ポケっこの独り言

5A霊話について語る

今回は自身の5A霊話という小説について語ります。ネタバレ的な要素も含むため、全話読み切った方向けです。5A霊話を読んでいない方は閲覧注意です。

5A霊話は元々漫画で書く予定でした。８０ページくらいまで書いた時めんどくさくなって、「小説でいいや」ってなった。ちなみに漫画で書いた範囲は初めから階段の七不思議まで。漫画ではきはちが、げんきがやたらと探索を早く進めるのに対して不満を抱き、「もっと自分を大事にしてほしいんだよ！！」と叫ぶ所があったが、「きはちはもっとふざけてるキャラがいいな」という風になり、小説では描写しなかった。きはちが正論を発するシーンは他にもあり、そこも同時に消えた。他にも描写しなかった場面はある。漫画での理科室探索後、しゅうが「あの少女なんだったんだろ……」と呟く時、直後にげんきが次の探索を急ぐ。その時りおがげんきに「空気読めないの？しゅうが何か考えてるじゃん」と怒り、げんきとりおで喧嘩になる。他に喧嘩場面はいくつかあったので、「このクラス喧嘩多すぎだな」という考えが浮かび、小説での喧嘩シーンはなくなった。
作中でレイという少女が、自分は死んでいるという事実を知る場面がある。ということはレイは自分が死んでることを知らなかったということ。しかし漫画ではレイは自分の死を知っている設定だった。そもそも漫画でのレイの名前はレオだった……
5A霊話のラストでレイはどこか行ってしまうのだが、このエンドは考えまくった末のエンド。実は5A霊話製作中、エンドは二つあった。
一つ目が七不思議エンド。げんき達の前にレイが現れ、「何してるの？」とレイが問う。げんきは「七不思議が本当なのか確かめているんだ」と答えると、レイが一緒に探索しようと言い出す。残りの七不思議を探索し終えるとレイは消える、というエンド。
二つ目が仲直りエンド。レイが「まだやり残したことがある」と言い、げんきが内容を訊ねる。それはげんきのお母さんと喧嘩をし、まだ仲直りができていないというもの。それでげんきがお母さんを連れ出し、仲直りしてレイは消える、というエンド。
結局本編ではどちらのエンドでもない。ドッジボールをし、レイは満足して消える、という形になった。
作者は5A霊話が一番大作だと思っているが、いつか5A霊話を超える作品も作ってみたい所だ。