高スペックな義兄弟が出来たのですが。

ぱふぱふ

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新しく出来た兄II side渚

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引っ越しの準備をしてきた。
と言っても、ちょっと挨拶して来たくらいだが。

挨拶も終わり、義母と真紘の家へ向かう。まぁ僕達の新しい家でもあるが。

「ただいま」と声をかけるが父さんと義母からしか返事が返ってこない。

真紘は?と疑問に思って聞いてみると、どうやら片付けをしたいらしく部屋にいるようだ。

なら、手伝おうかとも思ったが、まだ真紘は僕達に慣れていなそうだったしやめておいた。

しばらく父さんと義母の手伝いをしていたが、あの甘い空気に耐えられなくなり、自分の部屋を片付けに行くと言って逃げてきた。

しかし、片付けをすると言ってもまだ荷物はあまり届いていないし、あまりする事がないのでしばらく寝ることにした。

──────────
ふと目が覚めて外を見ると日が落ちてきていた。
そろそろ夕飯かなと思い、リビングに向かう。リビングでは既に夕飯の準備が終わりそうだった。

なら真紘を呼んで来ようかなと思い、階段へ向かうと何かがぶつかって倒れてしまった。

・・・うわっ!なんだ?って真紘?!

目を開けると真紘が僕の上に乗っかって、倒れていた。

すると、真紘が気づいたようでハッと起きる。凄く慌てているようだ。

それより・・・早くどいてほしい。今、こう、何かが、ヤバい。
僕のお腹より少し下ら辺の位置で馬乗りになって、少し潤んだ瞳で見られているこの状況はかなりヤバい!

意識した途端、下の方が少し元気になってきた。・・・ますますヤバい!!

慌ててどいてほしいと頼むとハッと思い出したように慌ててどく。・・・良かった。正直、危なかった。色んな意味で。

冷静さを取り戻しつつ、落ち込んでる真紘を内心ではヤバいことを考えながらフォローする。
申し訳ないとしゅんとする真紘兄さんが可愛くて思わず撫でてしまいたい衝動にかられる。

内心悶えながら、真紘に「行こう」と手を差し伸べると少し迷いながらも手を繋いでくれた。可愛いすぎるんだが。

リビングについて座ろうとすると、真紘が奏多を見て思い出したように話し始める。

それは全然いいのだが、その会話の内容の意味が分からない。

え?真紘が照れて逃げ出したってどんな状況?!慣れるって何に?!

そんな僕の戸惑いを他所に、真紘は満足気に席に着いたのだった─────。

                                               side 渚 END

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お気に入り登録数1200突破ありがとうございます!作者が今にもコサックダンスを踊りそうな勢いで喜んでおります‪w( 'ω'  و( و"♪

渚(弟)はあれですね、外面があざとくて、内面では色々策士してるタイプですね、はい。
作者がこういうタイプの子・・・好きなんですよ///
あっ、どうでもいいですか。

では引き続きご愛読の方、よろしくお願いします
((。´・ω・)。´_ _))ペコリ

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