strongest flower~最強の華

陵斗

文字の大きさ
上 下
37 / 38

誰だ!?

しおりを挟む
~倉庫~

あれー?どこ行った?

ヒュンッ ガキンッ

危なかったー

出てきたのはフードを被った奴だ

翔「お前何者?なんで俺のこと狙う?」

?「お姉さんは利用価値があるからね。」

翔「利用価値?どう言うことだよ。」

?「稀宮財閥次期社長。稀宮組若頭。そして15代目獅桜〝女〟総長。」

翔「は?俺があの稀宮財閥の次期社長だって言うのか?そんなわけねぇだろ。しかも女ってありえねー」

?「しらばっくれても意味ないよ。証拠があるからね。」

翔「証拠?じゃあその証拠を見せてくれよ。」

?「今は持ってない。」

翔「じゃあ俺が女だって証明できないなぁ?出直して来いよ。」

?「時間がないんだ。」

は?時間がない?

翔「時間がないわりに落ち着いてるな?」

?「力で勝てるわけがない。お姉さんの方が喧嘩が強いんだから。」

翔「そりゃあそうだろ。俺は世界№1になるまで頑張ったんだ。」

?「稀宮組の力でしょ?」

翔「違う。俺は稀宮組とは関係ない。ここまでなったのは俺とみんなの力だ。」

?「そんなことはもうどうでもいい。だから早く捕まってよ。お姉さん。」

翔「だからさ無理だって何回も言ってんだろ?お前は学習能力がねぇの?同じ質問を繰り返すな。馬鹿か。」

?「うん。確かに僕は馬鹿だよ。だけどね僕もお姉さんについてきてもらわなきゃ困るんだ。さっきからお姉さんは

攻撃できたはずなのにしないのも気になってたんだよね。」

確かに私は攻撃できた。

でも私から攻撃するのは駄目なんだよ。

私に攻撃できる理由を与えちゃう。

翔「さあ?なんでだろうな?あともうそろそろお姉さんってのはやめろ。俺は男だ。」

攻撃しない理由に気づくほどには頭がいいんだね。

馬鹿な奴らは簡単なことにも気付かずすぐに攻撃してくるから。

?「攻撃してくれたら僕もできたのにな。あとお姉さんはお姉さんだから無理だよ。」

やっぱりこいつは頭がいい。

あーでもいいこと思いついた。

もうそろそろ来てる頃だろうしね。

翔「条件次第ではついてってやってもいい。」

?「ほんと?」

翔「あぁ。」

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】婚約者とのお茶の時に交換条件。「 飲んでみて?」

BBやっこ
恋愛
婚約者との交流といえば、お茶の時間。客間であっていたけど「飽きた」という言葉で、しょうがなくテラスにいる。毒物にできる植物もあるのに危機感がないのか、護衛を信用しているのかわからない婚約者。 王位継承権を持つ、一応王子だ。継承一位でもなければこの平和な国で、王になる事もない。はっきり言って微妙。その男とお茶の時間は妙な沈黙が続く。そして事件は起きた。 「起こしたの間違いでしょう?お嬢様。」

婚約破棄の甘さ〜一晩の過ちを見逃さない王子様〜

岡暁舟
恋愛
それはちょっとした遊びでした

【完結】離縁など、とんでもない?じゃあこれ食べてみて。

BBやっこ
恋愛
サリー・シュチュワートは良縁にめぐまれ、結婚した。婚家でも温かく迎えられ、幸せな生活を送ると思えたが。 何のこれ?「旦那様からの指示です」「奥様からこのメニューをこなすように、と。」「大旦那様が苦言を」 何なの?文句が多すぎる!けど慣れ様としたのよ…。でも。

夫達の裏切りに復讐心で一杯だった私は、死の間際に本当の願いを見つけ幸せになれました。

Nao*
恋愛
家庭を顧みず、外泊も増えた夫ダリス。 それを寂しく思う私だったが、庭師のサムとその息子のシャルに癒される日々を送って居た。 そして私達は、三人であるバラの苗を庭に植える。 しかしその後…夫と親友のエリザによって、私は酷い裏切りを受ける事に─。 命の危機が迫る中、私の心は二人への復讐心で一杯になるが…駆けつけたシャルとサムを前に、本当の願いを見つけて─? (1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります)

勘違い令嬢の心の声

にのまえ
恋愛
僕の婚約者 シンシアの心の声が聞こえた。 シア、それは君の勘違いだ。

筆頭婚約者候補は「一抜け」を叫んでさっさと逃げ出した

基本二度寝
恋愛
王太子には婚約者候補が二十名ほどいた。 その中でも筆頭にいたのは、顔よし頭良し、すべての条件を持っていた公爵家の令嬢。 王太子を立てることも忘れない彼女に、ひとつだけ不満があった。

【完結】その約束は果たされる事はなく

かずきりり
恋愛
貴方を愛していました。 森の中で倒れていた青年を献身的に看病をした。 私は貴方を愛してしまいました。 貴方は迎えに来ると言っていたのに…叶わないだろうと思いながらも期待してしまって… 貴方を諦めることは出来そうもありません。 …さようなら… ------- ※ハッピーエンドではありません ※3話完結となります ※こちらの作品はカクヨムにも掲載しています

幼い頃に魔境に捨てたくせに、今更戻れと言われて戻るはずがないでしょ!

克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 ニルラル公爵の令嬢カチュアは、僅か3才の時に大魔境に捨てられた。ニルラル公爵を誑かした悪女、ビエンナの仕業だった。普通なら獣に喰われて死にはずなのだが、カチュアは大陸一の強国ミルバル皇国の次期聖女で、聖獣に護られ生きていた。一方の皇国では、次期聖女を見つけることができず、当代の聖女も役目の負担で病み衰え、次期聖女発見に皇国の存亡がかかっていた。

処理中です...