89 / 110
おまけコンテンツ
おまけSS にゃんにゃん♡猫耳えっち(2)★
しおりを挟む
「っは、相変わらずやらしいヤツだな」
高山はショートパンツを下着ごと脱がすと、ローションを手に取って、後孔へと指を這わせた。つぷりと中へ押し入れば、熱くうねる粘膜が絡みついてくる。
「ふ、あっ……」
やんわりと入口を擦りながら、少しずつ奥へと進めていく。腹側のしこりをぐっと押し込んでやれば、侑人は甘い声を上げて悶えた。
「ひぁっ……あ、そこっ」
「ああ。前立腺、気持ちいいな」
指を増やして中を広げつつ、心得ているとばかりに前立腺を責め立てる。
さらにはパーカーのファスナーを口で下ろし、胸元を露出させてやった。薄桃色の突起は可愛らしくピンと立っており、軽く歯を立てて吸い上げれば、侑人はますます顔を蕩けさせる。
「はっ、ん……も、高山さん」
「もうほしい?」
「ん、ほしい……っ」
早くも焦れたように腰を揺らし、舌足らずな声で懇願してくる。
その痴態に興奮を覚えつつ、高山は指を引き抜いた。ズボンの前を寛げ、手早く自身にコンドームを装着する。
一方、侑人は待ちきれないとばかりに、大きく脚を開いた。自らの手で尻臀を割り開きながら口を開く。
「はやく、挿れて――」
まったく、どこまで煽れば気が済むというのか。
とうとう高山の理性も限界を迎えようとしていた。深く息をついて、侑人の膝裏を抱え上げると、ヒクつく後孔に先端をあてがう。
侑人は待ちわびていた質量に貫かれ、悦びの声を上げた。
「あぁ、あぁぁ……」
ずぶずぶと肉壁を押し広げながら、挿入を果たしていく。
最奥まで到達したところで、高山は一旦動きを止めて侑人のことを見下ろした。パーカーから覗く胸元はいやらしく濡れ、猫耳つきのフードは愛らしくも存在感を放っている――こんなものを前にして、自重できるはずがなかった。
「なあ、侑人。『にゃあ』って鳴いてみろよ」
「っ!?」
「ほら、猫っぽく『にゃあにゃあ』って」
「な、なに言って」
あまりにも唐突な要求に、侑人は目を白黒させる。
だが、そんなもの知ったことではない。高山はわざと感じやすい箇所を外し、焦らすようにゆっくりと腰を使いだした。
「あっ、や、やだ……それやだあ」
「上手に鳴けたら、侑人の好きなとこ――ご褒美にたくさん突いてやるよ」
「んっ」
なかなか踏ん切りがつかないようで、侑人はぎゅっと唇を噛み締めていた。
それでも、高山がゆるゆると腰を動かすうちに、徐々に理性が溶けてきたらしい。顔を覗き込めば、やがて小さくその唇が動いたのだった。
「にゃ、にゃあ……んっ」
羞恥に瞳を潤ませ、猫のように甘えた声で鳴いてみせる。その瞬間、高山の興奮も最高潮に達した。
「――よくできました」
余裕なく言って、ご褒美とばかりに前立腺めがけて腰を打ちつける。
侑人は強い衝撃に目を見開き、喉を反らせて喘いだ。それも高山が再び声をかければ、愛らしい猫の鳴き声へと変わる。
「にゃあ、にゃっ! にゃあっ……!」
そうして、ひっきりなしに鳴き続ける侑人を、高山はうんと可愛がったのだった。
その後。ルームウェアは侑人の手によって、洗濯かごに放り込まれた。
「返品するんじゃなかったのか?」
「今さら返品できるわけねーだろ! ほんっと最悪!」
「おっと、そいつは悪いことしたな」
袖を通した時点でこうなるとわかっていたが、ついニヤニヤとしてしまう。そんな高山に対し、侑人はオヤジくさいだの、変態だのと散々な言いようだった。
「すまんすまん。あまりに可愛かったもんで、つい」
「くそっ、恥ずかしくて死ぬ――こんなの着せられる身にもなれよ!」
侑人がパーカーを引っ掴んで、雑に羽織らせてくる。フードを被せたところで、プッと吹きだす声が聞こえた。
「っ、あは……高山さん、似合わねえ」
「似合っても困るだろ。まあご所望とあらば、俺も『にゃあにゃあ』鳴いてみせるが?」
「なんだよそれ。高山さんじゃないんだから」
まるで少年のように無邪気であどけない笑顔。クスクスと笑う侑人につられ、高山も笑みを浮かべる。
時折見せてくれる、こういった笑顔がたまらなく好きだ。猫被りなどしなくていいだろうに――とも思うが、独占したい気もして悩ましいところである。
「なに?」
「いや」
じっと見つめていたら、侑人が不思議そうに首を傾げた。高山は曖昧に誤魔化しつつ、顎の下を掻くように撫でてやることにする。
「やっぱ、侑人の方が猫みたいだな」
「おい。猫扱いやめろよ」
嫌そうに顔をしかめる侑人だが、本気で嫌がっていないことはわかっている。その証拠に、顎を掬い上げれば素直にも応じようとする。
「――……」
触れるだけのキスを交わして、微笑み合う。
猫のように気難しい恋人との時間は、今日もまた甘く過ぎていくのだった。
高山はショートパンツを下着ごと脱がすと、ローションを手に取って、後孔へと指を這わせた。つぷりと中へ押し入れば、熱くうねる粘膜が絡みついてくる。
「ふ、あっ……」
やんわりと入口を擦りながら、少しずつ奥へと進めていく。腹側のしこりをぐっと押し込んでやれば、侑人は甘い声を上げて悶えた。
「ひぁっ……あ、そこっ」
「ああ。前立腺、気持ちいいな」
指を増やして中を広げつつ、心得ているとばかりに前立腺を責め立てる。
さらにはパーカーのファスナーを口で下ろし、胸元を露出させてやった。薄桃色の突起は可愛らしくピンと立っており、軽く歯を立てて吸い上げれば、侑人はますます顔を蕩けさせる。
「はっ、ん……も、高山さん」
「もうほしい?」
「ん、ほしい……っ」
早くも焦れたように腰を揺らし、舌足らずな声で懇願してくる。
その痴態に興奮を覚えつつ、高山は指を引き抜いた。ズボンの前を寛げ、手早く自身にコンドームを装着する。
一方、侑人は待ちきれないとばかりに、大きく脚を開いた。自らの手で尻臀を割り開きながら口を開く。
「はやく、挿れて――」
まったく、どこまで煽れば気が済むというのか。
とうとう高山の理性も限界を迎えようとしていた。深く息をついて、侑人の膝裏を抱え上げると、ヒクつく後孔に先端をあてがう。
侑人は待ちわびていた質量に貫かれ、悦びの声を上げた。
「あぁ、あぁぁ……」
ずぶずぶと肉壁を押し広げながら、挿入を果たしていく。
最奥まで到達したところで、高山は一旦動きを止めて侑人のことを見下ろした。パーカーから覗く胸元はいやらしく濡れ、猫耳つきのフードは愛らしくも存在感を放っている――こんなものを前にして、自重できるはずがなかった。
「なあ、侑人。『にゃあ』って鳴いてみろよ」
「っ!?」
「ほら、猫っぽく『にゃあにゃあ』って」
「な、なに言って」
あまりにも唐突な要求に、侑人は目を白黒させる。
だが、そんなもの知ったことではない。高山はわざと感じやすい箇所を外し、焦らすようにゆっくりと腰を使いだした。
「あっ、や、やだ……それやだあ」
「上手に鳴けたら、侑人の好きなとこ――ご褒美にたくさん突いてやるよ」
「んっ」
なかなか踏ん切りがつかないようで、侑人はぎゅっと唇を噛み締めていた。
それでも、高山がゆるゆると腰を動かすうちに、徐々に理性が溶けてきたらしい。顔を覗き込めば、やがて小さくその唇が動いたのだった。
「にゃ、にゃあ……んっ」
羞恥に瞳を潤ませ、猫のように甘えた声で鳴いてみせる。その瞬間、高山の興奮も最高潮に達した。
「――よくできました」
余裕なく言って、ご褒美とばかりに前立腺めがけて腰を打ちつける。
侑人は強い衝撃に目を見開き、喉を反らせて喘いだ。それも高山が再び声をかければ、愛らしい猫の鳴き声へと変わる。
「にゃあ、にゃっ! にゃあっ……!」
そうして、ひっきりなしに鳴き続ける侑人を、高山はうんと可愛がったのだった。
その後。ルームウェアは侑人の手によって、洗濯かごに放り込まれた。
「返品するんじゃなかったのか?」
「今さら返品できるわけねーだろ! ほんっと最悪!」
「おっと、そいつは悪いことしたな」
袖を通した時点でこうなるとわかっていたが、ついニヤニヤとしてしまう。そんな高山に対し、侑人はオヤジくさいだの、変態だのと散々な言いようだった。
「すまんすまん。あまりに可愛かったもんで、つい」
「くそっ、恥ずかしくて死ぬ――こんなの着せられる身にもなれよ!」
侑人がパーカーを引っ掴んで、雑に羽織らせてくる。フードを被せたところで、プッと吹きだす声が聞こえた。
「っ、あは……高山さん、似合わねえ」
「似合っても困るだろ。まあご所望とあらば、俺も『にゃあにゃあ』鳴いてみせるが?」
「なんだよそれ。高山さんじゃないんだから」
まるで少年のように無邪気であどけない笑顔。クスクスと笑う侑人につられ、高山も笑みを浮かべる。
時折見せてくれる、こういった笑顔がたまらなく好きだ。猫被りなどしなくていいだろうに――とも思うが、独占したい気もして悩ましいところである。
「なに?」
「いや」
じっと見つめていたら、侑人が不思議そうに首を傾げた。高山は曖昧に誤魔化しつつ、顎の下を掻くように撫でてやることにする。
「やっぱ、侑人の方が猫みたいだな」
「おい。猫扱いやめろよ」
嫌そうに顔をしかめる侑人だが、本気で嫌がっていないことはわかっている。その証拠に、顎を掬い上げれば素直にも応じようとする。
「――……」
触れるだけのキスを交わして、微笑み合う。
猫のように気難しい恋人との時間は、今日もまた甘く過ぎていくのだった。
163
お気に入りに追加
639
あなたにおすすめの小説
平凡なSubの俺はスパダリDomに愛されて幸せです
おもち
BL
スパダリDom(いつもの)× 平凡Sub(いつもの)
BDSM要素はほぼ無し。
甘やかすのが好きなDomが好きなので、安定にイチャイチャ溺愛しています。
順次スケベパートも追加していきます
僕を拾ってくれたのはイケメン社長さんでした
なの
BL
社長になって1年、父の葬儀でその少年に出会った。
「あんたのせいよ。あんたさえいなかったら、あの人は死なずに済んだのに…」
高校にも通わせてもらえず、実母の恋人にいいように身体を弄ばれていたことを知った。
そんな理不尽なことがあっていいのか、人は誰でも幸せになる権利があるのに…
その少年は昔、誰よりも可愛がってた犬に似ていた。
ついその犬を思い出してしまい、その少年を幸せにしたいと思うようになった。
かわいそうな人生を送ってきた少年とイケメン社長が出会い、恋に落ちるまで…
ハッピーエンドです。
R18の場面には※をつけます。
いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】
彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』
高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。
その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。
そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?
二十歳の同人女子と十七歳の女装男子
クナリ
恋愛
同人誌でマンガを描いている三織は、二十歳の大学生。
ある日、一人の男子高校生と出会い、危ないところを助けられる。
後日、友人と一緒にある女装コンカフェに行ってみると、そこにはあの男子高校生、壮弥が女装して働いていた。
しかも彼は、三織のマンガのファンだという。
思わぬ出会いをした同人作家と読者だったが、三織を大切にしながら世話を焼いてくれる壮弥に、「女装していても男は男。安全のため、警戒を緩めてはいけません」と忠告されつつも、だんだんと三織は心を惹かれていく。
自己評価の低い三織は、壮弥の迷惑になるからと具体的な行動まではなかなか起こせずにいたが、やがて二人の関係はただの作家と読者のものとは変わっていった。
てなずけたポメラニアンはSubで鬼上司でした
有村千代
BL
ポメラニアン(※上司)を躾けて甘やかして♥ Dom/Subユニバース×ポメガバース!
<あらすじ>
「上司があんなに可愛いポメラニアンだとか! 忘れる方が無理ってもんでしょう!?」
駆け出しの商社マン・羽柴は、鬼上司の犬飼に叱られてばかりの日々を送っている。
ある日、終業後のオフィスで、なぜか一匹のポメラニアンと遭遇するのだが――その正体はまさかの犬飼だった!
犬飼は過度のストレスを感じると、ポメラニアンに変化してしまう特異体質。さらにはSubとして欲求不満を抱えていたのだ。
羽柴は力になりたいと思うも、実はプレイが苦手なDomで、コマンドなんて飼い犬相手にしか使ったことがない。
そんな羽柴に対して犬飼が提案してきたのは、プレイ練習という名の仮パートナーで…!?
【無邪気ワンコ部下×クーデレ鬼上司(プレイが苦手なDom×ポメ化するSub)】
※『★』マークがついている章は性的な描写が含まれています。
※全7話+番外編5話(断章含む)、毎日更新。
※ピュアな下剋上Dom/Subユニバース。プレイは甘々褒め、ソフトSM。
(Dom/Subが初めての方にも楽しんでいただけたら幸いです!)
作者X(Twitter)【https://twitter.com/tiyo_arimura_】
掲載箇所【エブリスタ/アルファポリス/ムーンライトノベルズ/BLove/fujossy/pixiv】
そばかす糸目はのんびりしたい
楢山幕府
BL
由緒ある名家の末っ子として生まれたユージン。
母親が後妻で、眉目秀麗な直系の遺伝を受け継がなかったことから、一族からは空気として扱われていた。
ただ一人、溺愛してくる老いた父親を除いて。
ユージンは、のんびりするのが好きだった。
いつでも、のんびりしたいと思っている。
でも何故か忙しい。
ひとたび出張へ出れば、冒険者に囲まれる始末。
いつになったら、のんびりできるのか。もう開き直って、のんびりしていいのか。
果たして、そばかす糸目はのんびりできるのか。
懐かれ体質が好きな方向けです。今のところ主人公は、のんびり重視の恋愛未満です。
全17話、約6万文字。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる