気づいたら求婚者達に溺愛されすぎて死にそうです

神那 凛

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episode.52

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「ダメですね」
レイは笑顔でそう言った。

新入生歓迎パーティーも終わった次の日、休講だったのでレイの家に来ている。

パーティーではあの後アンナを探したが見つからなかったので先に帰ってきてしまった。
シャルルもいなかったようなので二人で話していたのだろう。

そしてアルバートとは何を話していたのかと聞かれたので、勉強を教えてもらうくだりを話したらこれである。

「勉強だったら私が教えます。魔法もこの前教えましたし、わからない事は全て私が教えますよ」
魔法はこの前教えてもらったがレイが私に構いすぎて結局上達していない。

おそらくレイは自身の能力はすごく高いのだが、教えるのが上手くないのかもしれない。
このままだと私の成績がまずい事になってしまいそうだ。
でもレイにそのまま伝えても首は縦に振らないであろう。
(これは伝え方が重要ね…!)
私はレイをじっと見つめて考える。

「あのね、私はレイの事がすごく好きだから、長い時間教えてもらってたら勉強どころじゃなくなってしまうと思うの。この前魔法教えてくれた時も後半は練習してなかったでしょう?」

前回の魔法の練習も最初は抱き抱えられていたり、抱きつかれていたりしたが、一応魔法は繰り出していたのだ。
しかし後半はレイがエスカレートして私にキスし始めて練習は中断して部屋に入ったのである。

「レイとは勉強じゃない事していたいの。だからね勉強は真面目にさせてほしいからアルバートに教えて貰わせてほしいです。それに学校の図書室とかでやるから、二人きりにはならないわ」
目をうるうるさせながらお願いポーズでレイを見る。

レイは頬を赤らめて視線を外した。
「しょうがないですね。ちゃんと他に人がいるところで教えてもらうんですよ」

そう言ってレイは両手を広げてきた。
私は反射的にその腕の中に飛び込んだ。
「ああもう、リオン可愛い」

レイは私を強く抱きしめる。
「私と勉強じゃない事とは一体なにがしたいのですか。あなたは本当に可愛いことを言いますね」
レイは私を見つめ満面の笑みを浮かべる。

「えっと……それはおいおいでお願いします」
私は自分で言った事に恥ずかしくなりレイの体に顔を埋めた。
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