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第8話 エロいことすんの?(2)★

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「気持ちいい?」
 明は様子をうかがいながら、指先で肌を撫でてくる。
 その指が胸元にたどり着くと、先端を撫で回すように触られた。乳首なんて触ったことも触られたこともない――予想外のくすぐったさに、千佳は身をよじった。
「うはっ! ちょ、そこは感じねーって」
「じゃあ、もう下触っけどいいよな?」
「う、おっ」
 明にスキニーの前を寛げられる。千佳の下着には染みが出来ていて、それを目にした明は小さく笑う。
「パンツの中、どうなってんだこれ?」
「勝手に脱がすなって、おい!」
「すげ……どんだけ先走り出してんだよ」
 腰を持ち上げられて、スキニーごと下着を引き抜かれてしまう。千佳のものは完全に勃起していて、先端から透明な体液が溢れ出ていた。
 こんなことなら電気くらい消してもらえばよかった。恋人同士になったとはいえ、こうも凝視されては堪ったものではない。
「お、お前も脱げよ! 俺ばっかズリぃじゃん!」
 上体を起こし、明の顔を押し退けながら言う。
 すると明は、「わかったよ」と手早く服を脱いで、ベッドの外に放っていった。引き締まった体躯が千佳の前に晒される。
 腹筋は割れているし、腕や脚の筋肉もたくましい――自分とはまるで違う、筋肉質で男らしい体に思わず見惚れてしまった。明の裸を見るのは初めてではないけれど、こうしてまじまじと見る機会はなかったかもしれない。
(で、やっぱアソコもデカいんだろうなあ)
 明が下着のゴムに指をかける。
 布地の上からでもわかる立派なサイズだ。勃起しているところは見たことがないのでわからないが、実物は相当なものに違いない。千佳はごくりと生唾を飲み込んだ。
 そして下着が下ろされた瞬間、勢いよく明のものが飛び出してくる。
(クソデカっ!)
 それは長さもあるうえに太さもあって、括れから先の部分も存在感がある――とにかく「デカい」としか言いようがなかった。自分のものと比べてみて、思わず感嘆してしまうレベルだ。想像はしていたものの、同じ男としてここまで違うとは思わなかった。
「うわ、やべぇ……明のカッコいい形してんな」
 ちょんちょん、と弄ぶように指先で突いてみる。反り返りっぷりもすさまじく、突いては戻ってくる感触が楽しい。まるで《おきあがりこぼし》のようだ。
「っ、遊ぶなよ。触んならちゃんと触れ」
 明が手を掴んでくる。そのまま腰を寄せてきて下腹部同士が触れた。
 何事かと思えば、二人分の屹立をひとまとめにして握らされる。千佳は驚いたが、すぐにその意図を理解した。
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