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第1話 あなたの舎弟にしてください!(5)★
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(野郎相手、しかもガキに何やってんだよ……)
そう思うも胸が高鳴ってしまい、興奮が冷めやらない。犬塚への申し訳なさと同時に、どこか高揚感を覚えている自分がいた。
「ほら、拭けたぞ。あとでちゃんと洗えよな」
不思議な感情を抱きながらも声をかける。が、犬塚は動こうとしない。
気になって顔を覗き込めば、そこには潤んだ瞳があった。
「ど、どーした? やっぱマズかったか?」
「いや、そのっ」
「あ?」
「……トイレの場所、教えてもらえませんか?」
察しはすぐについた――犬塚は股間を押さえて内股になっており、つまりはそういったことだろう。男の生理現象というものは欲望に忠実で、時として厄介である。
「部屋出て、左行ったらあっけど」
「ちょ、ちょっと行ってきますね。治まるかなって思ったんですけど、なかなか治まんなくて」
そそくさと犬塚が立ち上がる。
不破はため息をついて、その背に声をかけた。
「ここでヌいちまえよ、めんどくせェ」
「え、ええ!? 恥ずかしいからやだっ!」
振り向きざまに拒否される。当然といえば当然かもしれないが、他人のものを咥えておいて今さらではないだろうか。なにも、人前で自慰行為をしろとは言っていないのだし。
「そーじゃなくって、俺がしてやるつってんだよ。妙なことさせちまったし、これくらいやらせろ」
「どっちにしたって恥ずかしいですよ! って、うわあ!?」
ぐいっと腕を引っ張れば、簡単に犬塚はバランスを崩す。そのまま抱き寄せ、膝の間に座らせてやった。
「ちゃっちゃと終わらせっぞ」
「えっ……あ、やだ、先輩っ」
ズボンのベルトに手をかけるなり、犬塚は抵抗するかのように暴れ出す。
それを軽くいなしつつ手早く前を寛げると、先走りで湿った下着が目に入った。犬塚のものは布地越しでもはっきりとわかるくらい熱を帯びていて、確かにこれでは落ち着かなさそうだ。
「や、先輩……恥ずかしいからっ」
「こら、逃げんなっての」
逃げようとするところを強引に引き戻して、腕の中にすっぽりと収めてしまう。そして、腰を抱いたまま、片手で犬塚のものを取り出した。
――そこで、はたと気がつく。
「下の毛、まだ生えてねェのな」
「~~っ!」
犬塚が耳まで真っ赤になって、不破の膝をバシバシ叩いてくる。よほど恥ずかしいらしい――晩熟なのを気にしているのだろうか。
「ひどい! 先輩、ひどい~っ」
「悪かったって! 今はこっち集中しろよっ」
「ん、あ……ッ」
屹立を握り込んだ瞬間、犬塚はビクッと体を跳ねさせた。
被っていた皮を剥き、ぬるりとした体液を広げながら擦ってやると、彼は弱々しく頭を振る。
「あ、なにこれ……やぁ、先輩っ」
犬塚の口からこぼれるのは、普段の雰囲気からは到底想像つかない喜悦の声だ。拒絶の言葉を口にしながらも、不破の手の動きに合わせて揺れ動く体は、与えられる快楽を素直に受け止めていた。
そう思うも胸が高鳴ってしまい、興奮が冷めやらない。犬塚への申し訳なさと同時に、どこか高揚感を覚えている自分がいた。
「ほら、拭けたぞ。あとでちゃんと洗えよな」
不思議な感情を抱きながらも声をかける。が、犬塚は動こうとしない。
気になって顔を覗き込めば、そこには潤んだ瞳があった。
「ど、どーした? やっぱマズかったか?」
「いや、そのっ」
「あ?」
「……トイレの場所、教えてもらえませんか?」
察しはすぐについた――犬塚は股間を押さえて内股になっており、つまりはそういったことだろう。男の生理現象というものは欲望に忠実で、時として厄介である。
「部屋出て、左行ったらあっけど」
「ちょ、ちょっと行ってきますね。治まるかなって思ったんですけど、なかなか治まんなくて」
そそくさと犬塚が立ち上がる。
不破はため息をついて、その背に声をかけた。
「ここでヌいちまえよ、めんどくせェ」
「え、ええ!? 恥ずかしいからやだっ!」
振り向きざまに拒否される。当然といえば当然かもしれないが、他人のものを咥えておいて今さらではないだろうか。なにも、人前で自慰行為をしろとは言っていないのだし。
「そーじゃなくって、俺がしてやるつってんだよ。妙なことさせちまったし、これくらいやらせろ」
「どっちにしたって恥ずかしいですよ! って、うわあ!?」
ぐいっと腕を引っ張れば、簡単に犬塚はバランスを崩す。そのまま抱き寄せ、膝の間に座らせてやった。
「ちゃっちゃと終わらせっぞ」
「えっ……あ、やだ、先輩っ」
ズボンのベルトに手をかけるなり、犬塚は抵抗するかのように暴れ出す。
それを軽くいなしつつ手早く前を寛げると、先走りで湿った下着が目に入った。犬塚のものは布地越しでもはっきりとわかるくらい熱を帯びていて、確かにこれでは落ち着かなさそうだ。
「や、先輩……恥ずかしいからっ」
「こら、逃げんなっての」
逃げようとするところを強引に引き戻して、腕の中にすっぽりと収めてしまう。そして、腰を抱いたまま、片手で犬塚のものを取り出した。
――そこで、はたと気がつく。
「下の毛、まだ生えてねェのな」
「~~っ!」
犬塚が耳まで真っ赤になって、不破の膝をバシバシ叩いてくる。よほど恥ずかしいらしい――晩熟なのを気にしているのだろうか。
「ひどい! 先輩、ひどい~っ」
「悪かったって! 今はこっち集中しろよっ」
「ん、あ……ッ」
屹立を握り込んだ瞬間、犬塚はビクッと体を跳ねさせた。
被っていた皮を剥き、ぬるりとした体液を広げながら擦ってやると、彼は弱々しく頭を振る。
「あ、なにこれ……やぁ、先輩っ」
犬塚の口からこぼれるのは、普段の雰囲気からは到底想像つかない喜悦の声だ。拒絶の言葉を口にしながらも、不破の手の動きに合わせて揺れ動く体は、与えられる快楽を素直に受け止めていた。
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