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最底辺の家畜 ※
しおりを挟む翌朝、目覚めるとゼラの腕の中だった。
ゼラはまだ眠っている。
これまでのことを改めて振り返ってみると、国境で引き渡されてからずっとゼラたちオークは、私たち女囚を大切に世話をしてくれた。
もしかして、家畜というのはオーク族にとっての妻という意味かも知れない、なんて思った。
オークの妻として大切にされるという事なら、そういう運命を受け入れられるなら、幸せになれるかもしれない。
そんな希望が湧いてきた。
オークたちが起き出して、軽い朝食を済ませると、大部屋の隅にあるトイレに連れていかれた。
「恥ずかしいという自分の気持ちよりも、家畜として従順であることを選ぶんだぞ。これはその学びのためにする、排泄管理だ」
言われた通りに、従順に頷くとゼラは私の頭を撫でて「いい子だ」と笑った。
そしてまた清拭されて、香油を塗られた。
「おまんこの具合はどうだ? 回復薬入りの膏薬を塗ったから、中の傷は治っていると思うが」
私は昨夜のことを思い出して、頬を赤らめた。
まだゼラのモノが脚の間に挟まっているかのような違和感、異物感があったが、痛みは消えていた。
回復薬は高価な薬だから、祖国では平民にはほとんど手が届かないものだった。
そんな薬を私に使ってくれたのだと思うと嬉しい。
「大丈夫、ですわ」
「よし、じゃあこの砦に、一宿一飯の世話になった礼をしに行くぞ」
私たちは、砦の中庭に連れ出された。
そこには数十人のオーク兵たちが整然と七列になって並んで待っていた。
昨日砦に着いた時とは打って変わり、ギラギラとた熱い視線を感じてたじろぐ。
オーク兵たちは皮の鎧や麻で出来た服を着ているのに、私たちは何も着ていない裸だ。
兵たちは期待に目を輝かせて私たちを見ている。
ゼラ達は普段、弓矢の的として訓練に使われている台に私たちを一人ずつ立たせた。
「後ろを向いて、台につかまって尻を突き出せ」
私はここまで来てようやく、中庭の兵士たちの前に連れて来られた意味を悟る。
恐怖が湧き上がり、汗がどっと吹き出した。
ガタガタと足が震え、めまいがする。
今朝は呑気にも、ゼラの妻として生きていくのだと思った私。
愚かな私をあざ笑うかのように、私の後ろには数十人ものオークたちが下卑た笑いを浮かべて並んでいた。
不意に、ゼラが私に目隠しをした。
「神経質な家畜には目隠しをしてやるんだ。大丈夫、俺がついている。的の代わりに俺にしがみついているか?」
コクリと頷けば、ゼラは私の前に立った。ゼラの腰に手をまわし、しがみつく。
「さあ、こっちの準備はOKだ。この家畜たちはまだ来たばかりの新米で、不慣れだからそのつもりでよろしく頼む」
ゼラが呼びかけると、それまで静かだったオーク兵士たちが、ガヤガヤと騒ぎ始める。
「分かってますよー。ちゃんと遠慮して、一人につき一回、ねちっこいのは無しで」
「不慣れな新米っていうのも、いいもんっすよね――。それじゃあ、遠慮なくっと」
後ろから大きな手で腰を掴まれ、引き寄せられる。
オーク兵の足が私の足の間に割り込み、肩幅に広げられた。
そのままぐっと腰を入れ、解してもいない蜜口に熱い切っ先が押し付けられて。
「ん――、なんかキツイっすねぇ」
「ああ、昨夜まで初物だったからな」
「へえ、そうなんですかぁ」
お尻を突き出して後ろから犯されている私をはさんで、ゼラと兵士が世間話でもするかのように、私の秘所の具合について話している。
昨夜のゼラとは違う形のものが、私の中をこじ開けるようにして入ってくる。
朝食の後、香油を塗られたのが潤滑油になって痛みはほとんどないけれど、まだ慣れない行為に下腹部の圧迫感が凄い。
苦しくて、ゼラに一層しがみついた。
ゼラはそんな私の身体を、しっかりと支えた。
きついと言われながらも、すぐに剣を納める鞘のように、大きな男根を奥まで飲み込まされてしまった。
昨夜のゼラとは違い、慣らすことなくすぐにパンパン、とリズミカルに尻に腰を打ち付けられる。
「後ろがつかえてるんだから、早くしてくれよ~」
「悪い、もうちょっとだよ」
私の中で張りつめていたモノかさらに膨らむと、最奥にぐぐっと押し付けられて、弾けた。
「ん――気持ちいいっ。 射精すぞぉ!」
ドクドクと最奥に放たれる熱い白濁。
オークという種族は体温が人よりも高くて、中に出される精液で膣内が焼かれるよう。
しかも、大量に放出されている……。
「あつっ、熱いのっ」
伝承でも、オークは性欲が強く、繁殖力は凄まじいと聞いている。
――こんなにたくさん膣内射精されたら、すぐに孕んでしまうわ……!
「ほら、シロ。昨夜教えてやっただろう? おまんこ使ってもらって、射精してもらったら何て言うんだ?」
ゼラが私の顎を持ち上げて、話しかける。
「あ、ありがとうございました……」
私が他のオークに犯されても、ゼラは何とも思わないんだと分かってしまって、涙が出てくる。
目隠しされた布が、濡れていく。
別にゼラのことが、好きってわけじゃないけど。
自分の意志とは異なるとはいえ、初めてを捧げた相手だったから。
ただただ、この状況が惨めで悲しい。
「ふふ、シロちゃん、よかったよぉ。非番になったら、今度は繁殖場に会いに行くからねぇ」
ずるりと引き抜かれ、中からぼたぼたと温かい精液が滴り落ちた。
オークの精臭がつんと鼻につく。
「ほい、次だよ」
また別のオーク兵に代わり、挿入される。
今度は、前のオークに出された精液が滑りをよくして、ぬるんと何の抵抗なく根元まで納めてしまった。
先ほどのオークの一物よりも少し細いけれど、長さは勝っている。
ぐぐっと奥深くまで入って、身体ごと押し上げられてしまいそう。
「俺の肉傘で前の奴のザーメン、全部掻き出してやるぞ!」
大量に吐き出された精液が、長くてカリ高の肉茎の出し入れによって泡立ち、掻き出されていく。
じゅぼっ、じゅぼっといやらしく水音が鳴り、蜜口から精液と、多分……私の愛液も交じり合って、溢れ出した。
太ももに幾筋も体液が流れて、くるぶしまで滴り落ちる。
「はっ、ぁっ、ぁんっ」
「シロ、気持ちよくなってきたか? 良かったな。イク時はちゃんと言うんだぞ?」
ゼラの声掛けが無情に心に響く。
「なに、シロちゃん。イキそうなの? かわいいね」
オーク兵の手が前に伸びてきて、私の胸をつかんだ。
「シロちゃん、細っこくておっぱいも小さいけど、これから大きくなりそうだよね。揉んであげるね」
「シロはなかなか感度のいい胸を持ってるんだ」
「ぁ、ぁ、ゃっ」
「ここも触ってあげる」
下腹部にオーク兵の分厚い指が当てられる。包皮を被った秘粒はすぐに見つけられて。
「あ――っ」
ガクガクと揺れる身体。
「ぅっ、すげ。中うねって、し、締まるぅっ」
きゅうきゅうと勝手に蜜壺がオーク兵の肉茎に吸い付いて、精液のおねだりをしてしまう。
「イクっ、イッちゃう、あ――っ」
「くっそ、持ってかれるっ」
イクってしまうと、気持ちとは裏腹に子宮が下りてきて、オーク兵の傘高の亀頭の先に子宮口が重なった。
そこへぎゅっと鈴口で下から上に持ち上げるようにして、熱い精液を大量に叩きつけられる。
「ぁっ、ぁ――っ、ゃあ――っ」
「ちくしょう! 出したら、とっとと早く交代しろよ! 後がつっかえてるんだ」
後ろから、だみ声がして、私の中に入っていたオーク兵が引き剥がされるようにして、どけられた。
ずるりと、引き抜かれた時に、カリ首が引っかかって、蜜口がきゅんっとしてしまう。
ぼたぼたと注がれたものを零している蜜口に、また別のモノが捩じり込まれる……。
「よしよし、シロは上手にイけてえらいぞ!」
ゼラが私の頭を撫でる。
……これがアンベールさまの言っていた、最底辺のオークの家畜。私への罰――。
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