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17’契約者
81.アフターおもらし ♡×2
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(哀香視点)
山田さんとのセックスが一区切りして、私たちは一緒にお風呂に入っていた。
湯船につかり対面した状態で、山田さんは私の体をまじまじと眺めてくる。
「あいかちゃん本当に綺麗だよ。肌もすべすべだし……胸も大きいし……」
「あ……ありがとうございます……」
私は照れながら答えた。何時間に及んで裸体を晒してセックスまでしてきたのに、改めて褒められると照れてしまうのは、違う場所に移動したからだろうか? それとも、白くはっきりとした明かりに照らされているからだろうか?
「あ、んくぅ♡」
山田さんが私の乳首を摘んできた。
「ゆうりちゃんもそうだったけど……あいかちゃんも同じなんだね。すごく感度がいいっていうか……」
「えへ♡ 私はその……男の人に触られているっている背徳感が好きなんです。悠莉の乳首は本当に敏感で……ちょっと刺激しただけですぐに固くなっちゃいますよね!」
「ああ。そ、そうだね。本人は我慢してるつもりなんだろうけど、すぐ感じちゃって強がるんだよね……それがめちゃめちゃ可愛いっていうか」
「そう! そうなんです!」
山田さんは私の胸を揉みながら答えた。悠莉の乳首あるあるを他人と話せてうれしい。
「……どうですか? 他の女の乳首を想像しながら、別な女の乳首をさわるのって興奮します?」
「え!? いや……その。ごめん。ゆうりちゃんのこと口走っちゃて」
山田さんは急に謝ってきた。私に気を遣ったのだろう。慌てて否定する。
「あ、いいんです!恋人の乳首の感想を男性と言い合えるなんて最高に興奮します♡」
「……2人は女の子同士のカップルなの?」
「はい! 将来を誓い合った関係です!」
「なのになんで2人して僕に処女くれて……わけがわからないよ。いいのかな……僕がこんな美味しい思いして……」
「気にしないでください。山田さんはお願いを聞いてくれているんですから! 変態の私たちが悪いんです!」
笑顔で答えた。そうなのだ。これは契約であってセックスはお互いの利害が一致しただけに過ぎない。だから謝る必要なんてない。
私も快楽を貪っているのだから……。
「……そろそろ上がりましょうか?」
ひとしきりイチャイチャして、私は湯船から出てシャワーで体を流した。そしてバスタオルで山田さんの身体を拭いてあげて、飛び跳ねるようにバスルームからスキップででると、山田さんも後をついてくる。
「あ……ぅ」
後ろから抱きしめられた。
「あいかちゃん……まだ終わりたくない」
「あ、はい。私もです……。今日は……帰りたくありません。気の済むまで抱いてください♡」
一体何のために湯船に浸かったのかわからなくなったけど、再び私たちはまぐわいを再開した。
パン! パン! パン! パン!
「あいかちゃんのお尻……大きいね。ぷりっとしてハリがあって……」
山田さんは私のお尻を揉みしだきながら尋ねてきた。私は立ったままバックの体位で責められている最中だった。
「あ、ありがとうございますぅ。恥ずかしいです♡ あの、もしよかったらスマホで撮影してもいいですよ?」
「え……それは……いいの?」
「はい!喜んで! 私、変態なのでっ!」
私は元気に承諾した。
「あ、ありがとう……じゃあ……せっかくだから」
山田さんはスマホを手に取り私のお尻の写真を撮り始めた。色んなアングルも撮ってほしいとリクエストすると快く受け入れてくれた。私は彼の要望に全て答えた。四つん這いから仰向けになり、M字開脚して、おま◯こを指で広げて見せたり……。
「はぁ♡ はぁ♡ あの……できれば、色々口に出していただけると興奮します」
「あ、えっと……あいかちゃんの裸……本当に綺麗だよ! おま◯こもお尻の穴まで全部綺麗で可愛い。可愛い……可愛いよ!」
スマホのカメラ越しに私を褒めちぎられる。
「あ♡ もっとっもっと言葉で……♡」
変態をカミングアウトすることがこんなに気持ちいいなんて思わなかった。裸を悠莉に似せるのとは違う。彼が男性であるということが私の興奮を構成していく。
「ほら、あいかちゃんのおっぱい撮ってるよ? 乳首までビンビンに勃起して……全部録画しちゃてるよ?」
「♡♡♡」
格別だった。私がどんな言葉で興奮するのかはすでに山田さんにお伝え済み。私の好きな言葉を言ってくれる。
「ほら、もっとガニ股で腰を浮かせておま◯こ見せて? お尻の穴もひくつかせて……」
「はぁい♡♡」
私は言われるがままにポーズをとった。
「くっ、く~♡」
身が震えるほどの恥辱。
勘違いしてほしくないけれど、ちゃんと恥ずかしい。それにちゃんと屈辱の感情も存在している。でも、それ以上に何倍もの快感が押し寄せてくるのだ。
「ほら! もっとだよ! ガニ股でお◯んこを突き出すんだ!」
「はい♡ あ、はい♡」
もう完全に堕ちてしまった。私は夢中になって腰を震わせる。その度にパシャリパシャリとシャッター音が聞こえて……その興奮がさらに快楽物質を生み出していく。
「はぁ♡ はぁ♡ 山田さんっ! 私もうイきますっ!!♡♡♡」
言葉責めだけでイってしまう自分が恥ずかしかった。だから報告した。
「 あ、あぁ~♡♡♡」
もうダメだった。彼が向けるカメラに絶頂を晒してしまった。
***
「あ、あの……そんなに舐めて飽きませんか?」
山田さんは私のアソコをしゃぶっていた。かれこれ1時間。
「あ、いや……むしろずっと舐めていたいっていうか……ごめんね。こんなおじさんに……」
「いえ! そんなことないです!! あの、嬉しいんです。私の汚いところも全部受け入れてくれて。でも、えっとその……恥ずかしいんですけど、私、ちょっとおしっこしたくなっちゃったので……お手洗い行っていいですか?」
私は照れながら懇願した。
「え、あ……そうなんだ……えっと」
「? どうされました?」
彼はなぜか言い淀む。そして何か言いたそうに股間に視線をチラチラ向けてくる。やがて意を決したように私の手を取った。
「あの……おしっこしてるところ見せてもらえないかな!?」
「え……」
衝撃の発言だった。
「あ、いや! ごめん。気持ち悪いよね? いや、でもその……ちょっと興味があって。女の子のおしっこの様子なんで見たことないし……ごめん! キモくて!」
私は少し考えてから答えた。
「……いいですよ♡ 見てください♡ あ、でも条件があります!」
「な、なにかな?」
私はニヤリと笑った。
「録画してください♡」
それからトイレに2人で入った。ベッドでおっしこを漏らすのは掃除する人が大変だと思ったから移動した。いままで悠莉とプレイしたとき何度か漏らしてしまったこともあるのだけど、我慢できずに漏らすのと、わざと漏らすことは全然違うから自重した。
私は便器の上に足をついてガニ股になった。洋式便座なのに和式便座のように縁に足を乗せしゃがみ込む。
「と、撮ってるよ」
「♡」
そんな私の痴態に山田さんがスマホを向けて録画を開始してくれた。
「じゃあ……しますね?」
「う、うん」
ごくりと喉を鳴らす山田さん。
──ああ! 見られちゃう♡ おしっこ見られちゃう!!
覚悟を決めて、ぐっと力を加えた。でも出ない。
「あ、あれ……? えへへ♡ ごめんなさい。なんだか緊張しちゃって……お、おかしいですね……」
いざするとなると、なかなか放尿できなかった。恥ずかしさを紛らわすためヘラヘラと笑って誤魔化すしかない。すると彼も気まずさを感じたのか、私に語りかけてきた。
「あ、わかるよ! 僕も後ろに立たれると出ないもん。それに他人のおしっこ見るなんて初めてで……なんかドキドキして」
──おかしいなぁ……男の人の前で漏らした経験ならあるのに。
私は少し不思議に思った。やっぱり身体を許した人では違うのだろうか。それともあの時は漏らしちゃいけない状態だったから興奮して?
我ながら自分のことを変態だと思った。人間の自立神経は案外いい加減なものなのかもしれない。
──おしっこするのに慣れたらすぐ出せるようになるかな?
やばい考えが浮かんだ。
でも今は目の前のことに集中しなければならない。目の前に私の放尿を待ってくれている人がいるのだから……。
「あの、なにか……興奮するようなこと言ってくれませんか?」
私は少し意地悪にお願いしてみた。彼は「え、えっと……」と戸惑う。
「……罵倒してください」
「あ、そういうことか。えっと……こんなデブのオヤジの前で全裸で股を開いてはずかしくないの……!君みたいな美少女がこんな変態行為をして……! もーだめ!」
「♡♡♡」
怒り慣れてないのかちょっと変な感じだった。でも、その言葉がトリガーとなったのか尿意が湧き上がってきた。
「あ♡ あ♡ 出ちゃう! 見てくださいっ!!♡♡」
一度湧き上がった尿意は溢れかえって止まらない。私は勢いよく放尿した。チョロチョロと尿が秘所から流れ出て、じょぼじょぼと便器に落ちる。その光景を山田さんに見られている。見せつけている。
「あ、あぁ……どうですか?♡ おしっこしちゃってます♡ 見て見て♡」
「うわぁ……。美少女が僕の前でおしっこしてる……しかも録画させてくれて、見せつけて……」
「えへへ♡ 最高に恥ずかしいです♡ 興奮します♡ どうでしょう?」
「……うん。凄いね」」
私は微笑んで尋ねる。彼は少し恥ずかしそうに、でもしっかりと答えた。その答えが嬉しかった。
「おしっこしてるの見てくれてありがとうございます♡」
お礼を言った。感謝の気持ちでいっぱいだった。だって、こんな自然に、おしっこしてるところを見てもらえるなんて、しかもそれを動画で残してもらえるなんて……私にとって夢のような出来事だから。
「私みたいな変態の全裸とおしっこ見てくれてうれしい♡ すごく楽しいです!」
楽しい時間には終わりがくる。膀胱に溜められていた尿が空になった。ポタポタと便器に尿が垂れる。
残尿を振り払うように腰を振ってアピールした。
「あ、うん……あいかちゃんって本当に変態なんだね……」
「えへへ、すみません♡」
流石にちょっと引いちゃった様子の山田さん。そんな彼を横目に私は全ての尿を出し切り、トイレットペーパーに手を伸ばした。
「あ、あの……あいかちゃん待って!!」
「え? なんです?」
「あ、えっと……舐めていいかな? 舐めて綺麗にしてあげたくて」
「……え?」
思わず聞き返した。でも彼は真剣な眼差しで私を見つめていた。思ってもいなかったことを聞かれ、戸惑ってしまう。
「でも……出したばっかりで汚いですよ?」
「そんなことない! 美少女から出たものだよ。きっと綺麗だ。全部舐めさせてほしい!」
ええ……。何それ? 理解できない理屈だった。でも彼がしたい事を私もしたかった。
「そこまで言うなら……いいですよ♡ 私のおしっこしたてのおま◯こ……いっぱい味わってください♡」
「う、うん!」
私たちはベッドに戻ってきた。
山田さんは股に顔を近づけてまじまじと観察してきた。なんだか鼻息が荒い……。その気迫に少し押されてしまう。くんくんとした鼻が近づいてくる。
「すーはぁ~」
「あはは……」
出したばかりを匂われるなんて初めてだ。思わず照れる。すると彼は急に指でビラビラを広げて中を覗き込んで来た。
「あ、あの! いきなりは、恥ずかしいです」
「ご、ごめん!」
おもわず反射的に顔を遠ざけてしまった。
「あ、私……恥ずかしいの好きでした……てへへ♡ どうぞご遠慮なく」
観念して股を差し出すと、彼は舌をだして割れ目に近づけてきて、ぺろぺろ舐めだす。
「あ♡」
山田さんが丁寧に舐め取ってくれるのが伝わってくる。すごく優しい舌遣い。
<i872864|43779>
「ああ、おしっこしたばかりのここ舐められるなんて悠莉にもされたことないのに……」
ずるずると音を出されて、バキュームのように吸い取られる。
「美味しい美味しいよあいかちゃん!」
「あ♡ ああ♡」
どんな味がするんだろう。彼しか知らない味に顔が熱くなる。恥ずかしい。
快感で内股がプルプルと震えてしまう。山田さんの満足そうな顔。夢中になって私のアソコに吸い付いている年上の男性。
──なんか可愛い……。
この感情も、もしかしたら性交に似た快感。裸を晒して、デリケートな部分を触られて、汚い部分を舐められて……。それは多分、信頼関係がないとできない行為。山田さんがそこを舐めるのは、私の全てを肯定して受け入れてくれている証拠に思えた。それが嬉しいのかもしれない。
「ん、ちゅぱっ。あいかちゃん……可愛いよ」
山田さんが私の目を見て言ってくれる。奥から何かが昇ってきてブルっと震えた。
「あ、あ……♡♡♡ん♡ んん~♡♡」
軽くイッてしまう。
──見て。私の恥ずかしいところ全部見て。
だらしなく足を開き全てを曝け出す。
「ん、んっ……はぁ♡」
猛烈な興奮。裸を、自分の恥ずかしい部分を見られているという興奮。
「あ、あの。山田さん……私ぃ……♡」
もう我慢できなかった。
「……うん」
私の甘い声を聞いて彼が察してくれた。私を抱き寄せて、ぎゅっと抱きしめた。
「あぅ♡ あぁぁぁ!!♡♡♡」
挿入されて背中を大きくのけぞらせた。
「あ♡ あ♡ 気持ちいいですっ!!♡♡」
山田さんに足をかかえられ、股を拡げられた。腰がカクカクしてパンパン音が鳴る。彼の腰の動きに合わせて私も腰を振った。
「ん♡ ん~♡♡ はぁ♡」
タイミングが一致してパンッ!と一層強い音がする。彼が一心不乱に私を求めてくる。それが嬉しかった。だから私も彼を求めた。
「山田さんのおち◯ちん太くて固くて……気持ちいいですっ! あっ♡あぁん♡」
「うっ、僕もすごくいいよ!」
「奥まで突いてください! もっと激しくっ♡ お◯んこが気持ちいいです♡ あぁん♡ あっ♡」
卑猥な言葉も躊躇なく口にする。だって、言葉を発しなければ伝わらないから。伝わってほしい。それがコミュニケーションでしょ?
「あぁ♡ あ♡ ああん!セックス気持ちいい♡♡」
快楽に悶える私。そんな自分にも興奮する自分がいた。そして、程なくしてその瞬間が訪れる……。
「んん~!!!♡♡♡♡♡♡」
ビクビクッ!!と身体を痙攣させて私は果てた。
「はぁ……あいかちゃん、でる!」
そして山田さんも私の膣内に射精した。
彼が私に覆い被さってくる。すりすりと股間を擦り合わせ私の中に性液を押し込んでくる。
──なんでこんなに気持ちいいんだろう?
彼の体温に包まれながら、私は天井を見つめていた。
悠莉とのセックスとは違った快感。でも、これは本気じゃない。本気で好きなのは悠莉だけ。悠莉を愛してる。
「うう、あいかちゃん好きだぁううう愛してる!」
──ん……?
山田さんは、必死に私の中に射精しながら肉棒を擦ってくる。
言葉尻を責めるつもりはないけれど、薄っぺらい言葉だと思った。その場限りの言葉にしか聞こえなかった。でも、不快じゃない。それでもいいと思った。この快楽は悠莉とのセックスでは味わえないものだから。
──あ、そっかぁ。
彼に中出しされながら私はあることに気づいてしまった。
それは絶対に気づいてはいけないこと。自分自身でさえ恐ろしいと感じることだった。
あとで悠莉に相談しなきゃいけないと思った。
それは……
──色んな男性ともセックスしてみたいなぁ……♡
っていう新たな性癖。
私は自分の新しい一面に気づいてしまった。進化してしまった性癖。この怪物を私はコントロールできるのだろうか?
「あいかちゃんセックスしてくれてありがとう! ありがとうね!」
山田さんは何度も私にお礼を言ってきた。そして、最後の最後まで中出ししようと腰をすり寄せてくる。必死に私のことを思ってくれている。
──ごめんなさい。あなたに求めてるのは快楽だけなんです。
でも、この人とのセックスの最中に別な男の人を考えてしまったことには、チクリとした罪悪感が芽生える。
「うっ、搾り取られる! あいかちゃんのお◯んこ締まってる!」
せめてものお詫びに膣を締め付けて、彼のモノを咥え込んだ。腰をひねって刺激を加える。
勢いよく送り込まれる性液。生ハメセックスの快楽で意識が飛びそうだった。眠ってしまう前に山田さんに伝えたいことがある。
だから私は彼の耳元で囁いた。
「山田さん……また、遊びましょうね?」
私は意識を失った。
これは彼との16時間に及んだ性行為の一幕。
とっても気持ちいい大人の遊戯。
山田さんとのセックスが一区切りして、私たちは一緒にお風呂に入っていた。
湯船につかり対面した状態で、山田さんは私の体をまじまじと眺めてくる。
「あいかちゃん本当に綺麗だよ。肌もすべすべだし……胸も大きいし……」
「あ……ありがとうございます……」
私は照れながら答えた。何時間に及んで裸体を晒してセックスまでしてきたのに、改めて褒められると照れてしまうのは、違う場所に移動したからだろうか? それとも、白くはっきりとした明かりに照らされているからだろうか?
「あ、んくぅ♡」
山田さんが私の乳首を摘んできた。
「ゆうりちゃんもそうだったけど……あいかちゃんも同じなんだね。すごく感度がいいっていうか……」
「えへ♡ 私はその……男の人に触られているっている背徳感が好きなんです。悠莉の乳首は本当に敏感で……ちょっと刺激しただけですぐに固くなっちゃいますよね!」
「ああ。そ、そうだね。本人は我慢してるつもりなんだろうけど、すぐ感じちゃって強がるんだよね……それがめちゃめちゃ可愛いっていうか」
「そう! そうなんです!」
山田さんは私の胸を揉みながら答えた。悠莉の乳首あるあるを他人と話せてうれしい。
「……どうですか? 他の女の乳首を想像しながら、別な女の乳首をさわるのって興奮します?」
「え!? いや……その。ごめん。ゆうりちゃんのこと口走っちゃて」
山田さんは急に謝ってきた。私に気を遣ったのだろう。慌てて否定する。
「あ、いいんです!恋人の乳首の感想を男性と言い合えるなんて最高に興奮します♡」
「……2人は女の子同士のカップルなの?」
「はい! 将来を誓い合った関係です!」
「なのになんで2人して僕に処女くれて……わけがわからないよ。いいのかな……僕がこんな美味しい思いして……」
「気にしないでください。山田さんはお願いを聞いてくれているんですから! 変態の私たちが悪いんです!」
笑顔で答えた。そうなのだ。これは契約であってセックスはお互いの利害が一致しただけに過ぎない。だから謝る必要なんてない。
私も快楽を貪っているのだから……。
「……そろそろ上がりましょうか?」
ひとしきりイチャイチャして、私は湯船から出てシャワーで体を流した。そしてバスタオルで山田さんの身体を拭いてあげて、飛び跳ねるようにバスルームからスキップででると、山田さんも後をついてくる。
「あ……ぅ」
後ろから抱きしめられた。
「あいかちゃん……まだ終わりたくない」
「あ、はい。私もです……。今日は……帰りたくありません。気の済むまで抱いてください♡」
一体何のために湯船に浸かったのかわからなくなったけど、再び私たちはまぐわいを再開した。
パン! パン! パン! パン!
「あいかちゃんのお尻……大きいね。ぷりっとしてハリがあって……」
山田さんは私のお尻を揉みしだきながら尋ねてきた。私は立ったままバックの体位で責められている最中だった。
「あ、ありがとうございますぅ。恥ずかしいです♡ あの、もしよかったらスマホで撮影してもいいですよ?」
「え……それは……いいの?」
「はい!喜んで! 私、変態なのでっ!」
私は元気に承諾した。
「あ、ありがとう……じゃあ……せっかくだから」
山田さんはスマホを手に取り私のお尻の写真を撮り始めた。色んなアングルも撮ってほしいとリクエストすると快く受け入れてくれた。私は彼の要望に全て答えた。四つん這いから仰向けになり、M字開脚して、おま◯こを指で広げて見せたり……。
「はぁ♡ はぁ♡ あの……できれば、色々口に出していただけると興奮します」
「あ、えっと……あいかちゃんの裸……本当に綺麗だよ! おま◯こもお尻の穴まで全部綺麗で可愛い。可愛い……可愛いよ!」
スマホのカメラ越しに私を褒めちぎられる。
「あ♡ もっとっもっと言葉で……♡」
変態をカミングアウトすることがこんなに気持ちいいなんて思わなかった。裸を悠莉に似せるのとは違う。彼が男性であるということが私の興奮を構成していく。
「ほら、あいかちゃんのおっぱい撮ってるよ? 乳首までビンビンに勃起して……全部録画しちゃてるよ?」
「♡♡♡」
格別だった。私がどんな言葉で興奮するのかはすでに山田さんにお伝え済み。私の好きな言葉を言ってくれる。
「ほら、もっとガニ股で腰を浮かせておま◯こ見せて? お尻の穴もひくつかせて……」
「はぁい♡♡」
私は言われるがままにポーズをとった。
「くっ、く~♡」
身が震えるほどの恥辱。
勘違いしてほしくないけれど、ちゃんと恥ずかしい。それにちゃんと屈辱の感情も存在している。でも、それ以上に何倍もの快感が押し寄せてくるのだ。
「ほら! もっとだよ! ガニ股でお◯んこを突き出すんだ!」
「はい♡ あ、はい♡」
もう完全に堕ちてしまった。私は夢中になって腰を震わせる。その度にパシャリパシャリとシャッター音が聞こえて……その興奮がさらに快楽物質を生み出していく。
「はぁ♡ はぁ♡ 山田さんっ! 私もうイきますっ!!♡♡♡」
言葉責めだけでイってしまう自分が恥ずかしかった。だから報告した。
「 あ、あぁ~♡♡♡」
もうダメだった。彼が向けるカメラに絶頂を晒してしまった。
***
「あ、あの……そんなに舐めて飽きませんか?」
山田さんは私のアソコをしゃぶっていた。かれこれ1時間。
「あ、いや……むしろずっと舐めていたいっていうか……ごめんね。こんなおじさんに……」
「いえ! そんなことないです!! あの、嬉しいんです。私の汚いところも全部受け入れてくれて。でも、えっとその……恥ずかしいんですけど、私、ちょっとおしっこしたくなっちゃったので……お手洗い行っていいですか?」
私は照れながら懇願した。
「え、あ……そうなんだ……えっと」
「? どうされました?」
彼はなぜか言い淀む。そして何か言いたそうに股間に視線をチラチラ向けてくる。やがて意を決したように私の手を取った。
「あの……おしっこしてるところ見せてもらえないかな!?」
「え……」
衝撃の発言だった。
「あ、いや! ごめん。気持ち悪いよね? いや、でもその……ちょっと興味があって。女の子のおしっこの様子なんで見たことないし……ごめん! キモくて!」
私は少し考えてから答えた。
「……いいですよ♡ 見てください♡ あ、でも条件があります!」
「な、なにかな?」
私はニヤリと笑った。
「録画してください♡」
それからトイレに2人で入った。ベッドでおっしこを漏らすのは掃除する人が大変だと思ったから移動した。いままで悠莉とプレイしたとき何度か漏らしてしまったこともあるのだけど、我慢できずに漏らすのと、わざと漏らすことは全然違うから自重した。
私は便器の上に足をついてガニ股になった。洋式便座なのに和式便座のように縁に足を乗せしゃがみ込む。
「と、撮ってるよ」
「♡」
そんな私の痴態に山田さんがスマホを向けて録画を開始してくれた。
「じゃあ……しますね?」
「う、うん」
ごくりと喉を鳴らす山田さん。
──ああ! 見られちゃう♡ おしっこ見られちゃう!!
覚悟を決めて、ぐっと力を加えた。でも出ない。
「あ、あれ……? えへへ♡ ごめんなさい。なんだか緊張しちゃって……お、おかしいですね……」
いざするとなると、なかなか放尿できなかった。恥ずかしさを紛らわすためヘラヘラと笑って誤魔化すしかない。すると彼も気まずさを感じたのか、私に語りかけてきた。
「あ、わかるよ! 僕も後ろに立たれると出ないもん。それに他人のおしっこ見るなんて初めてで……なんかドキドキして」
──おかしいなぁ……男の人の前で漏らした経験ならあるのに。
私は少し不思議に思った。やっぱり身体を許した人では違うのだろうか。それともあの時は漏らしちゃいけない状態だったから興奮して?
我ながら自分のことを変態だと思った。人間の自立神経は案外いい加減なものなのかもしれない。
──おしっこするのに慣れたらすぐ出せるようになるかな?
やばい考えが浮かんだ。
でも今は目の前のことに集中しなければならない。目の前に私の放尿を待ってくれている人がいるのだから……。
「あの、なにか……興奮するようなこと言ってくれませんか?」
私は少し意地悪にお願いしてみた。彼は「え、えっと……」と戸惑う。
「……罵倒してください」
「あ、そういうことか。えっと……こんなデブのオヤジの前で全裸で股を開いてはずかしくないの……!君みたいな美少女がこんな変態行為をして……! もーだめ!」
「♡♡♡」
怒り慣れてないのかちょっと変な感じだった。でも、その言葉がトリガーとなったのか尿意が湧き上がってきた。
「あ♡ あ♡ 出ちゃう! 見てくださいっ!!♡♡」
一度湧き上がった尿意は溢れかえって止まらない。私は勢いよく放尿した。チョロチョロと尿が秘所から流れ出て、じょぼじょぼと便器に落ちる。その光景を山田さんに見られている。見せつけている。
「あ、あぁ……どうですか?♡ おしっこしちゃってます♡ 見て見て♡」
「うわぁ……。美少女が僕の前でおしっこしてる……しかも録画させてくれて、見せつけて……」
「えへへ♡ 最高に恥ずかしいです♡ 興奮します♡ どうでしょう?」
「……うん。凄いね」」
私は微笑んで尋ねる。彼は少し恥ずかしそうに、でもしっかりと答えた。その答えが嬉しかった。
「おしっこしてるの見てくれてありがとうございます♡」
お礼を言った。感謝の気持ちでいっぱいだった。だって、こんな自然に、おしっこしてるところを見てもらえるなんて、しかもそれを動画で残してもらえるなんて……私にとって夢のような出来事だから。
「私みたいな変態の全裸とおしっこ見てくれてうれしい♡ すごく楽しいです!」
楽しい時間には終わりがくる。膀胱に溜められていた尿が空になった。ポタポタと便器に尿が垂れる。
残尿を振り払うように腰を振ってアピールした。
「あ、うん……あいかちゃんって本当に変態なんだね……」
「えへへ、すみません♡」
流石にちょっと引いちゃった様子の山田さん。そんな彼を横目に私は全ての尿を出し切り、トイレットペーパーに手を伸ばした。
「あ、あの……あいかちゃん待って!!」
「え? なんです?」
「あ、えっと……舐めていいかな? 舐めて綺麗にしてあげたくて」
「……え?」
思わず聞き返した。でも彼は真剣な眼差しで私を見つめていた。思ってもいなかったことを聞かれ、戸惑ってしまう。
「でも……出したばっかりで汚いですよ?」
「そんなことない! 美少女から出たものだよ。きっと綺麗だ。全部舐めさせてほしい!」
ええ……。何それ? 理解できない理屈だった。でも彼がしたい事を私もしたかった。
「そこまで言うなら……いいですよ♡ 私のおしっこしたてのおま◯こ……いっぱい味わってください♡」
「う、うん!」
私たちはベッドに戻ってきた。
山田さんは股に顔を近づけてまじまじと観察してきた。なんだか鼻息が荒い……。その気迫に少し押されてしまう。くんくんとした鼻が近づいてくる。
「すーはぁ~」
「あはは……」
出したばかりを匂われるなんて初めてだ。思わず照れる。すると彼は急に指でビラビラを広げて中を覗き込んで来た。
「あ、あの! いきなりは、恥ずかしいです」
「ご、ごめん!」
おもわず反射的に顔を遠ざけてしまった。
「あ、私……恥ずかしいの好きでした……てへへ♡ どうぞご遠慮なく」
観念して股を差し出すと、彼は舌をだして割れ目に近づけてきて、ぺろぺろ舐めだす。
「あ♡」
山田さんが丁寧に舐め取ってくれるのが伝わってくる。すごく優しい舌遣い。
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「ああ、おしっこしたばかりのここ舐められるなんて悠莉にもされたことないのに……」
ずるずると音を出されて、バキュームのように吸い取られる。
「美味しい美味しいよあいかちゃん!」
「あ♡ ああ♡」
どんな味がするんだろう。彼しか知らない味に顔が熱くなる。恥ずかしい。
快感で内股がプルプルと震えてしまう。山田さんの満足そうな顔。夢中になって私のアソコに吸い付いている年上の男性。
──なんか可愛い……。
この感情も、もしかしたら性交に似た快感。裸を晒して、デリケートな部分を触られて、汚い部分を舐められて……。それは多分、信頼関係がないとできない行為。山田さんがそこを舐めるのは、私の全てを肯定して受け入れてくれている証拠に思えた。それが嬉しいのかもしれない。
「ん、ちゅぱっ。あいかちゃん……可愛いよ」
山田さんが私の目を見て言ってくれる。奥から何かが昇ってきてブルっと震えた。
「あ、あ……♡♡♡ん♡ んん~♡♡」
軽くイッてしまう。
──見て。私の恥ずかしいところ全部見て。
だらしなく足を開き全てを曝け出す。
「ん、んっ……はぁ♡」
猛烈な興奮。裸を、自分の恥ずかしい部分を見られているという興奮。
「あ、あの。山田さん……私ぃ……♡」
もう我慢できなかった。
「……うん」
私の甘い声を聞いて彼が察してくれた。私を抱き寄せて、ぎゅっと抱きしめた。
「あぅ♡ あぁぁぁ!!♡♡♡」
挿入されて背中を大きくのけぞらせた。
「あ♡ あ♡ 気持ちいいですっ!!♡♡」
山田さんに足をかかえられ、股を拡げられた。腰がカクカクしてパンパン音が鳴る。彼の腰の動きに合わせて私も腰を振った。
「ん♡ ん~♡♡ はぁ♡」
タイミングが一致してパンッ!と一層強い音がする。彼が一心不乱に私を求めてくる。それが嬉しかった。だから私も彼を求めた。
「山田さんのおち◯ちん太くて固くて……気持ちいいですっ! あっ♡あぁん♡」
「うっ、僕もすごくいいよ!」
「奥まで突いてください! もっと激しくっ♡ お◯んこが気持ちいいです♡ あぁん♡ あっ♡」
卑猥な言葉も躊躇なく口にする。だって、言葉を発しなければ伝わらないから。伝わってほしい。それがコミュニケーションでしょ?
「あぁ♡ あ♡ ああん!セックス気持ちいい♡♡」
快楽に悶える私。そんな自分にも興奮する自分がいた。そして、程なくしてその瞬間が訪れる……。
「んん~!!!♡♡♡♡♡♡」
ビクビクッ!!と身体を痙攣させて私は果てた。
「はぁ……あいかちゃん、でる!」
そして山田さんも私の膣内に射精した。
彼が私に覆い被さってくる。すりすりと股間を擦り合わせ私の中に性液を押し込んでくる。
──なんでこんなに気持ちいいんだろう?
彼の体温に包まれながら、私は天井を見つめていた。
悠莉とのセックスとは違った快感。でも、これは本気じゃない。本気で好きなのは悠莉だけ。悠莉を愛してる。
「うう、あいかちゃん好きだぁううう愛してる!」
──ん……?
山田さんは、必死に私の中に射精しながら肉棒を擦ってくる。
言葉尻を責めるつもりはないけれど、薄っぺらい言葉だと思った。その場限りの言葉にしか聞こえなかった。でも、不快じゃない。それでもいいと思った。この快楽は悠莉とのセックスでは味わえないものだから。
──あ、そっかぁ。
彼に中出しされながら私はあることに気づいてしまった。
それは絶対に気づいてはいけないこと。自分自身でさえ恐ろしいと感じることだった。
あとで悠莉に相談しなきゃいけないと思った。
それは……
──色んな男性ともセックスしてみたいなぁ……♡
っていう新たな性癖。
私は自分の新しい一面に気づいてしまった。進化してしまった性癖。この怪物を私はコントロールできるのだろうか?
「あいかちゃんセックスしてくれてありがとう! ありがとうね!」
山田さんは何度も私にお礼を言ってきた。そして、最後の最後まで中出ししようと腰をすり寄せてくる。必死に私のことを思ってくれている。
──ごめんなさい。あなたに求めてるのは快楽だけなんです。
でも、この人とのセックスの最中に別な男の人を考えてしまったことには、チクリとした罪悪感が芽生える。
「うっ、搾り取られる! あいかちゃんのお◯んこ締まってる!」
せめてものお詫びに膣を締め付けて、彼のモノを咥え込んだ。腰をひねって刺激を加える。
勢いよく送り込まれる性液。生ハメセックスの快楽で意識が飛びそうだった。眠ってしまう前に山田さんに伝えたいことがある。
だから私は彼の耳元で囁いた。
「山田さん……また、遊びましょうね?」
私は意識を失った。
これは彼との16時間に及んだ性行為の一幕。
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