みせたいふたり〜変態美少女痴女大生2人の破滅への幸せな全裸露出〜

冷夏レイ

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5"つるつるにしよう!

28.脱毛サロン来店

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(悠莉視点)

「ねぇ、一緒に脱毛に行こう?」

 友人の綾瀬哀香がモジモジしながら、上目遣いで私にお願いしてきた。

「えー。私は別に脱毛はいいんだけどなぁ」

「そんなこと言わないで、お願い!」

 彼女は私に必死に頼み込んでくる。

 哀香と仲良くなって改めて思うけど、彼女は時々すごく大胆になるのに、些細なことで恥ずかしがる。

 今回は後者のパターンだ。他人に裸を見せるのは躊躇いないのに、どうでもいいところで人見知りなのだ。

「……一緒に行ってくれないなら、これからの露出活動は1人でやってね」

 哀香はジト目で私を睨んだ。

「は?」

 ──1人であんなこと出来るわけない……。

 彼女がいるから『あんなこと』が出来ていた。私は1人でどこにでも行けるタイプだけど、あれは種類が違う。

 でも、見られたい……。っていう欲望が確かにあって……。

「ッ……わかったよ。でも、一緒に行くだけだよ?」

 あっさりと哀香の脅しに屈してしまった。悔しかったけれど仕方ない。

「やった!ありがとう、悠莉!」

 こうして私たちは一緒に脱毛サロンに行くことになったのだ。

 まぁ、仕方ないかと思って遊びに行く予定を合わせる軽い感じで日程を調整した。

 だから、この時の私達は本当に何かを計画していたわけじゃなかった……はず。


***


 そして3日後。

 私達2人が向かった先は駅前にある店舗だった。なんかの広告とかで聞いたことがありそうな、大手の脱毛チェーン店。

「ねぇ、先に入ってよ……」

 哀香が私の腕に抱きついて、ぐいぐいと押してくる。

 彼女の豊満な胸が押し当てられて、自分のコンプレックスを刺激され内心イラっとした。

「なんでよ……? 脱毛するのは哀香じゃん」

「いや、だって恥ずかしいし……」

 この期に及んで何を言ってるんだ。私は呆れてため息をついた。

「はぁ……わかったから、さっさと入るよ」

「う、うん」

 哀香が不安そうにさらにぎゅっと身体を密着させてくる。

「ねぇ、離れて。誤解されるでしょ?」

「誤解ってなに?」

「いや、だから……」

 最近、やたらと哀香は私にベタベタしてくるようになった。具体的には彼女と同じベッドでオナニーしたあの日から……。

「いいじゃん。私達、親友でしょ?」

「いや、親友でも限度があるでしょ……」

 私が人目を気にする態度を取ると哀香は不機嫌なそぶりを見せてさらに強く抱き着いてきた。胸を押し付けて谷間を見せつけてくる。

「悠莉は、私のこと嫌いなの? 一緒にオナニーした仲だから私が大学で一番の友達でしょ? そうでしょ? え、もしかして私より仲良い人できた? どんな子? 私以外の人ともしてるの? そんなの許さないよ? 裏切ったら許さないからね? 私達、破滅する時は一緒なの忘れないでね? あの動画ばら撒くよ?」

「こっわ! 百合カップルのメンヘラ彼女みたいなムーブしないでっ!」

「私のことあんなにメチャメチャにしておいて、ぐすん」

 哀香は泣いたふりをして、自分の口で「しくしく」と擬音を出している。

「はいはい、わかったから」

 私は彼女の冗談を受け流した。哀香は人見知りだけど、一度仲良くなった人間には距離感を詰めてくるらしい。

「なに、クールぶってるの? あの日、悠莉が私のベッドで気持ちよくなってお漏らししたの忘れてないからね?」

「ちょ!? 今、そんなこと言わなくていいから!」

 駅前は人混みが行き交っていて、誰かに聞かれたらどうしようって慌てて哀香の口を無理やり塞いだ。

「あはは、悠莉が慌ててるー」

「あれは何度も謝ったでしょ!?」

「まさか大学生になっておねしょしたシーツをベランダに干すことになるなんて思わなかったよ」

「うるさい! 黙って! あのことは忘れて! それより、さっさと行くよ!」

 結局、私は彼女に振り回されっぱなしだった。

 私は哀香の手を引っ張って脱毛サロンがあるビルに入って行った。


***


「いらっしゃいませ~」

 店内に入ると受付の女性が挨拶してくれた。私たちは軽く会釈して、脱毛希望である旨を伝える。すると彼女は笑顔で対応してくれて、そのまま席に案内された。

 どうやらカウンセリングをするらしい。

「どのような脱毛を希望されますか?」

「脱毛するのは彼女だけで、私は付き添いなんですけど……」

「大丈夫ですよ。施術室にもご希望でしたら一緒に入っていただけます」

「あ、そうなんですか。……で、どうするの? 哀香?」

 私が彼女を見やると、少し恥ずかしそうに口を開いた。

「えっと……VIOを全部無くしたいんですけど……」

「ハイジニーナですね。最近はやられる方も多いですし、当店では何件もの実例がございますので安心してください」

 ニッコリスマイルで女性は言った。

「は、はい……お願いします……」

 哀香は人見知りを発動させながら、もじもじと頷いていた。

(VIO? ハイジニーナ?ってなんだろう?)

 私は用語の意味が分からなかったけど、哀香は事前に下調べしてきているのだろうし、あとで聞いてみようと思って黙って見守ることにした。

「ではまずお試しで1回脱毛してみますか? 初回無料となっておりますので」

「あ、じゃあ……お願いします」

「ではこちらにお名前をご記入ください」

 哀香が同意書にサインして渡すと、女性スタッフは「少々お待ち下さいね」と言って受付の方に歩いて行った。

「ねぇ、VIOって何?」

「Vがお股のラインで、Iが割れ目の周辺、Oは肛門の周りだって……形がそうでしょ」

「へぇ、略称とかじゃないんだ。じゃあハイジニーナって?」

「……いわゆるパイパンだよ」

「パイパン? ってなに?」

「……だから、お股の毛を全部剃るってこと」

 哀香は恥ずかしそうに顔を背けて答えた。

「え、全部剃っちゃうの? それって恥ずかしくない?」

「悠莉のせいだからね。私は生えてるほうが恥ずかしいの!」

 哀香はぷりぷりと怒り出した。

 先日、際どい水着を試着した時に彼女のはみ毛をからかったことをまだ根に持っているようだ。とはいえ確かにセクシーな水着とか下着を着るならそのほうがいいって聞いたことがある。

「つるつるなんてエッチだね」

 私は哀香に微笑んだ。

「悠莉もお揃いにしよ? 友達でしょ?」

「え、やだ」

 私は即答した。すると哀香はぷくっと頬を膨らませる。

 そんな和気藹々としたやりとりをしていると、先ほどの女性が戻ってきた。準備が整ったのかなと思ったけれど、何やら様子がおかしい。

「お客様。大変申し訳ございません!」

 彼女は申し訳なさそうにペコペコと頭を下げた。

「え、どうしたんですか?」

「大変申し上げにくいことなのですが、只今混み合っておりまして女性のスタッフのスケジュールが空いておりませんでした……」

「あ、そうなんですか」

「予約していただきまして、後日ということでよろしいでしょうか?」

 女性店員は提案してきた。

「……」

 哀香は何か考えているらしく、何も答えなかった。

 だから私が代わりに、

「だって、哀香。仕方ないね、また来よう?」

 店員さんにも聞こえるように促した。

「……」

 でも哀香はなぜか沈黙したまま契約用紙に視線を落としたままだった。

「お客様?」

 女店員が心配そうに声をかける。すると哀香はハッと我に返ったように顔を上げておずおずと口を開いた。

「あの……男の人だったら今すぐ施術できますか?」

 私と女店員はギョッとした。

 哀香がきゅっとワンピースの裾を掴んだ。



「男の人でも大丈夫です……」

 哀香はあらてめて店員に恥ずかしそうに言った。

「た、たしかに男性スタッフでしたら、只今、1人空いております……ですが、デリケートなゾーンですし……。よろしいんですか?」

「はい。かまいません」

 店員さんは困惑した様子で答えると、哀香は急にハキハキと喋り出した。

「えっと、急いでるので。それに……お仕事ですし、いやらしい気持ちなんてないですよね?」

「え?  いえ、はい……もちろんですが……」

「では、その男の人でお願いします」

 哀香がはっきりと答えると、店員は顔を一瞬引き攣らせたけれどすぐに「お待ちください」と言って小走りで消えて行った。

「ちょ、ちょっと!? 」

「えへへ。ごめん、つい」

 哀香はこれから起こることを楽しみにするように、はにかんだ。

 ──変態。

 哀香は今から男にデリケートゾーンを脱毛されるというのだ。それもわざわざ自分から指定して。

 彼女も今日ここに来るまでそんなこと考えもしていないはずだから、流石に計画なんてしてないはず。

 私は内心で彼女のフラッシュアイディアにドン引きしていた。


***


 しばらくすると女店員が戻ってきた。

 準備が整ったらしく私たちに立つように促す。

「こちらです」と案内された先には、小綺麗な施術室、それと男のスタッフがいた。

 男は年齢は40代後半ぐらいだろうか。年不相応の明るい金髪は若作りしている印象を受ける。偏見かもしれないけれど、第一印象は良くない。

 ──この男が哀香のアソコを脱毛するんだ……。

 なんて言ったらいいか分からない気分。

 男は私たちに気づくと営業スマイルを浮かべて、明るくフランクな感じで挨拶をしてきた。

「こんにちはー! よろしくねー!」

 私は馴れ馴れしいなぁと怪訝に思ってペコリともしなかった。

「あ、あの……お願いします」

 哀香は小さく会釈して、世間知らずの女の子みたいにオドオドしながら挨拶する。

 男は私たちのことをジロジロと見た。特に哀香のことは上から下にじっくりと確認するようにゆっくりと。

「いやー珍しいねー。最近は男だと嫌がられて肩身狭かったんだよね。まさか君みたいな若くて可愛い子が来てくれるなんて驚いたよ」

「そ、そうですか。人がいないって聞いて……でも今日、おためししてみたくって……」

「安心してね。僕、慣れてるから。綺麗にしてあげるからね」

「は、はい……よろしくお願いします」

 ペコリと哀香はお辞儀した。

 それから男は私に向かって軽く話しかけてきた。

「えっと? お連れさんかな?」

「あ、うん……。私は付き添いで……」

 男はチラッと一瞥だけして哀香に向き直った。先ほど彼女が書いたアンケート用紙を見ながら語りかける。

「そっか。じゃあ……えっと綾瀬哀香さん。まずは状態を見せてくれるかな?」

「は、はい」

 哀香は施術台におどおどしながら座った。

「じゃあ、ちょっとずらして見せてもらえるかな?」

「……はい」

 哀香がおずおずと服の裾に手をかけた。

 ふるふると力を加えているけど、なかなか脱がない。

「どうしたの? 脱がないと確認できないよ?」

「す、すみません。やっぱりちょっと恥ずかしくて……」

 哀香は顔を真っ赤にして、モジモジする様子を見せた。

 ああ、演技だな……。と私には分かっていた。

「大丈夫だよおじさん慣れてるから。えっちな気持ちなんてないから安心して」

「……すみません。変に意識しちゃって。……男の人にここを見せたことなんてないので」

 哀香は世間知らずな女の子を演じて嘘をついていた。ヌードデッサンの時に見られたし宅配員にも見せたこともある。でも距離は今までで一番近い。

「そうなの? 大丈夫、仕事だからね」

「で、ですよね……いやらしい気持ちなんてないですよね……」

「もちろんだよ。はは。なら僕が脱がしてあげようか?」

「え、あっ……じゃあ、お願いします。脱がしてください……」

「え? いいの?」

 男は意外な顔で驚いた。セクハラ気味の冗談のつもりだったのだろう。

「はい、お願いします。すみません。自分で脱ぐの恥ずかしくって……お手数かけます……」

 両手で目を隠して身体を委ねた。裾から手を離してチラチラと伺っている。それは自分のパンツを下ろしてもいいと許可を与えたに等しい行為だった。

「……じゃあ……失礼するよ?」

 一瞬驚きで沈黙した男の口元がニヤリと歪んだのを私は見逃さなかった。

 男はゆっくりと手を伸ばした。そしてワンピースの中に両手を入れて、何かを掴んだ。そして少しずつ下にずらしていく。

 可愛くて頭のいい哀香のパンツが中年男に脱がされていく。それがとても異常で、非現実的な光景に思えた。

 私をそれをただ見ていた。

 ──うわ……。

 私は心の中でドン引きした。男は明らかに楽しんでいた。

 哀香も恥ずかしそうに両手で顔を覆うような仕草を見せているけれど、口元がニヤけていた。

 茶番だった。

 ゆっくりと男の手が動く。一気に降ろしてしまえばいいのに、焦らすようにゆっくりとゆっくりと。

「脱げたよ」

「あ、ありがとうございます。すみませんわざわざ脱がしてもらちゃって……」

 自分のパンツを脱がした相手に哀香はお礼を言った。

「じゃあお股の毛を確認させてくれるかな?」

「はい……み、見せます」

 哀香はおずおずとワンピースの裾を捲り上げて、控えめに毛を見せた。

「あの、こんな状態です……」

 ニヤリと笑った男が毛の確認を始めた。

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