硝子の大瓶

しゃんゆぅ

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宇宙

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赤子の腹の中には何がある

大きく口を開け乳を飲む赤子のこの丸い腹
大きな人間と同じように様々な音の鳴る丸い腹

私が大口を開けて齧り付けば殆ど無くなってしまう小さな腹
時計のように忙しなく上下する小さな腹

この腹には何が詰まってる?
私と同じ腑が?

本当にそうだろうか

この腹には無限が詰まっている
小さな腹には限りが無いのだ

兎も飛び出すし
流星が光る

誰もみたことのない世界が広がる

この子の腹にはそれが詰まってる

腹を撫でる
丸く小さく大きな腹を

あの子は私の愛したこの時をきっと忘れる
でもそれでいい


だってあの子は限りない世界を生きていくのだから
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