85 / 88
18’保証のハメ撮り
84.レイプ風ハメ撮り 悠莉ver. ♡×4
しおりを挟む
(悠莉視点)
「や……やだ! 寄るな!」
「こっちに来い」
醜い肉の塊。だるだるの腕と足。だらしなく膨らんだ腹。見ているだけで虫酸が走るような中年男。そんな男に私はこれから犯されてしまう。
──ハメ撮りなんて絶対に嫌なのに……。
体が言うことをきかない。まるで私の体は自分の意思とは真逆の反応をする人形になってしまったかのよう。
「まずはフェラしろ」
男がベッドにふんぞりかえりながら、命令してきた。
「い、嫌! 誰がそんなこと……セックスだけでいいでしょ……」
「ならあの子の動画を全世界にばら撒いてやってもいいんだな?」
「っ……わ、わかったわよ……」
私は四つん這いになって男の股の間に跪く。目の前にはパンパンに膨らんだ男の股間。ズボンのチャックを開け、ブリーフをずらしペニスを取り出した。
「どうだ? これがお前の処女を犯すチ◯ポだぞ」
「さ、最悪」
私の前に現れたグロテスクな男根。それは太く長く、血管がバキバキに浮き出ていた。その先端からは我慢汁が垂れている。
「ほら、さっさと咥えろよ」
「……うっ……臭い。こんなの……キモ」
「いいから早くしろ!」
「うう……わ、わかった」
私は目をつぶりながら、男のモノを口に含んだ。生臭くてしょっぱい味が口の中に広がる。気持ち悪い……吐きそう。
「もっと奥まで咥えろ。歯は立てるなよ」
「んっ……くっ……」
私は目を瞑り、唇を窄めながら顔を前後に動かした。
「うほっ。やばっ。気持ちいいぞ」
「んぐ!?」
男が私の頭を押さえつけてきた。喉奥まで男根が侵入してきて苦しい。息ができない……臭いし不味いし最悪だ。なんで、こんなやつのモノを口に含まなければいけないんだ。噛みちぎってやろうか?
「う、出ちゃう!」
「……っ!?」
男が私の頭を掴んで前後に動かし始めた。台本ではちょっと舐めて終わりのはずなのに。なにしてるの!? って驚愕した。
「 でる!」
「うっ……うぇえ!」
男の体がブルっと震えた瞬間、口の中に生臭くてドロッとした液体が流れ込んできた。私は思わずそれを吐き出してしまった。
「あ……ごめ」
男が思わず謝ってきた。私はギロリと山田を睨んだ。
「あ……おい、何吐き出してんだよ!俺様の精液をちゃんと飲めよ!」
山田のくせに軌道修正の演技をしてきた。一人称が変だし、最高にムカつく。
「は?……っ。ごめんなさい……飲むから。哀香にはもう手をださないで……お願いします」
私は屈辱の涙目でその演技に付き合う羽目になった。最悪の屈辱。
シーツの上に吐き出した唾液と精液が混ざったもの。それに口を近づけてずるっと吸い取った。
「うぷ……おぇぇ」
思わず吐き出しそうになるけれど必死に我慢した。嗚咽がのぼってきて吐きそうになる。
「よし、偉いぞ。じゃあ抱いてやる。本番だ。股を開け」
「くそ……」
私は屈辱に震えながら、ベッドの上で仰向けになって股を開いた。
「うっ……撮るな……」
カメラが私の股間を捉えていた。それはアップで接写されていた。私は顔を背けるけれど、男に頭を掴まれ正面を向かされた。
「いいねぇ、美少女の屈辱の顔。げげげひゅひゅ」
男がニヤつきながら最高に気持ち悪く笑った。
「や、やめて」
「いいのかやめて? あの子とのハメ撮りをばら撒いてやってもいいんだぞ? やめるか?」
「くっ……勝手にしなさいよ」
私は歯を食いしばりながら、股を開いた屈辱の姿勢を必死に耐えた。
そして男は全裸になって私に近づいてくる。
「ちょ、ちょっと……待ちなさい!」
「ん?どうした?」
「こ、コンドームは……?」
「ああ、生でいいだろ? 安心しろよ出す時は外に出してやる」
「本当に? 本当に外に出してくれるの?」
「ああ、約束してやる。信じてくれるだろ?」
男は馴れ馴れしく私に肩を組んできて乳房を揉んできた。
「っ……最低」
カメラの目の前で嫌悪感に顔を歪ませた。
屈辱の証拠映像。
男はカメラを掲げて自分と私の両方を画角に収め、レンズに向かってニタニタ笑った。
「では今から悠莉ちゃんの処女喪失の瞬間を皆さんにお届けしまーす。俺のことが大嫌いなのに脅されて仕方なくセックスしてくれるそうでーす。ハメ撮りしちゃいまーす」
まるでチャラチャラしたチャラ男みたいな口調。
自分の考えたセリフに吐き気がして思わず顔を背ける。
「うむぅ!?」
唇が塞がれた。男は私に唇を重ねてきた。
「んぐっ……むぐぅ!」
男の舌が私の口内を舐め回してくる。生臭い唾液を飲まされる。舌と舌が絡み合う感触にゾワっとする。私は悔しくて、恥ずかしさに身を震わせながらディープキスをさせられた。
「ぷふぁ!」
やっと唇を離された。
「な、ながいのよ! このクソ野郎!」
「俺とのファーストキスはどうだった?」
「……っ」
──私はこんなやつにファーストキスを奪われたんだ……。
事実を思い出すとリアルな屈辱感が湧き上がる。こいつが男のファーストキスの相手なのは事実だった。
「へへっ、じゃあ処女喪失いってみよか。俺のチ◯ポを悠莉ちゃんのマ◯コに入れるからな」
──そして処女もこの男に……すでに奪われている。
「……くっ」
何度も漏らす屈辱の声。
私は男の言いなりになるしかなかった。こんな男に抱かれるなんて悔しすぎるけど仕方ないんだ……そういう演技だから……と自分に言い聞かせた。
男はカメラを三脚に固定した。
私に近づいてくる。足を広げさせ、股の間に体を入れた。そしてペニスの先端を私の割れ目にあてがう。生暖かい感触を感じて鳥肌がたつ。やっぱり嫌だ……こんなの嫌だ……気持ち悪い。
「うっ……やだっ……」
「ほら、力を抜けよ」
「い、いやっ! なんでお前なんかに処女を……」
「おとなしくしろ!」
私はあの時の感情を思い出して抵抗した。でも男に体を押さえつけられて動けない。男のモノの先っぽがくちゅりくちゅりと触れた。
「入れるぞ?」
「くっ、せめて……や、優しくして……」
私は涙目で懇願した。
「ああ、いくぞ! おらぁぁ!」
「あぁぁあ!!」
メリメリと膣壁を押し広げ、ゴチンと子宮口に男性器が激突した。その衝撃に私は思わず体を仰け反らせた。
「うっ……くっ……優しくって言ったのに……」
「うほっ! 処女のキツマン最高!」
「いやぁ……入っちゃってるぅ……あんたなんかに処女を……」
「おお入ってるぞ! 俺のチ◯コでお前は女になったんだ! 感謝しろ!」
男は腰を振り始めた。ぐちょぐちょという肉同士が擦れる音が響く。男の太いペニスが私の中を移動する。うなぎのように、巨大なワームのように蠢く。
──またこの男とセックスしちゃった……悔しい。
これは演技のはず。演技なのに事実。
「うっ……あっ……くっ」
「うひひっ。気持ちいいぞ! 悠莉ちゃん! おらおらあらぁ!」
ゲスな笑いを浮かべ男は腰を掴んで、激しく打ち付けてきた。体を揺さぶられるほどの衝撃。
「や、やめて……激しすぎ……くっ」
「やめるかよ! 俺のチ◯ポを味わえ!」
「い、いやぁ……いやぁ!」
男の下腹部が私の腰にぶつかってパンッ!という音が響き渡る。じゅぽじゅぽと男性器が出たり入ったりする。どんなに拒絶の声をあげても男は腰振りをやめない。
──ああ……私……犯されてるんだ……。
フィックションなのにノンフィクション。本物の屈辱を使った演技。
私は涙を流しながらその屈辱に耐えた。
「うっ……くっ……」
「どうだ? 嫌いな男の前で全裸になって、処女を奪われる気分は? 俺たちセックスしてるんだぞ?」
「最低……あんたなんか大嫌い! しね! くそ男!」
必死に屈辱に耐え男を睨んだ。私はこんなやつに負けたりしない!
「チ◯コぶち込まれてるのによく強気な態度とれるな。おら! もっと犯してやるよ!」
男は私の足を肩に乗せ、覆い被さるようにして体重をかけてきた。より深く、乱暴に挿入してくる。
「あぐっ……い、痛い! やめ……」
「子宮までぶち当たってるぞ。俺のチ◯コの感触をマ◯コで味わえ!」
「やだぁ……抜いてぇ……あぐぅ!」
男は私に体重をかけながら、腰を振る速度を上げる。パンッ!パンッという音が響き渡る。男の下腹部が私の腰に激しくぶつかる。
「抜かねえよ! このまま中に出してやる!」
「……え? 中には出さないって……。ダメ……ちょっと! 絶対ダメ!」
私は男の体を押しのけようとするが、男はビクともしない。
「生で入れてんだ、生で出すに決まってんだろ! 大人しくしろ!」
「……やだっ! やめてっ! いやぁぁ!!」
バタバタと足を振って抵抗を試みる私を男は無常にも押さえつけた。
「おらぁ!」
「いやぁぁーー!!」
ドピュッ!ビュルルルー!!ビューー!!
私の絶叫と同時に熱い液体が私の中に注ぎ込まれる感覚があった。その感触に鳥肌がたつ。そして絶望する。
「嘘! 嘘! 出てる!? 出ちゃってる!?」
「おう出してるぞ。お前の中に俺のザー◯ン出してるぞ!」
「いやぁぁ……中には出さないって言ったのに」
「うるせえ! 中出しの方が気持ちいいんだよ!おら!」
「くっ……ああっ!?」
男は私の腰を掴んで、膣奥まで突き上げてくる。私はビクンっと体を仰け反らせた。一番奥で性液が放出されている。
私は涙を流しながら男を睨みつけた。
「しね! しね! レイプ魔!」
「へへっ。すげえ出たぜ」
男が笑いながら、ゆっくりと男性器を引き抜いた。白濁液がどろりどろりと流れ出ていた。それは私の割れ目から垂れてシーツに垂れていく。
「悠莉ちゃん、処女喪失おめでとう。ぎゃはは」
「……くっ……最低」
「嫌いな男に中出しされた気分はどうかな? あ、今日は大丈夫な日なのか? 責任は取らねえけど」
「だ、だまれ……」
私は悔しさに涙を流した。体が震える。怖かった。中出しされちゃった……。でも演技だから大丈夫なんだ……と自分に言い聞かせる。
「もう満足でしょ……はやく哀香との動画を消して!」
「はぁ? 1発で満足するわけねえだろ? まだまだ犯してやるよ。お前は俺の肉便器だからな」
「そ、そんな……約束と違う……一回でいいって」
「俺が満足するまでが一回だ。ぎゃはは」
「うそ……なんで私がこんな目に……ふぇ」
涙が出てきた。私の人生これからどうなるんだろう? なんでこんなことになっちゃったんだろう? そんなことを考えたって仕方ないとわかっているけれど、考えずにはいられないほど悔しかった。これは演技だよね?
「泣いてもやめねえよ! おら! 次は後ろ向けよ」
私は泣きながら尻を男に向けた。すると男は私の腰を掴んで、ぐいっと引っ張ってきた。そして四つん這いにさせられる。
「おら!いくぞぉ!!」
「うぐっ……いやぁぁ!! こんな犬みたいな格好いやぁ!」
男が激しく腰を打ち付けてくる。男の腰が私の下腹部とぶつかって、パンッ!パンッという音が響き渡る。屈辱的な姿勢。
「おらっ! おらっ!」
男は私を後ろから抱きしめるようにして覆い被さってきた。激しく腰を振ってくる。膣内をゴリゴリ抉ってくる男性器の感触に私は思わず喘ぐような声を出してしまう。
「あうううっ……くっ……くっ……くっ」
「うひひっ。いい声だ」
男は私の耳元で囁くように言ってきた。そしてそのまま耳を舐め這わせてきた。耳の中まで犯されたような嫌悪感で全身に鳥肌が立つ。
「うう……やめてぇ」
「おらっ!出すぞ!」
「えっ!? いやぁっ!!」
ドピュッ!!ビュルルルー!!ビューー!!
私の言葉など無視して、再び膣内に精液が流し込まれる。私は絶望感に打ちひしがれながら涙を流した。
「うう……ああっ……また出されちゃった……」
「おらっ!まだまだ終わらねえぞ!」
山田は私の両腿を抱えて、M開脚の体勢で持ち上げた。自分との結合部をカメラに見せつけるようにしながら、腰を上下にうごかす。
「いやぁぁ!!やめてぇ! 撮られてるのにこんな姿……嫌ぁ!」
いつの間にか私は本気で泣き叫んでいた。
おかしい。演技のはずなのに……? いつのまにか演技は現実とすり替わっていた。なにが嘘でなにが現実なのだろう? 意味がわからなくなって、自分の感情を自分でコントロールすることができない。
──いやぁレイプされてるぅ!!
頭の中が埋め尽くされる。しかし山田はお構い無しに私を陵辱してきた。
「おらっ!もっと泣けよ。泣き叫べ!」
「いやぁぁ!!もう許してぇぇ!! 本当にやめて! もういやぁぁ!」
本気でお願いしてるのにやめてくれない。まるで私が事前に「どんなに泣き叫んでもやめるな」って命令をしていて、それを忠実に守ろうとするかのように……。
私は涙を流しながら絶叫するしかなかった。
「お前も気持ちいいだろ? イけ! イけ! おら! イくまでやめねえぞ!」
パンッ!パァン!!
「うう……ああっ……あああっ!!」
ふざけるな。レイプされて気持ちいいがわけない。エロ漫画でもあるまいに犯されて感じるわけがない。女を馬鹿にするな!
私は最後のプライドを振り絞って、歯をくいしばって耐えていた。
「うひひっ。我慢強いねぇ」
男は私の腰を掴みながら、さらに激しく腰を打ちつけてきた。
「イけ! イけ! イけ! おっ? イクか? 今、締まったぞ?」
「……っく。そんなわけなっうう……ああっ!?」
私の一番敏感な部分に男の肉棒が擦れた。
「おっ? ここがいいのか?」
男はその部分を狙って突いてきた。
「……ひゃぁんっ♡」
思わず黄色い声が出てしまった。私は慌てて口を手で押さえたけれど遅かった。
「おほっ! いいねぇ。やっと可愛い声だしてくれたな」
「……くっ……あん♡」
私は必死に抵抗するけれど、男は私の腰を掴んで離さない。そして執拗に同じ場所を攻めてきた。その度に私の体はビクンっと跳ね上がる。
「あはぁん♡ ああ♡ あんあんんん♡」
恥部に加わる刺激が私を壊していく。
ゾクゾクとした刺激が奥底から昇ってきた。
「うそ!?うそ!? イクッ。イッちゃうぅぅ!」
私は全身を痙攣させて絶頂した。こんな男の穢らわしいモノを締め付けたくないのに私の膣はきゅうきゅうと収縮を開始した。
男は満足そうにニヤニヤと笑っている。まるで私を屈服させたかのように満足気。
──私……レイプされてるのにイッちゃった……。
この様子も録画されてしまっている。これじゃあまるで変態みたいだ。
ショックに打ちひしがれて、男のひざの上でぐったりとした。遠い目で天井を見上げる。
「なに休憩してんだ! また中に出すぞ! マ◯コ締めろ! おら!!」
そして、無情な腰振りが再開された。
「まって!? い、今、イったばかりだからまって……うそ、うそ……あっ♡またイグゥゥ!!」
油断と弛緩で敏感になった体は刺激を素直に受け取ってしまった。
「あっ♡あっ♡ああっ!♡」
男は激しくピストン運動を繰り返した後、再び膣内射精する。最後の一滴まで注がれて、ようやく膣から肉棒が抜かれ、私はベッドに捨てられるように投げられた。
「ひぐっ……うえぇぇん……もうやだぁ……」
「強気な女が泣き叫んでるのって最高だな……興奮するわ」
「ふ、ふざけるな……うう……くっそ」
私は泣きじゃくりながら男を睨んだ。でも男は嘲るような視線を向けてくる。
「はは、おいお前、しょんべん漏らしてるぞ」
「!?」
私は驚いて股間に視線をむけた。
自分の股から小水が流れ出ている。
「やっ……違う!」
私は必死に否定しようとするけれど、体が小刻みに震えた。私が呆然としていると、男は三脚からカメラを外して股間に近づけてきた。
「おい! 見ろよ! この無様な姿!こいつ俺にレイプされて漏らしやがったぜ」
「ううっ……うぇぇぇぇっぇぇん!!」
私は両手で顔を隠して泣きじゃくった。ガチ泣きだった。信じられなかった。こんな男にレイプされて、イかされて、お漏らしを見られて、録画されて。悔しくて情けなくて涙が止まらない。
私はきっとこれからもこの男のいいように性処理の道具として使われるんだ……。私の人生どうなっちゃうんだろう……?
自分の破滅を悟った私は、正気の無くなった薄ぼんやりとした瞳で天井をただ見つめた。もうどうでもいい……。
──終わった。人生。
「はい! カーーーーット!!」
突然、明るい女の子の声が聞こえた。
「え……?」
私は混乱した。何が起こったのかわからなかった。
「悠莉も山田さんもお疲れさま。……すごいね他人のセックスって生で見るとこんなに生々しいんだね」
「……ど、どうだったかな? 変じゃなかったかな? 演技なんて久しぶりだったから不安だよ……」
「え、すごくうまかったですよ! 山田さん。なにかやられてたんですか?」
「い、いや、じつは……ひきこもる前にちょっとね。劇団に入っていたことがあって……」
「ええっ! すごいです! 別人みたいでした。もー教えてくださいよー!」
「えへへ、照れるなー」
2人は和気あいあいと談笑している。私は何が起きたのかわからなかった。
──ああ……そうだった……これ演技だった……。
私はいつの間にか本当に犯されている気分になっていた。
嘘は危険。自分さえも騙せるから。
「だ、大丈夫? ゆ、悠莉ちゃん? お水のむ?」
山田が馴れ馴れしく話しかけてきた。
「……ひっ」
私は怯えてシーツを被り、山田から身を隠す。
最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪。
あの姿を哀香に見られていたのを忘れていた。哀香の目の前で絶頂に達してしまった。恥ずかしさで顔が熱くなる。
──なんなんだこれ?? だれが考えたんだ!! この状況!?
私だった。
なんかもう頭がぐちゃぐちゃで考えるのを放棄したい。
「あ……じゃあ、次は私の番だよね……? ね? 悠莉?」
でも大好きな哀香の声が聞こえてしまった。
きゅん♡
アソコが締まった。
私はシーツを投げ捨てて哀香の元に走っていって抱きついた。
「哀香、好き好き好き好き♡」
語彙力の無くなった私を彼女は優しく撫でてくれた。そして、私をぎゅっと抱きしめたまま口を開く。私の望んでいることを察しているかのように。
「山田さん……私のこともレイプしてください♡ おねがいします♡」
次は、哀香のハメ撮りレイプ撮影が始まる。
私はそれを見ている。
「や……やだ! 寄るな!」
「こっちに来い」
醜い肉の塊。だるだるの腕と足。だらしなく膨らんだ腹。見ているだけで虫酸が走るような中年男。そんな男に私はこれから犯されてしまう。
──ハメ撮りなんて絶対に嫌なのに……。
体が言うことをきかない。まるで私の体は自分の意思とは真逆の反応をする人形になってしまったかのよう。
「まずはフェラしろ」
男がベッドにふんぞりかえりながら、命令してきた。
「い、嫌! 誰がそんなこと……セックスだけでいいでしょ……」
「ならあの子の動画を全世界にばら撒いてやってもいいんだな?」
「っ……わ、わかったわよ……」
私は四つん這いになって男の股の間に跪く。目の前にはパンパンに膨らんだ男の股間。ズボンのチャックを開け、ブリーフをずらしペニスを取り出した。
「どうだ? これがお前の処女を犯すチ◯ポだぞ」
「さ、最悪」
私の前に現れたグロテスクな男根。それは太く長く、血管がバキバキに浮き出ていた。その先端からは我慢汁が垂れている。
「ほら、さっさと咥えろよ」
「……うっ……臭い。こんなの……キモ」
「いいから早くしろ!」
「うう……わ、わかった」
私は目をつぶりながら、男のモノを口に含んだ。生臭くてしょっぱい味が口の中に広がる。気持ち悪い……吐きそう。
「もっと奥まで咥えろ。歯は立てるなよ」
「んっ……くっ……」
私は目を瞑り、唇を窄めながら顔を前後に動かした。
「うほっ。やばっ。気持ちいいぞ」
「んぐ!?」
男が私の頭を押さえつけてきた。喉奥まで男根が侵入してきて苦しい。息ができない……臭いし不味いし最悪だ。なんで、こんなやつのモノを口に含まなければいけないんだ。噛みちぎってやろうか?
「う、出ちゃう!」
「……っ!?」
男が私の頭を掴んで前後に動かし始めた。台本ではちょっと舐めて終わりのはずなのに。なにしてるの!? って驚愕した。
「 でる!」
「うっ……うぇえ!」
男の体がブルっと震えた瞬間、口の中に生臭くてドロッとした液体が流れ込んできた。私は思わずそれを吐き出してしまった。
「あ……ごめ」
男が思わず謝ってきた。私はギロリと山田を睨んだ。
「あ……おい、何吐き出してんだよ!俺様の精液をちゃんと飲めよ!」
山田のくせに軌道修正の演技をしてきた。一人称が変だし、最高にムカつく。
「は?……っ。ごめんなさい……飲むから。哀香にはもう手をださないで……お願いします」
私は屈辱の涙目でその演技に付き合う羽目になった。最悪の屈辱。
シーツの上に吐き出した唾液と精液が混ざったもの。それに口を近づけてずるっと吸い取った。
「うぷ……おぇぇ」
思わず吐き出しそうになるけれど必死に我慢した。嗚咽がのぼってきて吐きそうになる。
「よし、偉いぞ。じゃあ抱いてやる。本番だ。股を開け」
「くそ……」
私は屈辱に震えながら、ベッドの上で仰向けになって股を開いた。
「うっ……撮るな……」
カメラが私の股間を捉えていた。それはアップで接写されていた。私は顔を背けるけれど、男に頭を掴まれ正面を向かされた。
「いいねぇ、美少女の屈辱の顔。げげげひゅひゅ」
男がニヤつきながら最高に気持ち悪く笑った。
「や、やめて」
「いいのかやめて? あの子とのハメ撮りをばら撒いてやってもいいんだぞ? やめるか?」
「くっ……勝手にしなさいよ」
私は歯を食いしばりながら、股を開いた屈辱の姿勢を必死に耐えた。
そして男は全裸になって私に近づいてくる。
「ちょ、ちょっと……待ちなさい!」
「ん?どうした?」
「こ、コンドームは……?」
「ああ、生でいいだろ? 安心しろよ出す時は外に出してやる」
「本当に? 本当に外に出してくれるの?」
「ああ、約束してやる。信じてくれるだろ?」
男は馴れ馴れしく私に肩を組んできて乳房を揉んできた。
「っ……最低」
カメラの目の前で嫌悪感に顔を歪ませた。
屈辱の証拠映像。
男はカメラを掲げて自分と私の両方を画角に収め、レンズに向かってニタニタ笑った。
「では今から悠莉ちゃんの処女喪失の瞬間を皆さんにお届けしまーす。俺のことが大嫌いなのに脅されて仕方なくセックスしてくれるそうでーす。ハメ撮りしちゃいまーす」
まるでチャラチャラしたチャラ男みたいな口調。
自分の考えたセリフに吐き気がして思わず顔を背ける。
「うむぅ!?」
唇が塞がれた。男は私に唇を重ねてきた。
「んぐっ……むぐぅ!」
男の舌が私の口内を舐め回してくる。生臭い唾液を飲まされる。舌と舌が絡み合う感触にゾワっとする。私は悔しくて、恥ずかしさに身を震わせながらディープキスをさせられた。
「ぷふぁ!」
やっと唇を離された。
「な、ながいのよ! このクソ野郎!」
「俺とのファーストキスはどうだった?」
「……っ」
──私はこんなやつにファーストキスを奪われたんだ……。
事実を思い出すとリアルな屈辱感が湧き上がる。こいつが男のファーストキスの相手なのは事実だった。
「へへっ、じゃあ処女喪失いってみよか。俺のチ◯ポを悠莉ちゃんのマ◯コに入れるからな」
──そして処女もこの男に……すでに奪われている。
「……くっ」
何度も漏らす屈辱の声。
私は男の言いなりになるしかなかった。こんな男に抱かれるなんて悔しすぎるけど仕方ないんだ……そういう演技だから……と自分に言い聞かせた。
男はカメラを三脚に固定した。
私に近づいてくる。足を広げさせ、股の間に体を入れた。そしてペニスの先端を私の割れ目にあてがう。生暖かい感触を感じて鳥肌がたつ。やっぱり嫌だ……こんなの嫌だ……気持ち悪い。
「うっ……やだっ……」
「ほら、力を抜けよ」
「い、いやっ! なんでお前なんかに処女を……」
「おとなしくしろ!」
私はあの時の感情を思い出して抵抗した。でも男に体を押さえつけられて動けない。男のモノの先っぽがくちゅりくちゅりと触れた。
「入れるぞ?」
「くっ、せめて……や、優しくして……」
私は涙目で懇願した。
「ああ、いくぞ! おらぁぁ!」
「あぁぁあ!!」
メリメリと膣壁を押し広げ、ゴチンと子宮口に男性器が激突した。その衝撃に私は思わず体を仰け反らせた。
「うっ……くっ……優しくって言ったのに……」
「うほっ! 処女のキツマン最高!」
「いやぁ……入っちゃってるぅ……あんたなんかに処女を……」
「おお入ってるぞ! 俺のチ◯コでお前は女になったんだ! 感謝しろ!」
男は腰を振り始めた。ぐちょぐちょという肉同士が擦れる音が響く。男の太いペニスが私の中を移動する。うなぎのように、巨大なワームのように蠢く。
──またこの男とセックスしちゃった……悔しい。
これは演技のはず。演技なのに事実。
「うっ……あっ……くっ」
「うひひっ。気持ちいいぞ! 悠莉ちゃん! おらおらあらぁ!」
ゲスな笑いを浮かべ男は腰を掴んで、激しく打ち付けてきた。体を揺さぶられるほどの衝撃。
「や、やめて……激しすぎ……くっ」
「やめるかよ! 俺のチ◯ポを味わえ!」
「い、いやぁ……いやぁ!」
男の下腹部が私の腰にぶつかってパンッ!という音が響き渡る。じゅぽじゅぽと男性器が出たり入ったりする。どんなに拒絶の声をあげても男は腰振りをやめない。
──ああ……私……犯されてるんだ……。
フィックションなのにノンフィクション。本物の屈辱を使った演技。
私は涙を流しながらその屈辱に耐えた。
「うっ……くっ……」
「どうだ? 嫌いな男の前で全裸になって、処女を奪われる気分は? 俺たちセックスしてるんだぞ?」
「最低……あんたなんか大嫌い! しね! くそ男!」
必死に屈辱に耐え男を睨んだ。私はこんなやつに負けたりしない!
「チ◯コぶち込まれてるのによく強気な態度とれるな。おら! もっと犯してやるよ!」
男は私の足を肩に乗せ、覆い被さるようにして体重をかけてきた。より深く、乱暴に挿入してくる。
「あぐっ……い、痛い! やめ……」
「子宮までぶち当たってるぞ。俺のチ◯コの感触をマ◯コで味わえ!」
「やだぁ……抜いてぇ……あぐぅ!」
男は私に体重をかけながら、腰を振る速度を上げる。パンッ!パンッという音が響き渡る。男の下腹部が私の腰に激しくぶつかる。
「抜かねえよ! このまま中に出してやる!」
「……え? 中には出さないって……。ダメ……ちょっと! 絶対ダメ!」
私は男の体を押しのけようとするが、男はビクともしない。
「生で入れてんだ、生で出すに決まってんだろ! 大人しくしろ!」
「……やだっ! やめてっ! いやぁぁ!!」
バタバタと足を振って抵抗を試みる私を男は無常にも押さえつけた。
「おらぁ!」
「いやぁぁーー!!」
ドピュッ!ビュルルルー!!ビューー!!
私の絶叫と同時に熱い液体が私の中に注ぎ込まれる感覚があった。その感触に鳥肌がたつ。そして絶望する。
「嘘! 嘘! 出てる!? 出ちゃってる!?」
「おう出してるぞ。お前の中に俺のザー◯ン出してるぞ!」
「いやぁぁ……中には出さないって言ったのに」
「うるせえ! 中出しの方が気持ちいいんだよ!おら!」
「くっ……ああっ!?」
男は私の腰を掴んで、膣奥まで突き上げてくる。私はビクンっと体を仰け反らせた。一番奥で性液が放出されている。
私は涙を流しながら男を睨みつけた。
「しね! しね! レイプ魔!」
「へへっ。すげえ出たぜ」
男が笑いながら、ゆっくりと男性器を引き抜いた。白濁液がどろりどろりと流れ出ていた。それは私の割れ目から垂れてシーツに垂れていく。
「悠莉ちゃん、処女喪失おめでとう。ぎゃはは」
「……くっ……最低」
「嫌いな男に中出しされた気分はどうかな? あ、今日は大丈夫な日なのか? 責任は取らねえけど」
「だ、だまれ……」
私は悔しさに涙を流した。体が震える。怖かった。中出しされちゃった……。でも演技だから大丈夫なんだ……と自分に言い聞かせる。
「もう満足でしょ……はやく哀香との動画を消して!」
「はぁ? 1発で満足するわけねえだろ? まだまだ犯してやるよ。お前は俺の肉便器だからな」
「そ、そんな……約束と違う……一回でいいって」
「俺が満足するまでが一回だ。ぎゃはは」
「うそ……なんで私がこんな目に……ふぇ」
涙が出てきた。私の人生これからどうなるんだろう? なんでこんなことになっちゃったんだろう? そんなことを考えたって仕方ないとわかっているけれど、考えずにはいられないほど悔しかった。これは演技だよね?
「泣いてもやめねえよ! おら! 次は後ろ向けよ」
私は泣きながら尻を男に向けた。すると男は私の腰を掴んで、ぐいっと引っ張ってきた。そして四つん這いにさせられる。
「おら!いくぞぉ!!」
「うぐっ……いやぁぁ!! こんな犬みたいな格好いやぁ!」
男が激しく腰を打ち付けてくる。男の腰が私の下腹部とぶつかって、パンッ!パンッという音が響き渡る。屈辱的な姿勢。
「おらっ! おらっ!」
男は私を後ろから抱きしめるようにして覆い被さってきた。激しく腰を振ってくる。膣内をゴリゴリ抉ってくる男性器の感触に私は思わず喘ぐような声を出してしまう。
「あうううっ……くっ……くっ……くっ」
「うひひっ。いい声だ」
男は私の耳元で囁くように言ってきた。そしてそのまま耳を舐め這わせてきた。耳の中まで犯されたような嫌悪感で全身に鳥肌が立つ。
「うう……やめてぇ」
「おらっ!出すぞ!」
「えっ!? いやぁっ!!」
ドピュッ!!ビュルルルー!!ビューー!!
私の言葉など無視して、再び膣内に精液が流し込まれる。私は絶望感に打ちひしがれながら涙を流した。
「うう……ああっ……また出されちゃった……」
「おらっ!まだまだ終わらねえぞ!」
山田は私の両腿を抱えて、M開脚の体勢で持ち上げた。自分との結合部をカメラに見せつけるようにしながら、腰を上下にうごかす。
「いやぁぁ!!やめてぇ! 撮られてるのにこんな姿……嫌ぁ!」
いつの間にか私は本気で泣き叫んでいた。
おかしい。演技のはずなのに……? いつのまにか演技は現実とすり替わっていた。なにが嘘でなにが現実なのだろう? 意味がわからなくなって、自分の感情を自分でコントロールすることができない。
──いやぁレイプされてるぅ!!
頭の中が埋め尽くされる。しかし山田はお構い無しに私を陵辱してきた。
「おらっ!もっと泣けよ。泣き叫べ!」
「いやぁぁ!!もう許してぇぇ!! 本当にやめて! もういやぁぁ!」
本気でお願いしてるのにやめてくれない。まるで私が事前に「どんなに泣き叫んでもやめるな」って命令をしていて、それを忠実に守ろうとするかのように……。
私は涙を流しながら絶叫するしかなかった。
「お前も気持ちいいだろ? イけ! イけ! おら! イくまでやめねえぞ!」
パンッ!パァン!!
「うう……ああっ……あああっ!!」
ふざけるな。レイプされて気持ちいいがわけない。エロ漫画でもあるまいに犯されて感じるわけがない。女を馬鹿にするな!
私は最後のプライドを振り絞って、歯をくいしばって耐えていた。
「うひひっ。我慢強いねぇ」
男は私の腰を掴みながら、さらに激しく腰を打ちつけてきた。
「イけ! イけ! イけ! おっ? イクか? 今、締まったぞ?」
「……っく。そんなわけなっうう……ああっ!?」
私の一番敏感な部分に男の肉棒が擦れた。
「おっ? ここがいいのか?」
男はその部分を狙って突いてきた。
「……ひゃぁんっ♡」
思わず黄色い声が出てしまった。私は慌てて口を手で押さえたけれど遅かった。
「おほっ! いいねぇ。やっと可愛い声だしてくれたな」
「……くっ……あん♡」
私は必死に抵抗するけれど、男は私の腰を掴んで離さない。そして執拗に同じ場所を攻めてきた。その度に私の体はビクンっと跳ね上がる。
「あはぁん♡ ああ♡ あんあんんん♡」
恥部に加わる刺激が私を壊していく。
ゾクゾクとした刺激が奥底から昇ってきた。
「うそ!?うそ!? イクッ。イッちゃうぅぅ!」
私は全身を痙攣させて絶頂した。こんな男の穢らわしいモノを締め付けたくないのに私の膣はきゅうきゅうと収縮を開始した。
男は満足そうにニヤニヤと笑っている。まるで私を屈服させたかのように満足気。
──私……レイプされてるのにイッちゃった……。
この様子も録画されてしまっている。これじゃあまるで変態みたいだ。
ショックに打ちひしがれて、男のひざの上でぐったりとした。遠い目で天井を見上げる。
「なに休憩してんだ! また中に出すぞ! マ◯コ締めろ! おら!!」
そして、無情な腰振りが再開された。
「まって!? い、今、イったばかりだからまって……うそ、うそ……あっ♡またイグゥゥ!!」
油断と弛緩で敏感になった体は刺激を素直に受け取ってしまった。
「あっ♡あっ♡ああっ!♡」
男は激しくピストン運動を繰り返した後、再び膣内射精する。最後の一滴まで注がれて、ようやく膣から肉棒が抜かれ、私はベッドに捨てられるように投げられた。
「ひぐっ……うえぇぇん……もうやだぁ……」
「強気な女が泣き叫んでるのって最高だな……興奮するわ」
「ふ、ふざけるな……うう……くっそ」
私は泣きじゃくりながら男を睨んだ。でも男は嘲るような視線を向けてくる。
「はは、おいお前、しょんべん漏らしてるぞ」
「!?」
私は驚いて股間に視線をむけた。
自分の股から小水が流れ出ている。
「やっ……違う!」
私は必死に否定しようとするけれど、体が小刻みに震えた。私が呆然としていると、男は三脚からカメラを外して股間に近づけてきた。
「おい! 見ろよ! この無様な姿!こいつ俺にレイプされて漏らしやがったぜ」
「ううっ……うぇぇぇぇっぇぇん!!」
私は両手で顔を隠して泣きじゃくった。ガチ泣きだった。信じられなかった。こんな男にレイプされて、イかされて、お漏らしを見られて、録画されて。悔しくて情けなくて涙が止まらない。
私はきっとこれからもこの男のいいように性処理の道具として使われるんだ……。私の人生どうなっちゃうんだろう……?
自分の破滅を悟った私は、正気の無くなった薄ぼんやりとした瞳で天井をただ見つめた。もうどうでもいい……。
──終わった。人生。
「はい! カーーーーット!!」
突然、明るい女の子の声が聞こえた。
「え……?」
私は混乱した。何が起こったのかわからなかった。
「悠莉も山田さんもお疲れさま。……すごいね他人のセックスって生で見るとこんなに生々しいんだね」
「……ど、どうだったかな? 変じゃなかったかな? 演技なんて久しぶりだったから不安だよ……」
「え、すごくうまかったですよ! 山田さん。なにかやられてたんですか?」
「い、いや、じつは……ひきこもる前にちょっとね。劇団に入っていたことがあって……」
「ええっ! すごいです! 別人みたいでした。もー教えてくださいよー!」
「えへへ、照れるなー」
2人は和気あいあいと談笑している。私は何が起きたのかわからなかった。
──ああ……そうだった……これ演技だった……。
私はいつの間にか本当に犯されている気分になっていた。
嘘は危険。自分さえも騙せるから。
「だ、大丈夫? ゆ、悠莉ちゃん? お水のむ?」
山田が馴れ馴れしく話しかけてきた。
「……ひっ」
私は怯えてシーツを被り、山田から身を隠す。
最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪最悪。
あの姿を哀香に見られていたのを忘れていた。哀香の目の前で絶頂に達してしまった。恥ずかしさで顔が熱くなる。
──なんなんだこれ?? だれが考えたんだ!! この状況!?
私だった。
なんかもう頭がぐちゃぐちゃで考えるのを放棄したい。
「あ……じゃあ、次は私の番だよね……? ね? 悠莉?」
でも大好きな哀香の声が聞こえてしまった。
きゅん♡
アソコが締まった。
私はシーツを投げ捨てて哀香の元に走っていって抱きついた。
「哀香、好き好き好き好き♡」
語彙力の無くなった私を彼女は優しく撫でてくれた。そして、私をぎゅっと抱きしめたまま口を開く。私の望んでいることを察しているかのように。
「山田さん……私のこともレイプしてください♡ おねがいします♡」
次は、哀香のハメ撮りレイプ撮影が始まる。
私はそれを見ている。
0
お気に入りに追加
113
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた
楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。
この作品はハーメルン様でも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる