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season1
scene03-08
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「獅々戸さんは、紅茶とコーヒーどっち派ですか? 今日は暑いからアイスにしようと思うんですけど」
雅はキッチンに立って、こちらへは顔を向けずに訊いてくる。平静を装っているつもりなのだろうが、声がやや上擦っていた。
「………………」
そんな彼に無言で近づき、自分よりもずっと大きな背に触れる。
そっと頭をくっつければ、少し速い鼓動が聞こえた。
「獅々戸さん?」
「いいからそのまま聞け」
雅が着ているポロシャツの裾を、きゅっと掴んで言う。面と向かって話せるほどの度胸はなかった。
「藤沢、あんなこと言って悪かった。ほんとマジでごめん……自分のカッコ悪さに思わずカッとなっただけなんだ」
「……いえ、こちらこそすみません。押し付けないって言ったくせに、獅々戸さんの気持ちとか勝手に決めつけて。気持ち悪がられるの、当然です」
「や、その、あれもこれも違うんだっ。確かに俺にはそんな趣味ねーし、お前に……されたときはクソほど屈辱感味わったし、年下にされるがままなのが悔しかったけど――でも、不思議と気持ち悪いってのはなくてっ」
逆に謝られて反射的に捲し立てる。言い訳がましくなってしまったが、すべて本意だ。
「本当ですか? 俺を気遣って言ってるだけじゃ」
「気遣いでこんなこと言えるかバカ! 今だって、こっ恥ずかしくて仕方ねえよ!」
こうして背中越しに伝えるだけで精一杯だ。自分でも顔がじわじわと赤くなっていることに気づいて、ますます恥ずかしさが募っていく。
「あの、背中熱いです」
「言うなバカ野郎! つーか黙って聞け! いいか、一度しか言わねーからな!」
「は、はい」
本当は謝るだけのつもりだったが、誤解のないように、もう少しだけ己の感情を伝えようと思った。深呼吸してゆっくりと言葉を紡ぐ。
「こっちだって困惑してんだよ。ヘタレな自分が嫌いで見せないようにしてたのに、藤沢の前ではボロボロで……でも、お前はそれでも好きだって言ってくるし。そしたら、気になるに決まってんじゃん」
「え?」
「ワケわかんねえけど、こっちだってお前のこと意識して――」
その瞬間、大きな背がぱっと離れた。
服を掴んでいた手が宙を彷徨う。軽く体勢を崩したところで、こちらに向き直った雅が両手で肩を掴んできた。
「それってどういうことですか」
「だっ、黙って聞けって言っただろーが!」
「黙っていられるわけないでしょう」
続きを催促するかのように、雅が真顔で見つめてくる。
そうなると、こちらとしては折れるしかなかったが、あいにく答えと言えるほどのものは持ち合わせてなかった。
「だから、わかんねえって言ってんだろ。岡嶋に対する想いはまだあるってのに、野郎同士で……とか、マジわかんねえ」
彼に対する感情は一体何なのだろう。
相手を独り占めしたいだとか、いつも一緒にいたいといった感情は、正直に言うと今のところない。が、友人に対するような好意とは違う気がする。
(専攻分野のくせに、少しも理解できないってのはどういうことだよ)
玲央が心理学を専攻したのは、興味関心はもとより、自己に対する理解を深めたかったからだ。ずっと抱えていたこの感情にも説明がつけば、自分のなかで消化できるのではないかと思っていたのだ。
ところが実際は、人の心なんて説明がついても理解できないことだらけだった。だからこそ、こうして思い悩んでは戸惑い、答えを出せないでいる。
「本当に嫌じゃないんですか?」
「嫌では、ない……好意向けられるの本当は嬉しかったし」
「じゃあ、あなたのことを好きでいて――いいんですね?」
雅は念入りに確認してくる。
それに頷きつつ、「ただ」と付け足した。
「お前を意識しているのは確かだけど、はっきりした恋愛感情じゃなくて。だから、俺は何も返せないと思う」
我ながらクズだと思った。こんなもの、どうせなら見限ってくれた方がいいというのに、
「問題ありません。純粋にあなたの支えになりたいんです」
口元を緩ませて言ってのけるのだから、この男は何なのだろう。玲央は良心が痛むのを感じて、さらに言葉を追加することにした。
「いや……そんな考えが続くとは思えねーし、俺はお前を傷つけるかもしれない。気持ちが返ってこない辛さは、痛いほど知ってるから……」
「それでもいいですから、あなたのこと想わせてください」
(どうしてそこまで直球なんだよっ!?)
彼の思考が少しも理解できなくて頭を抱える一方、胸が満たされていく感覚を味わう。
気恥ずかしさに俯くも、雅の手によって顎を優しく掬いあげられた。吐息を感じる距離で視線が合う。
「今、すごく可愛い顔してるのわかってますか?」
「はあ!? お、男に可愛いとかバカじゃねえの!? やたらカッコいいって言ってたのは、どこのどいつだよっ!」
「ふふ、どちらも本当のことですよ?」
「バッ!」
「ね、獅々戸さん。キスしても……いい?」
その言葉に、一段と動悸が速まって目を逸らす。
「そんなの訊くとか今さらだろ。あんなことしておいて……」
「あー、あのときはちょっと理性が……あはは、今もちょっとアレですけど」
「………………」
(フツーに考えて、おかしいだろって思うのに)
先日の件は別件として、ここ数年そういったものに縁がなかったせいか、卑しい感情が膨らんできてしまう。
抵抗がないとは決して言えない。けれども、情欲には勝てなかった。
「好きにしろよ」
「はい、好きにさせてもらいます」
雅が顔を寄せてきて、唇が重ねられる。
始めは軽く重ね合わせるだけのキス。やがて緊張が解れてくると、口内に温かい舌が滑り込んできた。
舐めとるように舌が絡みついてきて、お返しとばかりにこちらも差し出せば、強く吸いあげられ、いやらしく音を立てながら唾液が交じり合う。
深まっていくキスに頭がくらくらとしてきて、己の中の理性が崩れ落ちる予感がした。
「がっつきすぎだろ、バカやろ……立ってられなくなるっ」
口づけから逃げるように体を離し、息も絶え絶えに音をあげる。対する雅はクスッと笑った。
「なら、ベッドに行きましょうか」
雅はキッチンに立って、こちらへは顔を向けずに訊いてくる。平静を装っているつもりなのだろうが、声がやや上擦っていた。
「………………」
そんな彼に無言で近づき、自分よりもずっと大きな背に触れる。
そっと頭をくっつければ、少し速い鼓動が聞こえた。
「獅々戸さん?」
「いいからそのまま聞け」
雅が着ているポロシャツの裾を、きゅっと掴んで言う。面と向かって話せるほどの度胸はなかった。
「藤沢、あんなこと言って悪かった。ほんとマジでごめん……自分のカッコ悪さに思わずカッとなっただけなんだ」
「……いえ、こちらこそすみません。押し付けないって言ったくせに、獅々戸さんの気持ちとか勝手に決めつけて。気持ち悪がられるの、当然です」
「や、その、あれもこれも違うんだっ。確かに俺にはそんな趣味ねーし、お前に……されたときはクソほど屈辱感味わったし、年下にされるがままなのが悔しかったけど――でも、不思議と気持ち悪いってのはなくてっ」
逆に謝られて反射的に捲し立てる。言い訳がましくなってしまったが、すべて本意だ。
「本当ですか? 俺を気遣って言ってるだけじゃ」
「気遣いでこんなこと言えるかバカ! 今だって、こっ恥ずかしくて仕方ねえよ!」
こうして背中越しに伝えるだけで精一杯だ。自分でも顔がじわじわと赤くなっていることに気づいて、ますます恥ずかしさが募っていく。
「あの、背中熱いです」
「言うなバカ野郎! つーか黙って聞け! いいか、一度しか言わねーからな!」
「は、はい」
本当は謝るだけのつもりだったが、誤解のないように、もう少しだけ己の感情を伝えようと思った。深呼吸してゆっくりと言葉を紡ぐ。
「こっちだって困惑してんだよ。ヘタレな自分が嫌いで見せないようにしてたのに、藤沢の前ではボロボロで……でも、お前はそれでも好きだって言ってくるし。そしたら、気になるに決まってんじゃん」
「え?」
「ワケわかんねえけど、こっちだってお前のこと意識して――」
その瞬間、大きな背がぱっと離れた。
服を掴んでいた手が宙を彷徨う。軽く体勢を崩したところで、こちらに向き直った雅が両手で肩を掴んできた。
「それってどういうことですか」
「だっ、黙って聞けって言っただろーが!」
「黙っていられるわけないでしょう」
続きを催促するかのように、雅が真顔で見つめてくる。
そうなると、こちらとしては折れるしかなかったが、あいにく答えと言えるほどのものは持ち合わせてなかった。
「だから、わかんねえって言ってんだろ。岡嶋に対する想いはまだあるってのに、野郎同士で……とか、マジわかんねえ」
彼に対する感情は一体何なのだろう。
相手を独り占めしたいだとか、いつも一緒にいたいといった感情は、正直に言うと今のところない。が、友人に対するような好意とは違う気がする。
(専攻分野のくせに、少しも理解できないってのはどういうことだよ)
玲央が心理学を専攻したのは、興味関心はもとより、自己に対する理解を深めたかったからだ。ずっと抱えていたこの感情にも説明がつけば、自分のなかで消化できるのではないかと思っていたのだ。
ところが実際は、人の心なんて説明がついても理解できないことだらけだった。だからこそ、こうして思い悩んでは戸惑い、答えを出せないでいる。
「本当に嫌じゃないんですか?」
「嫌では、ない……好意向けられるの本当は嬉しかったし」
「じゃあ、あなたのことを好きでいて――いいんですね?」
雅は念入りに確認してくる。
それに頷きつつ、「ただ」と付け足した。
「お前を意識しているのは確かだけど、はっきりした恋愛感情じゃなくて。だから、俺は何も返せないと思う」
我ながらクズだと思った。こんなもの、どうせなら見限ってくれた方がいいというのに、
「問題ありません。純粋にあなたの支えになりたいんです」
口元を緩ませて言ってのけるのだから、この男は何なのだろう。玲央は良心が痛むのを感じて、さらに言葉を追加することにした。
「いや……そんな考えが続くとは思えねーし、俺はお前を傷つけるかもしれない。気持ちが返ってこない辛さは、痛いほど知ってるから……」
「それでもいいですから、あなたのこと想わせてください」
(どうしてそこまで直球なんだよっ!?)
彼の思考が少しも理解できなくて頭を抱える一方、胸が満たされていく感覚を味わう。
気恥ずかしさに俯くも、雅の手によって顎を優しく掬いあげられた。吐息を感じる距離で視線が合う。
「今、すごく可愛い顔してるのわかってますか?」
「はあ!? お、男に可愛いとかバカじゃねえの!? やたらカッコいいって言ってたのは、どこのどいつだよっ!」
「ふふ、どちらも本当のことですよ?」
「バッ!」
「ね、獅々戸さん。キスしても……いい?」
その言葉に、一段と動悸が速まって目を逸らす。
「そんなの訊くとか今さらだろ。あんなことしておいて……」
「あー、あのときはちょっと理性が……あはは、今もちょっとアレですけど」
「………………」
(フツーに考えて、おかしいだろって思うのに)
先日の件は別件として、ここ数年そういったものに縁がなかったせいか、卑しい感情が膨らんできてしまう。
抵抗がないとは決して言えない。けれども、情欲には勝てなかった。
「好きにしろよ」
「はい、好きにさせてもらいます」
雅が顔を寄せてきて、唇が重ねられる。
始めは軽く重ね合わせるだけのキス。やがて緊張が解れてくると、口内に温かい舌が滑り込んできた。
舐めとるように舌が絡みついてきて、お返しとばかりにこちらも差し出せば、強く吸いあげられ、いやらしく音を立てながら唾液が交じり合う。
深まっていくキスに頭がくらくらとしてきて、己の中の理性が崩れ落ちる予感がした。
「がっつきすぎだろ、バカやろ……立ってられなくなるっ」
口づけから逃げるように体を離し、息も絶え絶えに音をあげる。対する雅はクスッと笑った。
「なら、ベッドに行きましょうか」
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(※この物語はフィクションです。実在の人物や事件とは関係ありません。)
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