66 / 82
宇宙
しおりを挟む
赤子の腹の中には何がある
大きく口を開け乳を飲む赤子のこの丸い腹
大きな人間と同じように様々な音の鳴る丸い腹
私が大口を開けて齧り付けば殆ど無くなってしまう小さな腹
時計のように忙しなく上下する小さな腹
この腹には何が詰まってる?
私と同じ腑が?
本当にそうだろうか
この腹には無限が詰まっている
小さな腹には限りが無いのだ
兎も飛び出すし
流星が光る
誰もみたことのない世界が広がる
この子の腹にはそれが詰まってる
腹を撫でる
丸く小さく大きな腹を
あの子は私の愛したこの時をきっと忘れる
でもそれでいい
だってあの子は限りない世界を生きていくのだから
大きく口を開け乳を飲む赤子のこの丸い腹
大きな人間と同じように様々な音の鳴る丸い腹
私が大口を開けて齧り付けば殆ど無くなってしまう小さな腹
時計のように忙しなく上下する小さな腹
この腹には何が詰まってる?
私と同じ腑が?
本当にそうだろうか
この腹には無限が詰まっている
小さな腹には限りが無いのだ
兎も飛び出すし
流星が光る
誰もみたことのない世界が広がる
この子の腹にはそれが詰まってる
腹を撫でる
丸く小さく大きな腹を
あの子は私の愛したこの時をきっと忘れる
でもそれでいい
だってあの子は限りない世界を生きていくのだから
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる