5年A組の三学期。

ポケっこ

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プロローグ 三学期

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楽しかった冬休みも終わり、5年A組は久しぶりに教室にやってきた。
床に一歩足を踏み入れる。視界に殺風景な廊下とは違った、明るい風景が広がった。
みんなと会うのは楽しみにしていたが、案外変わってなさそうだった。元気そうでなによりだ。

私は5Aのある生徒だ。
5年A組。このクラスは他の学年とは少し違っている。
とても愉快で、可笑しくて、楽しい学級だ。
これはそんな5Aの3学期の物語。
―彼らは今年も絶対笑わせてくれる。私はそう期待した。
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