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episode.11
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今日は王太子誕生祭なのでただいまドレスアップ中です。ネイビーのドレスを着て髪の毛はアップにまとめます。飾りはピンクの花を付けて。
レイが馬車で迎えに来てくれたようなので向かう。
玄関を出ると、馬車の外で待っていてくれていた。
髪は少し上げ、ダークグレーのスーツを着ている。
「はわぁぁ、正装すごくかっこいい。かっこよすぎます」
(もう最高のビジュアル!王子みたい!)
私は思わず目の前のレイを褒めた。
まさか先に褒められると思っていなかったみたいで、ハニカミながらありがとうございますと言われた。
そしてわたしの手を取り、手の甲にキスをした。
「リオンも可愛いすぎてこのままパーティーなんか行かずに連れて帰ってしまいたいくらいですよ」
「そんなっ」
コホンッ
後ろで私の専属メイドのリサが咳払いをした。
イチャついてないで早く馬車に乗れという事らしい。
私達は二人で顔を見合わせて馬車に乗った。
馬車に乗るとレイは隣に座って私の腰をグッと自分の方に引き寄せた。
「いつものリオンも可愛いですけど、今日もまたすごく可愛いです。本当は誰にも見せたくありません。このドレスもとてもよく似合ってます。」
いつも私といる時は尻尾が揺れてるけど今はいつも以上に揺れている。
「レイもとても素敵です。あれ?このハンカチーフ、ピンクですね。もしかして私の瞳の色に合わせて?」
「もちろんそうですよ」
「なんか私のものって感じがして嬉しいです」
途端にレイは頬を赤らめてガバッと私を抱き寄しめた。
「もうなんでそんな可愛い事言うんです。私はあなたのものですし、リオンも私のものなので誰にもあげないですよ」
私もレイの背中に手を回す。
「この後のパーティーが心配です。注意事項を説明するのでちゃんと聞いてくださいね。」
そう言って子供でもわかるようなことをいろいろ説明された。
レイが馬車で迎えに来てくれたようなので向かう。
玄関を出ると、馬車の外で待っていてくれていた。
髪は少し上げ、ダークグレーのスーツを着ている。
「はわぁぁ、正装すごくかっこいい。かっこよすぎます」
(もう最高のビジュアル!王子みたい!)
私は思わず目の前のレイを褒めた。
まさか先に褒められると思っていなかったみたいで、ハニカミながらありがとうございますと言われた。
そしてわたしの手を取り、手の甲にキスをした。
「リオンも可愛いすぎてこのままパーティーなんか行かずに連れて帰ってしまいたいくらいですよ」
「そんなっ」
コホンッ
後ろで私の専属メイドのリサが咳払いをした。
イチャついてないで早く馬車に乗れという事らしい。
私達は二人で顔を見合わせて馬車に乗った。
馬車に乗るとレイは隣に座って私の腰をグッと自分の方に引き寄せた。
「いつものリオンも可愛いですけど、今日もまたすごく可愛いです。本当は誰にも見せたくありません。このドレスもとてもよく似合ってます。」
いつも私といる時は尻尾が揺れてるけど今はいつも以上に揺れている。
「レイもとても素敵です。あれ?このハンカチーフ、ピンクですね。もしかして私の瞳の色に合わせて?」
「もちろんそうですよ」
「なんか私のものって感じがして嬉しいです」
途端にレイは頬を赤らめてガバッと私を抱き寄しめた。
「もうなんでそんな可愛い事言うんです。私はあなたのものですし、リオンも私のものなので誰にもあげないですよ」
私もレイの背中に手を回す。
「この後のパーティーが心配です。注意事項を説明するのでちゃんと聞いてくださいね。」
そう言って子供でもわかるようなことをいろいろ説明された。
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