高スペックな義兄弟が出来たのですが。

ぱふぱふ

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お友達が欲しいっす

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友達を作る・・・とは言ったものの、どうやって作れば良いんだ?今までどうやって作ってたっけ?
こうゆう時は・・・

てってれー!現代人の味方、我らがぐーっぐるせんせー!!

脳内でBGMを流しながらバッグからスマホを取り出し検索ページを開く。いやぁ、スマホ一つで色々できる時代だからな。便利便利。

えーっと、高校生 友達 作り方、検索っと。おお、いっぱい出てきた。なになに・・・ぼっちの為の友達作り方考査・・・これで貴方も人気者!ぼっちルート回避術!・・・・・。

ま、まぁ俺はぼっちじゃないけどね?いるけどね?でもまぁ、参考までに見るのはね?うん。

自分に言い訳しながらチラチラと読み進めていく。へぇー、ほぉー、ふーん。自分から積極的に・・・か。

そう思いながら周囲を見渡してみる。クラスメイトはそれぞれ近くの人同士で話していたり、場合によっては席が離れている人同士で話していたりもした。

あそこらへんは話しかけずらいな・・・。出来れば1人でいる人に・・・。
ビビりでもチキンとでも言ってくれて構わない。どうせ俺はチキンじゃい!

また周囲を見渡すと何人か読書をしていたり、スマホをいじっているのが目に入った。

よ、よし!あの人にしよう。

そう思い席を立とうとすると立てなかった。もう一度言っておこう。立てなかったのだ。

「真紘、なにしてんの?」

俺の肩を押さえながらそう言ってきたのは市原だった。言っておくが今俺は、凄く強い力で押さえ付けられている。動けないくらい。断じて俺の抵抗する力が弱い訳では無い。

市原はにっこりと笑顔を浮かべて言っているが、力は全くと言っていいほど緩まず、もう恐怖を感じる。

「い、市原・・・痛い。」

俺がビビりながらもそう言うと「あ、ごめんごめん」と少し力を緩めた。だが、まだ肩から離れず、痛くはないが今すぐ抜け出したい。てか離して。

「で?何してたの?」

「いやあの、肩「何してたの?」・・・。」

どうやら言うまで離してくれる気は無いらしい。いやなんで。別にやましいことしてた訳じゃないけどさ、友達の作り方検索してました・・・とか・・・言えるわけ無いだろッ!

「・・・スマホ見てたんだよ。」

「席、立とうとしてたじゃん。」

そりゃあ話しかけようとしてたからね。

とは思ったものの言わなかった。何故か言ったら駄目な気がした。生存本能的な感じで。

市原は俺の心を見抜くように真っ直ぐ見ている。怖い。

どうする、俺。なんか市原がヤバいぞ。流石の俺でも分かる。これはなんかヤバい。何かの危機を感じる。

俺は頭で危険信号がめちゃくちゃなっていることに怯えながら恐る恐る口を開いた。








┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

遅くなりました(`-д-;)
ちょっと忙しくて・・・。


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