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面倒な事は side渚
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学校・・・正直に言うと割と楽しみにしていた方だ。真紘がいないからとか思っていたが、調べてみたら僕が通う中学と真紘の高校は姉妹校。イベントとかもよく一緒にやっているようだったからだ。
だからイベントは真紘と楽しめるし帰ったら居るし、割といいと思ってた。
・・・・・・のだけど。
「渚くんって言うのぉ?席隣だしぃ仲良くしよーねぇ?」
隣から上目づかいで甘ったるい女の声が聞こえる。
「ずーるーいー!あたしともぉ仲良くしてねぇ渚くん!」
反対側からも腕を捕まれ大してない胸を押し付け、ハートがつきそうな程猫なで声で言われる。
本当に気持ちの悪い。
さて、ここで僕が取るべき選択はどれか。
⒈ 無視
⒉ 肉体的に召す
⒊ 精神的に召す
⒋ 外面で対応
⒌ 彼女たちの思うがままに
個人的には勿論⒈⒉⒊のリピートだが、それは出来ない。まだこちらに移動してきたばかりだから利用出来そうなものは確保して置かなければならない。
では⒌なのかと思われるかもしれないが断じて否だ。そんなことをしたらいつかストレスで死んでしまう。・・・彼女たちが。
という訳で僕は無難な⒋を選択する。ここにいる以上、男女双方からも敵を作ってはならない。ならば僕がすべき行動は・・・
「皆と仲良く出来たら嬉しいなぁ!よろしくねぇ!」
ヘラっと笑いご挨拶。
───所詮、こういうクラスのカーストピラミッドは決まっている。それに美形にも種類がある。
僕はチャラチャラしてて男女とも仲良いけど恋愛対象ってなるとなんか違う系男子ポジションを目指す。真面目にやれば色々面倒臭いけど、このポジションなら出来る事は多いし自分に向いてる。
だけど。
「やっぱめんどくせぇ(ボソッ」
あー早く真紘に会いたい。癒されたい。
そんな事を考えていたら奏多から連絡が入った。
──────────
─────
──
「はぁ、はぁ、はぁ・・・ッ真紘!」
勢いよく家の扉を開ける。
連絡を聞いて直ぐにでも帰りたかったが、真紘の心配をかけるような事はしたくなかったので、やることはやってきた。
その後、急いで家へ戻って来たのである。
「奏多・・・ッ兄さん、真紘、兄さんは?!」
「・・・寝てる。」
良かった、寝てるのか。いや、良くないけど。
・・・本当に真紘が倒れたって聞いた時は驚いた所じゃなかった。学校でしばらくフリーズしてしまった。チャイムが鳴らなければ、あのまま冷静さを取り戻せずに走り出していた。
深呼吸をし、息を整える。
本当に真紘は・・・心配をかけてくれるな。
でも、そんな真紘に流されつつある僕も僕だけど。
とりあえず、卵雑炊でも作ろうかな。
体調が悪い時でも何か食べた方が良いし。
フッと息を吐き、雑炊を作るためにキッチンへと向かった────。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
に、2個目・・・。
え?渚side少なくないかって?それは次回行きです。ご安心下さい。きっと、前回の奏多sideと同じ様な事が起きるでしょう・・・( ´-ω- )フッ
だからイベントは真紘と楽しめるし帰ったら居るし、割といいと思ってた。
・・・・・・のだけど。
「渚くんって言うのぉ?席隣だしぃ仲良くしよーねぇ?」
隣から上目づかいで甘ったるい女の声が聞こえる。
「ずーるーいー!あたしともぉ仲良くしてねぇ渚くん!」
反対側からも腕を捕まれ大してない胸を押し付け、ハートがつきそうな程猫なで声で言われる。
本当に気持ちの悪い。
さて、ここで僕が取るべき選択はどれか。
⒈ 無視
⒉ 肉体的に召す
⒊ 精神的に召す
⒋ 外面で対応
⒌ 彼女たちの思うがままに
個人的には勿論⒈⒉⒊のリピートだが、それは出来ない。まだこちらに移動してきたばかりだから利用出来そうなものは確保して置かなければならない。
では⒌なのかと思われるかもしれないが断じて否だ。そんなことをしたらいつかストレスで死んでしまう。・・・彼女たちが。
という訳で僕は無難な⒋を選択する。ここにいる以上、男女双方からも敵を作ってはならない。ならば僕がすべき行動は・・・
「皆と仲良く出来たら嬉しいなぁ!よろしくねぇ!」
ヘラっと笑いご挨拶。
───所詮、こういうクラスのカーストピラミッドは決まっている。それに美形にも種類がある。
僕はチャラチャラしてて男女とも仲良いけど恋愛対象ってなるとなんか違う系男子ポジションを目指す。真面目にやれば色々面倒臭いけど、このポジションなら出来る事は多いし自分に向いてる。
だけど。
「やっぱめんどくせぇ(ボソッ」
あー早く真紘に会いたい。癒されたい。
そんな事を考えていたら奏多から連絡が入った。
──────────
─────
──
「はぁ、はぁ、はぁ・・・ッ真紘!」
勢いよく家の扉を開ける。
連絡を聞いて直ぐにでも帰りたかったが、真紘の心配をかけるような事はしたくなかったので、やることはやってきた。
その後、急いで家へ戻って来たのである。
「奏多・・・ッ兄さん、真紘、兄さんは?!」
「・・・寝てる。」
良かった、寝てるのか。いや、良くないけど。
・・・本当に真紘が倒れたって聞いた時は驚いた所じゃなかった。学校でしばらくフリーズしてしまった。チャイムが鳴らなければ、あのまま冷静さを取り戻せずに走り出していた。
深呼吸をし、息を整える。
本当に真紘は・・・心配をかけてくれるな。
でも、そんな真紘に流されつつある僕も僕だけど。
とりあえず、卵雑炊でも作ろうかな。
体調が悪い時でも何か食べた方が良いし。
フッと息を吐き、雑炊を作るためにキッチンへと向かった────。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
に、2個目・・・。
え?渚side少なくないかって?それは次回行きです。ご安心下さい。きっと、前回の奏多sideと同じ様な事が起きるでしょう・・・( ´-ω- )フッ
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