みせたいふたり〜変態美少女痴女大生2人の破滅への幸せな全裸露出〜

冷夏レイ

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21'悠莉4p

91. ひとりぼっちのドライブ ♡

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(悠莉視点)

 ──セックスは殺人と同じだ。

 風を切りながら、私はふと思った。

 夕陽に染まる浜辺を横目にバイクでドライブして、目的地に向かっている。横にあるサイドカーには今は誰も乗っていない。少し寂しい。私はひとり。

 ドライブは好きだ。風を切って走るのは気持ちいいし、風景もどんどん変わっていくから飽きない。肌で感じるエンジン振動と音。メカメカしい機械感も好き。

 でも、一番好きなのは余計な思考をしなくて済むから。

 運転していると適度な緊張感と集中力が生まれて、頭がクリアになる。ぼーっとたわいない考えが浮かんでは消えていく。

 ──私は人を殺した経験はない。

 戦時下じゃあるまいに、その経験をした人の方が少ないだろう。でも世界には人を殺して捕まった人がいる。その人たちは、どんな気持ちだったんだろう? 人を殺すってどんな感じなんだろう? 私はそれを知らない。

 ──私はセックスを経験してしまった。

 私は、自分がした行為を殺人と似てると思っている。だって人はどんな事にだって適応する生物だから。

 経験する前はその気持ちはわからなかったのに、経験後その行為の感覚を知った。「ぜんぜん大したコトなかったよー」って言う子もいるけれど、感じ方は人それぞれだ。殺人も大したコトないって言える? 何気なく食べるシリアルとは違うでしょ?

 私はプライドが高いタイプだったし、内心男をバカにして生きてきた。男なんてエロい目的でしか女を見てないし、顔しか見てない。すれ違うたびに感じる視線に「なんか文句ある?」って睨んできた。

 餓死しそうになっても好き嫌いで食べ物を拒んだ人間だって、歴史上一人はいるはず。自分の事は自分で決める。私は軽い女なんかじゃない。

 なのに……私は男に股を開いてしまった。しかも相手はあの山田だ……。まじ最悪。

 なんで私が男なんかに抱かれなきゃいけないんだって気持ちは消えない。

 だって、私は女の子の哀香が好きだから……。

「はぁ……」

 ぼーっと考えていると、目的地に着いてしまった。私は大きくため息をついた。バイクのスピードを緩めた。

 海岸沿いにある駐車場にバイクを止めて、ヘルメットを脱ぐと潮の香りがした。風が吹く度にざわざわと揺れる木々の音は心地いい。遠くにはサーファーたち夕暮れの中、波乗りを楽しんでいる姿が見える。

 そして、海沿いの開けた道に錆びたコンテナが並んでいた。ここが私の目的地だった。

 コンテナを利用したカラオケボックス。チェーン展開してるカラオケ店にしか入った経験がなかったから、ちょっと戸惑ったけど、目的の場所を見つけた。コンテナ番号は6。

 ドアを開けて中に入ると、薄暗い照明が出迎えてくれた。部屋は狭くて煙草臭くて、ソファもテーブルもボロボロだ。いかにも不良の溜まり場って感じの汚い部屋だった。

「あ、悠莉ちゃん! 」
「お、来たね」
「やほー、久しぶりー」

 部屋には3人の男がいた。

 ソファにふんぞり返っていて、私の姿を確認するとすぐに立ち上がって近づいてきた。ニヤニヤしているのが腹がたつ。

 私は今日、わざわざバイクで数時間かけてここに来た。

「さっさと済ませて……」

 ──なぜ、私は哀香に内緒で来たんだろう?

 そんなの分かんない。教えて?

 3人の男たちは、あの3人。

 あの夏のあやまちの目撃者、そして……哀香の処女を奪った男たち……。

 私がここに来た理由は1つ……セックスをする為だ。このバカみたいな男たちと……ここで。


***


「悠莉ちゃん、可愛いね」

 男の1人が私の腰に手を回して身体を触ってくる。馴れ馴れしい……。でも私はされるがまま。抵抗しても意味がないし、コイツらはどうせ私の反応を見て楽しんでいるだけ。

「もう濡れてるんじゃないの?」と無遠慮に私の股間をまさぐる男。

「気安く触るなっ!」

 私は男の手をはねのけた。でも、すぐに別の男が私の後ろに回り込んで腰を触ってくる。

「悠莉ちゃん、今日はご機嫌斜め?」

「触らないで!」と私はまた男を突き飛ばした。なのに次の男がスーツの上から胸を揉んでくる。「やだっ! 離してっ!!」と私は叫んだけど無駄だった。男が私の顔を眺めるよう顎を掴んで、下卑た笑いを浮かべる。

「なんでそんなツンケンしてるの? 俺たちを呼んだのは悠莉ちゃんだよね?」

「うるさいっ!」

 男が言ったのは事実だった。

 私は数日前、こいつらにメッセージを送った。『3人と会えない?』って……。だから場所を指定されて、わざわざここまでやってきた。

「いいじゃん、ヤらせてよ。そのつもりで来たんでしょ?」

 男が私のお尻を撫でた。

「べ、別に。勘違いするなっ! 私はただ……哀香と同じコトをしてほしいだけで……」

「同じコトって……セックスでしょ? 結局、同じじゃん」

 男がなに言ってんの? って顔をした。図星だった。

 しかし、実質的に同じだからといって、本質的に同じではない。

 この軽薄な男たちは……私の恋人の哀香の処女(男)を奪っている。だから、私は哀香と同じになりたい。私ももう処女じゃないけれど、せめて同じ経験がしたい。この大嫌いな男たちに抱かれれば、よりこの男たちを嫌いになれる気がした。

 こんな男たちに哀香は処女を……。その快感を味わうためなら私は……。

 誰かに理解されたいとは思わない。哀香が理解してくれているから……。

 たとえ、『セックスが好きな股の緩い女』と客観的に思われようとも……。

「……あんたたちに説明する気なんてない。さっさとシて……」

 私はただ俯いた。

「はいはい、わかりましたよ」

 男たちがヘラヘラ笑いながら私に近づいてきた。男が私の腕を押さえつけたけど、私はもう抵抗する気はなかった。ライダースーツのファスナーに手がかかる。

「悠莉ちゃん、脱ごう?」

「待って……ここ監視カメラあるでしょ……」

 ここはカラオケボックスの一角。こういうお店には客が変な事をしないよう監視カメラが取り付けてある。見逃せば営業法に引っかかったりするから、店のチャックも厳しい。てっきりここは待ち合わせの場所で、ホテルとかに移動すると思っていた。

「あぁ、それなら大丈夫。カメラは止めといたから。ここ知り合いが経営してる店だから融通きくんだよね」

 得意げに言う男の顔がムカついた。こんな男、信用できるわけない。カメラを壊してやろうかと思った。

「むぐぅ!?」

 私の口は男の口で塞がれた。すぐに舌が入ってきて口内を蹂躙する。唾液を流し込まれて飲み込むしかなかった。キスは長くて気持ち悪かったのに……男の顔を見て、私は自分から下を絡ませた。その男は哀香がファーストキスを奪われた男だったから。

「んぅ……んちゅ……」

 私は夢中で舌を絡ませた。

「うお! ノーブラ、ノーパンかよ」

「まじで? 悠莉ちゃん、エロいなー。そんなに俺たちとえっちするの楽しみにしてたんだ」

 いつのまにか男が私のライダースーツを脱がしていた。もう全裸。

「悠莉ちゃん、もうびしょ濡れじゃん」

 私は下着を着けていなかった。別にコイツらの前で下着を脱ぐのが屈辱だったから着てないだけ。バイクの振動であそこが擦れて、それで濡れてしまった。

「ほら、悠莉ちゃん。見てよ」

 男が指さした先には鏡があった。そこに映ったのは私の姿……全裸で、チャラ男に胸を揉まれている女の姿だった。

「くぅ……っ」

 私は目を背けた。でも、男は私の顎を掴んで、鏡を見させる。

「ほら、ちゃんと見てよ。これが今の悠莉ちゃんなんだよ?」

「やだ……」

 男が私を後ろから羽交い絞めにして足を広げさせた。そして股間に手を伸ばしてくる。その手は容赦なく私の中に入ってくる。指が動くとクチュっと音がして、愛液が垂れたのを感じた。

「ほら見てよ、悠莉ちゃんのお◯んこ……俺の指を締め付けてくるよ?」

 指2本で膣壁を擦っている男が耳元で言うからカッとなった。

「うるさいっ!黙れっ!!」

「おぉ怖い」

 男はおどけて、股間をまさぐる力を強めた。

「くぅ……んっ!」

 私は歯を食いしばった。

「準備万端だね。もう待ちきれないんでしょ? 入れてほしい? 俺のち◯ぽ……」

「誰が……あんたらなんかと……」

「ふーん。俺たち3人の誰と最初にヤりたい?」

 私への愛撫が止んでテーブルに寝かされた。3人の男たちがぞれぞれ服を脱いで、自分たちの肉棒を私に見せつけてくる。

「ほら、誰と最初にヤりたいの? 早く言わないと……ジャンケンで決めるよ?」

 目の前にいる全裸の男たち。3人とも股間に肉棒を勃起させて、汚らしい物体を私に見せつけてくる。

 私は男たちの肉棒から目が離せなかった。哀香はこのグロテスクなモノを入れたんだ……。処女喪失の痛みはあったのだろうか? 私もこの肉棒で貫かれたら、あの時の感覚を味わえるんだろうか?

「……っ」

 私は一つの肉棒を指差した。


***


 3人の男たちを哀香は、A男、B男、C男と呼んでいた。

 A男は哀香の処女を奪った、初めての男。
 B男は哀香のアナル処女を奪った、初めての男。
 C男は哀香のファーストキスと初フェラを奪った、初めての男。

 別にこのモブ男たちの名前なんて知る必要なかった。ただのそこら辺にいるチャラ男って感じ。でも私は男たちを嫌いになるため、彼らから事前にメッセージのやり取りをしていた。その結果、得た情報。

 A男は柳原。大学生4年、筋肉質のチャラ男。
 B男は結城。自動車整備工場勤務、巨体のデブ。
 C男は吉村。フリーター、腰巾着タイプ。

 私が「セックスしたい」ってメッセージを送ったらすぐに返事をくれた。『いいよ! いつにする?』3人の男たちは日時を指定して……今日を迎えた。単純でバカな男。どいつもこいつも話は面白くないし、私の興味のない話ばかりする。気持ち悪い男たち……。

 なのに私はテーブルで股を開いていた。

「あんた……」

 柳原を指差した。記号でしかなかった男に実名がつき、よりこの男を嫌いになれる。

「俺のち◯ぽを選んでくれたんだ。嬉しいな」

 柳原が私の足を広げて、股間に肉棒をあてがう。私は抵抗しなかった。もうどうでもよかった。この行為の先に何があるのか知りたかった……ただそれだけだ。

 だから私は、コンドームを付けようとする男に向かって信じられない言葉を発した。

「そのままで入れて……」

「え?」

「生のままでいい……。哀香も生でヤったくせに……中出しまで……」

 柳原が驚いた顔をしたけど、すぐにニヤニヤした顔に戻った。そして、私の股間に自分の肉棒をあてがう。

「悠莉ちゃん生がいいんだ。えっちだね」

「早くしてっ……」

「じゃあ、入れるよ?」

 柳原が腰を突き出して私の膣に肉棒をねじ込んだ。

「あ……あぁ……」

 膣が押し広がりズプズプと肉棒が入ってくる。しばらくして柳原は腰を動かし始めた。最初はゆっくりだったけど徐々にスピードが上がる。パンッ!パンッと肉同士がぶつかる音。

「悠莉ちゃん俺のち◯ぽはどう?」

 したり顔で聞いてくる柳原に腹が立った。

「あ、あんたのなんか……大したことないっ」

 私は喘いでしまった。この男たちを楽しませたくないのに……私の意思に反して勝手に声が出てしまう。

「気持ちいい?」

 柳原が私の胸を揉む。私はその手を振り払った。

「き、気持ちよくなんか……ないっ」

「じゃあ、もっと激しくしてあげるよ!」

 パンッ!とさらに大きな音が部屋に響く。そして私の膣をえぐる肉棒のスピードも上がる。



「あぅ……あっ!」

「気持ちいいだろ? 悠莉ちゃん」

 柳原が私の乳首を舐めた。思わずビクッと身体を震わせた。そして、乳首に舌が絡みつき、チューっと吸われる。さらにもう片方の乳房を揉まれて、快感が全身に広がった。

「あぁっ! やだっ……」

「ほらっ、素直になれよ」

 だまれって思った。私は哀香から乳首への愛撫だけでイケるよう訓練されている。こんな男からの刺激なんて……残響の余波。少ししか気持ちよくない。

 しばらく膣を擦る苦痛に耐えていると、柳原は私の腰をガッシリと掴んだ。

「でる!!」

 膣に温かい液体が広がるのを感じた。柳原の精液だ……。膣はヒクヒクして肉棒を締め付けているから、その感触をより強く感じてしまった。

 ──この感覚も哀香は味わった。

「あっ……あんっ! あ、あ……」

 私は喘いだ。自分の声じゃないみたいだった。

「っあ……!」

 男たちが両方の乳首が執拗に引っ張った。結城と吉村だ……。2人は私の胸を愛撫し、乳首をつねっていた。

「……っく。ああ♡」

「お、締まってる」

 悔しかったけど軽くイってしまった。私は男たちを睨んでやった。でも、男たちはニヤニヤするだけ。

「次は俺だな! さっさと変われよ」

 柳原と入れ替わって、今度は結城が私の腰を掴む。こいつは山田に負けず劣らずのデブで醜い男だ。その醜さが私を苛立たせる。

「……あんたはこっちっ!」

「ん?」

 私は結城の手を振り払い、テーブルの上で四つん這いになった。

「お尻に入れて……」

「悠莉ちゃんのリクエストなら仕方ないな。お望み通り、入れてやるよ……でもその前に滑りをよくしないとな」

 結城は私のお尻を撫でた。気持ち悪い、触らないでほしい……。でも私は抵抗しなかった。ローションがぶちまけられ、尻穴をほじほじされる。

「ほらよ」

「ん……っ!」

 結城の肉棒が私の尻穴にあてがわれた。お尻に力を込めて抵抗した。でも、無駄だった。ズブっと入ってくる異物感に喘いだ。

「あぅ! あ、あぁ……」

「お、悠莉ちゃんのケツま◯こ……いいぜ」

 結城は腰を動かし始めた。掘り進むみたいにお尻が広がる感覚……屈辱だった。でも、これが哀香が初めてお尻に入れた感覚……。

「ん、んぅ……あぁ」

「ケツま◯こ締まってるぜ? そんなにヒクヒクさせて……いいだろ? 俺のち◯ぽ」

「う、うるさい……」

 結城はその巨体にまかせて乱暴に腰を振る。痛いし、苦しい……。

「ほらっ! ケツま◯こに出してやるよ!」



 結城が私のお尻をパンッと叩いた。その瞬間、私は悔しくて唇を噛んだ。結城の精液がでている……。

「おぅふ」と結城は変な声を出して私の尻穴から肉棒を抜いた。

「別に俺は尻穴が好きってわけじゃないんだよな……。マ◯コも使わせろ悠莉ちゃん」

 返答なんて待たずに挿入してきた。

「おぅ!悠莉ちゃんのま◯こ最高だぜ! キツキツで」

「うっさい……うっ」

 この男は私の反応なんてお構いなしで腰を動かす。なすすべもなく突かれる姿を見るのが好きだと言わんばかりに。女の体なんて考えていない。

「!……で、でてる……」

「おぅ、出してるぞ」

 連続射精……。結城はなにも言わずに私の膣中に射精した。

「次、俺ね!」

 結城が肉棒を抜いた瞬間、間髪入れずに吉村が私の腰を掴んだ。

「悠莉ちゃん……俺も入れていい? いいの?」

 この後に及んで私の入り口をクチュクチュといじる吉村。

「い、いいから……早くしてっ」

「うお! 美人からのおねだり! テンション上がる!」

 吉村は、私の腰をねっとりと持って肉棒をねじ込んだ。

「あぅ……っ」

 私は思わず仰け反った。また違う感触だ。吉村は結城と違ってゆっくりと腰を動かす。ねっとりと私の膣を味わうみたいに、私の顔をじっくりと見ながら。顔を撫で「大丈夫優しくするからね……」と唇を重ねてくる。

 正直言って、コイツが一番キモい。中途半端な優しさが気持ち悪い。吉村が本性をあらわして、哀香を乱暴に突きまくったのを私は忘れていなかった。他の2人は初めから強引だった。吉村は薄寒いキザな笑顔を貼り付けている。イケメンでもないくせに。

 吉村はキスしながら私の胸を揉みしだいた。そして、ゆっくりと腰を動かし続ける。私はそのねっとりとした責めに悶えた。

「あぁ……っ!」

「出すよ悠莉ちゃん」

 ねっとりと唇に感じる不快感。吉村は射精して、私の膣内に精液を流し込んだ。両手を恋人繋ぎにして……。

「悠莉ちゃんのま◯こ……最高だったよ」

 私は吉村のモノが抜かれた瞬間に睨んだ。

「綺麗にさせて……」

「え?」

 私は吉村の萎えた肉棒を咥えて、精液を啜った。

「お、お。美人のお掃除フェラ……最高」



 吉村も情けない声を出した。すぐにそれは勃起した。

 私は上目遣いで吉村を見ながら思う。

 ──こんなやつが哀香の初めてフェラした男……。

 吉村の肉棒に舌を這わせ、肉棒をしゃぶり続けた。「おぅふ……」と吉村は変な声を出して私の頭を掴んで腰を振る。喉奥に突き立ててくる。苦痛だった……十分感触を確かめて口を離した。

「悠莉ちゃん俺もお掃除して?」

「俺も俺も」

 柳原と結城が私の前に肉棒を差し出してきた。

 2人はニヤニヤしながら聞いてきた。もう答えるのも嫌だ……。だから、なにも言わずに舐めてやった。

 ──私は一体なにをやっているのだろう?

 時間が飛んでいる。何分たった?

 タバコの匂いが染みついたボロボロのソファー。薄暗い証明。時代錯誤のミラーボール。

 いつのまにか私は3人の男たちに身体を弄ばれていた。もう何回出されたかわからない……。

「んぅ! んんん!」

 お尻にナニかが入っている。膣にナニかが入っている。口にナニかが入っている。

「ご希望通り3穴同時に犯してるよ。悠莉ちゃん」

 ──希望? ああ、私がお願いしたんだっけ……?

 結城が私のお尻の穴をほじくり、吉村と柳原が膣と口に肉棒を入れている。誰が乳首を摘んでいるのかわからない。全身を好き勝手に撫で回されて、突っ込まれて、蹂躙される。

 ──早く終わらないかなぁ……。

「出して♡ 3人同時に私のナカにだして♡」

 淫乱な女の声がする。私の声だ……。

 ──だって、早く出してくれなきゃ思い出を噛み締めれないじゃん。

 私がほしいのは大嫌いな男たちとセックスする『行為』じゃなくて、セックスしたっていう『結果』が欲しい。

 家に帰ってからこんな男たちなんて気にせずに、噛み締めたい。『哀香が犯された人間に、私も犯された』って事実を……。経験は後から思い出せる。今の現状なんてどうでもいい……。

「悠莉ちゃん! 出すよ!!」

 3人の男たちが同時に射精した。お尻にも膣奥にも口内にも、熱い精子が放たれるのを感じる。私は身体を痙攣させて、それを受け止めた。

「あぁ……っ♡」

 ──なんで私がこんな奴らに……っ。


***


 朝になっていた。

「……帰る」

 私は3人の男たちに告げた。

「帰っちゃうの? 」

 柳原が私の肩を抱いた。馴れ馴れしくキスしてくる。その腕を振り払って、ライダースーツを着た。私はこの汚い部屋から飛びだした。

「悠莉ちゃん!またセックスしようね!」

「昨日は抱かせてくれてありかとうね!

 3人の男たちがゲラゲラと笑っていたけど気にも止めなかった。とにかく早く帰りたかった。

 後ろから聞こえる声を無視して走った。

 ──セックスなんて大したコトない……そうでしょ?

 溢れ出る涙を拭いながら帰路に着く。

 バイクは好き、何も考えなくていいから……。




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