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episode.42

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その後レイが迎えに来てくれたので、二人には悪いがお先に失礼する事にした。
私がリリーと一緒にいた事がすごく心配だったようで、いろいろ質問された。

「全然大丈夫でしたよ。多分もう無理に皆んなに近づかないと思ので。あ、そういえば今度隣国の王太子様が来るって聞きましたよ」
「あれ、もう知ってるんですね。実はさっきその件で行ってたんですよ」

メアリーはさすがだ。
本当になんでも知っている。
いったいどうやってその情報を手に入れているのだろうか不思議である。

「王太子様ってどんな方なんですか?」
私は知っているけど、なんとなくそう聞くとレイはちょっとむっとした表情をした。
「なんですか?私のことより王太子様の方が気になるのですか?」
そう言って私の頬をむにむにと掴む。
もうやめてくださいっとかやっていたら、よく見たらずっと手を繋いでいる状態だった。
ナチュラルに手を繋ぎすぎていて全然気づかなかった。
レイは全く気にしていないようだったが校内でイチャつくのは結構恥ずかしい。
早く馬車に乗り込みたい。

今日はいろいろあったけどやっと帰路につけた。

レイと5人の攻略者side

セシル(魔法省長官の息子)
「レイって婚約者の前だと全然ちがうのな。すげー猫被ってる。」
キャメロン(宮廷医師の息子)
「あんな表情初めで見たよ。用がないと女の子と喋りもしないからね」
アルバート(宰相の息子)
「まぁ大事にしてるんだったらいいんじゃないか?」
グレイ(騎士団長の息子)
「大事にというより溺愛しすぎているんだ」
クリスティ(王太子殿下)
「リオン嬢は可愛いからな」
レイ
じろり
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