気づいたら求婚者達に溺愛されすぎて死にそうです

神那 凛

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episode.66

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ネックレスを直しにレイと二人で魔法石の専門店にやってきた。

私はレイから送られてきたくすみピンクっぽい色のワンピースを着ている。
今回も前回も少し地味な感じがすると思ったので、こういうのが好みなのかとレイに聞いてみた。

「あまり華やかだとリオンの良さが際立ってしまうと思って…けど地味でも素材の良さが引き立ってしまいますね」

そんな事を言うのなら好きな服を着させてほしいと思った。

早速欠けた石の修理をお願いする。
その間に店内を見ていると気に入った髪飾りがあったのでレイが買ってくれた。
多分言えば何でも買ってくれそうな勢いだった。

修理を待っていると店内の奥から知った顔の青年が出てきた。
「あれ、レイとリオン嬢。また会ったね」
セシルだった。
レイがまた?と言っていたのでこの前アンナの髪飾りを買いに来た時会ったと伝えた。

何か買いに来たの?と言われたので魔法石の修理をお願いしてると話した。

「あーあれね。レイが魔法付与してるやつでしょ?
あんなに必要なのかね」
セシルはやれやれといった表情でレイを見た。

「この間結界魔法が発動しましたし、あれくらい必要なんですよ」
私も全然必要ないと思うし、この間のはすごく特殊な件なだけだけどレイが付けたいならそれでいいと思った。

「そういえばリオン嬢ってアルバートと仲良いんだね。図書室で見たよ。それに殿下ともダンスしてたし、俺とも仲良くしてよ」
そう言ってセシルは握手を求めた。
私は何となくその手を握ってしまったが、レイにささっと振り解かれた。

「別に仲良くならなくても大丈夫ですよ」
にっこり笑っているがイラついてるのがわかる。
「えー友達になりたいだけなのになー」
そう言ってセシルは口を尖らせてみた。

仲良くするくらいいいと思うが、レイはすごく気に入らないのだ。

「さすが溺愛してるだけあるね」
ビシッと指をレイの方に向けた。
セシルは話しやすいが思った事はストレートに言ってくるタイプだった。

セシルと話している間に修理が終わったようだった。
私達は店を出て馬車に乗る。
レイは私の肩には頭を乗せ何かを考えているようだった。
(なんか微妙に機嫌が悪い感じがするな)
「レイどうしたんですか?」
私は横目でレイを見た。

「やっぱりお仕置き魔法付与しようかと思ってて、殿下とのダンスの時に外してそのままだったので。過保護すぎるかなと思ってましたけど、リオンの周りは男性が多い気がするので好意があるやつが触れば電気でも流そうかと」
レイは真顔でそう言ってきた。

おそらくそれだとアルバートが私に少し触れただけで攻撃されてしまって勉強に支障が出そうなので、そこまではいいですよと言っておいた。

でもアルバートの事がバレたらアルバートが殺されそうだなと思った。
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