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何で引き止めるんですか?!
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「じゃあ、測っている間にいくつか質問したいのですが良いですか?」
体温計冷たいなーなんて考えていると、先生がカルテのようなものを持ってきて聞いてきた。
俺は「はい」と頷いて先生の方に体を向ける。
「まず始めに、体調が悪かったのは何時からですか?」
俺の返事を聞いて、先生はボールペンをカチッと鳴らしてペン先を出し、俺の方を見ながら質問してきた。
やっぱりそういう感じの質問ですよね!知ってましたよ!うーん、とりあえず無難に凌いでおこう・・・。
「えっと総会中の校長先生の話位から・・・です、かね。」
「なるほど・・・じゃあ総会が始まる前は大丈夫だったんですね?」
俺がまた「はい(多分)」と頷くと、先生はなるほど・・・と言いながらカルテらしきものにメモをとっていく。
いくつか質問をされ、それにそれっぽい事を答えていっていると、体温計からピピッと測り終わった事を知らせる音がした。
体温計を取り出し、体温を確認すると37.6℃と記してある。・・・まぁ起きたばかりだしこんなものか。
「あ、測り終わりましたか?見せてください。」
そう言われたので体温計を手渡すと、記してある体温を見て少し悩ましい表情になった。
「微熱・・・ですかね。どうします?もう少し保健室で休んでいますか?それとも早退します?」
先生が眉を下げて心配そうに聞いてくる。いやこれ、今寝てて暖かくなったからだと思いますけど・・・と思ったけど早退出来るならしたい。でも仮病(?)で帰るのは罪悪感がなー。
「うーん、でも高くないですし教室に戻りますよ。それに今日は初日ですし・・・。」
そうだよ。初日だよ。流石に初日から早退はちょいとヤバいのではないか?クラスで色々やってるだろうし・・・。
「でも、倒れたんだし休んだ方が良いですよ。早退したくないなら保健室に居ましょう?私なら直ぐに対応できますし。ね?」
俺が意思を伝えると、先生がにっこりと俺の手を握って訴えるように言ってきた。
めっちゃくちゃ断りずらいんですけど?!
俺が「あ」とか「う」とか言ってる間にまた保健室のベッドに寝かされてしまった。いやまずいって!
そう思って「いやでも、」と起き上がろうとすると、「寝れないのなら、私と話でもしましょうか」と流れるようにまた寝かされ、笑顔で言われた。逃げれない。
いや、何で?!保健室に生徒居ない方が良いでしょ?!何で引き止めんの?!いや多分、すごく生徒思いの優しい先生なんだろうけどさ、本人が大丈夫って言ってるんだよ?熱も高くないんだよ?何で?!
「でも、先生のお仕事の邪魔になってしまいますし・・・。」と控えめに言ってみたが「大丈夫ですよ、急ぎじゃないので」と制されてしまった。駄目だ、逃げれない。
俺が戸惑っていながらも断りきれず、先生がにこにこしながら話始めようとすると、ガンッ!!と保健室のドアが勢いよく開いた。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
いやぁ、主人公真面目だなって書きながら思いました。作者だったら「ラッキーktkr!」ってソッコーで早退かましますけど─=≡Σ_( _#)´ω`)_ズサァー
体温計冷たいなーなんて考えていると、先生がカルテのようなものを持ってきて聞いてきた。
俺は「はい」と頷いて先生の方に体を向ける。
「まず始めに、体調が悪かったのは何時からですか?」
俺の返事を聞いて、先生はボールペンをカチッと鳴らしてペン先を出し、俺の方を見ながら質問してきた。
やっぱりそういう感じの質問ですよね!知ってましたよ!うーん、とりあえず無難に凌いでおこう・・・。
「えっと総会中の校長先生の話位から・・・です、かね。」
「なるほど・・・じゃあ総会が始まる前は大丈夫だったんですね?」
俺がまた「はい(多分)」と頷くと、先生はなるほど・・・と言いながらカルテらしきものにメモをとっていく。
いくつか質問をされ、それにそれっぽい事を答えていっていると、体温計からピピッと測り終わった事を知らせる音がした。
体温計を取り出し、体温を確認すると37.6℃と記してある。・・・まぁ起きたばかりだしこんなものか。
「あ、測り終わりましたか?見せてください。」
そう言われたので体温計を手渡すと、記してある体温を見て少し悩ましい表情になった。
「微熱・・・ですかね。どうします?もう少し保健室で休んでいますか?それとも早退します?」
先生が眉を下げて心配そうに聞いてくる。いやこれ、今寝てて暖かくなったからだと思いますけど・・・と思ったけど早退出来るならしたい。でも仮病(?)で帰るのは罪悪感がなー。
「うーん、でも高くないですし教室に戻りますよ。それに今日は初日ですし・・・。」
そうだよ。初日だよ。流石に初日から早退はちょいとヤバいのではないか?クラスで色々やってるだろうし・・・。
「でも、倒れたんだし休んだ方が良いですよ。早退したくないなら保健室に居ましょう?私なら直ぐに対応できますし。ね?」
俺が意思を伝えると、先生がにっこりと俺の手を握って訴えるように言ってきた。
めっちゃくちゃ断りずらいんですけど?!
俺が「あ」とか「う」とか言ってる間にまた保健室のベッドに寝かされてしまった。いやまずいって!
そう思って「いやでも、」と起き上がろうとすると、「寝れないのなら、私と話でもしましょうか」と流れるようにまた寝かされ、笑顔で言われた。逃げれない。
いや、何で?!保健室に生徒居ない方が良いでしょ?!何で引き止めんの?!いや多分、すごく生徒思いの優しい先生なんだろうけどさ、本人が大丈夫って言ってるんだよ?熱も高くないんだよ?何で?!
「でも、先生のお仕事の邪魔になってしまいますし・・・。」と控えめに言ってみたが「大丈夫ですよ、急ぎじゃないので」と制されてしまった。駄目だ、逃げれない。
俺が戸惑っていながらも断りきれず、先生がにこにこしながら話始めようとすると、ガンッ!!と保健室のドアが勢いよく開いた。
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いやぁ、主人公真面目だなって書きながら思いました。作者だったら「ラッキーktkr!」ってソッコーで早退かましますけど─=≡Σ_( _#)´ω`)_ズサァー
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