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第2章
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幼体を保護して約1年が経った。
その間にたくさんの出会いと別れ-全て動物や魔獣、幻獣だが-があり、子供達も心身共に大きく強くなった。
ルゼと一緒に来たひよこ達も成鳥になり、雌を除き業者に引き取ってもらい、今は新たな雛達がいる。
ちなみに変異種の雛だということで、冒険ギルドの変異種増産計画で種鶏候補として旅立った。
今のところのルゼも変異種は産まれてはいない。
スティードもレナードを乗せられるほどではないが、荷物を運べる程度には力強くなり、少し遠出も出来るようになった。
毎日森へ気の食事に行かなくても、魔物の肉や魔性植物の果物や野菜などだけを食べれば良くなり、薬やポーションを作成する時間が取れるようになった。
そこで在庫が少なくなった薬草の採取を兼ねて、いつもの森とは違う森へ行くことをレナードは思い付く。
レナードはクレドに牛達を庭に連れて来るように頼むと畑に向かう。
ルゼを念話で呼び雛達を捕まえて腕に抱き、コッコ達を連れて庭に行く。
スティードに幼体とルナとソルを連れて庭に来るように念話する。
全ての動物達が庭に集まったのを確認してレナードは念話する。
《変異種の子供達が成長したので、いつもより遠出をしてみようと思うのだがどうだろうか?》
《俺は行く!》
《僕も行きたい!》
直ぐに返事をするソルとルナ。
《私も行きたい》
遠慮がちにスティード。
《主人に付いて行く》
とクレド。
《イッテミタイ》
小さく返す幼体。
《子供達は行きたいようだね。
数日ここを空けるけど、ルゼ達はどうする》
《スウジツナラココにイル》
混血の牛達。
《牛達が残るなら、ココに居よう》
ルゼは即答した。
《分かった。
数日で帰れない場合には、誰かに世話をしてもらえるように冒険ギルドに頼みに行って来るよ。
その返事を聞いてから日程を決めて準備をするから、それまでは自由にして良いよ。
解散》
早速、今ある薬やポーションを持って納品ついでに出かける。
今日はクレドを連れて行く。
先に冒険ギルドへ向かう。
「レナード、この前はありがとよ」
「やあアーウィン、君の子に薬が効いたようだね」
「あぁ、幻獣にはレナードの薬が一番だよ。また頼むよ」
「在庫は切らさないようにしておくよ」
ギルドへ入って直ぐに声をかけられた。
幻獣使いのアーウィンは、共に凶暴化した魔獣と戦って傷付いた白狼の治療に先月来ていたのだ。
ここにいるということは仕事が出来るようになったのだろう。
受付嬢に依頼内容を伝えると、ちょっとお持ち下さいと言って2階へと消えた。
しばらくしてギルド長を連れて降りて来た。
「おいアーウィン、例の話しを聞いた近くにいるやつを集めて会議室に連れて来い」
「あぁ、分かった」
「レナードは付いて来い」
何故か分からないまま付いていく。
示された椅子に座って近況報告をしながら待つ。
5人ほど連れてアーウィンが入って来た。
「皆、急にすまない。
この前の話しだが、ちょうどレナードが来たから集まってもらった。
変異種の幼体の生存率が上がる方法を教えたのは覚えているな。
今はこの支部だけの情報だが、近々近隣の支部でも正式に公表されることになった。
そこでだ、今後変異種や幻獣種の幼体を育てる者や、怪我や休暇で手が空いている者は、レナードが留守の時や手助けが必要な時にレナードの家に行って幻獣や動物の世話を手伝って欲しい」
初めてその話しを聞いたレナードはギルド長に問いかけるように見る。
「アーウィン達、幻獣を預けた者は知っているだろうが、レナードの家は幻獣も住んでいる森の入り口に近い位置にある。
幻獣達にとっても良い環境だし、レナードは薬師が本業で、時々薬草を採取のために珍しく、自らある程度の物は調達するタイプだ。
今回ギルドに来たのもそれが理由だ。
今後レナードが長期間自宅を離れる時には条件指名の依頼書を出すので、この前参加した者は条件が合えば受けて欲しい」
その間にたくさんの出会いと別れ-全て動物や魔獣、幻獣だが-があり、子供達も心身共に大きく強くなった。
ルゼと一緒に来たひよこ達も成鳥になり、雌を除き業者に引き取ってもらい、今は新たな雛達がいる。
ちなみに変異種の雛だということで、冒険ギルドの変異種増産計画で種鶏候補として旅立った。
今のところのルゼも変異種は産まれてはいない。
スティードもレナードを乗せられるほどではないが、荷物を運べる程度には力強くなり、少し遠出も出来るようになった。
毎日森へ気の食事に行かなくても、魔物の肉や魔性植物の果物や野菜などだけを食べれば良くなり、薬やポーションを作成する時間が取れるようになった。
そこで在庫が少なくなった薬草の採取を兼ねて、いつもの森とは違う森へ行くことをレナードは思い付く。
レナードはクレドに牛達を庭に連れて来るように頼むと畑に向かう。
ルゼを念話で呼び雛達を捕まえて腕に抱き、コッコ達を連れて庭に行く。
スティードに幼体とルナとソルを連れて庭に来るように念話する。
全ての動物達が庭に集まったのを確認してレナードは念話する。
《変異種の子供達が成長したので、いつもより遠出をしてみようと思うのだがどうだろうか?》
《俺は行く!》
《僕も行きたい!》
直ぐに返事をするソルとルナ。
《私も行きたい》
遠慮がちにスティード。
《主人に付いて行く》
とクレド。
《イッテミタイ》
小さく返す幼体。
《子供達は行きたいようだね。
数日ここを空けるけど、ルゼ達はどうする》
《スウジツナラココにイル》
混血の牛達。
《牛達が残るなら、ココに居よう》
ルゼは即答した。
《分かった。
数日で帰れない場合には、誰かに世話をしてもらえるように冒険ギルドに頼みに行って来るよ。
その返事を聞いてから日程を決めて準備をするから、それまでは自由にして良いよ。
解散》
早速、今ある薬やポーションを持って納品ついでに出かける。
今日はクレドを連れて行く。
先に冒険ギルドへ向かう。
「レナード、この前はありがとよ」
「やあアーウィン、君の子に薬が効いたようだね」
「あぁ、幻獣にはレナードの薬が一番だよ。また頼むよ」
「在庫は切らさないようにしておくよ」
ギルドへ入って直ぐに声をかけられた。
幻獣使いのアーウィンは、共に凶暴化した魔獣と戦って傷付いた白狼の治療に先月来ていたのだ。
ここにいるということは仕事が出来るようになったのだろう。
受付嬢に依頼内容を伝えると、ちょっとお持ち下さいと言って2階へと消えた。
しばらくしてギルド長を連れて降りて来た。
「おいアーウィン、例の話しを聞いた近くにいるやつを集めて会議室に連れて来い」
「あぁ、分かった」
「レナードは付いて来い」
何故か分からないまま付いていく。
示された椅子に座って近況報告をしながら待つ。
5人ほど連れてアーウィンが入って来た。
「皆、急にすまない。
この前の話しだが、ちょうどレナードが来たから集まってもらった。
変異種の幼体の生存率が上がる方法を教えたのは覚えているな。
今はこの支部だけの情報だが、近々近隣の支部でも正式に公表されることになった。
そこでだ、今後変異種や幻獣種の幼体を育てる者や、怪我や休暇で手が空いている者は、レナードが留守の時や手助けが必要な時にレナードの家に行って幻獣や動物の世話を手伝って欲しい」
初めてその話しを聞いたレナードはギルド長に問いかけるように見る。
「アーウィン達、幻獣を預けた者は知っているだろうが、レナードの家は幻獣も住んでいる森の入り口に近い位置にある。
幻獣達にとっても良い環境だし、レナードは薬師が本業で、時々薬草を採取のために珍しく、自らある程度の物は調達するタイプだ。
今回ギルドに来たのもそれが理由だ。
今後レナードが長期間自宅を離れる時には条件指名の依頼書を出すので、この前参加した者は条件が合えば受けて欲しい」
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