みせたいふたり〜変態美少女痴女大生2人の破滅への幸せな全裸露出〜

冷夏レイ

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1”恥辱のヌードモデル

02.屈辱の脱衣

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 今から私は男性の前で服を脱ぐ。

 想像していたのは綺麗な服を着た結婚式のブライダルモデルだった。純白でフリフリのドレス。しかし、現実は全裸のヌードモデル。

 目の前には、さっき会ったばかりで名前も知らない年上の男性がいる。睨んでいる。

「嫌ならいいよ。後で文句言われても困るし」

「いえ、やらせて下さい。ご迷惑をおかけしたくありませんので……」

 私は頭を下げて懇願した。

 ──な、なんで自分からお願いしてるんだろう?

 混乱状態でぐるぐるだった。混乱状態。

「いいの? 全部脱いでもらうけど。ニプレスとか前貼りとか準備してないよ?」

「は、はい。分かってます……」

「理解してるならよかった。脱ぎたいなら早く脱いで。ほら早く」

 私が決死の覚悟で放った言葉を、男性は当然だと言わんばかりに受け止めて、急かしてきた。

 ──脱ぎたいわけないでしょ?

「はい……ありがとうございます」

 なのに逃げ場は自分で塞いでしまった。

 なし崩し的に決まったヌードモデル。数十分前には想像もしてなかった。

 な、なんでこんな事に……。今からでも逆ギレってやつをして逃げ出そうかな……? でも、そんな経験ないし、怒られるのは嫌だし……迷惑をかけて謝るのも嫌。

 真面目を装う自分が嫌になった。

 頭の中はごちゃごちゃ。

 とりあえず一人で冷静になって考える時間が欲しい、そう思った。
 
「あ、あの……?」

「早くして」

「えっ」

「脱げないなら今すぐ帰って」

 彼は腕を組んで目の前に立っていた。この場から動くつもりはないみたい。

 ──な、なんで見てるの!?

 私が本当に服が脱げるのか見張るつもりなのだろうか。

 たしかに、1人残された私があっさり服を脱げる保証なんてない。ぐだぐだと葛藤して時間を浪費するかもしれない。現に「やっぱりできません」って言葉が私の頭をよぎっていた。

 だから彼は、そんな私を見透かして「今すぐ俺の前で服を脱げ」と態度で要求しているのだ。

「早く」

「……はい」

 彼の無機質な声色で体が硬直した。

 恥ずかしい。消えてしまいたい。逃げ出したい。さまざまな感情が湧き上がって身が震える。

 男性の前で服を脱ぐなんて遠い未来の話だと思っていた。初めてはロマンチックな雰囲気で、幸せなものがよかった。

 それでも私は自分から申し出た手前、後には引けなくなっていた。

 覚悟という名の諦めに侵されていたのだろう。

 ──ぬ、脱げばいいんでしょ?

 逆ギレは自分の心の中でしかできなかった。

「ぬ、脱ぎます……」

 宣言した事で運命は確定した。

 手始めにもたもたとソックスを脱いだ。これは簡単、問題はこれから先……。

 震える手でブラウスに手をかけボタンを一つ一つ外していく、前が開いて胸の谷間と白いブラジャーが露わになり、そっと上着を肩から外した。スカートの留め具を外すてバサリと床に落とすと、白いショーツを晒してしまった。

 私は彼の前で下着姿になった。

 たまたま履いていたお気に入りの上下セットだった。

 ──見せるために履いてきたんじゃないのに……。

 私は一体なにをしているんだろう? 不安だった都会での一人暮らし、お父さんの不安は正解だった。都会って怖い。全部都会のせい。

 なんとか下着姿まではこれた。ここから先は……どうしよう? どうするの?

 現実感が襲ってきた。

 なんで私はこの人の前で服を脱いでいるんだろう? 顔が熱い。

 ブラとショーツだけの姿で男性の前に立っているこの状態でも恥ずかしすぎる。

 もしかしたらこの時点までは、下着姿になったら許してくれるかも? なんて淡い期待を持っていたのかもしれない。だから許しを乞うために彼を見たのに、その目線は容赦なく私の膨らみに向いていた。

 早くしろ、と言わんばかりに組んだ腕を指でトントンと叩く。

 ──嘘……本当に? 許して……。

「あの……」

「ん?」

 ギロッと目が合って睨まれた。

「な、なんでもありません……」

 私はビクッと威圧されて、もうどこにも逃げ場なんてない事を理解した。

 半泣きで震える手を背中に手を回して、ブラジャーのホックをカチャカチャとする。

「……っ」

 手間取った末に、ホックが外れてしまった。

 だらんとなったブラを時間を稼ぐように、もたもたと少しずつ動かす。

 ──嫌だ、見られたくない……。

 心の中で必死に抵抗した。

 なのに、ブラジャーは手から滑り落ちた。



「あっ……」

 その途端、支えを失った乳房がぷるんと生の姿をさらけ出した。呆気なく剥き出しになる桃色の輪郭とぷっくらとした突起。

 男性の視線が明らかに私の乳首へと向かった。

 ──あ、見られちゃった……。こんなにあっさり……。

 羞恥と恐怖が入り混じる不思議な感覚に襲われた。異性に見せたことのない恥ずかしい部分を好きでもないさっき初めて会った人に晒してしまったのだ。

 心臓が激しく鼓動して爆発しそう。

 そそくさと乳首を覆い、沸騰しそうな気持ちを隠してブラを拾いカゴに入れた。

 無言の視線を感じる。

 ──なにか言ってよ……。

 慰めが欲しかった。

「……」

 男性は無言だったけれど、視線がチラッと動いた。

 その意味を私は即座に察してしまった。

「し、下もですよね……?」

「はい」

 懇願を込めた確認を男性は当たり前の様に否定した。

 ──そっか、ココも見られちゃうんだ。

 この薄い布の下には一番恥ずかしくて、絶対に他人に見せたくない部分が隠されている。同性同士でのお風呂でさえ恥ずかしい私なのに、今からこの人の前でショーツを下さなければならない。

 ──これは仕事。これは仕事。これは仕事なんだ!

 嫌で嫌で仕方ない。必死に心の中で言い訳して自分を騙そうとした。

 前屈みになって最後の防衛線であるショーツに手をかけたとき、私のアソコがキュッと口を閉める。そんな、虚しい最後の抵抗を無視して力を加えた。

 布が動き出す。

「……っ」

 現実逃避するため目を瞑った。なのに現実は都合よく変わりはしない。

 やがて容赦なく布は取り返しのつかない場所まで進み続け、お尻が露わになり恥ずかしい毛が姿を表した。思わず手がとまる。

 前屈みのまま丸出しの乳房が小さく震えた。両手でショーツを下ろしているから乳首も隠せない。早く脱がなきゃって気持ちと、焦る気持ちでわけがわからない。慌てて転んだりしたら最悪だ。混乱した私は、半脱ぎの状態で静止してしまった。

 ──ダメ、この姿勢の方が恥ずかしい!

「くっ!!」

 気持ちを奮い立たせて、一思いに下げた。



 無惨にも一番恥ずかしい部分が晒されて、空調の風が私の陰毛を優しく撫でた。

 ──ぬ、脱いじゃった……。

 やるせなく思った。泣き出しそうな気持ちをぐっと堪えた。ショーツを足から引き抜いて、籠に入れたとき私は正真正銘の全裸となった。

「脱ぎました……」

 私は消え入りそうな声で報告した。

 服を着た彼と全裸の私では、立場の優位性は明らかだった。私はモジモジと身体を縮こませて、胸と秘所を覆う。恥ずかしすぎた。

 なのに彼は満足しなかった。

「隠さないでください」

 ためらいもなく私に残酷な言葉が放たれた。

「えっ」

「早くして」

「……はい」

 もはや従うしかなかった。震えながら乳房と恥部から手を離して、身体測定でするみたいな、気をつけの姿勢をとった。

 全てが晒されているのに我慢しなけれいけない。隠すことは許されない。自分の権利さえ彼に明け渡してしまった。そんな、どうしようもない敗北感に染まった。

「ふーん」

 値踏みする男性の視線が上下に動いた。

 剥き出しの乳房に、乳首に、恥丘に、陰毛に、割れ目に、視線が突き刺さる。

 ──見られちゃってる! 全部っ!!

 反射的に隠してしまわないために、ギュッと太ももを握った。屈辱に身体を振るわせると、胸まで震えてしまって死ぬほど恥ずかしい。

「後ろ向いて」

「え……?」

「尻も見せて。早く!」

「は、はい!」

 語気に気圧されて言われるがまま背を向けた。



 彼に向けた生のお尻。確かに感じる視線。

「もういいよ、こっち向いて」

「……」

 言いなりになって向き直る正面。乳首とアソコに再び視線が突き刺さる。

「何カップ?」

「……Fです」

 彼は、生乳の私に聞いた。

 膨らみ始めたときからコンプレックスだった自分の胸。谷間を見せるのだって嫌だったのに……。

「大きいのに左右のバランスが崩れてないのはいいね。乳首もちゃんと上を向いてるし。乳輪は大きめ。色は薄めのピンク。個人的に好きなおっぱいだ。彫刻にしたい。86点」

「っ!?」

 彼は私の胸をレビューした。突如、饒舌になって驚いてしまう。

 何か言って欲しかったけど、こんな言葉なら何も言って欲しくはなかった。

 凝視される乳房と乳首。あまりの恥辱に唇を噛み締めた。なのにまだ私への辱めは終わらなくて、彼の視線は下に向いた。

「下の毛は普段から整えてないの?」

「あ、あんまり……。見せるなんて思ってなかったので……」

 毛が生え始めてからは家族にだって見せなかった場所。そこを彼は無遠慮に凝視する。

「剛毛気味だからちゃんとした方がいいよ」

「えっ…… そう……なんですか……?」

「うん。品がない」

「す、すみません……気をつけます……」

 恥ずかしすぎる質疑応答で知った衝撃の事実。

 ──私って剛毛なんだ……。

 アソコの毛を他人と比べる経験なんて、なかったから分からなかった。よりにもよって男性に指摘されるなんて……。屈辱的だった。

「生理は大丈夫? 何も入ってない?」

「……今日は大丈夫な日です」

 その後も、彼は私の全裸を鑑賞した。ただ早く終わって欲しかった。

「じゃあ、行こうか。皆さんお待ちだから」

「あ……はい」

 ようやく値踏みは終わった。

 何もなかったとでもいいだけに、彼は事務的な口調で告げた。そのまま振り返った背中が「来い」と語っていたから私は逆らわずに従った。

 全裸で歩くアトリエの廊下。ガヤガヤとする部屋が近づいてきた。

 今から私は大勢の人に裸を晒す……。なにもかも。
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