みせたいふたり〜変態美少女痴女大生2人の破滅への幸せな全裸露出〜

冷夏レイ

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13"旅の羞恥はかき捨て

58.強制公開

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(哀香視点)

「あっ……だめぇっ」

 友達の悠莉が甘い声をあげた。

 私は指を悠莉の膣内に差し込んで、彼女の肉壁を指でなぞると腰が浮いた。力なくもたれかかる肉体を無理やり抱き止めて股を開いた姿勢を維持させる。

「すごいですよね? 悠莉のここってすっごく敏感なんですよ?」

 目の前で見ている男性2人に見せつけるように悠莉のスポットをぐりっと押しつぶすと、悠莉はまた小さく喘いだ。

「あんっ……あっ……」

 彼女の瞳には涙が浮かんでいた。私はさらに激しく刺激を与えると、悠莉は股を閉じようと必死に身悶えた。

「やだぁ……恥ずかしいよぅ」



 顔を真っ赤にして両手で隠すように覆う彼女だったが、その仕草が逆に欲情を煽っていることに本人は気づいていないようだった。男達が見ている。彼女を見て私も興奮していた。もっと虐めたいという私のなかの嗜虐的な気持ちが込み上げてくる。

 自分の中の後ろ暗い気持ちに驚きつつも、私はさらに強く悠莉の弱点を攻め立てた。

 足をツタのように絡ませ足を閉じるのを許さない。

 夢中でなぶる彼女の膣。

 私はその時、ある感情に支配されていた。

 ──可愛い。

 可愛い。可愛い。悠莉が可愛くて仕方がないのだ。

 野外の混浴温泉、全裸の私たちのまぐわいを鑑賞している2人の男性。そんな異常なシチュエーションで悠莉を辱めている。それがたまらなく楽しかった。

「ねぇ、悠莉? 気持ちいい?」

「いやぁ、見られてるぅ」

「見られてる方が感じるんでしょう?」

「ちがっ……違うもん……あなたとは違う!」

 否定した悠莉は涙目になっていて、本当に嫌そうだった。必死に体をバタバタさせて拘束から逃れようともがいている。

 脳のリミッターが壊れている私は常軌を逸した力で、暴れる彼女を押さえつけていた。

 分かっている。見られて喜んでいるのは私の方だ。彼女を混浴温泉に誘ったのも私だし、この状況を楽しんでしまっているのも私。

「どうですか? おじ様方。この子、すごく可愛いでしょう?」

 私は男性2人に問いかけた。彼らは興奮した様子で答えてくれる。

「ああ、最高だよ」

「もっと見せてくれ」

 2人の反応を見て満足したけれど、同時に罪悪感がちくりと胸を刺す。

 ──ああ、たぶん。私たちが変態だってもうバレちゃってるな……。

 でも止められないのだ。もう歯止めがきかないほどに興奮している自分がいた。

 自分の裸がこの人たちに見られていると思うと、子宮がきゅんとうずく。そして、大好きな悠莉の痴態が私以外の人に見られていることに言いようのない快感を覚えていた。

 ──見て! 見て! 変態な私たちを見て!!

 おそらくは社会で生きていくための重要なモノがぶち壊れてしまった。

「ほら、ここ好きでしょ?」

 私は彼女の弱点を指先でぐにゅりっと押し込んだ。悠莉は「ああんっ♡」と甘い声で鳴く。

「いやぁ、恥ずかしいよぉ。見ないでぇ」

 悠莉が涙目で懇願している姿はとても可愛かった。本当に恥ずかしそうにしてるのが伝わってくる。

 ──恥ずかしそうにしてていいなぁ。

 彼女の姿を見て、ふと羨ましくなった。

 もちろん全裸を晒している私も恥ずかしくないわけじゃないけれど、悠莉の初心な反応は自分にはもはやない。

 さっき私が、自分の膣を拡げて見せたとき周りからドン引きするような視線をあびた。それはそれで興奮したのだけど、同時に私の認識との乖離を強く感じた。

 嘘は危険だ。色々なものを騙すことができる。

 他人を騙すだけじゃなくて、自分自身さえも歪めることができてしまうのだろう。おそらくは世界さえも。

 変態を演じているうちに、本物の変態に堕ちてしまう。

 自分自身を侵食していた毒の存在に気づいてブルっと恐怖した。

 でも、もう止まれない。

「悠莉、可愛いよ。愛してる」

 私は彼女の耳元で囁いた。

「あっ……だめっ……イッちゃう……」

「見てください! 私の大好きな悠莉がイっちゃいますよ!」

 私は彼らに見せつけるように、激しく責め立てた。寒空の下で冷たく吹き付ける風が、私たちの汗をさらっていく。体温が奪われて鳥肌が立ち乳首が限界まで勃つ。

「いやぁ見られてるのに……あっああ、だめ、あああああああああああああ!!」

 悠莉は達した。彼女の股から液体が噴き出し、お湯に混じっていく。

 彼女の絶頂を見て男性2人はドン引きしているようだった。

「やばいね君たち……」

「エロすぎだろ」

 余韻に浸ってとろ顔になった悠莉と、それを鑑賞する2人の男性。

「んん……♡」

 私は悠莉に向かった視線を邪魔しないように静かに達していた。

 2人の男性の前で堂々とエッチな行為に及んでいる自分が信じられなかったし、こんな変態的な状況で達する自分に酔っていた。

 私と2人っきりのときにしか見せない甘くとろけた声と表情。

 強気でプライドが高い悠莉、スレンダーで綺麗な肌の悠莉、私の大好きな悠莉、そんな悠莉の恥ずかしいイキ顔が名前も知らない男性達に晒されている。その事実が私の心を満たしていく。

 まるで彼女の全てを征服しているような満足感に包まれた。

 最高っ! 最高に興奮する!

 2人で絶頂を迎えた私たちを見て満足げに男性達が口を開いた。

「君たちすごいな……こんな美少女なのに……」

「ああ、本当に凄いよ」

 そんな賞賛の言葉を聞きながら、私は心の中でほくそ笑んでいた。もういいや……。

「えへへ、ありがとうございます。私たち変態なんです」

 ついにバラしてしまった。

「あ、やっぱり? おかしいと思ってたんだ。君たちみたいな美少女が混浴温泉に来るなんて」

「ああ、俺もそう思ってた。納得だよ」

「はい、そうなんです! 私たち2人ともドスケベの変態なんですよ!」

 開き直った私は、堂々と宣言した。もう戻れないところまで来てしまったんだ。

 もう隠すものなんて何もない。

 私は見せつけるように乳房を突き出して乳首をくりくり弄った。だらしなく股間から蜜液を垂れ流す。

 下品に腰を振って彼らを誘惑した。

 ──もっと見て! 変態の私をもっと見て!

 自分の本性と素直に向き合った。

「ち、ちがうもん……ちがうもおおおん!!」

 悠莉が突然叫んでお湯にしゃがみ込んだ。身を縮こませて裸体を精一杯隠そうと震えている。

 そして泣き出した。

「ええ!?」

 変態の私には訳がわからなかった。


***


 驚いて悠莉の肩を揺すった。彼女は嗚咽を漏らしながら泣いている。

「悠莉、どうしたの?」

「どうしたの? じゃないよぉ……こんなの、こんなのぉ! 」

 あ、やりすぎちゃった。と私が思った時にはもう遅くて、彼女は泣きじゃくっていた。

「悠莉ごめん! ごめんね!」

 私は慌てて謝ったけれど、彼女の涙は止まらない。

「うぅ……ひっぐ……」

 嗚咽をあげながら泣く彼女を見ていると胸が痛くなった。でも後悔などしていない。自分の内側で育っていた変態性という名の怪物にこの身を任せたのだ。

 この事態でさえも全て計画通りの出来事に思えて、俯瞰するような冷静さで状況を見つめているもう1人の私の存在がいた。たぶん、それは悪魔。

 ──あんな恥ずかしい姿を見てもらったんだから喜べばいいのに……。

 異常者の思考回路は理解できない。もはや私自身でさえも。

「触らないでっ」

 悠莉が最後のプライドを奮い立たせて、私をキッと睨んだ。

 心のこもっていない慰めは拒絶されてしまったみたい。

 ──あなただって変態なのに。

 この期に及んで本性を曝け出さない彼女に、少しムッとしてしまう。

 紅葉に囲まれた野外の露天風呂に気まずい沈黙が流れた。

「えーっとその……俺たちここにいないほうがいいかな?」

「そ、そうだな……俺らそろそろ失礼するよ。見せてくれてありがとうね」

 男性たちは気まずくなったのか、言い訳のような言葉で沈黙を破り、そそくさと帰ろうとしていた。

「あ、待ってください!」

「え?」

 私は彼らを引き留めていた。

「申し訳ないです。私達のせいで温泉に浸かっていないのに帰られてしまうなんて……」

「いや、でも」

 え? 引き止めるの? と言わんばかりの顔で困惑する男性たち。

「お願いします! この子もすぐに落ち着くと思うのでっ。もう少しだけ一緒にいてください! 」

 ドン引きする彼ら。でももっと見てほしいから逃したく無い。私には恥も外聞も気持ちよかった。

 戸惑う彼らを説得するために言葉を重ねるうちに、あることを思いついた。

「…… あの、もしよろしかったら、お背中流しましょうか? 」

「え!? いや……」

「いえ、遠慮なさらずに! 私たちのせいで気まずい思いをさせてしまうのは申し訳ないです。せめてものお詫びということで」

 彼らは顔を見合わせた。

「ど、どうする……?」

 男性たちは戸惑っているようだったが、私の勢いに押されていた。話し合う素振りをみせている。

 この時点で私は「彼らは絶対に断らない」と確信していた。

「あ、もちろん『背中を流す』って言うのは言葉のあやなので……背中だけじゃなくて全身を綺麗にさせてくださいね?」

 ダメ押すように首を傾げた。すると彼らは結論の決まっているくだらない会議を経て結論を出した。

「じゃあ……お願いしようかな」

「う、うん。そこまで言うなら……」

 そっけない口調だったけれど、股間を覆うタオルがむくりと持ち上がっていた。

 その形は欲情が具現化したような膨らみをしていて、生物の抗えない本能を感じた。

 中途半端に知恵をつけて賢ぶろうとする人間を鼻で笑うような欲望の力。

 ──なんて卑猥な嘘発見器なのだろう。

 私だけがおかしいわけじゃない。

 彼らもまた欲望の奴隷なのだ。

「はぁい! おまかせください♡」

 だから私は胸を弾ませながら、とっておきの媚びた笑顔を彼らに向けた。
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