3 / 207
序章第一節 警備員 石原鳴月維、異世界に上番しました。
三.パイロット少女
しおりを挟む
「ちょっと待って下さい」
笑い声が聖堂に響く中突然、横にいたパイロット少女が凛とした声を上げた。
さっきまで泣きそうになりながらぐずってたのに急にどうしたこの女。
「話はまったく意味がわかりませんけど……勝手に呼び出しておいて嘲笑(あざわら)うなんてあまりにも礼を失しているとは思いませんか?」
パイロット少女は周囲の嗤う面々に言い放った。その顔には先程までの困り顔は演技だったと言わんばかりの力強さがあった。ふむ、言う時は言うタイプか。中々俺の好きなタイプだ。
「あぁん!? 何だんこのブス?! アタシらに言ってんのん!?」
勇者の横にいた白フードの女がメンチを切る。ブス呼ばわりしてるけどどう見てもパイロット少女の方が見た目も雰囲気も可愛らしいけど。
「……っ! ぅうっ……」
パイロット少女は睨まれて押し黙ってしまった。まぁあの性格ブス、顔怖いもんな。
「どう見てもあんたの方が可愛いし、あの女性格もブスだから気にするな」
と、俺は思った事を声に出した。本音をつい声に出してしまった、よくやっちゃうんだ。まぁいいか。
「えっ!? あ……あの……」
「あぁん!!? 何だとんこのオッサン!?」
「静粛に! 王の御前ですよ!?」
白フード性格ブスが俺に飛び掛かろうとした瞬間、大神官さんとやらが一喝し場は静かになる。白フード性格ブスも大人しくなったようだ。そんな偉いのかあの美人神官。
「ちっ……覚えてろよん警備兵ごときが……」
「くくく……お前中々面白いやつだな……」
なんか馴れ馴れしくチャラ男侍が話しかけてくる。
それより腹へったんだが。ていうかここがどこか知らないが帰りの交通費どうするか。仕事現場への往復分の交通費と昼飯代くらいしか今日は持ってこなかったからなぁ。最悪徒歩で帰らなければなるまいて。誘拐されたここが離島とかだったら絶望的だな。
「うふふ、落ち着きなさいなリィラ。それよりも勇者様? 『天職』ではないみたいだけど……折角召喚したのだから残り二人の『適職』も教えてもらわない?」
勇者の隣にいたもう一人。魔法使い定番の黒い帽子を被ったセクシーな魔女みたいな女が勇者に話かける。
「うーん……まぁ前衛が欲しかったしな……『天職』じゃなくても育てるか……いい職業だったらな」
「というわけで大神官様? 二人の『適職』も教えてくれるかしら?」
「承知致しました、女性の方は『適職』……【神官】です。男性の方は……『適職』……【侍】です」
「うふふ、【神官】に【侍】ね……前職により獲得している技術のスタイルや特技も開示頂けるかしら?」
「はい、女性の方は……主に治癒術を扱えるようです。他には栄養管理士などの資格も備えていますので……給士や料理人などが向いているかと……」
「はっ! つまりメイドなのん! いらないのん! 治癒じゃアタシと被ってるのん!」
「うふふ、それでお侍君の方は?」
「男性の方は……特に資格を有してはおりませんが……刀の扱いに関しては多くの技術を有しているようです。戦闘事に向いているようです」
俺は美人神官に質問した。
「何です『資格』とか『技術』って」
------------------------------------------
☆MEMO『資格(センス)』
『技術』の大元であり、それを扱える技術を持つ地位身分の証明。
異界から召喚された場合、異界で取得した資格がオルスでそのまま使える事もある。
『資格』取得によりその職業の『技術』習得が可能になったりその職業での賃金が上がったり職業に就くのに有利になったりする。
------------------------------------------
☆MEMO『技術(スキル)』
『資格』を取得した事により使える術技。
------------------------------------------
ふーん、なるほど。いや、どうでもいいけんだけどその妄想に対する無駄な設定のこだわりには少し感心した。
「なぁ、『侍』って何だ?」
「うふふ、刀という剣を使うある島国特有の職業よ、要するに剣士ね」
「おぉ、いいじゃんか剣士。よし、今回は長髪のお前だ。お前をパーティーに入れてやる、光栄に思えよ」
「……え? 俺? いやいや、よくわかんねぇけど行くわけねぇっしょ。つーか、早く家に帰してくれよ」
指名され長髪チャラ男は困惑している。
「残念ながら……貴方達三名はもう元の世界に帰る事はできません。死亡したのですから当然です、貴方達は神に選ばれ元の肉体のまま新たな人生をこの『オルス』で使う事ができるのです」
「いやいや……茶番はもういいっつーの……俺らに何を望んでんだよ……」
「まだ信じておられないようですね……では……一度外へ出て頂きましょう……王、宜しいでしょうか?」
「む、構わん」
----------------------------
〈ウルベリオン城・中庭〉
外に出た俺達の目に飛び込んできたのは、「ファンタジー」って感じの世界だ。細かい風景描写は面倒くさいから省く。
「……うそ……」
「おいおい………え?マジ?」
「信じて頂けましたか? 貴方がたの世界の事は存じませんが……同じような風景がありますでしょうか?」
「「…………」」
パイロット少女とチャラ男侍は押し黙る。この二人はどんな世界から来たんだろうか。
この風景を見て俺はもうここが地球ではない場所だって事を信じた。風景は海外を探せばありそうだけど、さすがに空に浮かぶ島とか空の四分の一を覆う紫の月みたいなものとかはないからなぁ。
異世界に生まれ変わったって本当なんだ、まぁどうでもいい。
「すみません、腹へったんですけど飯とか出ます?」
「…………イシハラ様、貴方はもう信じて頂けたということで宜しいのでしょうか?」
「はい、俺地球の日本のお金しか持ってないんですけどそれで飯とか出してくれます?」
「………残念ですが……異界の通貨はまだ『オルス』で使用する事はできません」
マジかよ。じゃあ日当を早いとこ稼がないと餓死してしまう。こんなとこにいる場合じゃない。
「あ……あの……現実を受け止めるの早すぎませんか?」
パイロット少女がえらくすっ頓狂(とんきょう)な事を言い出す。
「現実に生きてるんだから当然だろう、とにかく俺は腹がへったんだよ」
「お前……他に感想とかねぇのかよ……これからどうすりゃ……」
「リュウジン様は勇者様御一行に加わるということでこちらで身元を預からせていただきます」
どうやらチャラ男侍はリュウジンって言うらしい。ここに来てから一番どうでもいい情報だ。
「あとの二人は知らねーからん。死ぬまで警備兵でもやってればん?まぁその前に魔物に殺され」
「じゃあお疲れ様でした」
腹が減った俺はとっとと仕事を探す事にした。なんか性格どブス白フードが言ってたけど無視して城の出口へ向かった。
「きいぃぃぃぃッ! 何なのんアイツ!!」
「放っておけよ、警備兵が天職のやつなんてどうせ魔物にすぐやられるだろ」
「……ふん、それもそうねん! 助けを求めてきたら笑って見殺しにしてやるわん! ざまぁないわねん!」
「あ……あのっ! イ……イシ……ハラさん?! 待って下さい!」
パイロット少女が何故か俺を呼び止め向かってくる。しかし、それを勇者とやらがふさいだ。そしてパイロット少女に何か話しかけている。
「なぁ、君はどうするんだ? 正直タイプだしさ補助としてなら俺達勇者一行に加えてやってもいいぜ? 衣食住は保証される、戦闘はできなそうだから……夜の相手とか」
「っ!!」
勇者と何話しているか遠くてよく聞こえなかったが、パイロット少女は激しい顔つきで勇者一行を睨んだ。
「あなた達……全員最低です! 人を勝手に喚び出しておいて……用がなかったら「はいさよなら」ですか!! こんな場所っ……頼まれたっていません!」
「はっ! 頼まねーよんブスが! さっさとどっか行けよん!」
「……っ!」
何かケンカしてる、女同士のケンカはとてつもなくメンディーから嫌いだ。無視してさっさと行こう。
「あのっ! イシハラさん待って下さい!」
なんかパイロット少女もついてきた。
笑い声が聖堂に響く中突然、横にいたパイロット少女が凛とした声を上げた。
さっきまで泣きそうになりながらぐずってたのに急にどうしたこの女。
「話はまったく意味がわかりませんけど……勝手に呼び出しておいて嘲笑(あざわら)うなんてあまりにも礼を失しているとは思いませんか?」
パイロット少女は周囲の嗤う面々に言い放った。その顔には先程までの困り顔は演技だったと言わんばかりの力強さがあった。ふむ、言う時は言うタイプか。中々俺の好きなタイプだ。
「あぁん!? 何だんこのブス?! アタシらに言ってんのん!?」
勇者の横にいた白フードの女がメンチを切る。ブス呼ばわりしてるけどどう見てもパイロット少女の方が見た目も雰囲気も可愛らしいけど。
「……っ! ぅうっ……」
パイロット少女は睨まれて押し黙ってしまった。まぁあの性格ブス、顔怖いもんな。
「どう見てもあんたの方が可愛いし、あの女性格もブスだから気にするな」
と、俺は思った事を声に出した。本音をつい声に出してしまった、よくやっちゃうんだ。まぁいいか。
「えっ!? あ……あの……」
「あぁん!!? 何だとんこのオッサン!?」
「静粛に! 王の御前ですよ!?」
白フード性格ブスが俺に飛び掛かろうとした瞬間、大神官さんとやらが一喝し場は静かになる。白フード性格ブスも大人しくなったようだ。そんな偉いのかあの美人神官。
「ちっ……覚えてろよん警備兵ごときが……」
「くくく……お前中々面白いやつだな……」
なんか馴れ馴れしくチャラ男侍が話しかけてくる。
それより腹へったんだが。ていうかここがどこか知らないが帰りの交通費どうするか。仕事現場への往復分の交通費と昼飯代くらいしか今日は持ってこなかったからなぁ。最悪徒歩で帰らなければなるまいて。誘拐されたここが離島とかだったら絶望的だな。
「うふふ、落ち着きなさいなリィラ。それよりも勇者様? 『天職』ではないみたいだけど……折角召喚したのだから残り二人の『適職』も教えてもらわない?」
勇者の隣にいたもう一人。魔法使い定番の黒い帽子を被ったセクシーな魔女みたいな女が勇者に話かける。
「うーん……まぁ前衛が欲しかったしな……『天職』じゃなくても育てるか……いい職業だったらな」
「というわけで大神官様? 二人の『適職』も教えてくれるかしら?」
「承知致しました、女性の方は『適職』……【神官】です。男性の方は……『適職』……【侍】です」
「うふふ、【神官】に【侍】ね……前職により獲得している技術のスタイルや特技も開示頂けるかしら?」
「はい、女性の方は……主に治癒術を扱えるようです。他には栄養管理士などの資格も備えていますので……給士や料理人などが向いているかと……」
「はっ! つまりメイドなのん! いらないのん! 治癒じゃアタシと被ってるのん!」
「うふふ、それでお侍君の方は?」
「男性の方は……特に資格を有してはおりませんが……刀の扱いに関しては多くの技術を有しているようです。戦闘事に向いているようです」
俺は美人神官に質問した。
「何です『資格』とか『技術』って」
------------------------------------------
☆MEMO『資格(センス)』
『技術』の大元であり、それを扱える技術を持つ地位身分の証明。
異界から召喚された場合、異界で取得した資格がオルスでそのまま使える事もある。
『資格』取得によりその職業の『技術』習得が可能になったりその職業での賃金が上がったり職業に就くのに有利になったりする。
------------------------------------------
☆MEMO『技術(スキル)』
『資格』を取得した事により使える術技。
------------------------------------------
ふーん、なるほど。いや、どうでもいいけんだけどその妄想に対する無駄な設定のこだわりには少し感心した。
「なぁ、『侍』って何だ?」
「うふふ、刀という剣を使うある島国特有の職業よ、要するに剣士ね」
「おぉ、いいじゃんか剣士。よし、今回は長髪のお前だ。お前をパーティーに入れてやる、光栄に思えよ」
「……え? 俺? いやいや、よくわかんねぇけど行くわけねぇっしょ。つーか、早く家に帰してくれよ」
指名され長髪チャラ男は困惑している。
「残念ながら……貴方達三名はもう元の世界に帰る事はできません。死亡したのですから当然です、貴方達は神に選ばれ元の肉体のまま新たな人生をこの『オルス』で使う事ができるのです」
「いやいや……茶番はもういいっつーの……俺らに何を望んでんだよ……」
「まだ信じておられないようですね……では……一度外へ出て頂きましょう……王、宜しいでしょうか?」
「む、構わん」
----------------------------
〈ウルベリオン城・中庭〉
外に出た俺達の目に飛び込んできたのは、「ファンタジー」って感じの世界だ。細かい風景描写は面倒くさいから省く。
「……うそ……」
「おいおい………え?マジ?」
「信じて頂けましたか? 貴方がたの世界の事は存じませんが……同じような風景がありますでしょうか?」
「「…………」」
パイロット少女とチャラ男侍は押し黙る。この二人はどんな世界から来たんだろうか。
この風景を見て俺はもうここが地球ではない場所だって事を信じた。風景は海外を探せばありそうだけど、さすがに空に浮かぶ島とか空の四分の一を覆う紫の月みたいなものとかはないからなぁ。
異世界に生まれ変わったって本当なんだ、まぁどうでもいい。
「すみません、腹へったんですけど飯とか出ます?」
「…………イシハラ様、貴方はもう信じて頂けたということで宜しいのでしょうか?」
「はい、俺地球の日本のお金しか持ってないんですけどそれで飯とか出してくれます?」
「………残念ですが……異界の通貨はまだ『オルス』で使用する事はできません」
マジかよ。じゃあ日当を早いとこ稼がないと餓死してしまう。こんなとこにいる場合じゃない。
「あ……あの……現実を受け止めるの早すぎませんか?」
パイロット少女がえらくすっ頓狂(とんきょう)な事を言い出す。
「現実に生きてるんだから当然だろう、とにかく俺は腹がへったんだよ」
「お前……他に感想とかねぇのかよ……これからどうすりゃ……」
「リュウジン様は勇者様御一行に加わるということでこちらで身元を預からせていただきます」
どうやらチャラ男侍はリュウジンって言うらしい。ここに来てから一番どうでもいい情報だ。
「あとの二人は知らねーからん。死ぬまで警備兵でもやってればん?まぁその前に魔物に殺され」
「じゃあお疲れ様でした」
腹が減った俺はとっとと仕事を探す事にした。なんか性格どブス白フードが言ってたけど無視して城の出口へ向かった。
「きいぃぃぃぃッ! 何なのんアイツ!!」
「放っておけよ、警備兵が天職のやつなんてどうせ魔物にすぐやられるだろ」
「……ふん、それもそうねん! 助けを求めてきたら笑って見殺しにしてやるわん! ざまぁないわねん!」
「あ……あのっ! イ……イシ……ハラさん?! 待って下さい!」
パイロット少女が何故か俺を呼び止め向かってくる。しかし、それを勇者とやらがふさいだ。そしてパイロット少女に何か話しかけている。
「なぁ、君はどうするんだ? 正直タイプだしさ補助としてなら俺達勇者一行に加えてやってもいいぜ? 衣食住は保証される、戦闘はできなそうだから……夜の相手とか」
「っ!!」
勇者と何話しているか遠くてよく聞こえなかったが、パイロット少女は激しい顔つきで勇者一行を睨んだ。
「あなた達……全員最低です! 人を勝手に喚び出しておいて……用がなかったら「はいさよなら」ですか!! こんな場所っ……頼まれたっていません!」
「はっ! 頼まねーよんブスが! さっさとどっか行けよん!」
「……っ!」
何かケンカしてる、女同士のケンカはとてつもなくメンディーから嫌いだ。無視してさっさと行こう。
「あのっ! イシハラさん待って下さい!」
なんかパイロット少女もついてきた。
0
お気に入りに追加
1,800
あなたにおすすめの小説

備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
田舎暮らしと思ったら、異世界暮らしだった。
けむし
ファンタジー
突然の異世界転移とともに魔法が使えるようになった青年の、ほぼ手に汗握らない物語。
日本と異世界を行き来する転移魔法、物を複製する魔法。
あらゆる魔法を使えるようになった主人公は異世界で、そして日本でチート能力を発揮・・・するの?
ゆる~くのんびり進む物語です。読者の皆様ものんびりお付き合いください。
感想などお待ちしております。


最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~
カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。
気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。
だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう――
――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。

【ヤベェ】異世界転移したった【助けてwww】
一樹
ファンタジー
色々あって、転移後追放されてしまった主人公。
追放後に、持ち物がチート化していることに気づく。
無事、元の世界と連絡をとる事に成功する。
そして、始まったのは、どこかで見た事のある、【あるある展開】のオンパレード!
異世界転移珍道中、掲示板実況始まり始まり。
【諸注意】
以前投稿した同名の短編の連載版になります。
連載は不定期。むしろ途中で止まる可能性、エタる可能性がとても高いです。
なんでも大丈夫な方向けです。
小説の形をしていないので、読む人を選びます。
以上の内容を踏まえた上で閲覧をお願いします。
disりに見えてしまう表現があります。
以上の点から気分を害されても責任は負えません。
閲覧は自己責任でお願いします。
小説家になろう、pixivでも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる