扉とかから……」
「ここをわざわざ締めているんだ。他も締まっているさ」
「じゃあ、ノックしてみる? LINEしてみる?」
狼狽気味に森さんが僕を見上げる。
「――それじゃ意味がないよ。気づかれないように――真実を見なくちゃ」
「じゃあ、どうしよう?」
僕は思案する。そして気づいた。
「森さん。――マスターキー」
「――あっ!」
彼女は鞄の中を漁ると、金曜日にも見た錆びた細長い鍵を取り出した。
それを二人で見て、僕と森さんは至近距離で頷きあう。
森さんはゆっくりと鍵穴にマスターキーを差し入れた。そっと。
音をたてないように。
ゆっくりと回す。
――鍵は開いた。
そして森さんが少しだけ扉を横へと引いた。
ぎりぎりの隙間作って、その間から覗き込む。
彼女は自分自身の目で。僕はスマホのカメラレンズで――動画を撮影しながら。
暗がりの中で少しずつ中の様子が見えてくる。
理科実験室。あの日、真白先生と明莉がいた部屋。
視界の中に二人――男子生徒と女子生徒の姿が現れる。――明莉と水上だ。
僕のスマホの下では、息を呑んで森美樹が扉の隙間から覗き込んでいる。
明莉と水上は僕らに気づいていないみたいだ。
――鍵も掛けてたから安心しきっているのだろう。
水上は教師が使う大きな教卓を背にして、体重を預けて立っていた。
両手を教卓について。
その前で明莉が跪いている。その顔を水上の腰辺りに持ってくるように。
それはあの日の情景によく似ていてた。
何度も動画で見直した、あの日の理科実験室の情景に。
僕はその情景にスマホのカメラを向け続ける。
明莉が水上の両足に両手のひらを添える。
僕の幼馴染の顔は、僕の親友の股間の目の前にあって、女の視線が男の顔を見上げた。
そして何かを口にする。男は少し驚いた様子で何か言葉を返した。
――何を言っているのかは聞き取れなかった。
明莉は小さく首を振ると両手を水上の太腿から外し、股間のファスナーへと動かした。
そしてそのスライダーを掴むとゆっくりと引き下ろした。彼女がまた何か言葉を漏らす。
そして彼女が少し指先を動かすと、ズボンの隙間から何かが飛び出した――ように見えた。
――それは勃起した水上洋平の肉棒。
「――待ってよ、森さん」
その全てを見終えない内に森美樹が走り出した。廊下を音も立てずにまっすぐと。
僕は小さな声で呼び止める。でもそんな制止では止まらない。
彼女は廊下を折れ曲がると階段を駆け下りていった。
僕はスマホをしまう。
水上と明莉が何をしようとしているのかは正直気になるし、今の状況だけでも十分に許しがたい。――この現場に踏み込んで問い詰めたい。
でもそれを森さんが望んでいるのかどうかはわからなかった。
彼女はそれを望まないかもしれないない。それをひどく拒絶するかもしれない。
――僕は新しくできた親友の心中をおもんばかった。
何よりも――今駆け出した森さんのことを、一人には出来ないと思った。
僕はスマホをポケットに突っ込むと廊下を駆け出した。
大切な僕の親友――森美樹の背中を追って。
「悠木くんこそ、落ち着いた方がいーよ?」
ニシシと笑って僕を覗き込む森さんの表情は――ただの強がりだ。
裏側は不安と緊張感で一杯なのだとわかる。
それは確かに明莉と水上だった。南棟三階の廊下から見た二人の姿。――二人の姿は理科実験室へと消えていった。その扉は慎重に閉じられた。まるで人目を忍ぶように。
その一部始終を僕らは図書室へと続く廊下から見ていたのだ。
金曜日の放課後に二人で帰っていった明莉と水上。
日曜日には二人でランチデートをしていた。
――それは何かの特別な用事があったからだろう、と僕は自分に言い聞かせていた。
でもこの放課後、明莉に用事があると言われた。
そして彼女が逢引していたのは水上だった。
――三度目の正直。これはもう詮索するな、疑うな、という方が無理な相談だ。
森さんがどう思っているのかは分からない。
でも僕と同じか――それ以上の疑念と嫉妬をその奥底に渦巻かせているのだろう。
その素朴で純情な表情の裏側で――。
「――さすがに見なかったことには……できないよな?」
僕の呟きに、森さんは頷く。
「あーしは、もう無理。遠くから見て、見ないふりをしているのは……無理。――でも、だからって――本当のことを知るのも……怖いけれど」
「――そうだな」
誰しもが真実に向き合う勇気を持っているわけじゃない。
そして現実を捻じ曲げてでも、本当の未来を引き寄せようとする、絶対的な意思を持っているわけではない。
そんな僕の制服の端を、森さんが引っ張った。
「――悠木くん、一緒に来てくれる?」
不安そうな瞳が見上げる。
「もちろん――友達だからね」
「――う~ん、親友じゃだめ?」
冗談っぽく唇を尖らせる親友の恋人。
僕はその頭を軽く撫でた。
「わかったよ。森美樹は僕の親友に昇格だ。……だから二人でお互いの相方の真相を――暴きに行こうか」
「――うん」
そして僕らは理科実験室に向かった。
もちろん疑惑を晴らすために。
ただ僕らの恋人が無実であることを――自分んたちの目で証明するために。
※
北棟三階の理科実験室に明かりはついていなかった。
ただ屋外の光が室内に乱反射しているだけみたいだ。
少なくとも廊下から、見る範囲では今は使われていない部屋みたいに見える。
二人が電気もつけずに部屋の中で何をやっているのかは知らない。
でも、どうしてもあの日のことを思い出してしまう。
――すべてが始まった先々週のあの日のことを。
雰囲気もなんだか、あの日のこの場所に酷似している気がする。
何度も何度も何度も何度も動画で見直した、あの瞬間に。
――ずっと好きだった幼馴染が部活顧問の肉棒を咥えていた、あの放課後に。
「――まっすぐ踏み込むの?」
隣で怯えているみたいな森さんに尋ねる。彼女は小さく首を振った。
目は緊張気味に見開かれている。手のひらを胸に当てている。
――動悸を抑えようとしているのだろうか。
「まずはちょっと覗いて――みよっか? ゆ……悠木くんはどーおもう?」
「僕もそれでいいと思うよ」
森さんはいきなり踏み込むのが怖いから、という意味で言っているのかもしれない。
僕の考え方はちょっと違う。
踏み込む時に気づかれて誤魔化されてしまうと、もしもの時、証拠を隠蔽されてしまうかもしれないからだ。
水上がもし明莉に手を出しているなら、僕はその証拠をもってあいつを――潰さなければならない。
僕はスマホの画面をアンロックすると、いつものカメラアプリを立ち上げた。そして動画の撮影を開始する。
「――撮るんだ?」
「こういう瞬間だって青春のポートレートだろ?」
僕の皮肉めいた笑いに、森さんは苦々しそうな表情を浮かべる。
――でも特に否定はされなかった。
悪いこともあれば、良いこともある。
僕らはそうやって青春の中で浮き沈みを繰り返していくのだ。
この時の僕はまだ、自分たちの不安が誤解によるものだと、どこかで信じていたのだ。
現実はその誤った信念を、霧散させてくれるのだと。
「――じゃあ、前の扉から行く?」
「そうだな」
教室の前方扉の前に僕らはひざまずく。
僕がカメラを扉の前に構えて、森さんがそっとその引き戸に手を掛けた。
覗ける隙間を作るために、取っ手をゆっくりと引く。
「――あれ、開かない」
囁くような小さな声で、森さんが僕に知らせる。
二人が中に入っていった前方扉には、ご丁寧にも鍵が掛けられていた。
胸の奥で――疑念が膨らむ。
拍動が――高鳴る。
「――何か、秘密のことを――しているのかな?」
「――さあな」
息が触れそうな距離。森さんの声は震えていた。
「――どうしよう? 窓とか、後ろの扉とかから……」
「ここをわざわざ締めているんだ。他も締まっているさ」
「じゃあ、ノックしてみる? LINEしてみる?」
狼狽気味に森さんが僕を見上げる。
「――それじゃ意味がないよ。気づかれないように――真実を見なくちゃ」
「じゃあ、どうしよう?」
僕は思案する。そして気づいた。
「森さん。――マスターキー」
「――あっ!」
彼女は鞄の中を漁ると、金曜日にも見た錆びた細長い鍵を取り出した。
それを二人で見て、僕と森さんは至近距離で頷きあう。
森さんはゆっくりと鍵穴にマスターキーを差し入れた。そっと。
音をたてないように。
ゆっくりと回す。
――鍵は開いた。
そして森さんが少しだけ扉を横へと引いた。
ぎりぎりの隙間作って、その間から覗き込む。
彼女は自分自身の目で。僕はスマホのカメラレンズで――動画を撮影しながら。
暗がりの中で少しずつ中の様子が見えてくる。
理科実験室。あの日、真白先生と明莉がいた部屋。
視界の中に二人――男子生徒と女子生徒の姿が現れる。――明莉と水上だ。
僕のスマホの下では、息を呑んで森美樹が扉の隙間から覗き込んでいる。
明莉と水上は僕らに気づいていないみたいだ。
――鍵も掛けてたから安心しきっているのだろう。
水上は教師が使う大きな教卓を背にして、体重を預けて立っていた。
両手を教卓について。
その前で明莉が跪いている。その顔を水上の腰辺りに持ってくるように。
それはあの日の情景によく似ていてた。
何度も動画で見直した、あの日の理科実験室の情景に。
僕はその情景にスマホのカメラを向け続ける。
明莉が水上の両足に両手のひらを添える。
僕の幼馴染の顔は、僕の親友の股間の目の前にあって、女の視線が男の顔を見上げた。
そして何かを口にする。男は少し驚いた様子で何か言葉を返した。
――何を言っているのかは聞き取れなかった。
明莉は小さく首を振ると両手を水上の太腿から外し、股間のファスナーへと動かした。
そしてそのスライダーを掴むとゆっくりと引き下ろした。彼女がまた何か言葉を漏らす。
そして彼女が少し指先を動かすと、ズボンの隙間から何かが飛び出した――ように見えた。
――それは勃起した水上洋平の肉棒。
「――待ってよ、森さん」
その全てを見終えない内に森美樹が走り出した。廊下を音も立てずにまっすぐと。
僕は小さな声で呼び止める。でもそんな制止では止まらない。
彼女は廊下を折れ曲がると階段を駆け下りていった。
僕はスマホをしまう。
水上と明莉が何をしようとしているのかは正直気になるし、今の状況だけでも十分に許しがたい。――この現場に踏み込んで問い詰めたい。
でもそれを森さんが望んでいるのかどうかはわからなかった。
彼女はそれを望まないかもしれないない。それをひどく拒絶するかもしれない。
――僕は新しくできた親友の心中をおもんばかった。
何よりも――今駆け出した森さんのことを、一人には出来ないと思った。
僕はスマホをポケットに突っ込むと廊下を駆け出した。
大切な僕の親友――森美樹の背中を追って。
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