strongest flower~最強の華

陵斗

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今と過去1

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~家の前~

翔「ありがと。煉。着替えたら行ってくるわ。」

煉「おう。俺は戻るな。」

翔「じゃ、またあとで。」

煉「じゃあな。」

さて、着替えますか。


~家の中~

翔「さて髪の色落とすか。」

私の髪は一日染めで黒にしている。

もちろんカラコンもしている。

だって私の髪は白だから、馬鹿にされるでしょ?

あの時みたいに・・・


~二年前~

翔「・・・・・・」

ク「あの子の髪見てー白いよー?」

ク「ホントだー。なんなのあの子ー。」

クスクス

髪は白く、目が青かった私は日本では異様だった。

私は今までアメリカにいて、大学を史上最年少で卒業していた。

私は日本に戻り、人間関係を学ぶために小学校に入った。

翔「・・・っ・・・ひっく。」

私はクラスメイトの視線と言葉に耐え切れず、泣いてしまった。

私が泣いたらクラスのみんなは冷たい視線を送りながら笑っていた。

それに耐えきれずに私はその場から走って逃げた。

外に出てもバカにされたり笑われたり

私はもうこの世界を見たくない、聞きたくない

この髪も目もすべてが嫌になったんだ

恨んだ、こんな自分も

こんな世界も何もかも

弟は普通の髪色に目も普通の色

なんで私だけ・・・

そうやって毎日を過ごしていた

ある日私の中で何かが切れた音がした

その日から私は狂ったように

毎日喧嘩をした。

唯一仲良くしてくれた子も

だんだん私から離れていった

私にはもう何にもない・・・
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