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5"つるつるにしよう!
30.股剃り
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(悠莉視点)
私は藤崎悠莉、今日は友人の綾瀬哀香の付き添いで脱毛サロンに来ている。
哀香は今、施術台で仰向けになっていた。
股間を丸出しの状態で、男から説明を受けている。
「あ、そうだ。レーザーの前にやらなきゃいけないことがあって」
施術師の男が思い出したように哀香に話しかけた。
「なんでしょう?」
「うん、ちょっと毛を剃ってもらいたくて。こちらの説明が不足してたみたいで申し訳ないけど、剃ってからじゃないとレーザー当てられないんだ」
「そうなんですね。……あの、剃るのってお願いできるんですか? あんまりやったことなくって…… 」
「有料になっちゃうんだけどいいかな?」
「はい、お願いします。……よかったやってもらえて」
「じゃあ剃らせてもらうね。道具とか持ってくるからちょっと待ってて」
「分かりました」
「あ、履いてて大丈夫だから」
男は何かに気づいてたようなわざとらしい声をあげた。テーブルに置かれていたショーツを哀香に手渡した。
「ありがとうございます」
さっき脱がされたショーツを哀香は受けとって台の上で履いた。それを男は確認するように、施術室から出ていった。
部屋には私達2人が残された。
「ねえ、悠莉……見てた?」
「うん……」
「恥ずかしかった……」
「なんかおかしくない……? あいつ絶対いやらしい目で見てるって」
「わかんない……脱毛初めてだし。でも、男の人にアソコをあんなに近くで見られて……お尻の穴まで見られちゃったよぅ。えへへ」
哀香は顔を真っ赤にして、もじもじしている。
「嬉しそうだね……変態」
「羨ましい?」
「そ、そんなわけないでしょう!?」
「ごめんね。今回は私だけで……」
「気にしないで! 羨ましくなんてないから」
哀香は申し訳なさそうに謝った。違和感しかない会話に頭がおかしくなりそうだった。
あんな中年オヤジに下半身の全てを晒したというのに、彼女は喜んでいるのだ。
しばらくして男が戻ってきた。
「ごめんね、お待たせ。脱がしていい?」
「はい、大丈夫です」
許可を得た男は哀香のパンツに手をかけて、ゆっくりと脱がしていく。また脱がせるならさっき履かせた意味はあったのだろうか?
再び彼女の恥部が晒された。
「まずはハサミで短くするからね。動かないで」
「はい。……あっ、あの」
「ん、どうしたの?」
「全部剃っちゃうんですよね……」
「うん。そうだよ? 怖い? やっぱりやめる?」
「いえ、違くて。剃る前にお願いがあるんですけど……」
「なに?」
哀香は恥ずかしそうにモジモジしながら、男を見つめた。
──お願いってなに?
突然のことに私も疑問に思っていると、哀香と目が合った。悪戯っぽい笑顔だった。
そして、哀香は男に向かってとんでもないお願いをした。
「あの……写真撮ってもいいですか?」
「写真?」
男は驚いてぽかんとした表情になった。私も驚いた。
「はい、記念に……。剃っちゃって脱毛したらもう戻りませんよね?」
「あー、そういうことか……うん、いいよ。あ、僕が撮ってあげようか?」
男はまた冗談じみて言う。
「え、あ……。お願いしていいですか? すみませんワガママ言って」
「え、いいの?」
男はまた驚いた。
「はい。私、スマホ預けちゃったので……。悠莉……貸して?」
「え……うん」
私はおかしくなっていた。
なぜか素直にポケットに手を伸ばしてスマホを取り出し、素直に男に差し出す。
たぶん私は操られている。そうに違いない。
男も戸惑いを隠しているのが伝わったけど、私からスマホを受け取った。
おそらくこの男も哀香が作り出した雰囲気に操られているのだ。
男はスマホのカメラを起動して、哀香の剥き出しの恥部にレンズを向けた。
「じゃあ……撮るよ?」
「はい……」
カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ
連続でシャッター音が鳴った。
「ごめん、連写しちゃった」
「あ、いえ。大丈夫です」
そして男は哀香の写真を確認して「うん、バッチリ写ってるよ」と言いつつ哀香に画面を見せた。
「はい。ちゃんと写ってます……。ありがとうございます」
「どういたしまして」
男は私にスマホを返した。
返された画面を確認すると彼女のアソコがはっきりと写っていた。
「じゃあ、切るね?」
「はい……」
それから部屋にチョキ、チョキとした音だけが響きはじめた。
哀香の陰毛が男にハサミで切られていく……。
──なんか気まずいな。
私は居心地の悪さを感じていた。
友達が男にアソコの毛を切られている、っていう日常では起こりえない状況。なんとも言えない気分だった。
男は淡々と作業を続けていく。
チョキンと哀香の陰毛を切って、その束を摘んで机の上のトレーに置く。
何度かその作業を繰り返すとトレーには哀香の毛がこんもりと盛られた。
「じゃあ、次は剃るね?」
「はい……」
男は哀香に声をかけてから、ジェルタイプのシェービングクリームを手につけた。
「ちょっと冷んやりするよ」
そして哀香の股にクリームを塗り始めた。
「ひゃんっ♡」
哀香はくすぐったそうに身を捩るのを我慢した。
全体に塗り終わって、男は剃刀を手に取った。
「じゃあいくよ? 動かないで」
「はい、よろしく……お願いします」
哀香の恥丘に鋭い刃があてられて陰毛が刈り取られる。
ジョリ……ジョリ……と剃刀が哀香の恥丘を滑っていく。
男の動作は滑らかで慣れたものだった。
優しく手を添えて皮膚を伸ばす。
一番のデリケートゾーンを決して傷つけないように、慎重に、それでいて素早く。
私はその手際の良さに思わず感心してしまった。ちょっと悔しい。
「はい、終わったよ」
「あ、ツルツル……」
哀香は陰部を撫でながら、その感触を確かめた。
「これも写真に撮る?」
今度は男の方から提案してきた。
「あ、そうですね。すみません……またお願いしていいですか?」
「うん、いいよ」
男はまた私からスマホを受け取るとカメラを起動して写真を撮った。
カシャカシャ……
シャッター音が2回鳴った。
撮れた写真を見ると、そこにはツルツルになった哀香のアソコが鮮明に写っていた。
キュッとしまった割れ目がはっきりと写っている。
「あ、なんだか恥ずかしいですね……」
哀香は、はにかんだ。
「その状態で脱毛することになるけど、大丈夫? 少し残して整えるっていう人も多いけど」
「えっと、どうなんでしょう……? 全部無くすつもりできたんですけど。ちょっと悩んじゃいます……すみません」
「大丈夫だよ。悩むよね」
「悠莉はどう思う?」
「え……?」
哀香は唐突に私に意見を求めた。
「悠莉はちゃんと整えてたよね? どんな感じだっけ」
「あ、そうなんだ」
なぜか……不穏な気配を感じた。
「えっと……私は、その……」
哀香は期待を込めた眼差しで見つめている。
瞬間、私はその意味を理解した。
ゾクリと背筋を何かが走った。
もしかしたら、その空気感が男に伝わってしまったのかもしれない。
「……もしよかったら見せてくれない? 参考になるから」
ニヤリとした男は私に提案した。その顔がどうしようもなくキモくて吐き気がした。度を越した冗談だった。
何を言っているんだろうこの男は? 見せるわけないでしょう!?
哀香みたいな可愛い子の下半身を自由に観察して毛を剃って調子にでも乗ったのだろうか。やっぱりいやらしい気持ちがないなんて嘘に決まってる。
なんで私がこんなオヤジに恥部を見せなければいけない!? キモい! キモい!
こんなやつに哀香は……。
だから。
「……うん。いいよ」
頭のおかしい私は男の提案に同意した。
私は藤崎悠莉、今日は友人の綾瀬哀香の付き添いで脱毛サロンに来ている。
哀香は今、施術台で仰向けになっていた。
股間を丸出しの状態で、男から説明を受けている。
「あ、そうだ。レーザーの前にやらなきゃいけないことがあって」
施術師の男が思い出したように哀香に話しかけた。
「なんでしょう?」
「うん、ちょっと毛を剃ってもらいたくて。こちらの説明が不足してたみたいで申し訳ないけど、剃ってからじゃないとレーザー当てられないんだ」
「そうなんですね。……あの、剃るのってお願いできるんですか? あんまりやったことなくって…… 」
「有料になっちゃうんだけどいいかな?」
「はい、お願いします。……よかったやってもらえて」
「じゃあ剃らせてもらうね。道具とか持ってくるからちょっと待ってて」
「分かりました」
「あ、履いてて大丈夫だから」
男は何かに気づいてたようなわざとらしい声をあげた。テーブルに置かれていたショーツを哀香に手渡した。
「ありがとうございます」
さっき脱がされたショーツを哀香は受けとって台の上で履いた。それを男は確認するように、施術室から出ていった。
部屋には私達2人が残された。
「ねえ、悠莉……見てた?」
「うん……」
「恥ずかしかった……」
「なんかおかしくない……? あいつ絶対いやらしい目で見てるって」
「わかんない……脱毛初めてだし。でも、男の人にアソコをあんなに近くで見られて……お尻の穴まで見られちゃったよぅ。えへへ」
哀香は顔を真っ赤にして、もじもじしている。
「嬉しそうだね……変態」
「羨ましい?」
「そ、そんなわけないでしょう!?」
「ごめんね。今回は私だけで……」
「気にしないで! 羨ましくなんてないから」
哀香は申し訳なさそうに謝った。違和感しかない会話に頭がおかしくなりそうだった。
あんな中年オヤジに下半身の全てを晒したというのに、彼女は喜んでいるのだ。
しばらくして男が戻ってきた。
「ごめんね、お待たせ。脱がしていい?」
「はい、大丈夫です」
許可を得た男は哀香のパンツに手をかけて、ゆっくりと脱がしていく。また脱がせるならさっき履かせた意味はあったのだろうか?
再び彼女の恥部が晒された。
「まずはハサミで短くするからね。動かないで」
「はい。……あっ、あの」
「ん、どうしたの?」
「全部剃っちゃうんですよね……」
「うん。そうだよ? 怖い? やっぱりやめる?」
「いえ、違くて。剃る前にお願いがあるんですけど……」
「なに?」
哀香は恥ずかしそうにモジモジしながら、男を見つめた。
──お願いってなに?
突然のことに私も疑問に思っていると、哀香と目が合った。悪戯っぽい笑顔だった。
そして、哀香は男に向かってとんでもないお願いをした。
「あの……写真撮ってもいいですか?」
「写真?」
男は驚いてぽかんとした表情になった。私も驚いた。
「はい、記念に……。剃っちゃって脱毛したらもう戻りませんよね?」
「あー、そういうことか……うん、いいよ。あ、僕が撮ってあげようか?」
男はまた冗談じみて言う。
「え、あ……。お願いしていいですか? すみませんワガママ言って」
「え、いいの?」
男はまた驚いた。
「はい。私、スマホ預けちゃったので……。悠莉……貸して?」
「え……うん」
私はおかしくなっていた。
なぜか素直にポケットに手を伸ばしてスマホを取り出し、素直に男に差し出す。
たぶん私は操られている。そうに違いない。
男も戸惑いを隠しているのが伝わったけど、私からスマホを受け取った。
おそらくこの男も哀香が作り出した雰囲気に操られているのだ。
男はスマホのカメラを起動して、哀香の剥き出しの恥部にレンズを向けた。
「じゃあ……撮るよ?」
「はい……」
カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ
連続でシャッター音が鳴った。
「ごめん、連写しちゃった」
「あ、いえ。大丈夫です」
そして男は哀香の写真を確認して「うん、バッチリ写ってるよ」と言いつつ哀香に画面を見せた。
「はい。ちゃんと写ってます……。ありがとうございます」
「どういたしまして」
男は私にスマホを返した。
返された画面を確認すると彼女のアソコがはっきりと写っていた。
「じゃあ、切るね?」
「はい……」
それから部屋にチョキ、チョキとした音だけが響きはじめた。
哀香の陰毛が男にハサミで切られていく……。
──なんか気まずいな。
私は居心地の悪さを感じていた。
友達が男にアソコの毛を切られている、っていう日常では起こりえない状況。なんとも言えない気分だった。
男は淡々と作業を続けていく。
チョキンと哀香の陰毛を切って、その束を摘んで机の上のトレーに置く。
何度かその作業を繰り返すとトレーには哀香の毛がこんもりと盛られた。
「じゃあ、次は剃るね?」
「はい……」
男は哀香に声をかけてから、ジェルタイプのシェービングクリームを手につけた。
「ちょっと冷んやりするよ」
そして哀香の股にクリームを塗り始めた。
「ひゃんっ♡」
哀香はくすぐったそうに身を捩るのを我慢した。
全体に塗り終わって、男は剃刀を手に取った。
「じゃあいくよ? 動かないで」
「はい、よろしく……お願いします」
哀香の恥丘に鋭い刃があてられて陰毛が刈り取られる。
ジョリ……ジョリ……と剃刀が哀香の恥丘を滑っていく。
男の動作は滑らかで慣れたものだった。
優しく手を添えて皮膚を伸ばす。
一番のデリケートゾーンを決して傷つけないように、慎重に、それでいて素早く。
私はその手際の良さに思わず感心してしまった。ちょっと悔しい。
「はい、終わったよ」
「あ、ツルツル……」
哀香は陰部を撫でながら、その感触を確かめた。
「これも写真に撮る?」
今度は男の方から提案してきた。
「あ、そうですね。すみません……またお願いしていいですか?」
「うん、いいよ」
男はまた私からスマホを受け取るとカメラを起動して写真を撮った。
カシャカシャ……
シャッター音が2回鳴った。
撮れた写真を見ると、そこにはツルツルになった哀香のアソコが鮮明に写っていた。
キュッとしまった割れ目がはっきりと写っている。
「あ、なんだか恥ずかしいですね……」
哀香は、はにかんだ。
「その状態で脱毛することになるけど、大丈夫? 少し残して整えるっていう人も多いけど」
「えっと、どうなんでしょう……? 全部無くすつもりできたんですけど。ちょっと悩んじゃいます……すみません」
「大丈夫だよ。悩むよね」
「悠莉はどう思う?」
「え……?」
哀香は唐突に私に意見を求めた。
「悠莉はちゃんと整えてたよね? どんな感じだっけ」
「あ、そうなんだ」
なぜか……不穏な気配を感じた。
「えっと……私は、その……」
哀香は期待を込めた眼差しで見つめている。
瞬間、私はその意味を理解した。
ゾクリと背筋を何かが走った。
もしかしたら、その空気感が男に伝わってしまったのかもしれない。
「……もしよかったら見せてくれない? 参考になるから」
ニヤリとした男は私に提案した。その顔がどうしようもなくキモくて吐き気がした。度を越した冗談だった。
何を言っているんだろうこの男は? 見せるわけないでしょう!?
哀香みたいな可愛い子の下半身を自由に観察して毛を剃って調子にでも乗ったのだろうか。やっぱりいやらしい気持ちがないなんて嘘に決まってる。
なんで私がこんなオヤジに恥部を見せなければいけない!? キモい! キモい!
こんなやつに哀香は……。
だから。
「……うん。いいよ」
頭のおかしい私は男の提案に同意した。
1
お読みいただき、ありがとうございます!少しでもエッチだと思っていただけましたら、お気に入り&感想などよろしくお願いいたします!
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