みせたいふたり〜変態美少女痴女大生2人の破滅への幸せな全裸露出〜

冷夏レイ

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8"ラブホテルで暴かれる秘密(伏線回収)

45.お尻ぺんぺん

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(哀香視点)

 ぱぁん!! ぱぁん!! ぱぁん!!



 ラブホテルの一室に、私のお尻が叩かれる音が響いていた。

「あうっ♡……悠莉ぃ、痛いよぉ」

「口答えしないで」

 ばちぃん!!

「ひぅっ♡……ごめんなさいぃ、悠莉ぃ」

 私は、四つん這いで彼女にお尻を叩かれていた。

 屈辱的な体勢に加えられる鮮烈な痛みは、まるで彼女に征服されているようで、必死に湧き上がる気持ちに支配されないよう抗った。

「この変態! 露出狂!!」

「あひぃっ♡ 変態でごめんなさぃ! 裸見せると興奮するんですぅ!」

 ばちぃん!! と、またお尻が叩かれた。

「いたぁい♡」

 何度も何度もお尻を叩かれて、罵倒されて、私は頭が真っ白になりそうだった。

 じんじんとするお尻の痛みと、肉と肉があたる破裂音。叩かれるたびに腰が反りかえる。

 必死に枕にしがみつきながら、悠莉からの攻めに耐えていた。

 ぱぁん!! ぱぁん!! ぱぁん!!

「あひっ♡……ごめんなさい、悠莉ぃ。ゆるしてぇ、すみませぇん!」

 私は何度も何度も謝った。でも彼女はお尻を叩くのを辞めてくれない。

「この露出狂の変態女!」

「ごめんなさぁい♡ 変態ですみませぇん!」

 謝って、言葉で攻められて、叩かれて、それが何度もループするたびに頭がバカになっていく。

 痛みと快楽に支配される頭の中で、冷静な自分が事態の収束を図ろうと困惑していた。


 ──なんでバレたんだろう……。


 私は、自分の『もう一つの性癖』が悠莉に知られていたことに混乱していた。


 ──誰にも言ったことないのに……。


 ひた隠しにしていた私のもう一つの性癖。彼女の前でもおくびにも出したことなかったはずだった。


『お尻を叩かれて、怒られたい……』


 っていう秘めていた願望。

 私は誰にも知られたくない性癖が彼女に把握されていたことに快楽の狭間で恐怖していた。

 悠莉は誰よりも近くで、私の露出を見ていた。

 見られる私を見ていた。

 だから気づいたのだろうか?

 いつ?

「哀香のせいで私までチャラ男にケツ穴見られたんだよ! 謝って!」

「あ、ごめんなさぃ。悠莉のケツ穴ごめんなさぃ♡ お尻叩かないでぇ♡」

 ぱぁん!!ぱぁん!!

「ひぅっ♡……いたいよぉ」

「痛い? じゃあ、やめるね」

「え……?」

 断続的に鳴っていた破裂音が止んで、私のお尻が優しく撫でられた。あんなに暴力的だったのに急に優しくなってしまった。

「どうしたの?」

「え、えっと……」

「もっと叩いてほしかったの?」

「……ち、違うよ」

 あまりの恥ずかしさで素直になれなくて顔が熱くなる。

 ばちぃん!!

「あひぃっ!!♡」

 再び、お尻を叩かれた。優しさと暴虐の緩急に思わず喘いでしまう。

「哀香って本当にどうしようもない変態だよね。変態のくせに素直におねだりもできないの?」

「叩いて……」

「敬語」

「変態の私のお尻を叩いてお仕置きしてくださぁい♡ おねがいしますぅ!!」

 ぱぁん!!

「よく言えました」

 ご褒美に悠莉が私のお尻を叩いてくれた。

「ひぅ♡」

「お礼は?」

「ありがとうございますぅ♡ 私みたいな変態のお尻叩いてくれて、ありがとうございますぅ!!」

「嬉しいの? 変態……」

「はい! 嬉しいです。もっと! もっと! 叩いてくださいぃ♡」

「そんなにケツ振って気持ちいい? ドン引きなんだけど……」

 ベッ! っと私の背中に唾が吐き捨てられた。

 ばちぃん!! と、またお尻を叩かれた。私はその痛みと快楽に酔いしれた。侮蔑するような声色にどうしようもなく興奮する。もっとバカにして欲しかった。

「はぁい♡ 気持ちいいのぉ お尻ぺんぺん気持ちいいですぅ♡」

 私は四つん這いになったまま腰を浮かせて、お尻を高く上げた。そして左右に振っておねだりする。

 嬉しくてたまらなくて、股間からぼだぼだと液が垂れ続けていた。

 今まで誰にも言えなかった。こんな自分。

 全裸を晒して撮影されることなんかより、百倍恥ずかしい。

 誰にも言えなかった私の秘密は暴かれた。

 誰でもいいからずっとこうされたかった……。

 でもバレたのが悠莉でよかったって安堵している自分もいる。

 こんな知性の欠片もない姿……。

 いや、中途半端に知恵があるからいけないのかもしれない。

『哀香ちゃんは真面目だね』

 お父さん、お母さん、学校の先生、近所の人……みんなからそう言われて育ってきた。

 私は真面目だから、優等生でいなきゃいけないと思っていた。

 幸い勉強はできたからいい子を演じるのは簡単だったし、それはそれで楽だった。

 別に不満があったわけじゃない。

 闇落ちするような悲惨な過去があるわけじゃないし、両親は優しくて私達のことをいつも守ってくれる。

 たしかに、お母さんはちょっとだけ厳しくて100点以外を取ってしまうと、反省するまで家の外に閉め出されたり、ご飯抜きになったり、ぶたれたりして罰を受けたこともある。でも、ぜんぶ私が悪い子だったからいけないこと。

 その代わり学年1位になったら欲しいものはなんでも買ってくれた。小学校から高校卒業まで年に2回家族みんなでディズ◯ー・ランドに行くっていうのが私の選んだ報酬。その日はお母さんの機嫌もよくって夢のような国だった。

 地元の友達もいい子ばっかりで仲良し。身の丈に合わない中高一貫の女子校はこのご時世に「ごきげんよう」って挨拶するようなところだった。先輩の上下関係がキツかったけれど、そのおかげで仲間と後輩ちゃんには優しくしようって勉強になった。

 でも大学は地元から離れたところにしようって、高校の時には決めていた。

 あの街の閉塞感がなんとなく嫌だったわけじゃない。そんなこと思ったら怒られちゃうから。

 一人暮らしがしたかった。上京することに文句を言われないように、有名な大学に行けるよう努力して合格できた。

 念願の都心での一人暮らし。

 私は自由を手に入れた。

 ……すこし後悔があるとすれば、妹と両親の関係があまりよくないこと。私が真面目を演じるのが上手かったからなのか、妹はちょっと反発してしまっている。

 いいお姉ちゃんを演じつづけた私をあなたがどう思っていたのか分からないけれど、ちょっと悲しい。

 でもね、『真面目』というレッテルを貼られて、それを演じるのも辛くないわけじゃないんだよ? 

『真面目』って言葉は絶対に褒め言葉じゃないと思う。なんなら侮蔑の言葉だとさえ思うのだ。

 その言葉には、動物の識別タグ以上の価値なんてないんだから。

 だって、よく言うことを聞いて噛みつかないペットは『可愛い』でしょう? 

 自分で判断して、自分の信条に従って行動するペットなんていたら『都合が悪くて、可愛くない』もの。

 だから『真面目』って言葉は都合のいいペットに使う言葉だと思うのだ……。

 私は社会の従順なペットのふりをして、反抗の機会を待っていたのかもしれない。

『真面目』って言葉より『誠実』って言葉を使って欲しかった。

 ……だから、私はこれからこの感情に誠実に生きていく。



「……」

「ちょっと聞いてるの! 返事しなさい!」

 悠莉の声でハッとした。

 私はあまりの気持ちよさにブラックアウトしていたことに気づいた。

 バチィィン!!

  と今までで一番大きい音がラブホテルの部屋に響いた。

「あぅぅ!! いたぁいい!! ごめんなさい♡ ごめんなさい♡ すぐ返事できなくてごめんなさぃ。もうしませんからぁ!」

 私は四つん這いのまま、腰を高く上げてビクビクと震えていた。

「私はあなたのペットですぅ! 露出狂で変態の私を躾てくださぃ! お尻ぺんぺんしてぇ♡」

「このメス犬! 犬みたいにケツ振って、恥ずかしくないの!」

「恥ずかしいわん♡ でも気持ちいいんだわん♡」

 バチィイン!!

「んぁ♡ わん!?」

 ゾクゾクゾクゾクゾクっとアソコが痙攣し始めた。奥底からナニかがせりあがってくる。

「あ♡ きちゃった♡ きちゃった♡ わたしぃイちゃいますぅ!」

「お尻ぺんぺんだけでイくの? 変態!」

「はい! あ、ごめんなさぃ♡ ごめんなさい  私みたいな変態がイっちゃいますぅ!」

 バチィイン!!

「まだ許可してない!」

 バチィイン!! バチィイン!! バチィイン!! 

 ラストスパートをかけるように悠莉は私のお尻を全力で叩いてくれた。彼女の汗と私の汁が飛び散る。

「あぅぅ♡ 無理ですぅ♡ ガマンできませぇぇん!! お先に失礼しまぁぁぁぁぁす!! ん゛ん゛ん゛ あっあっあっああああああああ!!」

 私は『待て』ができなくて、そのままイってしまった。

「あ゛っ♡ あぁ……」

 私はお尻を突き立てたままベッドに倒れ込んだ。脱力感で口から股から身体中の穴から何もかもが漏れ出す気がした。

 アソコがひくひくと嬉しそうに震えている。

 筋肉が緩んでちょろちょろとおしっこが漏れてしまう。

(漏らしちゃってごめんなさいって謝らなきゃ♡ お仕置きしてもらわなきゃ♡)

 でも、言葉が出なくて意識が飛んだ。

 これが私の本性……。

 今まで溜め込んでいたものが溢れてしまった。

 身悶えるような羞恥。彼女にバレてしまった。

 でも、これの何がいけないのだろう? 

 誰だってむき出しの本性を晒して生きているわけじゃない。

 どうやって、うまく折り合いをつけていくかが問題なのだ。

 社会っていうブタ箱で生きていくために誰もが『調教』されているのだから……。

(真面目な私なんて、めちゃめちゃに壊れちゃえばいいんだ。)

 ──あっ。

 悠莉の性癖が少し分かった気がした。


***


 私達がラブホテルに入ってから5時間以上が経過していた。

「あ♡ 乳首きもちいのぉ!もっと! もっとぉ!」

 乳首を摘まんでぐりぐりに弄りまくる。取れちゃうんじゃないかってくらい強く引っ張っても彼女は喜んでくれた。

「あ♡ あ♡  痛いのに、気持ちいいよぉ。痛きもっちいいのお♡」

 その気持ちは痛いほど分かった。私のお尻も彼女に叩かれたせいでヒリヒリしている。

「おねだりしなさい」

「あ、はい♡ 私の乳首、もっといじめてくださいぃ。お願いしますぅ!」

 私は悠莉のお願いを聞いてあげる。めちゃめちゃに乳首を引っ張った。

「あひぃ♡ あ、ありがとうございますぅ!」

 悠莉は嬉しそうにアヘ顔を晒して喜んでいた。

「めちゃめちゃになって欲しい私に、めちゃめちゃにされてる気分はどう?」

「屈辱ですぅぅ! 分かった気になって達観してましたぁ! 分からされちゃいますぅ!」

「謝って」

「んん!! さっきは調子に乗ってお尻を叩いてごめんなさい! 私は乳首ざぁこざぁこ女です!もっと乳首をいじめてください!」

「よくできました」

「あ、すきぃ乳首!好き♡ 好き♡ 哀香のことも好きぃ♡」

 私と悠莉の立場は逆転していた。

 今度は私が彼女をベッドに押し倒して、足で腕を押さえつけて身動きを封じて、乳首をいじめていた。

 ホテルにあった無料のオプションのアイマスクを使って視界も封じている。

「もっとぉ! ……あっ♡ ダメ!きちゃった!  乳首でイっちゃうぅ!」

「勝手な行動しないで。許可を取りなさい」

「あ、すみません! イきます。イきたいです。イってもいいですか?」

「特別に認めます」

 私は悠莉の乳首を思いっきり引っ張った。

「許可、ありがとうございますぅ♡ 乳首でイきますぅぅぅ! ん゛ん゛ん゛ぁぁ!!」

 彼女は絶頂を迎えた。

 彼女の絶頂を私も感じたくて、股を開いて無理やり合体させた。

 締まる肉と温かい液体を感じた。

 ヘナヘナと力なくだらんとする彼女。

 アイマスクを外してあげると、悠莉は快楽に蕩けた表情で余韻に浸っていた。

(かわいい……)

 普段の勝気でクール系サバサバ女子の面影は1ミクロンもなくて、キャラが崩壊していた。

 私にしか見せない下品な顔と、私の前でしか言えない下品なセリフ。

 それを独占できていると思うと優越感が湧き上がる。

「はぁ……はぁ……」

「気持ちよかった?」

「……うん。哀香って攻めるとき先生口調になるときあるよね」

「え、そうかな……?」

「うん。なんか、ちょっと怖いときある」

「嫌だった?」

「ううん。興奮したよ」

 悠莉は恥ずかしそうに顔を背けた。

「もうすぐ朝になっちゃうね……」

 外はもう白んできていた。私達は一晩中プレイを楽しんでいた。

 海から戻ってきた時の険悪なムードはとっくに消え去っていて、むしろ自分たちの本性をぶちまけて、ぶつけあった私達は燃え上ってしまった。

「そろそろ帰る?」

「無理。今、運転したら事故起こす。寝てないし」

「だよね。私もちょっと眠いかも。それにそのお股じゃ無理でしょ」

「え?」

 悠莉の下半身からちょろちょろと液体が漏れていた。

「あ、言ってよ……」

「お漏らししてるよ」

「……今言っても遅い」

「シャワー、一緒に入ろうか。お股綺麗にしてあげるね」

「うん……」

 私達はキスをしながらシャワールームへ向かった。

 シャワーを浴びながら彼女の身体をまさぐっていると、また気持ちが昂ってくる。

「お尻叩いて」「乳首いじめて」

 お互いの言葉が重なってしまった。

 私達はくすくす笑って、キスをして、お互いが望んでいることをやりあった。

「私……やっと哀香と対等になれた気がする。私だけ弱点を把握されててズルかった」

「ごめん。今まで隠してて……お尻ぺんぺんが好きなんて恥ずかしくて言えなかった」

「あんなに他人に全裸を見せつけてよく言うよ」

「悠莉だって、本当は嫌なのに脱いでたんでしょ?」

「うん。最低の屈辱だった」

 目が合ってキスをした。

「「変態」」

 くすくすと笑い合った。

 そして腰を打ちつけ合う。

「「あん♡あん♡あん♡」」

 身体を洗ったばかりなのにお互いを求め合った。彼女の膣の感触を感じながら、自分の肉の形を彼女の膣に覚え込ませるように夢中で押し付けた。

「ああああ♡おん♡うううん♡」

 なにもかもさらけ出した私たちは燃え上がっていた。

 性癖も本性さえもさらけ出せる人に人生で会える確率はどれほどのことなのだろう?

 私は幸せで幸せでたまらなかった。

 願わくば、彼女もそうであって欲しい。自分の性液を彼女に刷り込むように必死で打ちつけた。

 ぐちょぐちょで生暖かい膣の感触と何度も飲み込んだ唾の味。

 擦れあう乳首はどうしようも固くなって、ぶつかり合う。

「あ♡またきちゃった♡ きた♡一緒に!一緒に!」

「私もきちゃった♡ イっちゃう♡ イっちゃう♡」

 バスルームの壁に組み伏せられてガッチリと腿を悠莉に掴まれる。彼女から「絶対に離さない」って意思を感じて嬉しくて嬉しくてたまらない。

「「あああああああああああ♡♡んんんんんんんん♡♡」

 私たちは何度目かの絶頂に達した。もう憶えていない。

 キスしながらベッドに戻ってふたりで天井を見上げた。

 延長が必要な時間までは余裕があるから、少し眠ってから帰路に就くことにした。

「今回の旅行、楽しかったね……」

「うん……また行きたい。哀香と」

「私も悠莉と行きたい」

 がっちりと手を握って約束した。

 やがて彼女がどこにも行かないって安心すると抗えない眠気が襲ってきた。

「おやすみ、哀香」
「おやすみ、悠莉」

 私達は眠りについた。





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