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第9話 結婚式と、それから…(5)★
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高山のそれは血管が浮かび上がっていて、見るからに熱く滾っている。早く挿れたいとばかりに割れ目をなぞられては、こちらも期待せざるを得ない。
(高山さんの……すごい)
ドキドキしているうちにも膝を抱えられ、カメラに向かってより大きく股を開かされる。狙いが定まったところで、高山がゆっくりと潜り込んできた。
「カメラ見てみろよ。侑人のエロい穴が、美味そうに俺のチンコ呑み込んでる」
「っ、う……」
耳元で囁かれるいやらしい言葉。
カメラのモニターには、背面座位で屹立が埋め込まれていく光景が映し出されている。
まるで、視姦でもされているかのような感覚だ。侑人は羞恥に耐えきれず、きつく目を閉じながら顔を背けた。
「目閉じるなって。ちゃんと見てないと抜いちまうぞ」
「や……っ、あ」
体内のものが抜け落ちそうになり、慌てて目を見開く。
高山のこういった一面は今に始まったことではないが、今日はやたらとしつこい。おずおずと目を向ければ、モニターにはAVさながらの淫猥な姿が映し出されていた。
「いい子だ。……ほら、入ってくぞ」
高山は見せつけるかのように、じっくりと時間をかけて挿入を果たしていく。
当然、カメラには結合部も映っていて、侑人は目を背けたくなった。が、そう簡単に許されるはずもなく、高山のものを呑み込んでいく様をありありと見せられてしまう。
「うぅ……っ、やだ、はずかし、ぃ……」
「んなこと言いながら感じてるのは、どこのどいつだ? ここ、ずっとヒクヒクさせて誘ってるくせに」
「そ、そんな、ぁ……」
「やらしいヤツだな、よっぽど俺が欲しいのか。なら、ちゃんとくれてやるから味わえよ……っ」
「あああぁっ――!」
最奥まで一気に貫かれて、侑人は顔を蕩けさせた。
限界まで押し広げられたそこはローションで濡れ光り、高山の言葉どおりにいやらしくヒクついている。もっと、とねだってしまうのをやめられない。
「ああ、侑人のナカが絡みついてきてる。突っ走っちまいそうだ」
高山は舌なめずりをすると、容赦なく律動を開始した。侑人の体を軽々と抱え込んでは、激しく揺さぶってくる。
「ん、あっ! だめ、待っ……」
「待ったはナシだ」
「っあ、や……んんっ!」
奥を穿たれれば目の前がチカチカとし、逆に引き抜かれれば内壁が捲れ上がるような錯覚を覚えた。そして、また深々と突き上げられ――脳天にまで響くような強烈な快感と圧迫感に、くらりと眩暈を起こしそうになる。
「だ、だめっ……ほんと、もたないからあっ」
「いいぜ。もっと気持ちよくしてやるよ」
「あ、ああっ」
結婚式の余韻が残っているのか、はたまたいつもと違うセックスに酔っているのか。息を乱して訴えるも、高山の責め立ては激しさを増していき、侑人はただガクガクと揺さぶられるしかない。
そんななか、なおもカメラはビデオ撮影を続けていて、赤黒く張り詰めた男根が荒々しく出入りする光景を目にしてしまった。
その生々しさに、興奮がいっそう高まっていく。高山も感づいたのだろうか、結合部がより見えるよう侑人の体を持ち上げてみせた。
「最高の眺めだな――ここも、お前の乱れっぷりも」
「あっ、いやぁ……っ」
「はは、すげえ締まりやがる。見られるのがいいだなんて、淫乱か?」
意地悪な囁きが鼓膜を震わせる。恥ずかしいのに感じてしまう浅ましさを自覚させられるようで、侑人は泣きだしたくなった。
が、それもほんのわずかのことだった。敏感な粘膜を擦られるたびに電流のような快感が走り抜け、思考が白く塗り潰されていく。
気がつけば、恥も外聞もなく乱れる侑人がいて、カメラには快楽に溺れきった顔が映し出されていた。
(高山さんの……すごい)
ドキドキしているうちにも膝を抱えられ、カメラに向かってより大きく股を開かされる。狙いが定まったところで、高山がゆっくりと潜り込んできた。
「カメラ見てみろよ。侑人のエロい穴が、美味そうに俺のチンコ呑み込んでる」
「っ、う……」
耳元で囁かれるいやらしい言葉。
カメラのモニターには、背面座位で屹立が埋め込まれていく光景が映し出されている。
まるで、視姦でもされているかのような感覚だ。侑人は羞恥に耐えきれず、きつく目を閉じながら顔を背けた。
「目閉じるなって。ちゃんと見てないと抜いちまうぞ」
「や……っ、あ」
体内のものが抜け落ちそうになり、慌てて目を見開く。
高山のこういった一面は今に始まったことではないが、今日はやたらとしつこい。おずおずと目を向ければ、モニターにはAVさながらの淫猥な姿が映し出されていた。
「いい子だ。……ほら、入ってくぞ」
高山は見せつけるかのように、じっくりと時間をかけて挿入を果たしていく。
当然、カメラには結合部も映っていて、侑人は目を背けたくなった。が、そう簡単に許されるはずもなく、高山のものを呑み込んでいく様をありありと見せられてしまう。
「うぅ……っ、やだ、はずかし、ぃ……」
「んなこと言いながら感じてるのは、どこのどいつだ? ここ、ずっとヒクヒクさせて誘ってるくせに」
「そ、そんな、ぁ……」
「やらしいヤツだな、よっぽど俺が欲しいのか。なら、ちゃんとくれてやるから味わえよ……っ」
「あああぁっ――!」
最奥まで一気に貫かれて、侑人は顔を蕩けさせた。
限界まで押し広げられたそこはローションで濡れ光り、高山の言葉どおりにいやらしくヒクついている。もっと、とねだってしまうのをやめられない。
「ああ、侑人のナカが絡みついてきてる。突っ走っちまいそうだ」
高山は舌なめずりをすると、容赦なく律動を開始した。侑人の体を軽々と抱え込んでは、激しく揺さぶってくる。
「ん、あっ! だめ、待っ……」
「待ったはナシだ」
「っあ、や……んんっ!」
奥を穿たれれば目の前がチカチカとし、逆に引き抜かれれば内壁が捲れ上がるような錯覚を覚えた。そして、また深々と突き上げられ――脳天にまで響くような強烈な快感と圧迫感に、くらりと眩暈を起こしそうになる。
「だ、だめっ……ほんと、もたないからあっ」
「いいぜ。もっと気持ちよくしてやるよ」
「あ、ああっ」
結婚式の余韻が残っているのか、はたまたいつもと違うセックスに酔っているのか。息を乱して訴えるも、高山の責め立ては激しさを増していき、侑人はただガクガクと揺さぶられるしかない。
そんななか、なおもカメラはビデオ撮影を続けていて、赤黒く張り詰めた男根が荒々しく出入りする光景を目にしてしまった。
その生々しさに、興奮がいっそう高まっていく。高山も感づいたのだろうか、結合部がより見えるよう侑人の体を持ち上げてみせた。
「最高の眺めだな――ここも、お前の乱れっぷりも」
「あっ、いやぁ……っ」
「はは、すげえ締まりやがる。見られるのがいいだなんて、淫乱か?」
意地悪な囁きが鼓膜を震わせる。恥ずかしいのに感じてしまう浅ましさを自覚させられるようで、侑人は泣きだしたくなった。
が、それもほんのわずかのことだった。敏感な粘膜を擦られるたびに電流のような快感が走り抜け、思考が白く塗り潰されていく。
気がつけば、恥も外聞もなく乱れる侑人がいて、カメラには快楽に溺れきった顔が映し出されていた。
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