気づいたら求婚者達に溺愛されすぎて死にそうです

神那 凛

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episode.46

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医務室に行くと誰もいなかったので、とりあえず勝手にベッドを使うとこにした。
キャメロンはアンナをベッドに寝かせた。
「身体は大丈夫ですか?今から治癒魔法を施してさしあげますね」

そういうとキャメロンはアンナに手をかざした。
光がアンナの周りを覆う。

終わったようでキャメロンは手を戻した。
「あれ?身体が全然痛くない。アンソニー様ありがとうございます」
アンナは自分の身体を見た後キャメロンにお礼を言った。
(治癒魔法が得意なんて、さすが宮廷医師の息子ね)

「もう授業も終わりますし、今日はもうお帰りになった方がいいと思いますので使いのものに連絡しておきますね」
アンナはリオンも着いてきてくれてありがとうねと言っていた。

大丈夫そうだったので私も戻る事にした。
演習場までの道のりをキャメロンと一緒に歩く。

(あれ?もしかして……)
私はふと思った。
(私がいなかったらアンナとキャメロンのイベントになっていたのかな?医務室には誰もいないし、抱き抱えて連れていったし。いやでもアンナは心配だったからイベントどころじゃない…よね)
多分今回フラグを折ってしまったかもしれないのでアンナには別で頑張って貰う事にした。

私がいろいろ考えてながら隣で歩いているのを見て、キャメロンがクスリと笑った。
「リオン様と話すのは入学式以来ですね」

キャメロンは基本女子には優しくて特定の子は作らない。
けれど、攻略するとかなり一途になってくれる。

女子と仲良くするのは得意なキャラだからとても話しやすいし、攻略する気が無ければ普通に優しくていい人である。

「そうですね、なかなかお会いする機会もないですものね」
私は当たり障りなく答える。
キャメロンはゆったりと優しい笑顔で微笑む。
「実はリオン様とはゆっくりお話ししたかったんですよ」

何故かキャメロンは意味深な事を言ってくる。
「ふふ、でもレイがいるから難しいですね」
レイは怒りはしないが嫉妬はしそうだと思った。
キャメロンとのフラグを立てなければ、大勢の女子の一人だから何もならないはず。

下手なことは言わずにスルーしてしまおう。
「レイは気にしなくても大丈夫なのに、すぐに心配してくるので」
「でも、リオン様みたいな可愛らしい婚約者がいたら心配になってしまいますよ」
「そんなことないですよ。レイとは仲もいいですし、婚約解消する気もないので離れる事はないと思うのに」

「そうですね、でも…」
そう言ってキャメロンは私をじっと見つめる。
「他の公爵家の方や王族などにみそめられる事があるかもしれませんよ?」
相変わらずの微笑を浮かべている。
「なーんて、冗談です。リオン様は隙があるから気をつけないとダメですよ」
そう言っていたずらっぽく笑った。

こんな物腰柔らかそうなイケメンに近づかれたら大抵の女子はイチコロだろうなと思った。
話しやすいし女子が寄ってくるはずだ。
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