高スペックな義兄弟が出来たのですが。

ぱふぱふ

文字の大きさ
上 下
28 / 61
Lv5

どういう状況ですか?

しおりを挟む
俺が目を開けて最初に見たのは真っ白な天井。右を見るとカーテン、左を見るとカーテン、下を見るとお布団。

「・・・え?」

え?ちょっと待って?コレどんな状況?見たところ多分ここ・・・保健室、だよな?

「あ、起きましたか。大丈夫ですか?」

俺が現状が分からずあたふたしていると、目の前に白衣姿のこれまたイケメンが現れた。

「え、あの俺・・・。」

白衣着てるって事は多分保健室の先生だろうなと思い、白衣姿のイケメンにこの状況を聞いてみようと声をかける。

「君は総会中に倒れてしまったんですよ。覚えていませんか?」

大丈夫ですか?と言うふうに少し腰を屈めて、心配そうに俺の顔を覗き込んでくる。

総会中に・・・。てことは、ちょっと眠いなーヤバいなー、って思ってたらいつの間にか寝ちゃったって事?てか倒れたの?!俺、それでも起きないとか我ながらヤバいな・・・。

「まだ、体調が優れませんか?一応、熱も測ってみましょうか。あ、これ水なので飲んでいてください。」

俺が俯いて考え込んでいると、まだ体調が悪いと勘違いしたようで、俺に水を渡してぱっぱと準備をしに行ってしまった。

うわぁーどうしよう。寝てただけですとかめっちゃ言いづらい。てか怒られそう。入学初日に問題起こすのはちょっと・・・でも罪悪感が・・・。

とりあえず貰った水を飲んでいると、体温計と冷えピタらしきものを持って戻って来た。

「はい、これ体温計です。冷えピタも持ってきたので、ちょっとおでこ失礼しますね。」

テキパキと俺に体温計を渡して俺に近づき、おでこに冷えピタを貼っつけてきた。

「ひゃっ///」

急に冷たいものがきてビックリする。ありがたいけど、冷えピタなんていいのに・・・ちょっと眠かっただけなのに・・・。

罪悪感で落ち込んでいると、何故か先生が固まっていることに気が付いた。え?何故?

「どっどうしたんですか?」

「・・・ッな、んでもないよ。体温、測ろうか。」

俺が声をかけるとハッとしたように意識を取り戻す。

・・・?なんでもないならいいけど・・・。えっと体温測るんだっけ。

さっき受け取った体温計を取り出し、脇に挟む。ちょっと冷たいなー。

しおりを挟む
感想 76

あなたにおすすめの小説

全寮制男子校でモテモテ。親衛隊がいる俺の話

みき
BL
全寮制男子校でモテモテな男の子の話。 BL 総受け 高校生 親衛隊 王道 学園 ヤンデレ 溺愛 完全自己満小説です。 数年前に書いた作品で、めちゃくちゃ中途半端なところ(第4話)で終わります。実験的公開作品

堕とされた悪役令息

SEKISUI
BL
 転生したら恋い焦がれたあの人がいるゲームの世界だった  王子ルートのシナリオを成立させてあの人を確実手に入れる  それまであの人との関係を楽しむ主人公  

勇者パーティーハーレム!…の荷物番の俺の話

バナナ男さん
BL
突然異世界に召喚された普通の平凡アラサーおじさん< 山野 石郎 >改め【 イシ 】 世界を救う勇者とそれを支えし美少女戦士達の勇者パーティーの中・・俺の能力、ゼロ!あるのは訳の分からない< 覗く >という能力だけ。 これは、ちょっとしたおじさんイジメを受けながらもマイペースに旅に同行する荷物番のおじさんと、世界最強の力を持った勇者様のお話。 無気力、性格破綻勇者様 ✕ 平凡荷物番のおじさんのBLです。 不憫受けが書きたくて書いてみたのですが、少々意地悪な場面がありますので、どうかそういった表現が苦手なお方はご注意ください_○/|_ 土下座!

普通の男の子がヤンデレや変態に愛されるだけの短編集、はじめました。

山田ハメ太郎
BL
タイトル通りです。 お話ごとに章分けしており、ひとつの章が大体1万文字以下のショート詰め合わせです。 サクッと読めますので、お好きなお話からどうぞ。

学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語

紅林
BL
『桜田門学院高等学校』 日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する野球ドーム五個分の土地が学院としてなる巨大学園だ しかし生徒数は300人程の少人数の学院だ そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語である

病んでる愛はゲームの世界で充分です!

書鈴 夏(ショベルカー)
BL
ヤンデレゲームが好きな平凡男子高校生、田山直也。 幼馴染の一条翔に呆れられながらも、今日もゲームに勤しんでいた。 席替えで隣になった大人しい目隠れ生徒との交流を始め、周りの生徒たちから重い愛を現実でも向けられるようになってしまう。 田山の明日はどっちだ!! ヤンデレ大好き普通の男子高校生、田山直也がなんやかんやあってヤンデレ男子たちに執着される話です。 BL大賞参加作品です。よろしくお願いします。 11/21 本編一旦完結になります。小話ができ次第追加していきます。

隠れヤンデレは自制しながら、鈍感幼なじみを溺愛する

知世
BL
大輝は悩んでいた。 完璧な幼なじみ―聖にとって、自分の存在は負担なんじゃないか。 自分に優しい…むしろ甘い聖は、俺のせいで、色んなことを我慢しているのでは? 自分は聖の邪魔なのでは? ネガティブな思考に陥った大輝は、ある日、決断する。 幼なじみ離れをしよう、と。 一方で、聖もまた、悩んでいた。 彼は狂おしいまでの愛情を抑え込み、大輝の隣にいる。 自制しがたい恋情を、暴走してしまいそうな心身を、理性でひたすら耐えていた。 心から愛する人を、大切にしたい、慈しみたい、その一心で。 大輝が望むなら、ずっと親友でいるよ。頼りになって、甘えられる、そんな幼なじみのままでいい。 だから、せめて、隣にいたい。一生。死ぬまで共にいよう、大輝。 それが叶わないなら、俺は…。俺は、大輝の望む、幼なじみで親友の聖、ではいられなくなるかもしれない。 小説未満、小ネタ以上、な短編です(スランプの時、思い付いたので書きました) 受けと攻め、交互に視点が変わります。 受けは現在、攻めは過去から現在の話です。 拙い文章ですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。 宜しくお願い致します。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

処理中です...