みせたいふたり〜変態美少女痴女大生2人の破滅への幸せな全裸露出〜

冷夏レイ

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2”進んではいけない破滅への道

11.変態の共犯者

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(悠莉視点)

「なっ……撮ってたの!?」

 私は驚愕した。

 画面には全裸で股を開いてオナニーする私の姿が映っていたのだ。

 自分の恥ずかしすぎる痴態が記録されていたなんて信じられない。

 部屋に音が鳴り響く。音量MAX。

『ああ!あん、んんんん♡』



 やがて動画の私が反り返った。イク瞬間もしっかり録画されていた。

『んんんんんんんんん!!……んっ♡ あはぁん♡』

絶頂に達した私の顔はぽうっと火照っていて、満足そうで幸せそうだった。それから力なくだらりとする私の口は半開きで、よだれが垂れている。

『……えっ!?』

 画面の私がハッとした。そこで動画は終わっていた。

「け、消して!」

 気づいた時には哀香に飛びかかっていた。私達はベッドで揉み合いになる。哀香は冗談っぽく、クスクスと笑ってバタバタと抵抗する。

「だめー。私の宝物なんだから」

「ふざけないで! 消しなさい!」

「やだ! やだ! これは、『私はこの世界で一人じゃない。』って証明なんだからっ」

「何言ってんの!?」

 私は必死に哀香に組み付いて、どうにかしてスマホを奪い取ろうとした。

『ああ!あん、んんんん♡』

 また部屋に再び喘ぎ声が鳴り響いた。動画はループ再生されていて、何度も何度も私の痴態が鳴り響く。

「いやぁぁ!!」

 あまりにも恥ずかしすぎて、悲鳴を上げてスマホを奪い取ろうとする。

 なのに、なかなか奪えなくて、恥ずかしくて、情けなくて涙目になってきた。

「お願いだから、消してよぉ」

 哀香の胸に顔を埋めて、半泣きで懇願した。

 あんな映像が残されているなんてあまりにも恥ずかしすぎた。

「じゃあ、認めて」

 哀香が私の耳元で囁いた。

「ぐすっ……認めるって何を?」

「自分が露出狂の変態だってこと」

 彼女は、とんでもないことを口にした。

「違うっ!」

 私は即座に否定した。

「違わない」

「ち、違うもんっ」

「見られて興奮したんでしょ? もっと見てもらいたかったんじゃないの?」

「違う、違う!」

「私は悠莉と同じだよ。一緒に裸になった時、すごく気持ち良かった。ゾクゾクした。悠莉も同じでしょ?」

「私は、あの時は仕方なく……」

「仕方なく? 本当に?」

「……」

「嘘つき」

 私が沈黙すると哀香がニヤリとする。

 まるで心を見透かされているような気がした。

 でも、それを否定しようとする別な意思もある。不思議な違和感。でも……いまさら誤魔化しなんて意味ないことなのかもしれない。

 トイレで我慢できずに自慰行為をしている一部始終を見られたばかりか、そのあと2人で一緒にヌードモデルになったのだ。

 もしかしたら私も裸を見られるのが好きなのかもしれない。

 でも、あまりにも恥ずかしくて口に出せなかった。

「じゃあ、もう見られなくていい? あんなことはもう二度と経験したくない?」

 哀香が意地悪そうに聞いてくる。

「……」

 即座に否定出来ない自分が怖かった。

 そして彼女は、核心をつく。

「私はまた見られたい。いっぱい見て欲しい。私の裸を見て興奮して欲しい。もっと! もっと!」

「……変態」

「うん。そうだよ?」

 心の底から彼女のことを変態だと思った。私はまだ哀香のように振り切れてないし、自分の中のリミッターが必死にブレーキをかけている。

「ねぇ? 悠莉も裸を見られて興奮するんでしょ?」

「……」

 彼女の問いに、私はコクリと無言で頷いた。

 表面上、認めてしまったのだ。

 顔が熱くて、おそらく真っ赤になっている。

 そんな私を見て哀香は満足そうに微笑んだ。

「だから、これからも2人でしよう?」

「……え、する? 何を」

「何って、『露出活動』だよ」

「露出……。もしかして私もやるの?」

「当たり前じゃん! だって1人だと色々、危ないこともありそうだし。2人なら……。私達2人なら出来ないことなんてないよ!」

 哀香は謎の爽やかスマイルで、青春風に言い出した。瞳が怪しく輝いて見えた。まるで新しいことにチャレンジするワクワク感でハイテンションのよう。

「……」

 予想外の提案に唖然とした。

「私達は共犯者、一緒に気持ちよくなろうよ。お互いに協力するの」

「協力……」

「うん! これから一緒にいろんな人に見てもらおうね!」

 哀香は無邪気な子供のように微笑んでいた。

「……」

 それはインモラルな誘いだった。決して進んではいけない道がそこにあるのが分かる。

 いつ崩れてもおかしくない戻れない道だ。

 もしバレたら? 破滅?

 きっと、堕ちてしまう。

 今まで私が積み重ねてきた信頼とか何もかも消えてしまうのだろう。親とか友達にどんな顔で会えばいいのかわからなくなるし、学校にだっていられなくなる。

 理性では分かっている。

 否定しなきゃだめだ。殴ってでも道を踏み外そうとしている彼女を止めなければ行けない。

 これ以上、進んではいけない。

 あんな恥ずかしいこと……。

 裸なんて見られたくない!

 そう思った時、中年のオヤジたちが哀香の裸を舐め回すように見る映像が浮かんだ。

 気持ち悪い! 気持ち悪い! キモい! キモい! 死ね!死ね!

 だから私は、哀香を見据えて言葉を放った。

「……次は、どうやって見てもらう?」

 たぶん、私は下品な笑みを浮かべている。

 気づけば右手がショーツの中に潜り込んでいた。

 きゅん♡ と私の股間も同意した。

 おそらく、すでに私は堕ちてしまっていたのだろう。

 ──また見られたい……。

 恥ずかしくてとても口には出せないけど、認めなくちゃいけない。

 たぶん、私も変態なのだ。

 でも、変態は2人いる。

 これが幸運だったのか不幸だったのかはまだ分からないけど、今は快楽に身を委ねてみようと思えた。

 なにより私は誰にも言えない秘密を哀香と共有できることが嬉しかった。

 たとえそれが『露出性癖』っていうとんでもない秘密だとしても彼女がいればそれでいいと思えた。

 ──私が哀香を見ていよう。

 私は決意した。

 その日から私達の計画が始まった。
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