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第一章
戦いの後に
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「確かボスを倒してから1時間は安全だったよな………ふぅ」
ひっじょ~~うにつかれた。でも…
「とりあえず状況を整理するか…。まず、『軌跡のダンジョン』20階層のボス部屋に入ると、人の死体とゴブリンの死体が散乱していて、真ん中に特殊個体と思われる存在が居た。これは討伐済みで血抜き済み。それに死体の状態が綺麗だから多分金になる!よっしゃ!」
……空元気出さないとやってけねぇよ。
「人の死体は冒険者ギルドに持ち帰って後は任せる。じゃあ、生き返ったことだよな…」
さてどうしよう。
「鑑定してみるか…」
◇鑑定結果◇
ニクロス・トゥーム
13歳・男 黒髪黒眼
最大体力値 C
最大魔力値 D
戦闘系スキル:
『剣術(6)』
『短剣術(1)』
『斧術(1)』
『槍術(1)』
『投擲術(3)』
魔法系スキル:
『火魔法(4)』1up!
『水魔法(2)』
『風魔法(2)』
『土魔法(4)』
『光魔法(1)』
『回復魔法(1)』
『アイテムボックス(2)』
耐性系スキル:
『睡眠耐性(1)』
『疲労耐性(7)』1up!
『苦痛耐性(4)』1up!
生産系スキル:
『家事(4)』
『農耕(2)』
『鍛治(1)』
思考系スキル:
『鑑定(7)』1up!
『算術(4)』
『語学(2)』
『並列思考(6)』1up!
特殊系スキル:
『回帰』
お……おう。軒並みレベルが上がってるぞ。で、鑑定がレベル7になったからか、性別が追加されてる……いや、それレベル7で漸く?初めて知ったよ…。
さて、俺が一度『回帰』を鑑定してもらったときは、レベル6の鑑定で、だった。ということは、だ。
レベル7の鑑定を持つ今の俺なら『回帰』のことが分かる様になったんじゃね?というわけで早速鑑定。
◇鑑定結果◇
『回帰』
収束の時に辿り着くまで何度も魂の情報から肉体の復元を繰り返そうと試みるスキル。復元される度、魂の形に適した肉体を創ろうとする。
は?収束の時?なんだそれ?
◇鑑定結果◇
収束の時
全ての収束点。
それが分からねぇっつってんだろ!鑑定仕事しろや仕事!
………はぁ。なんかもう頭の処理速度が追いつかん。理解を放棄する!
「「クソッ、大丈夫か!?」」
「え?」
な、なんか急に集団がボス部屋に侵入してきた。て、手柄の横取りか?あ、あ、あ、ああ相手……したくないので全部あげますどうぞ。命だけは見逃して下さい。
という気持ちでアイテムボックスから血抜き済みの特殊個体を前に出す。素直に出すとは思わなかったのか、ざわめきだした。そして土下座。
「こ、これお前が「命だけは許して下さい!」」
「「「「……え?」」」」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「よし、事情は分かった。それと…ギルマス権限でお前をCランクにしとくぞ。あの特殊個体は推定Bランクと判断された。あれに無傷で勝てるなら、お前は最低でもBランクの戦闘能力がある。とはいえ、冒険者になって日も浅いし、経験も少ない。だからCランクとさせてもらうぞ」
……急だな。
「ありがとうございます」
「じゃあもう出ていいぞ。協力ありがとうな」
「はい」
一礼して退出。明日と明後日は休もうかな…。
ひっじょ~~うにつかれた。でも…
「とりあえず状況を整理するか…。まず、『軌跡のダンジョン』20階層のボス部屋に入ると、人の死体とゴブリンの死体が散乱していて、真ん中に特殊個体と思われる存在が居た。これは討伐済みで血抜き済み。それに死体の状態が綺麗だから多分金になる!よっしゃ!」
……空元気出さないとやってけねぇよ。
「人の死体は冒険者ギルドに持ち帰って後は任せる。じゃあ、生き返ったことだよな…」
さてどうしよう。
「鑑定してみるか…」
◇鑑定結果◇
ニクロス・トゥーム
13歳・男 黒髪黒眼
最大体力値 C
最大魔力値 D
戦闘系スキル:
『剣術(6)』
『短剣術(1)』
『斧術(1)』
『槍術(1)』
『投擲術(3)』
魔法系スキル:
『火魔法(4)』1up!
『水魔法(2)』
『風魔法(2)』
『土魔法(4)』
『光魔法(1)』
『回復魔法(1)』
『アイテムボックス(2)』
耐性系スキル:
『睡眠耐性(1)』
『疲労耐性(7)』1up!
『苦痛耐性(4)』1up!
生産系スキル:
『家事(4)』
『農耕(2)』
『鍛治(1)』
思考系スキル:
『鑑定(7)』1up!
『算術(4)』
『語学(2)』
『並列思考(6)』1up!
特殊系スキル:
『回帰』
お……おう。軒並みレベルが上がってるぞ。で、鑑定がレベル7になったからか、性別が追加されてる……いや、それレベル7で漸く?初めて知ったよ…。
さて、俺が一度『回帰』を鑑定してもらったときは、レベル6の鑑定で、だった。ということは、だ。
レベル7の鑑定を持つ今の俺なら『回帰』のことが分かる様になったんじゃね?というわけで早速鑑定。
◇鑑定結果◇
『回帰』
収束の時に辿り着くまで何度も魂の情報から肉体の復元を繰り返そうと試みるスキル。復元される度、魂の形に適した肉体を創ろうとする。
は?収束の時?なんだそれ?
◇鑑定結果◇
収束の時
全ての収束点。
それが分からねぇっつってんだろ!鑑定仕事しろや仕事!
………はぁ。なんかもう頭の処理速度が追いつかん。理解を放棄する!
「「クソッ、大丈夫か!?」」
「え?」
な、なんか急に集団がボス部屋に侵入してきた。て、手柄の横取りか?あ、あ、あ、ああ相手……したくないので全部あげますどうぞ。命だけは見逃して下さい。
という気持ちでアイテムボックスから血抜き済みの特殊個体を前に出す。素直に出すとは思わなかったのか、ざわめきだした。そして土下座。
「こ、これお前が「命だけは許して下さい!」」
「「「「……え?」」」」
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「よし、事情は分かった。それと…ギルマス権限でお前をCランクにしとくぞ。あの特殊個体は推定Bランクと判断された。あれに無傷で勝てるなら、お前は最低でもBランクの戦闘能力がある。とはいえ、冒険者になって日も浅いし、経験も少ない。だからCランクとさせてもらうぞ」
……急だな。
「ありがとうございます」
「じゃあもう出ていいぞ。協力ありがとうな」
「はい」
一礼して退出。明日と明後日は休もうかな…。
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