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18’保証のハメ撮り
82.ハメ撮り奴隷契約 ♡
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(悠莉視点)
私は大学にいた。夕方になって講義が終わったから、違う学部の哀香と合流するつもりだった。
しかし、なかなか哀香と電話が繋がらなかった。
電話が繋がらない。そんな時、私は哀香の身に何かあったのではないかと不安になる。
とは言っても、大抵はそれはただの思い込みでしかない。
なんとなく連絡に気づかなかったとか、バッテリーが切れていたとか、電話に出る気分じゃなかったとか、理由はいくらでも考えられる。
でも、今日は胸騒ぎがした。いや、今日だけじゃない。このところ私は言いようのない不安を常に抱えていた。目を離したら哀香がどこか遠くへ行ってしまいそうで、不安で不安で仕方がない。
そんな時、彼女から折り返し電話があった。それはビデオ通話だった。
「あ、悠莉ぁ♡ 私ね今ぁ……山田さんとセックスしてるの♡ すごいね悠莉の初めての人♡ 激しいんだぁ♡ もう何回もイかされてるの♡」
スマホの画面から聞こえてくる、耳を塞ぎたくなるような嬌声。画面に映る哀香の苦しそうな顔。
「ななななな何してるの!?」
「え? セックスだよ? ほら見て♡ 入っちゃってるの♡」
画面が遠ざけられて体全体が映し出された。哀香は全裸だった。
──!!??
そして、結合部までもが映し出された。
「今ね山田さんに撮ってもらってるの♡ ほら、ピース♡ 」
私はその映像に言葉を失った。男根を咥え込みながら哀香がダブルピースをしている映像。
山田って誰? って思ったけど、哀香に覆い被さる男には見覚えがある。忘れたくても忘れられない最悪の男。私の処女を奪ったあの男だった。
「おふ、あいかちゃん。おふ! おふ!」
男の声が聞こえて、画面が上下に振動した。
それは男の主観視点。肉棒が哀香の恥部を出入りしている。男の汗とよだれが哀香の肢体に飛び散る。
下品で醜悪な光景に、私は吐き気を催した。
「あん♡ すごいね山田さん♡ 5回目なのに……まだまだ硬いの♡ あ、またイク♡ 悠莉ぃ……私またイッちゃうよぉ♡ あとで山田さんのおち◯ちんについて感想を言い合おうね♡ あ、膨らんできた! じゃあね、また電話するから♡ 愛してる!」
そう言って通話がぶつ切りにされた。
私は半狂乱になって叫んでいたのだけど、その声は哀香には届いていなかった。
哀香は通話の中でホテルの場所を言っていた。今すぐ乗り込んであんなことを辞めさせなければいけない。
私は走り出していた。
*
私は大学のトイレに駆け込んでいた。
「はぁ……はぁ……」
私は最低だ。息が荒くなる。私のアソコはぐしょぐしょに濡れていた。そして、その奥が切なくて切なくて仕方がない。だからその衝動に抗えなくて、下半身を露出して、指で愛撫していた。
私は……自分の恋人が犯されているのに、興奮してしまっていた……。
あのデブオヤジに哀香が犯されていた。下品に股を広げて、あの汚い肉棒を咥えていた。あんなおっさんのモノを咥え込んで嬉しそうに喘いでいた。
「んっ……ん♡ あぅん♡」
私は自分自身を慰めることを辞められない。今この瞬間もあの男に哀香が犯されているのに、それをオカズにして自慰行為をしている。最低だ。分かっているはずなのに手が止まらない。
「あぅ♡ あのチ◯コが哀香の中にも入っちゃってた……」
あの男の肉棒が哀香の中に出し入れされていた。その映像が頭から離れない。あんな男に私の恋人が犯されて、汚されたことが許せない。
「私は……あいつに処女を……」
哀香の姿と自分の姿が重なって、フラッシュバックした。あいつの感触は私もおぼえている。
「ん……♡ くそくそくそくそくそくそ」
忘れたい最悪の思い出。でも、未だに私の中に残り続ける、あの男の記憶。
「くそぉ! あの男がぁぁ!! あのデブオヤジがぁぁ!」
私は怒りに任せて自分のアソコを何度も何度も掻きむしった。あんな男に体を許した自分が許せない。
きゅん♡ きゅん♡
なのに私の膣はあの男の感触を思い出すように疼いていた。
「なんで……なんでこんなに切ないのぉ……」
あのオヤジの先っぽのくびれが、私の膣の天井を引っ掻いた感覚。根元になるにつれて太くなり、膣壁を拡張される感覚。あのオヤジが射精するとき膨らむ肉棒。生暖かい性液。全てが忘れられないでいた。
生挿入だったからハッキリ感じてしまった肉の感触。
気絶するほどセックスして、あの男の精液を私の子宮に大量に受け入れた。
鮮明に記憶に残っているあいつのカタチ。
ぐぎぎ。悔しくて悔しくて歯が削れる。
──あのチ◯コが哀香にも……♡
なのに、そう思っただけで子宮口が疼いて、開いてしまう。
最低だ♡ 最低だ♡ 私って最悪だ♡ でも……手が止められない。もう自分が嫌になるけど止められない。私のアソコはあの男の感触を思い出してぐしょぐしょになっていた。
「あぅ♡ あぅ♡ ん……っ♡」
──そいつキモいでしょ? デブのくせに必死に腰振って♡
あんなオヤジに私の哀香がぁぁ!!
「あぅ……あああああああああ♡」
私は絶頂に達した。
今この瞬間も哀香があの山田に犯されていると思うと興奮した。
私はこんな個室で惨めに自分を慰めているのに……。
「哀香すきぃ……♡」
哀香があの男に抱かれている姿を想像しながら、私は一人でひたすら自らを慰めた。
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*
あれから3日経った。
後で映像を見て知ったけれど、哀香はあいつと17時間もセックスをしていた。彼女が私のために録画してくれていて、一部始終が映像で残されていた。
私は大学を3日サボった。その動画を何度も再生して、それをオカズにして自慰行為に浸っていた。自分でも嫌になるくらい猿みたいにオナニーした。今でもまたムラムラしてきてしまう。
あの映像を思い出すだけでイってしまいそう。
あまりにも強くて脳髄が焼かれそうなほどの刺激。
──私の処女を奪った最低の男に哀香が犯されてた♡
それは価値観を変えるほどの刺激。
──色んな男に犯されてる哀香が見たい♡
自分の頭に浮かんだその最低な考えに、私は恐怖を感じていた。
あとで哀香に相談しなきゃいけない。
多分彼女は受け入れてくれるだろう。
それに今回みたいなことを目の前で見たいって私の変態性が訴えている。最も近くで見ていたい。間近で変態の彼女を見たくて見たくて仕方ない。
そのためには……私も……裸を晒さなければいけない。
彼女の近くにいるために。これはある種の強迫観念。
欲望には抗えない♡
***
後日、私は哀香とラブホテルにやって来た。
「えへ♡ 楽しみだね!悠莉!」
いつもと変わらない可愛らしい私の恋人。
「う……うん?」
私は緊張していた。今から何が起こるか想像して不安が止まらない。心臓がバクバク言っている。いつもだったら愛しい彼女とこれからすることを想像して、興奮しているはずなのに……。
「ね♡ 山田さんも楽しみですよね!♡」
哀香が甘ったるい声を出した。私じゃない人間に媚を売るように話しかける。
「えっと、う、うん……その」
ハッキリ答えろ。蹴るぞ? ってイライラした。醜悪な男の姿。小太りで汗だくの肉の塊、ハゲ、臭い。
そうなのだ。私たちは2人っきりではなかった。余計な男がいる。今日は3人でラブホテルに入っていた。
哀香が勝手にこのオヤジにカミングアウトした結果、設けられることになった話し合いの場。
「ふふ♡ 山田さん緊張してるんですか?」
「う、うん……」
「黙れ」
私は不機嫌を隠せなかった。
「ご、ごめん。悠莉ちゃん……でも、今日は呼んでくれてありがとう」
「悠莉、山田さん怖がってるよ? 可哀想。あなたの処女を奪ってくれた運命の人なのに♡」
「……くっ」
哀香の意地悪な言葉に苛立つ。でも愛しの人だからぐっと我慢した。
「あ、ありがとうね。僕の童貞もらってくれて……」
「しね!」
照れたような言い方に腹が立って、回し蹴りを尻に食らわせてやった。なのに体重差でびくともしない。
「あ、悠莉ちゃん……あの時はごめんね。まさか君みたいな美少女で童貞卒業できるなんて思わなくて、夢中になっちゃて……肌もすべすべでいい匂いもするから止まらなくなって……何回も中出ししちゃって……ごめん」
「……っ」
「処女までくれてありがとね……ごめん」
「ふざっけんな! 思い出させんなっ!」
私はもう1発、蹴りを尻に食らわしてやった。あの時とは違ってもう演技する必要はないから遠慮なくこの男に嫌悪感をぶつけることができる。
「悠莉ちゃん……あ、本当に僕のこと嫌いなんだ。哀香ちゃんから事情は聞いてたけど……あの時は愛し合ってると思ってたからショックだよ」
「お前みたいなブタと愛し合うわけないだろ! 自分の歳考えろバカ!」
男を睨んだ後、哀香も睨んだ。こんなやつに私たちの秘密をバラしたことが許せなかった。2人だけの秘密だったのに……。
「もう!山田さんは私たちの共犯者になってくれたんだよ? もっと優しくしてあげてよ。契約者なんだよ?」
「……契約者?」
「うん! 私たちの露出活動に協力してくれるの!」
私は事前に哀香がこの山田とどんな約束をしたのか聞かされていた。しかし「契約者」という言い方は初めて聞いたから戸惑った。
「あ、あの……悠莉ちゃん。僕は……ただ、君たちのことが心配だから協力したいだけで……」
「は? 何都合のいいこと言ってんの?」
ダメだ。こいつの声を聞いてると無性にイライラする。
──「ちょっとまって……! くっ、 休憩させてぇ!! あうぅ」「ゆうりちゃん! ゆうりちゃんのお◯んこ最高!」パンパンパン!「もう無理ぃぃ♡」
思い出したくないことが定期的にフラッシュバックしてしまう。
こいつは私が懇願したのにセックスをやめてくれなかった。それを私は忘れていないし、根に持っている。ブタのくせに一丁前に考える頭を持ってるみたいで腹が立つ。
「あ、う。ごめんねごめんねごめんね」
山田はおどおどし始めた。涙ぐんだ様子で私に謝罪する。その姿にもイライラさせられる。
「キモ」
「ああ、すいません! すいません! この子たらっ素直になれないんです! 本当は山田さんのこと大好きなんです!」
哀香は男の頭をなでなでして慰めた。その手をパチンと弾いた。
「哀香……こいつは協力者なんかじゃないよ。共犯者でもない。……こいつは『奴隷』だよ」
「え、ひどい」
黙ってなさいって哀香に思った。
私たちが変態なのはもはや隠せない事実かもしれない。この男には哀香がカミングアウトしてしまった。私もこいつを利用して処女を捨てた。哀香もこいつとハメ撮りをしてしまった。
だからこそ、こいつをのさばらせておくのは危険だ。知りすぎてる。
頭は悪そうだし、気が弱そうだけど安心はできない。手綱を握っておかなければいけない。
……私と哀香の安寧のために。
「勘違いしないで。あんたは私たちの姓処理の道具。それだけ。言うこと聞いてもらう。呼び出したらすぐに来ること」
今日私はこれを告げるために、この男と哀香をラブホテルに呼び出したのだ。
「え、その……」
「は? なに? 不満でもあるの? 文句でも?」
山田はぽけーとした表情で私を見つめてきた。
「ど、どういうこと!?」
「どうって、そのままの意味だけど? はぁ、頭悪くて嫌いこいつ!」
男はオロオロして助けを求める視線を向けてくる。私はただ侮蔑の目を向け、哀香は謎のニコニコ笑顔で見ている。
「「「……」」」
三者三様それそれの沈黙。
「えっと……つまり。僕は美少女2人の奴隷になって、性処理のために定期的にセックスしたり、2人の露出性癖の手伝いをするってこと? 」
「そう。絶対服従だから。逆らったら許さない」
ポカンとした山田。
「あ、あの。……その」
「なに? 言いたいことがあるなら言いなさいよ」
「……いいの!? 美少女2人の奴隷にしてくれるの!? なんのご褒美!?」
ぱあっと笑顔が咲いた。
「は……? なんで嬉しそうなの。キモ……」
「だって、美少女2人の奴隷だよ!? 夢みたいじゃないか!」
私はドン引きしていた。こいつの思考回路が理解できないし、気持ち悪い。死ねばいいのに。
「あは♡ 山田さん良かったですね! 私も奴隷にしてほしいです♡」
ドMの哀香にはその気持ちがわかるらしい。理解できなかったけど、愛しているから理解してあげたかった。
「えっと何すればいい? 足でも舐めようか?」
「ひっ……調子に乗らないで」
足元に擦り寄ってきたから、私はイラついて山田を足蹴にした。
「わん♡ わん♡」
哀香まで私の足にすりすりしてきた。
「やめなさい!」
私は足を引っ込めた。
「わ、わかった! 僕は君たちの奴隷になるよ!! むしろさせて欲しい!!」
「わん♡ わん♡」
「やめて! 足を舐めようとするな!」
何度引き剥がしても2匹……2人は私の足元に近づこうとしてくる。
──なんなの!? これ!?
「契約成立ですね!♡ 山田さん……いえ、奴隷さん♡」
「うん。哀香ちゃん」
仲良さそうに身を寄せ合った2人にイラッとした。
いい年した男女がラブホテルで何をやっているんだ……その対象に私自身も含まれていることが許せなかった。
──私は変態じゃないもん!
この2人とは違う。違う。
私は今日、この男を意のままに操るために哀香と一緒にラブホテルに呼び出した。
証拠を得るために。
この男が絶対に裏切らないと言う証明がほしい。
変態の哀香の枷はもうとっくに壊れていて、どこまでも突っ走ってしまうだろう。私は哀香を愛しているし、一緒に堕ちる覚悟もあるけど、でも不安がないわけじゃない。私が哀香を守らなきゃいけないから。
だから……私はこの男を利用する。覚悟は決まっていた。
「最初の命令をする」
私は山田の胸ぐらを掴んだ。
「な、なにかな……?」
覚悟を込めた視線を察したのか山田は怯えていた。二回りも歳の離れている女に対して情けない。
「今から私たちと改めてハメ撮りしなさい!!」
ラブホテルの一室に私の声が響いた。
私は大学にいた。夕方になって講義が終わったから、違う学部の哀香と合流するつもりだった。
しかし、なかなか哀香と電話が繋がらなかった。
電話が繋がらない。そんな時、私は哀香の身に何かあったのではないかと不安になる。
とは言っても、大抵はそれはただの思い込みでしかない。
なんとなく連絡に気づかなかったとか、バッテリーが切れていたとか、電話に出る気分じゃなかったとか、理由はいくらでも考えられる。
でも、今日は胸騒ぎがした。いや、今日だけじゃない。このところ私は言いようのない不安を常に抱えていた。目を離したら哀香がどこか遠くへ行ってしまいそうで、不安で不安で仕方がない。
そんな時、彼女から折り返し電話があった。それはビデオ通話だった。
「あ、悠莉ぁ♡ 私ね今ぁ……山田さんとセックスしてるの♡ すごいね悠莉の初めての人♡ 激しいんだぁ♡ もう何回もイかされてるの♡」
スマホの画面から聞こえてくる、耳を塞ぎたくなるような嬌声。画面に映る哀香の苦しそうな顔。
「ななななな何してるの!?」
「え? セックスだよ? ほら見て♡ 入っちゃってるの♡」
画面が遠ざけられて体全体が映し出された。哀香は全裸だった。
──!!??
そして、結合部までもが映し出された。
「今ね山田さんに撮ってもらってるの♡ ほら、ピース♡ 」
私はその映像に言葉を失った。男根を咥え込みながら哀香がダブルピースをしている映像。
山田って誰? って思ったけど、哀香に覆い被さる男には見覚えがある。忘れたくても忘れられない最悪の男。私の処女を奪ったあの男だった。
「おふ、あいかちゃん。おふ! おふ!」
男の声が聞こえて、画面が上下に振動した。
それは男の主観視点。肉棒が哀香の恥部を出入りしている。男の汗とよだれが哀香の肢体に飛び散る。
下品で醜悪な光景に、私は吐き気を催した。
「あん♡ すごいね山田さん♡ 5回目なのに……まだまだ硬いの♡ あ、またイク♡ 悠莉ぃ……私またイッちゃうよぉ♡ あとで山田さんのおち◯ちんについて感想を言い合おうね♡ あ、膨らんできた! じゃあね、また電話するから♡ 愛してる!」
そう言って通話がぶつ切りにされた。
私は半狂乱になって叫んでいたのだけど、その声は哀香には届いていなかった。
哀香は通話の中でホテルの場所を言っていた。今すぐ乗り込んであんなことを辞めさせなければいけない。
私は走り出していた。
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私は大学のトイレに駆け込んでいた。
「はぁ……はぁ……」
私は最低だ。息が荒くなる。私のアソコはぐしょぐしょに濡れていた。そして、その奥が切なくて切なくて仕方がない。だからその衝動に抗えなくて、下半身を露出して、指で愛撫していた。
私は……自分の恋人が犯されているのに、興奮してしまっていた……。
あのデブオヤジに哀香が犯されていた。下品に股を広げて、あの汚い肉棒を咥えていた。あんなおっさんのモノを咥え込んで嬉しそうに喘いでいた。
「んっ……ん♡ あぅん♡」
私は自分自身を慰めることを辞められない。今この瞬間もあの男に哀香が犯されているのに、それをオカズにして自慰行為をしている。最低だ。分かっているはずなのに手が止まらない。
「あぅ♡ あのチ◯コが哀香の中にも入っちゃってた……」
あの男の肉棒が哀香の中に出し入れされていた。その映像が頭から離れない。あんな男に私の恋人が犯されて、汚されたことが許せない。
「私は……あいつに処女を……」
哀香の姿と自分の姿が重なって、フラッシュバックした。あいつの感触は私もおぼえている。
「ん……♡ くそくそくそくそくそくそ」
忘れたい最悪の思い出。でも、未だに私の中に残り続ける、あの男の記憶。
「くそぉ! あの男がぁぁ!! あのデブオヤジがぁぁ!」
私は怒りに任せて自分のアソコを何度も何度も掻きむしった。あんな男に体を許した自分が許せない。
きゅん♡ きゅん♡
なのに私の膣はあの男の感触を思い出すように疼いていた。
「なんで……なんでこんなに切ないのぉ……」
あのオヤジの先っぽのくびれが、私の膣の天井を引っ掻いた感覚。根元になるにつれて太くなり、膣壁を拡張される感覚。あのオヤジが射精するとき膨らむ肉棒。生暖かい性液。全てが忘れられないでいた。
生挿入だったからハッキリ感じてしまった肉の感触。
気絶するほどセックスして、あの男の精液を私の子宮に大量に受け入れた。
鮮明に記憶に残っているあいつのカタチ。
ぐぎぎ。悔しくて悔しくて歯が削れる。
──あのチ◯コが哀香にも……♡
なのに、そう思っただけで子宮口が疼いて、開いてしまう。
最低だ♡ 最低だ♡ 私って最悪だ♡ でも……手が止められない。もう自分が嫌になるけど止められない。私のアソコはあの男の感触を思い出してぐしょぐしょになっていた。
「あぅ♡ あぅ♡ ん……っ♡」
──そいつキモいでしょ? デブのくせに必死に腰振って♡
あんなオヤジに私の哀香がぁぁ!!
「あぅ……あああああああああ♡」
私は絶頂に達した。
今この瞬間も哀香があの山田に犯されていると思うと興奮した。
私はこんな個室で惨めに自分を慰めているのに……。
「哀香すきぃ……♡」
哀香があの男に抱かれている姿を想像しながら、私は一人でひたすら自らを慰めた。
<i873556|43779>
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あれから3日経った。
後で映像を見て知ったけれど、哀香はあいつと17時間もセックスをしていた。彼女が私のために録画してくれていて、一部始終が映像で残されていた。
私は大学を3日サボった。その動画を何度も再生して、それをオカズにして自慰行為に浸っていた。自分でも嫌になるくらい猿みたいにオナニーした。今でもまたムラムラしてきてしまう。
あの映像を思い出すだけでイってしまいそう。
あまりにも強くて脳髄が焼かれそうなほどの刺激。
──私の処女を奪った最低の男に哀香が犯されてた♡
それは価値観を変えるほどの刺激。
──色んな男に犯されてる哀香が見たい♡
自分の頭に浮かんだその最低な考えに、私は恐怖を感じていた。
あとで哀香に相談しなきゃいけない。
多分彼女は受け入れてくれるだろう。
それに今回みたいなことを目の前で見たいって私の変態性が訴えている。最も近くで見ていたい。間近で変態の彼女を見たくて見たくて仕方ない。
そのためには……私も……裸を晒さなければいけない。
彼女の近くにいるために。これはある種の強迫観念。
欲望には抗えない♡
***
後日、私は哀香とラブホテルにやって来た。
「えへ♡ 楽しみだね!悠莉!」
いつもと変わらない可愛らしい私の恋人。
「う……うん?」
私は緊張していた。今から何が起こるか想像して不安が止まらない。心臓がバクバク言っている。いつもだったら愛しい彼女とこれからすることを想像して、興奮しているはずなのに……。
「ね♡ 山田さんも楽しみですよね!♡」
哀香が甘ったるい声を出した。私じゃない人間に媚を売るように話しかける。
「えっと、う、うん……その」
ハッキリ答えろ。蹴るぞ? ってイライラした。醜悪な男の姿。小太りで汗だくの肉の塊、ハゲ、臭い。
そうなのだ。私たちは2人っきりではなかった。余計な男がいる。今日は3人でラブホテルに入っていた。
哀香が勝手にこのオヤジにカミングアウトした結果、設けられることになった話し合いの場。
「ふふ♡ 山田さん緊張してるんですか?」
「う、うん……」
「黙れ」
私は不機嫌を隠せなかった。
「ご、ごめん。悠莉ちゃん……でも、今日は呼んでくれてありがとう」
「悠莉、山田さん怖がってるよ? 可哀想。あなたの処女を奪ってくれた運命の人なのに♡」
「……くっ」
哀香の意地悪な言葉に苛立つ。でも愛しの人だからぐっと我慢した。
「あ、ありがとうね。僕の童貞もらってくれて……」
「しね!」
照れたような言い方に腹が立って、回し蹴りを尻に食らわせてやった。なのに体重差でびくともしない。
「あ、悠莉ちゃん……あの時はごめんね。まさか君みたいな美少女で童貞卒業できるなんて思わなくて、夢中になっちゃて……肌もすべすべでいい匂いもするから止まらなくなって……何回も中出ししちゃって……ごめん」
「……っ」
「処女までくれてありがとね……ごめん」
「ふざっけんな! 思い出させんなっ!」
私はもう1発、蹴りを尻に食らわしてやった。あの時とは違ってもう演技する必要はないから遠慮なくこの男に嫌悪感をぶつけることができる。
「悠莉ちゃん……あ、本当に僕のこと嫌いなんだ。哀香ちゃんから事情は聞いてたけど……あの時は愛し合ってると思ってたからショックだよ」
「お前みたいなブタと愛し合うわけないだろ! 自分の歳考えろバカ!」
男を睨んだ後、哀香も睨んだ。こんなやつに私たちの秘密をバラしたことが許せなかった。2人だけの秘密だったのに……。
「もう!山田さんは私たちの共犯者になってくれたんだよ? もっと優しくしてあげてよ。契約者なんだよ?」
「……契約者?」
「うん! 私たちの露出活動に協力してくれるの!」
私は事前に哀香がこの山田とどんな約束をしたのか聞かされていた。しかし「契約者」という言い方は初めて聞いたから戸惑った。
「あ、あの……悠莉ちゃん。僕は……ただ、君たちのことが心配だから協力したいだけで……」
「は? 何都合のいいこと言ってんの?」
ダメだ。こいつの声を聞いてると無性にイライラする。
──「ちょっとまって……! くっ、 休憩させてぇ!! あうぅ」「ゆうりちゃん! ゆうりちゃんのお◯んこ最高!」パンパンパン!「もう無理ぃぃ♡」
思い出したくないことが定期的にフラッシュバックしてしまう。
こいつは私が懇願したのにセックスをやめてくれなかった。それを私は忘れていないし、根に持っている。ブタのくせに一丁前に考える頭を持ってるみたいで腹が立つ。
「あ、う。ごめんねごめんねごめんね」
山田はおどおどし始めた。涙ぐんだ様子で私に謝罪する。その姿にもイライラさせられる。
「キモ」
「ああ、すいません! すいません! この子たらっ素直になれないんです! 本当は山田さんのこと大好きなんです!」
哀香は男の頭をなでなでして慰めた。その手をパチンと弾いた。
「哀香……こいつは協力者なんかじゃないよ。共犯者でもない。……こいつは『奴隷』だよ」
「え、ひどい」
黙ってなさいって哀香に思った。
私たちが変態なのはもはや隠せない事実かもしれない。この男には哀香がカミングアウトしてしまった。私もこいつを利用して処女を捨てた。哀香もこいつとハメ撮りをしてしまった。
だからこそ、こいつをのさばらせておくのは危険だ。知りすぎてる。
頭は悪そうだし、気が弱そうだけど安心はできない。手綱を握っておかなければいけない。
……私と哀香の安寧のために。
「勘違いしないで。あんたは私たちの姓処理の道具。それだけ。言うこと聞いてもらう。呼び出したらすぐに来ること」
今日私はこれを告げるために、この男と哀香をラブホテルに呼び出したのだ。
「え、その……」
「は? なに? 不満でもあるの? 文句でも?」
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「ど、どういうこと!?」
「どうって、そのままの意味だけど? はぁ、頭悪くて嫌いこいつ!」
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「「「……」」」
三者三様それそれの沈黙。
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「そう。絶対服従だから。逆らったら許さない」
ポカンとした山田。
「あ、あの。……その」
「なに? 言いたいことがあるなら言いなさいよ」
「……いいの!? 美少女2人の奴隷にしてくれるの!? なんのご褒美!?」
ぱあっと笑顔が咲いた。
「は……? なんで嬉しそうなの。キモ……」
「だって、美少女2人の奴隷だよ!? 夢みたいじゃないか!」
私はドン引きしていた。こいつの思考回路が理解できないし、気持ち悪い。死ねばいいのに。
「あは♡ 山田さん良かったですね! 私も奴隷にしてほしいです♡」
ドMの哀香にはその気持ちがわかるらしい。理解できなかったけど、愛しているから理解してあげたかった。
「えっと何すればいい? 足でも舐めようか?」
「ひっ……調子に乗らないで」
足元に擦り寄ってきたから、私はイラついて山田を足蹴にした。
「わん♡ わん♡」
哀香まで私の足にすりすりしてきた。
「やめなさい!」
私は足を引っ込めた。
「わ、わかった! 僕は君たちの奴隷になるよ!! むしろさせて欲しい!!」
「わん♡ わん♡」
「やめて! 足を舐めようとするな!」
何度引き剥がしても2匹……2人は私の足元に近づこうとしてくる。
──なんなの!? これ!?
「契約成立ですね!♡ 山田さん……いえ、奴隷さん♡」
「うん。哀香ちゃん」
仲良さそうに身を寄せ合った2人にイラッとした。
いい年した男女がラブホテルで何をやっているんだ……その対象に私自身も含まれていることが許せなかった。
──私は変態じゃないもん!
この2人とは違う。違う。
私は今日、この男を意のままに操るために哀香と一緒にラブホテルに呼び出した。
証拠を得るために。
この男が絶対に裏切らないと言う証明がほしい。
変態の哀香の枷はもうとっくに壊れていて、どこまでも突っ走ってしまうだろう。私は哀香を愛しているし、一緒に堕ちる覚悟もあるけど、でも不安がないわけじゃない。私が哀香を守らなきゃいけないから。
だから……私はこの男を利用する。覚悟は決まっていた。
「最初の命令をする」
私は山田の胸ぐらを掴んだ。
「な、なにかな……?」
覚悟を込めた視線を察したのか山田は怯えていた。二回りも歳の離れている女に対して情けない。
「今から私たちと改めてハメ撮りしなさい!!」
ラブホテルの一室に私の声が響いた。
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キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
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