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番外編 寂しがり屋のひとりえっち♡(3)★
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(えっ……?)
一瞬、幻聴かと思ったけれど違ったらしい。寝室のドアが勢いよく開け放たれ、今まさに会いたいと思っていた人の姿が、目に飛び込んできた。
「おっと、こいつは予想外」
高山は目を丸くしながら、そんなことを言ってみせる。
信じられないことに帰ってきたというのか。侑人は思わぬ事態に固まってしまう。が、我に返って今の状況を思い出せば、あまりの恥ずかしさに顔から火が出そうになった。
「バッ……で、出てけ!」
抱え込んでいた枕を、相手の顔面めがけて投げつける。高山はそれを軽く受け止めつつ、こちらへと歩み寄ってきた。
「おい、いきなり物投げるなよ」
「うるさいっ、なんで帰ってきてんだよ!」
慌ててアナルビーズを放って、ベッドの隅へと後ずさる。しかし、抵抗も虚しくあっという間に捕まってしまった。
「あれだけ寂しがられたら、帰るに決まってるだろ」
「っ! べつにそんなつもりじゃ……つーか、仕事は」
「適当に切り上げてきた。大して急ぎじゃないんだし、出張から戻ってきた身にもなれっての。それに――」
と、高山は侑人の体を抱きしめてきた。二週間ぶりの体温に心臓が大きく脈打つ。
「高山、さ……ん」
「俺だって会いたかった。ごめんな、寂しい思いさせて」
甘ったるく囁かれ、侑人は小さく息を呑んだ。
「わざわざ帰ってこなくてもよかったのに……」そう言いながらも、おずおずと相手の背に腕を回し、
「でも、嬉しい――ありがとう」
なんとか素直に気持ちを伝えてみせる。そのままぎゅうっと力を込めれば、高山も同じように強く抱きしめ返してくれた。
「礼を言われるようなことじゃねえよ。俺がそうしたかっただけだ」
しばらく抱擁を交わしたのち、高山は顔を覗き込んで唇を重ねてきた。
角度を変えながら柔らかく啄み、互いの存在を確かめるかのように何度も求め合う。そのうちに自然と舌同士が絡まった。
「ん……っ」
久々のキスに酔いしれながら、夢中になって高山を求める。
唇が離れる頃にはすっかり蕩けきっていた。高山はそんなこちらを小さく笑うと、肩に手をかけてベッドの上に押し倒してくる。
「お互い、溜まってるな」
「そりゃあ、二週間も開いたし……」
「あれだけ平気な顔してたくせによく言うよ。……ま、俺もここまでとは思わなかったが」
言って、先ほど侑人が使っていたアナルビーズを目の前にかざしてみせた。
「まさか、人の枕オカズにして――こんなオモチャまで使いだすとはな」
高山の笑みが一瞬にしていやらしいものになる。
ついムードに流されて失念していたが、自慰行為に耽っていたところを見られていたのだった。しかも、なお下半身は何も身につけていない状態。侑人は顔を真っ赤に染め上げ、慌てて身を起こそうとする。
が、高山はそれを許さず、アナルビーズを後孔に押し付けてきた。
「あ、ちょっ!」
「これ、俺にも楽しませろよ」
もう一方の手で太腿を押さえつけられ、でんぐり返しのような体勢をとらされてしまう。そのなんとも恥ずかしい状態のまま、有無を言わさずアナルビーズが埋め込まれた。
一瞬、幻聴かと思ったけれど違ったらしい。寝室のドアが勢いよく開け放たれ、今まさに会いたいと思っていた人の姿が、目に飛び込んできた。
「おっと、こいつは予想外」
高山は目を丸くしながら、そんなことを言ってみせる。
信じられないことに帰ってきたというのか。侑人は思わぬ事態に固まってしまう。が、我に返って今の状況を思い出せば、あまりの恥ずかしさに顔から火が出そうになった。
「バッ……で、出てけ!」
抱え込んでいた枕を、相手の顔面めがけて投げつける。高山はそれを軽く受け止めつつ、こちらへと歩み寄ってきた。
「おい、いきなり物投げるなよ」
「うるさいっ、なんで帰ってきてんだよ!」
慌ててアナルビーズを放って、ベッドの隅へと後ずさる。しかし、抵抗も虚しくあっという間に捕まってしまった。
「あれだけ寂しがられたら、帰るに決まってるだろ」
「っ! べつにそんなつもりじゃ……つーか、仕事は」
「適当に切り上げてきた。大して急ぎじゃないんだし、出張から戻ってきた身にもなれっての。それに――」
と、高山は侑人の体を抱きしめてきた。二週間ぶりの体温に心臓が大きく脈打つ。
「高山、さ……ん」
「俺だって会いたかった。ごめんな、寂しい思いさせて」
甘ったるく囁かれ、侑人は小さく息を呑んだ。
「わざわざ帰ってこなくてもよかったのに……」そう言いながらも、おずおずと相手の背に腕を回し、
「でも、嬉しい――ありがとう」
なんとか素直に気持ちを伝えてみせる。そのままぎゅうっと力を込めれば、高山も同じように強く抱きしめ返してくれた。
「礼を言われるようなことじゃねえよ。俺がそうしたかっただけだ」
しばらく抱擁を交わしたのち、高山は顔を覗き込んで唇を重ねてきた。
角度を変えながら柔らかく啄み、互いの存在を確かめるかのように何度も求め合う。そのうちに自然と舌同士が絡まった。
「ん……っ」
久々のキスに酔いしれながら、夢中になって高山を求める。
唇が離れる頃にはすっかり蕩けきっていた。高山はそんなこちらを小さく笑うと、肩に手をかけてベッドの上に押し倒してくる。
「お互い、溜まってるな」
「そりゃあ、二週間も開いたし……」
「あれだけ平気な顔してたくせによく言うよ。……ま、俺もここまでとは思わなかったが」
言って、先ほど侑人が使っていたアナルビーズを目の前にかざしてみせた。
「まさか、人の枕オカズにして――こんなオモチャまで使いだすとはな」
高山の笑みが一瞬にしていやらしいものになる。
ついムードに流されて失念していたが、自慰行為に耽っていたところを見られていたのだった。しかも、なお下半身は何も身につけていない状態。侑人は顔を真っ赤に染め上げ、慌てて身を起こそうとする。
が、高山はそれを許さず、アナルビーズを後孔に押し付けてきた。
「あ、ちょっ!」
「これ、俺にも楽しませろよ」
もう一方の手で太腿を押さえつけられ、でんぐり返しのような体勢をとらされてしまう。そのなんとも恥ずかしい状態のまま、有無を言わさずアナルビーズが埋め込まれた。
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