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レイside
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リオンからお茶会の話をされたので、自分も行くと言ったら嫌な顔をされた。
あんな顔初めて見た、可愛い。
それはそうとロレーヌ嬢と二人は心配と言い続けていたら、許可がおりた。
けど殿下と一緒にどうかと提案されたらしい。
殿下だけだとまた何かされても嫌なので、真面目なアルバートも連れて行く事にした。
本当はどちらも来て欲しくないが、そうでもしないと私も行けなさそうだったからである。
当日はリオンが好きだと言っていた花を持って行った。すごく喜んでいたので思わず抱きしめてしまった。
一番早く着いたと思ったのにまさかの殿下が先にいた。
なんでそんな早く来てるんだ。
しかも私のすぐ後にアルバートも来た。
とりあえず待つ事になったが、何が楽しくて三人で部屋にいるのだろうか。
思わずはぁっとため息を吐いてしまった。
そしたら殿下はこんな提案をしてきた。
「せっかくだから何か話さないかい?」
私は殿下をチラッと見た。
「例えば何をです?」
そうだなぁと殿下は考えるフリをしている。
「リオン嬢について、とか」
殿下は不敵な笑みを浮かべた。
「リオンは私の婚約者でそれ以上でもそれ以下でもないですよ」
私は淡々と答えた。
殿下は更に被せてくる。
「でも別に結婚しているわけではないだろう。候補は周りに何人いてもいいとは思うが」
私は苛立ち思わず椅子から立ち上がる。
「殿下、私は何があろうともリオンを諦めるという選択肢はありません。もし殿下が私に牙を向くのであればいつでも相手になって差し上げますよ」
殿下はふっと笑った。
「まぁ落ち着け。別にレイ、お前から奪おうなんて思ってないよ。けど、もしお前が大したことがないやつだったらすぐに奪ってしまっていたが、そうではないからな。剣術や魔力に優れたお前を失うのは惜しい。そんな事になったら私の前からいなくなりそうだしな。まぁライバルは私だけとは限らんがな」
そう言い放った殿下の顔には不敵な笑顔が浮かべられていた。
「殿下お戯れはそれくらいにしたらどうです?」
私がヒートアップしてきたので、流石にアルバートが仲裁してきた。
殿下は私が諦めるられるようにもっと精進してくれと言い残し足を組み直した。
あんな顔初めて見た、可愛い。
それはそうとロレーヌ嬢と二人は心配と言い続けていたら、許可がおりた。
けど殿下と一緒にどうかと提案されたらしい。
殿下だけだとまた何かされても嫌なので、真面目なアルバートも連れて行く事にした。
本当はどちらも来て欲しくないが、そうでもしないと私も行けなさそうだったからである。
当日はリオンが好きだと言っていた花を持って行った。すごく喜んでいたので思わず抱きしめてしまった。
一番早く着いたと思ったのにまさかの殿下が先にいた。
なんでそんな早く来てるんだ。
しかも私のすぐ後にアルバートも来た。
とりあえず待つ事になったが、何が楽しくて三人で部屋にいるのだろうか。
思わずはぁっとため息を吐いてしまった。
そしたら殿下はこんな提案をしてきた。
「せっかくだから何か話さないかい?」
私は殿下をチラッと見た。
「例えば何をです?」
そうだなぁと殿下は考えるフリをしている。
「リオン嬢について、とか」
殿下は不敵な笑みを浮かべた。
「リオンは私の婚約者でそれ以上でもそれ以下でもないですよ」
私は淡々と答えた。
殿下は更に被せてくる。
「でも別に結婚しているわけではないだろう。候補は周りに何人いてもいいとは思うが」
私は苛立ち思わず椅子から立ち上がる。
「殿下、私は何があろうともリオンを諦めるという選択肢はありません。もし殿下が私に牙を向くのであればいつでも相手になって差し上げますよ」
殿下はふっと笑った。
「まぁ落ち着け。別にレイ、お前から奪おうなんて思ってないよ。けど、もしお前が大したことがないやつだったらすぐに奪ってしまっていたが、そうではないからな。剣術や魔力に優れたお前を失うのは惜しい。そんな事になったら私の前からいなくなりそうだしな。まぁライバルは私だけとは限らんがな」
そう言い放った殿下の顔には不敵な笑顔が浮かべられていた。
「殿下お戯れはそれくらいにしたらどうです?」
私がヒートアップしてきたので、流石にアルバートが仲裁してきた。
殿下は私が諦めるられるようにもっと精進してくれと言い残し足を組み直した。
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