1 / 16
プロローグ
第1話 最強家族
しおりを挟む僕の名前は樹山 森【きやましん】
至って普通の特に何も取り柄のない高校生だ。
唐突だけど僕は一年前、異世界に召喚された。
漫画やアニメでよく見ていた異世界召喚に最初こそ戸惑ったものの、そこはそういうものを心のどこかで待ち望んでいた多感だった時期の中学生時代。
夢に見たファンタジーな世界に心を踊らせた。
きっとこの世界では魔物や異能力を使う集団がそこら中にいて……僕はきっとチートスキルや万能スキル、一風変わった能力で無双するもんなんだと勝手に信じていた。
前半部分は当たっていて…ファンタジーな世界観通りに【魔法】【スキル】【召喚術】【精霊術】【超能力】……この世界の人々はありとあらゆる異能力を使っていた。
【モンスター】も存在しているし……【暗殺結社】【カルト狂団】【魔王軍】【魔女教団】【闇ギルド】【十二柱悪魔】……なんて中二病みたいな勢力が世界の実権を握ろうと勢力争いを繰り広げてもいる。
そんな世界で血で血を洗うような死闘を繰り広げ、民衆を助けたり……敵だった人と仲間になったりして熱い冒険に繰り出したりするんだ、と、そう……夢を見ていた。
しかし、夢は幻想(ゆめ)でしかなかった。
結論から言うと……僕には何の力もなかった。
正真正銘、ただの高校生。
実は隠された力だとかダメなスキルでも進化して最強スキルだとかそんなものも一切存在しない。
正真正銘、無能力。ただの高校生。僕YOEEEEE!だ。
運動神経も普通、身体能力も普通。
本当に何もない。
運は多少あるのかもしれないけど……昔懐かし運を武器にするヒーローみたいにそれで戦えるほどのものでもない。
そんなただの高校生になった僕が、そんな世界でどう生きてきたのかというと………。
----------------------------
〈とある町〉
「うわぁぁぁぁぁっ!? 竜だぁっ!? 竜の大群が……押し寄せてきたぁぁっ!!?」
「キャァァァッ!」
「うわぁぁぁぁぁっ!?」
「助けてぇぇっ!!」
「みんな逃げろぉぉっ!!
……バサッバサッバサッバサッバサッ!!
【封印されし災厄の竜・イビルドレイク】
『フフフ……ワレラ……リュウゾクガフタタビ……スベテヲシハイスルトキガキタノダ……マズハ、コノチヲサラチ二シテクレヨウ」
【古の世界の支配竜・デスムンガルド】
『ヒトゾクドモヨ、ナガキ二ワタリ……セカイヲシハイシタツモリダッタノデアロウガ……ワレラ二リヨウサレテイタトモシラズ二……ナンタルコッケイナコトヨナ』
【星喰いの神竜・オロチイーター】
『ジンルイ……ホロボス……』
「……何て事だ……神話伝承の竜があんなに………もう……この街は終わりだ……」
『クク……ヤキツクセ!』
ザッ………
空には蒼天を埋め尽くす禍々しい色をした飛竜が飛び交い、咆哮をあげている。
町の住民は……悲鳴をあげて逃げ惑う人もいれば、少しでも自分の持つ能力で抵抗を試みようとする者や空を見上げ絶望し既に生を諦め立ち尽くしている者もいる。
(ちょうどこの町に滞在しててよかった……!)
僕は町の中央広場に立ち、空を見上げた。
「お、おいキミ! 冒険者か!? 早く逃げなさ……っ!?………………あ、あんたは! まさか!」
町人は逃げ惑いながら僕の顔を確認して立ち止まる。
『……ナンダアイツハ……? ワレラヲミテオビエモニゲモセン……オモシロイ……タチフサガルツモリカ……ドウホウドモヨ! アノニンゲンヲヤツザキニシロ!』
無数の竜達を統率していると思われる一際(ひときわ)大型の竜が指示をする。
周囲を飛んでいた竜達が僕を睨み付ける。
冗談じゃない、僕は怯えてるし今すぐ逃げたいんだ。
一頭でも一国を滅ぼせる大型の竜にかかれば僕なんて鼻息だけで即死してしまうんだから……。
脚は震え、手は汗だくで動悸(どうき)が激しくなる。
だけど……逃げるわけにはいかない。
僕の中の正義が、見過ごす事はできないと言っている。
ゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!
竜達が、まるで隕石のように……僕を目掛けて降り注ぐ。
「愛しの我が息子、どうやら筋肉が武者震いしているようだな。しかし危険だ! 私に隠れていなさい」
ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!
パラパラパラパラ……
「ん? 羽虫がぶつかったようだな……息子よ、怪我はないか?」
「だ……大丈夫だよ父さん……」
竜と僕の軌道上に筋肉の塊としか形容できない巨体が割って入った。
スキンヘッドに蓄えた髭、サングラス……そして、筋肉。まるっきりどこぞのマフィアみたいだけど、僕の父さん。
名前は【樹山 大木(タイボク)】(41)
父さんは僕に覆い被さるようにして、降ってきた竜の前脚を頭に乗せながら平然としていた。
足元の地面は少し沈下し、ひび割れている。
『ナ、ナンダコイツハ! ワレノソウゲキ(爪擊)ハタシカ二アタッタハズナノニッ…………カッ!』
父さんに攻撃を体で止められた竜はそう言って口を開き僕達に向かって炎を吐く、一瞬で禍々しくも猛るような地獄の業火に視界は包まれた。
『──ックハハ! カゲスラノコサヌシャクネツノゴウカヲアビタキブンハドウダッ!? クハハハッ! ワルイナ、ショウメツシテシマッテハコタエルコトハデキナイカ…………………………………………………ッ!!!???』
「息子よ、どうやら気温が上がってきたようだ。紫外線対策を怠(おこた)るな。筋肉をより美しく魅せるには正しい肌の焼き方が大切だ」
だけど父さんと、父さんの巨体に包まれた僕は多少の暑さを感じるだけで何事もなくその場に立っていた。
『ソ、ソンナバカナ!? イッタイナンノマホウヲツカエバ……ワレノコウゲキヲフセゲルトイウノダッ!?』
「その方は魔法なんて使っておりませんよ、ただの筋肉どす」
一人の女性がそう言いながらいつの間にか、舞う風の中、僕達の隣にいた。
櫛(くし)で結って纏(まと)めた黒髪、長い睫毛の下には泣きボクロ、日傘に和服。
絶世の日本美人。
「母さん!」
「ああウチのシンはん、ご無事どすか? 我身を省みず悪竜達に立ち向かう勇気……さすがウチの愛しい息子……」
「む、華舞か。全くだ、シンは俺達の誇りだ」
【樹山 華舞(ハナマイ)】(34)
18歳という若さで僕を産んだれっきとした僕の実母。
母さんは日傘を畳み、柄を真っ直ぐに引き抜く。
そう、母さんの持つ日傘には刀が仕込んであるんだ。
華麗なる花舞う中、輝く刀身が音すら立てずに姿を現す。
けど、母さんは少しだけ刀身を見せたのちにすぐにそれをまた元に戻した。
『……? ハ? イキナリアラワレタトオモッタラ……ナニヲシテイル? ソノカタナデ……ムボウニモワレトタタカオウトイウノデハナイノカ……?』
「あら、そないな事はしまへん。戦うなんて野蛮な事……こら単なる料理用の刀どす。さ、帰りまひょか」
踵を返し、母さんは竜を背に僕らと向き合う。
その後ろで──竜の躯(からだ)に閃光が迸った。
だけどそれは錯覚──光が迸ったわけじゃないんだ、『躯に隙間が産まれ、その間を光が通った』のだ。
竜は自身の躯から漏れる光を見てようやく気づく、既に斬り刻まれていたことを。
『……………………………ナ…………………ンダ………ト………』
そう、母さんの『料理』は既に終わっている。
周囲にいた竜達と共に、目の前の竜は既に母さんの刀に斬り終えられていた。
色々呼び名のある母さんだけど………一番有名な呼び名は【神速抜刀の華舞】、母さんの刀を振るう速さは普通に光速を越える。
母さんは抜刀した瞬間、既に竜達を調理し終えていたのだ。
「父さん母さん……ありがとう……でも、まだ竜は町中に……っ!」
「ああシンはん、ウチの可愛いシンはん。心配はいりまへん。もう【殲風(せんぷう)】ちゃんと【妖精王(ティターニア)】ちゃんがなおして(片付けて)ますで」
遠くから叫びと殴打するような音が聞こえる。普通に考えれば竜達が暴れ、逃げ惑う人々の悲鳴を想像するだろう。
しかし、それは人間のものではなく──その逆でただの人間に、竜達が殴られているものだった。
「おらおらーっ!! アタシの大事な弟に手ぇ出そうとした野郎はどいつだぁっ!? ぶっ殺す!!」
『ギャァァァァァッ!? ナンダコイツ!? スデデドウホウタチヲボコボコ二……ッ!!?』
僕の姉である【樹山 殲風(せんぷう)】(18)が竜達を殴りつけながら登場した。
殴りつけられた竜達は一撃で再起不能になっていた。
「ふふ、我が愛しの君(あに)に手を出そうなどと愚かな事を……森羅万象の王に選ばれし我が力を以てそなたらを冥府へと送りつけてやろう……」
【絶対二シテ真実ノ楔(シン・エクスキューション)】
『ナ、ナンダッコレハッ!?』
竜達の頭上と足元に巨大な闇の穴が現れ、そこから竜達を捕縛する程の大きな鎖が竜の首と脚に巻き付いた。
呪文のようなものを呟きながら妙なポーズをして現れた僕の妹……【樹山 妖精王(ティターニア)】(14)の力だ。
「冥王に断罪されよ、逝くのは地獄か……無間の狭間か……」
『グァァァァァァァッッ! クソォォォォォォォォォォォッーーーー…………』
鎖に繋がれた竜達はその身体を引き裂く音と共に闇に呑み込まれた。
「「大丈夫(か)!? シン(お兄ちゃん)!!」」
「……ぁぁ……うん……」
竜は皆のおかげで全滅したようだ。
しかし、皆は……そんな事些事であるかのように……まるでスライムでも退治したかのように気にも留めていない。
「ふぅ、どうやら虫達は片付けいたようだな。良くやったぞシン」
「ふふ……町を守れたんはシンはんの勇気と正義。また一つ……シンはんのお力で世界は平和になったなぁ」
「あぁ、さすがアタシの弟だぜ。これからも何があってもアタシが守ってやるからな!」
「お姉ちゃんズルい! お兄ちゃんは私が守るんだから! お父さんもお母さんも手を出さないで!」
そう、僕達は一年前……家族全員、一家まるごと異世界召喚された。
僕はこの最強家族に守られながら、ヒロインのように、この全てが規格外の世界『インフィニティ・グランデ』を生き抜いているのだ。
「う……うぉぉぉぉっ! あれは『SSS(トリプルエス)ランクギルド』の【アース・オブ・ファミリー】だ! 助かったぞ俺達!!」
「ギルド員全員が神がかった能力の……家族(ファミリー)だけで構成された世界で唯一のSSSランクギルド!!」
「【限界突破生物のタイボク】【神速抜刀のハナマイ】【絶対不倒のセンプウ】【狂乱魔術のティターニア】……!本物だっ!」
「そして、家族を束ねる発足人にしてギルドマスター……あの方が」
「【不動の男……シン】様!!」
ワァァァァァァァァッ!! シン様ァッ!! キャァァァッ!!
町人達が騒ぎ始める、助ける事ができて良かった。
だけど……町人達は命が助かった事より、僕達家族を見れた事に興奮しているみたいだ。
「「「「さぁ、英雄シン(はん、お兄ちゃん)帰ろう」」」」
一つだけ言ってもいいかな?
これが何で僕の功績に見えるのかな?
明らかに僕は何もしてないよね!!?
(全部……全部あのドジっ子遊び神のせいだっ!!)
------------------------------------------
これは、全てが規格外の世界に召喚され……その世界の中でさえ規格外の力を得た『家族』と、何も与えられなかった普通の高校生が織り成す家族愛のお話。
------------------------------------------
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説

一級警備員の俺が異世界転生したら一流警備兵になったけど色々と勧誘されて鬱陶しい
司真 緋水銀
ファンタジー
【あらすじ】
一級の警備資格を持つ不思議系マイペース主人公、石原鳴月維(いしはらなつい)は仕事中トラックに轢かれ死亡する。
目を覚ました先は勇者と魔王の争う異世界。
『職業』の『天職』『適職』などにより『資格(センス)』や『技術(スキル)』が決まる世界。
勇者の力になるべく喚ばれた石原の職業は……【天職の警備兵】
周囲に笑いとばされ勇者達にもつま弾きにされた石原だったが…彼はあくまでマイペースに徐々に力を発揮し、周囲を驚嘆させながら自由に生き抜いていく。
--------------------------------------------------------
※基本主人公視点ですが別の人視点も入ります。
改修した改訂版でセリフや分かりにくい部分など変更しました。
小説家になろうさんで先行配信していますのでこちらも応援していただくと嬉しいですっ!
https://ncode.syosetu.com/n7300fi/
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

せっかくのクラス転移だけども、俺はポテトチップスでも食べながらクラスメイトの冒険を見守りたいと思います
霖空
ファンタジー
クラス転移に巻き込まれてしまった主人公。
得た能力は悪くない……いや、むしろ、チートじみたものだった。
しかしながら、それ以上のデメリットもあり……。
傍観者にならざるをえない彼が傍観者するお話です。
基本的に、勇者や、影井くんを見守りつつ、ほのぼの?生活していきます。
が、そのうち、彼自身の物語も始まる予定です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる