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第三章 動画
動画(6)
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『違うの……! 違う。違うから。違うんだからねっ!』
液晶画面の中で幼馴染が縋るような声を出す。何かに取り憑かれたように。
彼女のブラウスはボタンがいくつも外れていて、胸元ははだけている。
覗く白いブラジャーの紐。よだれが顎へと伝う。
だらんと垂れた男の象徴。少女の口元から零れ落ちた肉塊。
さっきまで少女の頭を切なげに押さえていた男の両手は行き場を失っていた。
僕のスマホが鮮明に記録していた放課後の実験室。
この高精細が手に収まるスマホで撮れるっていう社会が、現代の情報技術の進歩が行き着いた先ってやつなんだろうな。
そんなどうでもいいことを、考えた。
彼女は液晶の光に魅入られたように、瞳孔を開いていた。
僕もソファから腰を浮かせて香奈恵さんの横からスマホの画面を覗き込む。
少しスマホの画面を、彼女から遠ざかるように後ろにずらした。
画面から目を離すまいと顔を前に出して、香奈恵さんは首を伸ばす。
唇を薄っすらと開き、「あっ」という切なげな声を漏らす。
白いハイネックから覗いた相貌は その画面に繋がれたように、引かれる。
僕が更にスマホの画面を後ろに引くと、彼女は毛糸の柔らかな素材包まれたお尻をソファから浮かせる。
やがて、つま先立ちになり、――真白香奈恵は、そのまま膝から床へと崩れ落ちた。
倒れる彼女が机に衝突しそうになったので、僕は咄嗟で左手を伸ばして、支えた。
「――大丈夫ですか?」
「――え? あ……ええ、うん」
右手はスマホを持っていたから使えなくて、結局彼女のことを背中から抱えて、抱きとめるような格好になってしまった。
今日あったばかりの女性との密着。
僕の左手の先は彼女の左脇に入り、彼女の体を支えている。
指先は、腋の横から始まる、ふくよかな丘陵の裾野に触れていた。
僕の顔の隣には彼女の長い髪があって、女性の香りが鼻腔を突いた。
僕はスマホの画面を親指でタップして動画を止めて、机の上に置く。
放心気味の彼女の肩に両手を掛け、その上半身を引き起こす。
顔を上げた彼女の瞳は、どこか虚ろだった。
促すように、彼女を立ち上がらせて、横長のソファに座らせる。
僕が座っていた方のソファだ。
机の上に置いていたスマホを手に取ると、僕もその隣へと腰を下ろした。
「――あれは、本物? 動画の捏造ってわけじゃ……?」
香奈恵さんは顔を上げて、僕の方を向く。
眉が寄って、虚ろだった瞳は、少女みたいに所在なさげだ。
透けて見える感情は、悲しみと狼狽。
僕は首を左右に振った。
残念だと、伝えるように。
「昨日の放課後の理科実験室でした。偶然訪れたその部屋に、二人はいたんです。そして、動画の中にあった通りのことを……していました」
「――そう……なんだ」
彼女はその顔を前方に向けた。
じっと壁面を見るように。
僕も真っすぐ前方に視線を浮かべる。
じっと壁面を見るように。
僕と彼女は視線を平行に保ったまま、ソファに並んで座っていた。
「――その女の子は、悠木くんの……」
「幼馴染です。……幼馴染の篠宮明莉」
「そうなんだ……。名前は、――聞きたくなかったかな? 聞いたって、どうしていいかわからないし、……どうしたって、憎んでしまいそうだし」
「――すみません」
僕が不用意な発言を詫びると、真白香奈恵は「いいのよ」と首を左右に振った。
「悠木くんは、――その子のことを好きだったの?」
「……はい。ずっと好きでした。そのうち告白しようと思って、――ずるずる来ちゃいましたけれど」
「――そっか、そうなんだ」
彼女はそう呟くと、形の良い腰の左右に手を突いて、上半身だけで伸びをした。
少し体をほぐして、心もほぐすように。
形の良い胸が白いニットを押し上げる。
身体と感情は、繋がっている。
「――悠木くんは、誠人さんのことを恨んでいる? 許せない?」
年上の女性が、年下の男の子に、素朴な質問を投げかける。
そんな問いかけだった。
「……それは、やっぱり許せないです。……今の感情を素直に言えば、憎んでいるって言ってもいいです」
「……そっかぁ。悠木くんは、そんな場面を見せられても、まだその女の子のことが……好きなんだよね?」
「好きですよ。僕は明莉のことが、ずっと好きです」
僕は真白香奈恵に、一秒の遅れもなく答えた。
質問はありきたりで、解答は明確だったから。
この世界線で、僕は明莉を、絶対に諦めない。
「香奈恵さんはどうなんです? 真白先生のことが嫌いになったりしましたか?」
問いかけると、香奈恵さんは前を向いて唇を突き出した。
思案するように。
「ちょっと分からないかな。――もちろんその動画を見て、ショックだし、許せないし、彼のことを問い詰めたいと思うよ? ――でも大人はそんなに単純じゃないの」
「……そうですか」
高校生だって単純じゃない。
大人ぶる彼女の言葉に少しだけ苛立ちを覚えた。
「教師による生徒との淫行は――事案です。しかも不倫ですよ? その……離婚とかは、考えられないんですか?」
「……それは無いかな?」
思いがけずに即答だった。
ちょっとだけ、肩透かしを食らう。
「――どうして?」
「だから言ったでしょ? 『大人は単純じゃない』って」
そう言って笑った香奈恵さんの目はどこか虚ろだった。
上げられた口角はどこか自嘲気味でもあった。
頬杖を突いたまま、彼女は続ける。
「私ね、さっき言ったみたい、前職を体を壊して辞めているの。はっきり言っちゃうとメンタル――心の病気の方なんだけどね。今は無職で、収入も無いし、あの人に心理的に経済的にも依存して生きているの。――だから、離婚なんて、そんな簡単に出来ないじゃない?」
彼女は「どう?」と試すように、僕のことを上目遣いに見上げた。
「だから言ったでしょ? 大人には複雑な事情があるのよ。親に養ってもらっている君たち高校生にはわからないよ」
自嘲気味なその言葉。
まざまざと大人の現実を突きつけられる。
踏み入れた足が、沼に捕われ始めていることを、僕は実感していた。
でもそれは僕の選択。
僕が選んだ世界線。
明莉ためなら、僕は――沼の中を進むのだ。
「だったら、僕がこの動画を校長先生や教育委員会に出すって言ったら……、香奈恵さんは困りますよね?」
「……そうね。困るわ。お願い――悠木くん、その動画のことは二人だけの秘密にしておいてもらえないかしら……?」
彼女はそう言って、僕の目を見つめる。
縋るような目。哀れな女の表情。
彼女の顔に「動画を消してほしい」と願ってきた明莉の表情が重なって見えた。
それが僕の奥底にある熱の塊を動かし始める。
どうしようもない情動が下腹部から溢れ始める。
「――わかりました」
「……本当?」
「ただし条件があります」
一瞬、彼女の表情に、広まりかけた安堵の波が、引き潮のように散逸していく。
「――何、かしら?」
僕は一呼吸息を吸い込み、吐く。
「僕は真白先生のことが許せません。教師という立場を使って、僕の大切な明莉を汚した真白先生のことが。だから――動画を公開しないなら、せめて復讐したい」
「――復讐?」
長い髪を白いニットワンピースの背に垂らした美しい彼女が、僕の方を向いて小首を傾げる。
僕は言葉を続ける。
僕自身の正義のために。
真白先生を絶望させ、篠宮明莉と取り戻す。
その――正義のために。
「ええ、復讐です。真白先生が僕から明莉を奪ったのなら、僕も真白先生から大切なものを奪いたい。だから――」
僕はそう言うと、まっすぐに彼女の方を見た。
視線が交錯する。
真白香奈恵の潤んだ瞳を僕は見つめた。
彼女が唾を飲み込んで、喉をならす。
「――だから、明莉が動画の中で真白先生がやっていたことを、香奈恵さんが今、僕にしてもらえませんか? ――それが条件です」
言葉の意味を徐々に理解し、真白香奈恵はその顔に驚きを広げていく。
僕はその美しい顔から視線を逸らさず、目を細めた。
貴女の夫が僕の愛する幼馴染に肉棒を咥えさせたのだ。
だから今度は――貴女が僕の肉棒を咥えてよ。
液晶画面の中で幼馴染が縋るような声を出す。何かに取り憑かれたように。
彼女のブラウスはボタンがいくつも外れていて、胸元ははだけている。
覗く白いブラジャーの紐。よだれが顎へと伝う。
だらんと垂れた男の象徴。少女の口元から零れ落ちた肉塊。
さっきまで少女の頭を切なげに押さえていた男の両手は行き場を失っていた。
僕のスマホが鮮明に記録していた放課後の実験室。
この高精細が手に収まるスマホで撮れるっていう社会が、現代の情報技術の進歩が行き着いた先ってやつなんだろうな。
そんなどうでもいいことを、考えた。
彼女は液晶の光に魅入られたように、瞳孔を開いていた。
僕もソファから腰を浮かせて香奈恵さんの横からスマホの画面を覗き込む。
少しスマホの画面を、彼女から遠ざかるように後ろにずらした。
画面から目を離すまいと顔を前に出して、香奈恵さんは首を伸ばす。
唇を薄っすらと開き、「あっ」という切なげな声を漏らす。
白いハイネックから覗いた相貌は その画面に繋がれたように、引かれる。
僕が更にスマホの画面を後ろに引くと、彼女は毛糸の柔らかな素材包まれたお尻をソファから浮かせる。
やがて、つま先立ちになり、――真白香奈恵は、そのまま膝から床へと崩れ落ちた。
倒れる彼女が机に衝突しそうになったので、僕は咄嗟で左手を伸ばして、支えた。
「――大丈夫ですか?」
「――え? あ……ええ、うん」
右手はスマホを持っていたから使えなくて、結局彼女のことを背中から抱えて、抱きとめるような格好になってしまった。
今日あったばかりの女性との密着。
僕の左手の先は彼女の左脇に入り、彼女の体を支えている。
指先は、腋の横から始まる、ふくよかな丘陵の裾野に触れていた。
僕の顔の隣には彼女の長い髪があって、女性の香りが鼻腔を突いた。
僕はスマホの画面を親指でタップして動画を止めて、机の上に置く。
放心気味の彼女の肩に両手を掛け、その上半身を引き起こす。
顔を上げた彼女の瞳は、どこか虚ろだった。
促すように、彼女を立ち上がらせて、横長のソファに座らせる。
僕が座っていた方のソファだ。
机の上に置いていたスマホを手に取ると、僕もその隣へと腰を下ろした。
「――あれは、本物? 動画の捏造ってわけじゃ……?」
香奈恵さんは顔を上げて、僕の方を向く。
眉が寄って、虚ろだった瞳は、少女みたいに所在なさげだ。
透けて見える感情は、悲しみと狼狽。
僕は首を左右に振った。
残念だと、伝えるように。
「昨日の放課後の理科実験室でした。偶然訪れたその部屋に、二人はいたんです。そして、動画の中にあった通りのことを……していました」
「――そう……なんだ」
彼女はその顔を前方に向けた。
じっと壁面を見るように。
僕も真っすぐ前方に視線を浮かべる。
じっと壁面を見るように。
僕と彼女は視線を平行に保ったまま、ソファに並んで座っていた。
「――その女の子は、悠木くんの……」
「幼馴染です。……幼馴染の篠宮明莉」
「そうなんだ……。名前は、――聞きたくなかったかな? 聞いたって、どうしていいかわからないし、……どうしたって、憎んでしまいそうだし」
「――すみません」
僕が不用意な発言を詫びると、真白香奈恵は「いいのよ」と首を左右に振った。
「悠木くんは、――その子のことを好きだったの?」
「……はい。ずっと好きでした。そのうち告白しようと思って、――ずるずる来ちゃいましたけれど」
「――そっか、そうなんだ」
彼女はそう呟くと、形の良い腰の左右に手を突いて、上半身だけで伸びをした。
少し体をほぐして、心もほぐすように。
形の良い胸が白いニットを押し上げる。
身体と感情は、繋がっている。
「――悠木くんは、誠人さんのことを恨んでいる? 許せない?」
年上の女性が、年下の男の子に、素朴な質問を投げかける。
そんな問いかけだった。
「……それは、やっぱり許せないです。……今の感情を素直に言えば、憎んでいるって言ってもいいです」
「……そっかぁ。悠木くんは、そんな場面を見せられても、まだその女の子のことが……好きなんだよね?」
「好きですよ。僕は明莉のことが、ずっと好きです」
僕は真白香奈恵に、一秒の遅れもなく答えた。
質問はありきたりで、解答は明確だったから。
この世界線で、僕は明莉を、絶対に諦めない。
「香奈恵さんはどうなんです? 真白先生のことが嫌いになったりしましたか?」
問いかけると、香奈恵さんは前を向いて唇を突き出した。
思案するように。
「ちょっと分からないかな。――もちろんその動画を見て、ショックだし、許せないし、彼のことを問い詰めたいと思うよ? ――でも大人はそんなに単純じゃないの」
「……そうですか」
高校生だって単純じゃない。
大人ぶる彼女の言葉に少しだけ苛立ちを覚えた。
「教師による生徒との淫行は――事案です。しかも不倫ですよ? その……離婚とかは、考えられないんですか?」
「……それは無いかな?」
思いがけずに即答だった。
ちょっとだけ、肩透かしを食らう。
「――どうして?」
「だから言ったでしょ? 『大人は単純じゃない』って」
そう言って笑った香奈恵さんの目はどこか虚ろだった。
上げられた口角はどこか自嘲気味でもあった。
頬杖を突いたまま、彼女は続ける。
「私ね、さっき言ったみたい、前職を体を壊して辞めているの。はっきり言っちゃうとメンタル――心の病気の方なんだけどね。今は無職で、収入も無いし、あの人に心理的に経済的にも依存して生きているの。――だから、離婚なんて、そんな簡単に出来ないじゃない?」
彼女は「どう?」と試すように、僕のことを上目遣いに見上げた。
「だから言ったでしょ? 大人には複雑な事情があるのよ。親に養ってもらっている君たち高校生にはわからないよ」
自嘲気味なその言葉。
まざまざと大人の現実を突きつけられる。
踏み入れた足が、沼に捕われ始めていることを、僕は実感していた。
でもそれは僕の選択。
僕が選んだ世界線。
明莉ためなら、僕は――沼の中を進むのだ。
「だったら、僕がこの動画を校長先生や教育委員会に出すって言ったら……、香奈恵さんは困りますよね?」
「……そうね。困るわ。お願い――悠木くん、その動画のことは二人だけの秘密にしておいてもらえないかしら……?」
彼女はそう言って、僕の目を見つめる。
縋るような目。哀れな女の表情。
彼女の顔に「動画を消してほしい」と願ってきた明莉の表情が重なって見えた。
それが僕の奥底にある熱の塊を動かし始める。
どうしようもない情動が下腹部から溢れ始める。
「――わかりました」
「……本当?」
「ただし条件があります」
一瞬、彼女の表情に、広まりかけた安堵の波が、引き潮のように散逸していく。
「――何、かしら?」
僕は一呼吸息を吸い込み、吐く。
「僕は真白先生のことが許せません。教師という立場を使って、僕の大切な明莉を汚した真白先生のことが。だから――動画を公開しないなら、せめて復讐したい」
「――復讐?」
長い髪を白いニットワンピースの背に垂らした美しい彼女が、僕の方を向いて小首を傾げる。
僕は言葉を続ける。
僕自身の正義のために。
真白先生を絶望させ、篠宮明莉と取り戻す。
その――正義のために。
「ええ、復讐です。真白先生が僕から明莉を奪ったのなら、僕も真白先生から大切なものを奪いたい。だから――」
僕はそう言うと、まっすぐに彼女の方を見た。
視線が交錯する。
真白香奈恵の潤んだ瞳を僕は見つめた。
彼女が唾を飲み込んで、喉をならす。
「――だから、明莉が動画の中で真白先生がやっていたことを、香奈恵さんが今、僕にしてもらえませんか? ――それが条件です」
言葉の意味を徐々に理解し、真白香奈恵はその顔に驚きを広げていく。
僕はその美しい顔から視線を逸らさず、目を細めた。
貴女の夫が僕の愛する幼馴染に肉棒を咥えさせたのだ。
だから今度は――貴女が僕の肉棒を咥えてよ。
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